寒さでお腹の具合が...
と、言う方がふえてきました。
さて、本日の話題は下痢についてです。
このところ急に寒くなってきてお腹が不穏になってきた方も多いみたい。
リアル患者さんでも下痢を訴える方が増えてきました。
同じ下痢という症状でも人によって原因は様々。
自分がどんな理由で下痢をしやすいのかを知ることで対応策がわかります。
あーーーーその前に!
全タイプ共通でやってほしいのは
腹巻はらまきはらまき
寝る時だけでも良いので下着の上から腹巻付けてください
ほんと、ばかにならない結果がついてくるのです!
では早速今日の本題、
タイプ別下痢対処法についてお伝えしていきます。
下痢、大きく分けて原因は2つ。
急性と慢性です。
【急性】 体の外からの影響
・ ウィルス、細菌
・ お腹を冷やした
・ 暴飲暴食、暑気あたりなど
・ 一時的に下痢の症状がでる
急性、これは多分どなたも一度は経験したことがある
一般的な下痢症状です。
そのため解説は省きますね
続いて慢性の下痢。
ともかくよくお腹が下りやすい理由、東洋的にこんな解釈をしています。
【慢性】 体内からの問題
・ 食べすぎ (食積)
・ ストレス (肝うつ)
・ 消化機能低下 (脾気虚)
・ 極度な冷え体質 (腎陽虚)
「脾」は消化吸収のをになう場所というイメージで。
聞き慣れない用語も出てきましたが「東洋医学ふーーん」という気持ちで軽く読み流してください!
食積(しょくせき・しょくしゃく)
長期にわたる食べ過ぎのことです。
自分の消化能力を超えて常に食べている状態。
肝うつ
ストレスによる下痢。
緊張したり憂鬱な時に起こる。
脾気虚
消化機能が落ちていることにより長期間続く下痢。
油ものを食べると症状がひどくなる。
腎陽虚
極度の冷えが体内にあり、
朝方におなかが冷えて下痢をしたりお腹がゴロゴロいう。
なんとなくわかった気になりますが、もうちょっと詳しく解説していきます。
食積とは
・ いつも自分の消化能力以上に食べてしまう
・ 消化しきれていないまま次の食事をとる
・ 口が食べたいのではなく脳が食べたがる
などが積み重なりまさに食・積
量は個人差があるのでたくさん食べる人だけが食積の状態になるわけではないですが、ついつい手が伸びて食べちゃう人は要注意です。
食の細い人でも旅行や宴会が続くなど、お腹がすいていないのに食べている機会が続くと食積になります。
食積下痢の対処法
食事
・ 休日はお腹がグーっと鳴ってから食事を摂るようにするこれにつきます
・ 満腹感を出すために糸寒天を汁物に入れて食べる(腸内環境も整う)
・ 置き換え食材を使ってみる(こんにゃくご飯など)
・ 食べる量を3口くらい減らす練習(できたら徐々に8分目の量)にする
ツボ
・ 耳つぼの飢点・肺・胃・神門 この4点をツボシールなどで常時刺激しておく
・ 足三里 ・・・ 胃腸の働きをバランスよくしてくれるツボ
・ 百 会 ・・・ 精神を安定させるツボ
肝うつとは
東洋医学で「肝」は、
自律神経や血液の循環・貯蔵だけでなく、
筋肉やメンタルにも影響力のある臓器と位置付けられています。
緊張、怒りなどの感情を発散できないまま積み重ねていくと、
慢性の下痢になることがあります。
肝うつ下痢の対処法
食事
・ 気を発散する作用のある食材をとる
酸味のある果物 (みかん・グレープフルーツなど)
鮭・カジキマグロ・ジャスミン茶 など
辛み成分の強い食材はとらない
ツボ
・ 中かん ・・・ 胃腸の具合を正常にするだけでなく気の巡りも良くなる
・ 内 関 ・・・ 鬱々とした気分を発散させる
その他
・ 泣いてみる
あえて泣くことで感情(肝)を発散させる効果あり!
これ観たら絶対泣けるって映画はみつけておこう
・ 身体を動かす
筋肉を使うことで気持ちの発散をさせます。
できたら息があがるくらいパンチパンチ!
ラジオ体操レベルでもOK。とりあえずカラダを動かす機会を増やします。
肝うつ傾向の下痢の場合、
すっきりするまで泣いたり笑ったり、動いたりしてみましょう。
ポイントは
「あ~すっきりした」と感じること。
あとは思い当たるストレス原因、
嫌だな、気が重いな、と思う事があれば片っぱしから書き出して、
そうそう、キレイに書こうとしないでくださいね
むしろなぐり書きのほうが効果的です。
優先順位をつけるのもいいと思います。
これは解決するためではありません。
ただ、書き並べてみることに意味があります。
漠然とした不安やストレス、
苦手の本当の原因
が何なのか、
書き散らかす事でみえてきたりします。
※ 体のツボの場所に関してはせんねん灸さんのサイトを貼っておきます。
※ ツボへの刺激法は後日まとめてご紹介します。
脾気虚と腎陽虚、次回に続きます。
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