といず・くろすおーばー! -600ページ目

SP-016 仮面ライダーウイングナイト

といず・くろすおーばー!-ウイングナイッ
 今日のといず・くろすおーばーは!

 先日13ライダー商品化が決定したfigmaドラゴンナイトシリーズより、第二弾仮面ライダーウイングナイトをご紹介!

 それではみなさん御一緒に、クァメンライダッ!



○キャラクター解説
といず・くろすおーばー!-ダブルライダー
 仮面ライダーウイングナイトことレンは、異世界ベンタラを守る戦士。ゼイビアックスがベンタラを支配して以降も生き延びたライダーの一人であり、幼少期から戦士となるため鍛錬を重ねていただけあり生身でもミニオン・モンスターを蹴散らせるだけの身体能力を誇る。
 親友アダムの裏切りや恋人ケイスの喪失などを経験していることもあってかクールな物腰だが根は熱く、地球で二代目ドラゴンナイトとなったキットに対しては兄貴分として彼を鍛え、支えた。
 なお、レン自身はベンタラの人間なので、平行世界である地球にも彼と同じDNAを持つブライアンという青年がおり、後日談の小説ではその存在についても触れられている。

 日本で言う「仮面ライダーナイト」に相当し、日本語版吹き替えはナイト=秋山蓮を演じた松田悟志氏が担当している。



○玩具解説
といず・くろすおーばー!-アクション
 20101218日発売。発表時からそのクオリティの高さに注目が集まっていたが、第一弾のドラゴンナイト が充分な完成度を誇っていたこと、発売前日にグッドスマイルカンパニーからfigmaドラゴンナイトシリーズ・13ライダー発売決定」が報じられたことなどがあり、一部では争奪戦も繰り広げられたという。

といず・くろすおーばー!-アクション
ドラゴンナイトに準じて全体的な完成度は高いのだが、一方で後述する問題点が目立ってしまうという見方もある。
 なお今回はドラゴンナイトとは異なり手首以外にパーツの差し替えを必要とする装備がないためか、取扱説明書は付属しない。

全体像
といず・くろすおーばー!-前 といず・くろすおーばー!-後ろ
 ドラゴンナイト同様に良好なプロポーション。
といず・くろすおーばー!-装着
 R&M(未所持)や装着変身(右)ではボディスーツ部が鮮やかな青になってしまっていたので、手ごろなサイズ・価格のアクションフィギュアで本来のダークブルーを堪能出来るのはありがたい。
 もう少し暗いとさらにイメージ通り……かな?


頭部
といず・くろすおーばー!-顔
 クラッシャー(牙状の口)部の造形がややダルいこととバイザー部分の鼻筋のシャープさが足りないと見られることもある頭部。全体的にはよく出来ているのに、角度によっては首を傾げるクオリティに見える感じとでも言うべきだろうか。

といず・くろすおーばー!-ふともも  といず・くろすおーばー!-胸

なお今回は塗料のはみ出しやゴミの付着、バリの未処理と思しき部分が散見されているので(壱伏が買ったのは店頭ラスト1個)、選別出来るならじっくり見た方がいい。


ベルト
といず・くろすおーばー!-バックル
 僅かに紋章が向かって左にずれている。ここもエラーが頻発しているらしい。
 なお、剣型召喚機のホルスター部分は接着されているため、取り外しは不可能。外したら今度は着けられなくなるので注意。
といず・くろすおーばー!-ホルスター といず・くろすおーばー!-くるり
 末端部分は独立回転出来るので、召喚機を提げる角度を調節可能。


手首
といず・くろすおーばー!-謎の左手首
 ドラゴンナイトの物とは色違い。実は龍型召喚機持ち手まで付属している。
 持たせる武器と言えば剣か槍なので特殊な形状の手首は必要なかった様子。

アドベントカード
といず・くろすおーばー!-カード といず・くろすおーばー!-ファイナルベンッ
 ウイングナイト用ファイナルベントカードが付属。


剣型召喚機

といず・くろすおーばー!-剣型召喚機 といず・くろすおーばー!-こうもり
「龍騎」でいうダークバイザー。ただし、「ドラゴンナイト」ではダークウイングの名はブラックウイングに改称されているので、あえて名づけるならブラックバイザーか。

