久々に画像を使って勉強していきます。


Jリーグ最終節の川崎F V.S. 横浜F.Mから。

川崎リードで迎えた後半39分。


画像右下。

ルーズボールを、双方の選手が追いかけます。



川崎の選手が一歩早くボールに触れたものの、

そこへ横浜の選手が交錯。

これはラフプレーです!

ファウルの笛が鳴りましたが、

この時点で主審の西村さんは、画面左端にいます。



既に警告用のイエローカードを左手に持ち、争点にダッシュする西村氏。

ファウルを受けた、川崎の23番はうずくまっています。



おや、西村さん走りながら、右手にカードを持ち替えました!



ファウルに怒った稲本選手が、横浜13番に近づいて来ました!!

争いの予感・・・・


西村さん左手で、怒る稲本を制止!

それでカードを持ち替えたんですね。



稲本とレナトを両手でセーブ!



少し落ち着いたところで、横浜13番に警告を出します。


はい、このように審判は争いの芽を感じ取り、即座に対応しないといけないのですね。

体を張って選手の安全を確保しなければなりません。


選手が体を張るのは当たり前ですが、

審判をやっているみなさんは、体を張れていますか?



ちなみにぼくは、選手やってる時「体張れ!」ってよく言われてます。

当たり前が出来てない~(汗)

はい、試合の60分や90分前に行われる、マッチコーディネーションミーティング。

試合時間や交代選手などの試合要項の確認、ユニフォームの色決め、試合関係者の顔合わせ等の目的で行われます。



マッチコーディネーションミーティングには、マッチコミッショナー、対戦チームの代表者、それに審判団が参加します。


だいたい対戦するチーム同士の自己紹介の後に審判団の自己紹介になりますね。

主審、副審2名、そして4thの順に名乗ります。




■問い1

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主審 「レフェリーを務めます、姉小路です。」

副審「○○を務めます、山本です。」

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はい、ここで質問。


あなたが上記の副審だった場合、何と言っているでしょうか?


考えてみてください。




考えました?



選択肢としては以下3つでしょう。

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①「副審を務めます、山本です。」


②「アシスタントレフェリーを務めます、山本です。」


③「A1を務めます、山本です。」


※A1=2名居る副審のうち、試合時ベンチ側に位置する副審のこと。

ベンチ前の監督の怒声にさらされるため、副審2名のうち、より経験、実力がある審判が務める。

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別に正解はありません。


ただ、よりベターな選択肢はあると思います。


考えてみましょう。



僕的な回答のベストは

③「A1を務めます、山本です。」

ですね。



次に良いと思うのが

②「アシスタントレフェリーを務めます、山本です。」



最後に

①「副審を務めます、山本です。」

でしょうか。



以下、考察していきます。



まず主審は

「レフェリーを務めます、姉小路です。」

と名乗っています。



英語ですね。

よって、この後に「副審を務めます・・・・」

と日本語で言うのは、流れ的にあまりよくない気がします。


てなことで、英語の”アシスタントレフェリー”、または英語的な”A1”の方が良いでしょう。


ではこの2つ、アシスタントレフェリー、またはA1ではどちらが良いでしょうか?



アシスタントレフェリーは正式名称なので、これにしようかと思いきや・・・・

ちょっと文字数が多いし、言いにくい。


発音すると”レフェリー”より2.5倍も長い。

レフェリーより目立って、かつ時間も取ってしまうのは、おこがましい気がします。


よって、A1の方が良いかと。



はい、では状況が変わって、問い2にいきます。





■問い2


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主審 「主審を務めます、姉小路です。」

副審「○○を務めます、山本です。」

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問い1は主審が”レフェリーと名乗りましたが、今回は”主審”と名乗りました。

このとき、副審はどう言うのが良いでしょうか?



問い1を踏まえれば、まあ簡単でしょう。


「副審を務めます、山本です。」

が良いでしょうね。




■問い3


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主審 「主審を務めます、姉小路です。」

副審「A1を務めます、山本です。」

副審「○○を務めます、鈴木です。」

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これはどうでしょうか?


主審は日本語、副審は英語的に来ましたよ~。

選択肢は”副審”とA2”ですがどちらにしたものか・・・・



ちなみにA2を貴方として、レフェリーとA1,A2を会社の人間関係に例えると以下のようになります。


レフェリー=上司

A1=先輩社員

A2=あなた



この問い3では、上司に倣うか、先輩社員に倣うかで難しい問題です。


”副審”と言うべきか、A2”と言うべきか。



はい、これはA2というべきでしょうね。


同じ副審がA1と言っているので、それに倣った方が、流れ的にスムーズで、違和感がありません。




てなことで、今回はマッチコーディネーションミーティング時の、名乗り方について考察してみました。

判定には全く影響が無いですし、かなりどうでもいい記事かもって思いますが、このような小さな事象について深く考えてみるのも、おもしろいかなと。


ではでは☆

我々審判員は、過酷な状況下でも、日々審判道に精進しております☆


てなことで昨日は自衛隊のサッカー大会へ。

気温5度の雨の中、2試合副審しましたが、めちゃめちゃ寒かった~!!


いや、寒いというより、雨が打ち付けて、刺すように冷たかった!!

この過酷さは、ほんと想像以上でしたよ。


でもそんな大変だったことも、ちゃっかり記事にしたてて、経験を有効利用するのです~☆

というかそもそも、割り当てをいただけるだけでありがたいですからね。


てなことで、今回は夏と冬、双方の季節の一番過酷な割り当て状況を考えてみましょう☆

地域は福岡県で、現実に下記のような割り当て可能性がある状況で想定しています。


【夏場】


■役割

”主審”


はい、めちゃ走りますからね☆



■服装

”審判着黒(上下黒、ソックス黒、、靴黒)”


まあ審判する時は99%黒服ですからね。

1回だけかな、FAR割り当てで黒以外を着たのは。


黒は、もろに太陽光を吸収します!!

