ヘルベルト・ケーゲル「シューベルト スターバト・マーテルD383」若きシューベルト瑞々しい歌 | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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ブックオフで見つけたCDを聴いています。

 

ヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送合唱団、ライプツィヒ放送交響楽団による「シューベルト ミサ曲第2番D167/スターバト・マーテルD383」

 

先日サヴァリッシュのミサ曲第2番の演奏を聴きましたので、今日はまず「スターバト・マーテル」から聴き始めました。

 

 

シューベルトは「スターバト・マーテル」を2曲作曲しています。18歳の時に書かれたト短調とその約1年後に完成したヘ短調。今日聴いたのはそのヘ短調の方です。

 

「スターバト・マーテル(ラテン語: Stabat Mater、「悲しみの聖母」「聖母哀傷」)は、13世紀のフランシスコ会で生まれたカトリック教会の聖歌の1つである。ヤコポーネ・ダ・トーディ (Jacopone da Todi) の作とされる。題名は、最初の1行(Stabat mater dolorosa、悲しみの聖母は立ちぬ)からとられている。」(Wikipedia スターバト・マーテル より)

中世・ルネサンスの時代から多くの音楽家がすぐれた曲を遺しています。

通常はラテン語の歌詞に作曲される場合がほとんどなのですが、シューベルトはドイツの詩人・神学者フリードリッヒ・ごっとリープ・クロップシュトックという人のドイツ語訳スターバト・マーテルを使用しているようです。

 

まだ10代の時の作品、シューベルトが作曲家を志した初期の曲ですが、旋律は魅力的ですし完成度も高い曲だと思います。

とても瑞々しい歌を聴くことができます。

 

ヘルベルト・ケーゲルというとその悲劇的な最後もあり、「狂気の」とか「孤高の」と言った形容詞で語られることが多い指揮者のようですし、ベートーヴェンの交響曲全集などを聴くとその厳しすぎる音楽作りに息がつまりそうな気分になる演奏もあったりしますが、合唱を伴った音楽では歌心あふれた素晴らしい録音をたくさん遺してくれています。モーツァルトの(何故か演奏機会の多いレクイエムとハ短調ミサを除く)ほぼ全てのミサ曲を録音していますし、それらはどれも魅力的な演奏でした。それだけにこのシューベルトの曲のCDを見つけた時は、ちょっとした驚きと喜び、という感じでした。

 

演奏は期待に違わぬ好演でした。ライプツィヒ放送合唱団の見事なアンサンブルと伸びやかな声。そしてケーゲルも瑞々しいシューベルトの歌を気持ちよく演奏しているようです。ケーゲルという人は元々合唱指揮者がスタートだったとのことで、たぶん合唱が得意、と言うか本当に好きだったのだと思います。

 

シューベルトの「スターバト・マーテル D383」、曲も魅力的でしたし演奏は最高。今日はこれだけでも充分満足です(笑)

 

 

 

シューベルト スターバト・マーテル

 

 

 

昨日更新された第三章 第65話。

 

 

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