 ……ブラックドラグバイザーと微妙に紛らわしい。

 心なしか、青味がかっていたプロップに比べてなお黒い。カードリーダーの開閉ギミックはなし。



といず・くろすおーばー!-ソードベンッ といず・くろすおーばー!-比較
 ソードベント・日本名ウイングランサー。ハンドガード部が削げたような造形になっていて、何気にプロップより情報量が増えているような……

といず・くろすおーばー!-二刀流
 召喚機ともども総プラ製で硬質な手触り。見た目よりは軽量だったりする。二刀流も思いのまま。


マント

といず・くろすおーばー!-マント といず・くろすおーばー!-後ろ

 ガードベント・日本名ウイングウォール。契約モンスターのブラックウイング(日本名ダークウイング)が背部に合体して翼をマントに変える。

 一見すると単なる布なのだが、これでかなりの防御力を発揮(3000GP)する他、ナイトに飛行能力を付加する。
といず・くろすおーばー!-接続 といず・くろすおーばー!-ベース穴
 figma版では、専用ステージ用の接続穴にマント側の接続軸をはめ込み、ウイングナイト背部のジペットスレッドとブラックウイング胸部を位置決めのガイドにすることで固定。

 マント背部にも接続穴があるため、合体したままステージ展示が可能となっている。


といず・くろすおーばー!-他キャラ
 そのため、他figmaにも転用可能。

 なお、マントを外す際は両者の隙間に指を入れてしっかり「ブラックウイングの腹」を持って外すべし。

 この胸板がマントの布を押さえる役目も兼ねているので、下手に爪部を持って外すと胸板が外れてしまい、マントの布をまとめた上での再接続に苦労することになってしまう。



といず・くろすおーばー!-なびき といず・くろすおーばー!-なびき
 末端には針金が入っており、ある程度形状を固定してのポージングが可能。

 うまく反らせておけば、なびいた状態を保持出来たりする。


といず・くろすおーばー!-装着

 装着変身ナイト(右)のウイングウォール装着状態との比較。形状・質感は申し分ないのだが、何しろPVCの塊なのでなびかせたりめくったりは出来ない。
といず・くろすおーばー!-ウイングウォール といず・くろすおーばー!-あいきゃんふらーい

 なお、装着やR&Mでは対応するダークウイングとの合体も再現可能。特に劇場版では合体したダークウイングをマント化させないまま空中戦を繰り広げていたので、その点ではfigmaは一歩譲ってしまうところがある。


決めろ、ファイナルベント!
といず・くろすおーばー!-ファイナルベント準備 といず・くろすおーばー!-合体
といず・くろすおーばー!-ジャンプ! といず・くろすおーばー!-構え直して
            といず・くろすおーばー!-チョココロネ
 装着変身EXダークウイングと並べると色味が違い過ぎた……

 そして最終的なドリル状態は流石に再現出来ず(苦笑)




というわけで、ウイングナイトでした!
といず・くろすおーばー!-まとめ
 レビュー本文中でも書きましたが、今回は塗装などにちらほらと難点が見える出来になってしまっているので、選別は必須と言えるのが残念なポイント。
 ですが全体的には良好なので、今後のfigmaドラゴンナイトシリーズへの期待は上昇しながら継続中といった感です。
 新たに試作が発表されたセイレーン(ファム)トラスト(ガイ)ともに目立った問題点は見受けられず、特にセイレーンのこだわりを感じるボディラインには「いい意味でやりすぎ」といった感想すら浮かびます。
 13ライダーfigma化が決定と大々的にアナウンスされていますが、ぜひともこのままサバイブやアドベントマスター、ミニオンモンスターにアドベントサイクルと続けていってほしいものです。


仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブルfeat.スカルMOVIE大戦CORE(2)

俺は、俺の罪を数えたぜ

 もう戻れない者同士の、戦いが始まる。風車が姿を遮るたびに生身と変身体が切り替わる描写が巧み。

 スカルの特殊能力は胸の肋骨モールドから髑髏状のエネルギー体を生み出すこと。マキシマムスロットを使ったマキシマムドライブは、その髑髏を蹴り出してぶつけるというものだった。

 メモリブレイクはしたものの、スカルのプロトタイプたる所以か、マツは安らかに永眠してしまった……

 むしろ、マツがメモリに呑まれ過ぎて本当に怪物から戻れなくなっていたのかもしれない。

 そして、ロストドライバーとシュラウド精錬メモリを使ったとはいえ、壮吉も人間を捨てることでしか戦うことが出来なかった。



 そんな悲しい戦いの記憶を目の当たりにした亜樹子が目覚めた場所は、まさにスカルVSスパイダーの決戦地。

 プテラヤミーがかざしたメモリーメモリにその記憶が吸収されて……?