体感温度ヤバイですよ!!

審判も選手みたいに白いユニフォームとか着たい!!



■天候

”雲ひとつ無い晴天

 風無し”


はい、太陽光燦々と降り注ぎます。

そして風が来ないから熱い熱い。



■グラウンド

”人工芝”


いや~、人工芝は熱を持ちますからね。

足裏からその熱が伝わって来て、熱いの何のって。



■試合時間

”90分ゲーム” 


いや~90分は長いですよ!



では、以上をまとめてみます。


【真夏】------------------


主審担当

×
審判着黒

×

快晴で無風

×

人工芝

×

90分ゲーム


=暑くてバリきつい!!


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はい、次は冬で考えてみますよ~☆


■役割

”副審”


副審の方が、動かない分、寒さがこたえますからね。



■天候

”雨かつ強風”


雪の方がむしろいいです。

雨だと、濡れてしまいますからね。

なお、この記事ではあくまで福岡県内を想定していますので、

雪国の方は、「雪の場合の方が過酷だ~!」と怒らないで下さいね。


そして風があると、寒さがより増しますね!



■グラウンド

”天然芝”

副審がいつも走るところはだいたい芝が無くて、すでに土だけです。

そしてそこに水溜りが出来るので、水溜りに入ると、足先から冷えてきますよ~!



■割り当て

70分ゲーム×2本


12月~2月はプリンスリーグや大学リーグも行われていないので、

現実に90分×2本の副審は想定しがたいです。

よって、70分×2本が現実的ラインかなと。


まあ当然、1本よりどうせなら2本副審有ったほうが、金銭的にも助かります☆



以上をまとめてみましょう♪


【真冬】------------------


副審

×

雨かつ強風

×

天然芝

×

70分ゲームの2本


=寒くてバリきつい!!


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いや~、審判って、ほんと過酷な労働なんですね~☆

(しみじみ)

お便りを頂いたので読みましょう。
ペンネーム「2014 ふなっCトレメンバー 1号」さんからです。

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【質問】
キックオフの際、競技規則には、
「すべてのフィールドプレイヤーは
自分のハーフ内にいること」。とありますが

細かくいうと、ライン上に微妙にかかっている足
(選手の陣地の内側という解釈です)
は、厳密には

厳密には、ダメですよね???

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2014 ふなっCトレメンバー 1号”さん、お便りありがとうございます。


はい回答しましょう!

確か昔、Cトレの土曜研修で同じようなことが話題に上った気がします。

まあいわゆる、ハーフウェーライン上に足がかかっていたらダメなのかどうかということですね。

正解は・・・・


OKです!


強引に競技規則から探し出すと、Laws of the game2013/2014の6ページでしょうか。

”競技のフィールドは長方形で、ラインでマークしなければならない。エリアの境界を示すラインはそのエリアの一部である。”

ハーフウェーラインで自陣(自エリア)と敵陣(敵エリア)を分けますね。
上記、
”エリアの境界を示すラインはエリアの一部”
と競技規則にあるように、ハーフウェーライン上は自分達のエリア、すなわちハーフ内となるので、なんら問題ありません。

同様に、敵チームにとっても自分達のハーフ内になるので、ハーフウェーライン上は双方のチームの足が入っていてもOKということになります。

回答になったでしょうか?

ではでは~☆

はい、11日火曜日のJリーグアウォーズで、ベストイレブンが発表されましたね。

ちなみに僕の予想はこうでした。

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FW 大久保(川崎)、川又(新潟)、大迫(鹿島)


MF 中村(横浜FM)、柿谷(C大阪)、山口(C大阪)、レナト(川崎)、青山(広島)


DF 中沢(横浜FM)、那須(浦和)、山下(C大阪)


GK 西川(広島)


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って、今気づいたけど、俺の予想した人数、12人になっとるやんけ!!

MFが5人もいるから!



前日の10日月曜に優秀選手30人が発表されましたね。

そのとき、レナトが実はFW登録なことに気づいていましたが、記事訂正が面倒なので、そのままにしておきました。

ただ、12人僕が選んでしまっているということには気づきませんでした・・・・



てなことで実際はどうだったのでしょう.

受賞結果はこちら。


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FW 大久保(川崎)、川又(新潟)、大迫(鹿島)


MF 中村(横浜FM)、柿谷(C大阪)、山口(C大阪)、青山(広島)


DF 中沢(横浜FM)、那須(浦和)、森重(C大阪)


GK 西川(広島)


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はい、森重は予想出来ませんでした。

あとは先ほどのレナトを除いて、バッチリ予想通りでしたね。

おれすごい!!



他に、新人賞はC大阪の南野でした。

記事には書いてなかったけど、これも予想通り。

審判優秀賞の西村さん、相楽さんも予想通りでした。



MVP,これは予想外しましたね。

僕は青山を予想していましたが、横浜FMの中村になりました。

やはり活躍してましたからね。



残念ながら広島からのMVP選出とはなりませんでしたが、これはいい傾向だと思います。

前回のブログにも書きましたが、現行の1シーズン制になって過去8年間のうち、7度までが優勝チームよりのMVP選出でした。

でも、優勝してないチームに大活躍した選手がいるのは、当然あるわけで。

てなことで、今回俊輔が選ばれたことは、大変よいことだと思うわけです。



そしてサンフレッチェ広島は、フェアプレー賞(高円宮杯)ももらいました。

優勝して、なおかつクリーンなファイトって、すごくないですか!?



本当に誇ってよいことだと思います。



サーンフレッチェ!



サーンフレッチェ!