・仮面ライダーオーズ ノブナガの欲望



今回の時系列

 結論から言えば、TV本編に入れる余地は多分ありません。

・オーズが使えるメダルはタカ一枚と、ガタキリバ・ラトラーター・サゴーゾ各一組。ラストカットのメダル情報を信用するなら、メズールの水棲メダルも一揃い入手している様子。

 ただしパンフに載っていたメダルブッカー(仮)を見るに、水棲メダルはまだ持っていないとも見られるので判断が難しいところ。

・グリード勢が全員「上半身か下半身のどちらかが不完全」という、第一話での復活状態で四人とも一ヶ所でのんびりしている。

 第15話の経緯からこの状態に持っていくのはいくらなんでも無理じゃなかろうか……

・ノブナガの成りあがり速度

 井上俊樹脚本ならではジェットコースター展開とも言えますが、30分の尺でゼロから成りあがっていく青年の姿を描写する都合で、劇中での時間経過を厳密に考えたら一週間やそこらで収まるとも思えないわけで。



 この辺りを考えると、劇場版オーズはTVシリーズとは独立したパラレルワールドのお話と考えるのが良さそうですね。

 AtoZWのサポートをしたオーズはTVシリーズ時間軸ではまだ誕生していないわけだし。

 ……っていうかそもそもW最終回で消滅したフィリップが戻ってくるまでに1年が経過しているんだから、この話も201112月のお話ということに。オーズ終わってるよ!

 とりあえず「TV本編のオーズ」と「劇場版(風都時空)のオーズ」は分けて考えていくと今度は面白い発見もあったり。



火野映司

 ノブナガに「無欲でつまらない男」とか言われるに至る映司ですけど、本編ではそんなに無欲ってわけではなく、カンドロイドやライドベンダーなんかには興味を示してたりするんですよね。執着心と向上心は薄そうだけど。

 そんな映司が今回はバイトをしているというのが一つのポイント。

 ブラジルに行ったっきり戻らない知世子さんの旅費を稼ぐため、と後でその理由が描かれているわけですが、そのお金を知り合いのホームレスに配っちゃうのはどうなんだ(笑)

 でもこの人脈のおかげで宴会も開けたりしているんで、持たないがゆえのフットワークの軽さも強調されている感じですね。あれで人徳はあるらしい。

 アルバイトも運送・清掃・新聞配達とやっぱり軽快。井上先生の描くアルバイトと言ったら建築現場と相場が決まっていたんですけど、そっちが出なかったのが意外と言えば意外(笑)



 そしてアンクが自分のコアメダルを探して東奔西走別行動中のため、映司単独で変身出来るようになっています。

 オーズマークのファイルを開くとコアメダルとセルメダルが収められたケースが出てくるという、新装備メダルブッカー(仮)まで持っててちょっと吹く。

 このおかげで、本編では常にアンクから「コアメダルいくですー!(違)」というやり取りを挟まないと出来なかったメダルチェンジを容易に行え、バトルの流れを途切れさせずにスムーズな切り替えが可能になっています。

 アンクの存在感とのトレードオフではあるものの、オーズ本編のメダルチェンジに見られるもたつきが無くなったのは結構美味しいところ。

 同時に15話でもメダル争奪戦で形態が切り替わっているので、もしかすると本編フィードバックがあるかも(どうにも腕アンクは脚本の都合かコアメダルをぽろっぽろ落とし過ぎるし)。

 AtoZでアンクなしにメダルチェンジしていたのも、このブッカー(仮)があったからかな。



 このブッカー(仮)、先述のとおりパンフレットにも載ってるんですが、3×4×見開き2ページで24枚、8コンボまで作れるようになっています。

 片方のページはセルメダル3枚しか入ってないですが。

 あとメダルを取り出しやすいように指を引っ掛ける隙間とかあって、よく出来てます。そのうち商品化しそうですね。



ノブナガ

 歴史上もっとも強欲な人物として鴻上会長が目を付けた男、織田信長。そのミイラを元に、鴻上生体研究所がセルメダルを注ぎ込んで作り上げたホムンクルス。

 鎧武者怪人の戦闘態を持ち、本能的に自分を殺した一族への復讐を企てる一方で、普段の彼は記憶喪失の青年。映司に遭って彼に世話されつつ図書館にこもって現代の知識を身につけ、イノセントな青年から野心家へと成長を遂げ、何気に鴻上コーポレーションも乗っ取ろうとしていたというのが凄い。下手したら一番鴻上サイドを脅かしていたかもしれない(笑)

 このあくなき欲望こそが人間の生きるモチベーション、と体現する生き方が、特に何も欲しがらずふらふらしているようにも見える映司との対照形になってますね。

 復讐の時は断片的な知識から最初は豊臣・徳川の子孫を殺していたわけですが、やがて明智光秀に行き着いて……



 ちなみに彼がのっとってノブナガコーポレーションにしてしまったコンピュータ会社フューチャーソフトの幹部を演じているのは小川輝晃氏。ニンジャレッドで黒騎士ヒュウガで、ゴセイジャーにもゲスト出演してます。道理で見覚えあるわけだ。



明智よしの

 今回のゲストキャラのもう一人。踊りに誇りを持っているのはいいけど、だとしたらそのオーディション会場にいるのは場違いなんじゃなかろうか(笑)

 まあそれはともかく、明智光秀の末裔なわけです。そしてノブナガ≒織田信長はそこに美しく舞う女の幻を見る。

 ――そう、濃姫です。劇中では明言してませんでしたけど、明智家の末裔ってことは光秀とイトコ説のある濃姫(実は光秀の前半生は不明な部分が多く確定ではないんですが)の面影も宿しているということ。

 倒すべき仇であり、手に入れるべき美しい物であり。

 ……ノブナガが皆の前で変身してしまうシーンまでには、もうちょい何か描写があったのを尺の都合でカットされてしまったのかも知れない。

 濃姫のことも説明は入れてほしかったとは思いますが、まあ最近の歴史ブームを考えれば通じるところでしょう。日本史苦手な壱伏にだってわかったんだし(笑)



プテラヤミー(雌)

 今回はっきりとは登場しませんでしたが、新たなグリード・ギルとそのヤミー作りの一端が垣間見えます。ギルの名前の由来は、盗むって意味の「ギる」でしょうね。

 そのうち「パクル」とか出てくるかも知れない。

 ヤミーの作り方は、「欲望の対象となった“物体”にセルメダルを投入」というもの。今回は、脚を怪我してもなお「踊りたい」と願ったよしののトゥシューズからプテラヤミーが誕生したという形。

 強力なヤミーを生み出すことでウヴァたちも「ギルの仕業か」と悟っています。本編にはいつごろ出るかな……まさか劇場版限定グリードとかいって、今度の夏の映画までお預けじゃなかろうな(笑)

 プテラヤミーを生み出したという意味ではMOVIE大戦の黒幕と言うべきギル。もしかしたら、プテラ雄もメモリーメモリにセルメダルを投入して作ったのかも?



今回の変身!

 緊迫した場面での「タ・ト・バ!タトバ!タットッバッ♪」がすっげぇ邪魔(笑)

 メダルチェンジのスムーズさは解決できても、こっちはもう慣れるしかないか。

 鎧武者怪人との初戦ではタトバで苦戦してタカゴリバにチェンジ。サゴーゾに比べると「腕だけごつくなった!」というシルエットなので、パワフルさが強調されてます。



 ノブナガ戦ではタカトラーター。しかしこちらのスピードは鎧怪人に見切られることに。

 そこにプテラヤミーが乱入してガタキリバにシフト。しかし、空を飛ぶプテラヤミーに対してとる方法が多段重ね肩車ってどういうことだ(笑)

 サゴーゾコンボの重力操作はどこ行った! ってまあ、そっちは〆の戦いで大活躍するんですが。



決意

 自我を取り戻したノブナガは、自分にとって美しいと定めた物を守ろうとする。それは、自分が襲い傷つけてしまったよしのの足を治すこと。体がセルメダルで出来ているので、ノブナガそのものが一つのエネルギー源とも言えます。

 そもそもセルメダル1枚で白ヤミーが出来るしライドベンダーは動くしカンドロイドも複数稼働させられるんだから、どんなエネルギーかはともかく結構な量のエネルギーは含有しているわけで。

 しかし、そこに現れた真木が人工コアメダルをノブナガに埋め込み、鎧武者怪人完全体にしてしまうのだった……

 結局のところ鴻上サイドの思惑というのは、人工コアメダルの拠り代であるセルメダルホムンクルスを作る、という物だったのか。

 そのホムンクルスが暴走せず、怪人としてもバースとしても安定して動けるようであれば、本編で言うところの「メダルを全て集める器」として選ばれたのかも知れない。



バース

 話は前後しますが、社長就任して鴻上会長とオークション勝負をしたノブナガに対して、鴻上会長がプレゼントしたものが、バースドライバー。本編に先駆けての変身です。

 プテラヤミー(雄)との戦いに投入され、「天下を取るためには民の支持も必要」と事前にマスコミ呼んだり、車に足を挟まれた女性を助けたりして……なんかこの映画、足挟まれる描写が多いな(笑)

 クレーンアームを使ったり、セルメダル装填ギミックを見せたり。でも真価を見せるのはMOVIE大戦パートに登場した後藤バースですね。

 後藤くんよりも先にバースになったというわけじゃなくて、実は二号機か何かだったんじゃなかろうか。



鎧怪人完全体VSオーズ

 元々が死者であるノブナガの魂を救うため。アンクに背中を押される形で、オーズはサゴーゾコンボに。

 ゴリラアームが異様に鎧怪人に対して相性がいいというか何と言うか。踊るよしののイメージをバックに繰り広げられる悲しい戦いは、ドレイクVSウカワームを思い出す演出でしたね。

 しかしまあなんというか……サゴーゾインパクトの「ホールド・引きずり・粉砕」という極悪っぷりが何となく残虐コンボに見えなくもない。タトバキック使おうよ!



空は、青い

 欲が無くても生きていける。欲というか自分で勝手に決めた「自分らしさ」に振り回されないのが映司の生き方。

 欲の必要性を否定はしないけど、ちょっと視点を変えれば難しいことではない。自分が変われば世界が変わる、というのは平成ライダーでちょくちょく出てくるテーマのような気がする。

 本当のノブナガは、ただ美しいものを見つめていたかっただけなのかも知れない……

 踊るよしのの幻影を前にノブナガが最期を迎えるシーンは、理屈とか飛び越えて美しかったと思う。



そして

 何でか三枚の人工(?)コアメダルが風都へ飛び去り、MOVIE大戦へ! →3ページ目へ

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブルfeat.スカルMOVIE大戦CORE(1)

仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブルfeat.スカルMOVIE大戦CORE



映画見てきましたので、感想レビューでございます。

最初にお断り。今回、深刻なネタバレオンリーで記述しています。

前回のゴセイジャー&W映画の際にあぶり出し仕様にしたところ、全文色指定したせいか容量がかさみ、結局パート分けが煩雑になってしまったという反省点が出来てしまいまして。

 今回はトップでいきなりネタバレ文が目に入らないように、アニメイテッド感想を上に置いてみた感じです。

 というわけでネタバレが嫌!というお方は回れ右願います。

MOVIE大戦CORE!今回の三つの出来事!
・リア充爆破
・緊迫場面でタトバソング
・タジャドルコンボがアポロガイストさんに見えて仕方ない件


仮面ライダースカル メッセージforダブル

 仮面ライダーWにおいて非常に大きなウェイトを占める存在、おやっさんこと鳴海壮吉がいかにして仮面ライダースカルになったのか、という「スカル版ビギンズナイト」。

 そんなわけで、主役はおやっさんで、その物語を時を超えて亜樹子が目撃するというお話。話の舞台もほとんど1999年の風都なので、割と現代の翔太郎たちがオマケ気味だったりします。


現代・風都。結婚式当日

 風都に飛来したプテラヤミー(雄)を追ってW変身! ヒートジョーカーにハーフチェンジしていきなりプテラをぼっこぼこです。飛び散るメダルを摘んで「何でこいつ、メダルなんて落としてんだ?」と首を傾げるのが面白い。

それを追ってきた照井は生身でエンジンブレードぶん回し! 変身していない理由は、亜樹子に変身道具一式を没収されたためだった……


マリッジブルー

 結婚式当日だというのに、照井も翔太郎たちも仮面ライダーとして戦いに行ってばかり。

 さらには「結婚式の時はそばにいてやる」と約束した父でさえも、仮面ライダーとして戦って殉職してしまった。

 そうした経緯から、マリッジブルーをこじらせて亜樹子は仮面ライダーアレルギーになってしまったのだった。

 根本としては「戦い続けなくてはいけない人たちへのやり切れない思い」というのがあるわけですが。 ……まあ、風都署超常犯罪対策課課長(警視)と鳴海探偵事務所所長の結婚ともなると、社会的しがらみでひっそりと入籍だけとか言ってられない立場でもあり。

 式をそれなりのものにするために必要な準備のあれこれを新郎新婦でやらなきゃいけないわけですけど、ドーパント犯罪が起きれば準備の負担は全部亜樹子にかかってくるところもあるし、積もり積もった物も結構大きかったのかも知れない。

 しかし考えてみれば、父親がライダー、夫もライダー、仲間もライダーって、ここまでライダーづくしなのに亜樹子本人は夢の中でWに変身しただけなんだよなぁ(笑)


プテラヤミー(雄)

 仮面ライダーの記憶を求めてやってきたヤミー。手にしたメモリーメモリの力で亜樹子に1999年の事件を見せる……んですが、本来の目的は風都にあった「戦いの記憶」を収集すること。

 オーズ編のプテラ雌と同様、今のところテレビ本編には出てきていない恐竜系ヤミーで、それを生み出したグリード・ギルの関与が示唆されています。

 雄はメモリーメモリを“親”にして生み出されたヤミーなのかな。


1999年、風都

 Wの放映開始が2009年。1999年はその10年前。W本編だとビーストドーパントの事件や井坂先生のテラー目撃なんかがあった、曰くつきの期間になっています。

 今回はそこに焦点が当たり、「ガイアメモリ購入者第一号」スパイダードーパントが起こした事件の中で、仮面ライダースカルが誕生する……というのが「風都ガイアメモリ犯罪史」的に見た概要ですね。

 ――って、1999年は平成だよ!こんな昭和じゃないよ!

 というかなぜ1999年なんだろう……平成ライダー第一号・クウガ(2000年)よりも前、というのを強調したかったのかな。


ハードボイルド一歩手前・鳴海壮吉

 満足いくコーヒーを煎れるために悪戦苦闘する、10年前の鳴海壮吉。

 ビギンズナイトの「何この人完璧超人すぎる」というイメージとは違って、割と青いというか発展途上というか、そんな感じに造形されていますね。

 相棒のマツと一緒に私立探偵をしていたわけですが、幼馴染のシュラウドこと園咲文音を事務所の秘密基地スペースに匿っていたことはマツには話していなかったりします。

 ドーパント犯罪に立ち向かうために自らもドーパントになることを躊躇ったため、不完全体スカルクリスタルになった壮吉。そんな、まだ揺れ動いていたころの壮吉が描かれています。

 それが、壮吉が自分で数えた罪の一つ。


幽霊だったり死体袋だったり
 実はシュラウドこと文音さんは鳴海壮吉の幼馴染だった! という衝撃の真実。

 しかもミュージアム(ガイアインパクトを企図してはいたものの、まだガイアメモリの販売には手をつけていなかった頃)から追われたシュラウドは幼馴染の壮吉に匿われている形になっているわけですが、何かノリノリで秘密基地作ってるんですけどこのおかん。

 スカル用のロストドライバーやスカルメモリ、さらにはスカルボイルダーにスカルギャリーと、壮吉に戦う力を与える気満々です。

 後のビギンズナイトのことを考えると、やっぱり琉兵衛への復讐のために、最初はフィリップ&壮吉のWを想定してたんじゃないかとも思えますね。

 それが壮吉殉職で頓挫したから、照井&フィリップのサイクロンアクセルエクストリーム路線を模索した、と……。

 何気にこの頃からあったことが判明したスタッグフォン。スパイダードーパントの糸から脱出するのに使ったり、スカルギャリーを呼び出したりと大活躍でした。

 でもまあ、一番印象的だったのは亜樹子からの電話に出るシーンだったかも知れない(笑)


 なお、シュラウドさんですが、スカルクリスタルがスパイダードーパントに対して苦戦している後ろで、バットドーパントと戦って同じレベルで苦戦するという、なかなか凄い身体能力を見せてくれます。



相棒・マツ

 フィリップポジションで、「本棚(というか風都図書館?)」で収集した情報を元に資料を作成してくれる、壮吉の頼れる相棒。

 W偶数話冒頭でお馴染み人物相関図を手作りしてたり、資料作成時にフィリップの地球の本棚BGMが流れたりと、本編視聴者にとってはニヤリとさせられるフィードバック多し。

 しかし、その内側には「メリッサを愛しているのに、メリッサが愛しているのは壮吉」という嫉妬が渦巻いていて、力の誘惑に負けてしまったという……

 演じているのは山本太郎氏。幅のあるキャラクターを安定して演じている様はさすがベテラン。


怪奇・蜘蛛男

 犯人はマツ。

 歌姫メリッサに執着する、一般ドーパント第一号。蜘蛛の糸を用いたアクションを色々見せてくれます。ぶら下がる、捕えるだけでなく蜘蛛糸で壁や床にサインをしたり。

 最初は事務所社長が犯人かと見せかけて……というお約束のミスリードもあったりして。

 特殊能力には「蜘蛛爆弾」があって、これはマツの屈折した心理が生み出した物らしい。対象が最愛の人に触れると、対象に埋め込まれた蜘蛛が最愛の人に移って爆発するという……

 おかげで掲示板上では「リア充爆発しろ」が現実のものになったという謎のフィーバーが!

 これでクライマックス直前で風都にかなりの死傷者が出てしまい、これもまた壮吉が数えた罪の一つ……と。

 しかし事務所社長の奥さんって、普通に社長愛してたんだなぁ。



エージェント蝙蝠女

 こちらはガイアメモリ売人の女(演・かでなれおん氏)が変身するドーパント。バットドーパントに変身した後は口からの超音波で乗り物を操る能力持ち。

 基本的には顧客第一号のスパイダーのそばにいて、彼がドーパントの脅威を風都中に知らしめることをサポートするのが役目(その後は用済みですが)なので、スパイダーと一緒に登場するシーンが何気に多い。


一方の社長

 こちらはミュージアムからの誘いを受けて、所属歌手をメモリの実験台にしていたのだった……メモリの毒素にやられた女性陣のラリっぷりが明らかにヤク中のパーティー風景といった感で妙にリアル。


10年前の風都市民

 この頃は制服警官だった刃野さん、少年時代の翔太郎&マリナ(W12話に登場)、ビーストドーパント編のサムこと尾藤勇(3132話)など、これまた当時の視聴者に向けてのサービス満点な布陣。

 でもって、サムはその人脈を活かして壮吉に「こいつは役に立ちますぜ」とパートナーを斡旋してくれることがあったようです。

 それで出てくるストーンがつぶやきシローってところには吹かざるを得ない。

 超バトルDVDだとヒロシが出てきたしなぁ……


仮面ライダースカルクリスタル

 自らドーパントとなって戦う覚悟がなかったために、頭部が水晶ドクロ状態の不完全体になった壮吉。

 何しろ、それ以前に「人間として戦う」と宣言→重機にぶん投げられる→駆け付けたシュラウドがメモリとバックルを投げて壮吉に装着させる→壁を破りながら変身、という流れなもんだから、そりゃ覚悟も出来ているわけがない(笑)

 まだ半熟状態なので頭が透けてるのね。

 バットが操るブルドーザーに押し潰されそうなその時、大阪にいる亜樹子(当時10歳)から電話が!

 っていうか亜樹子10歳が被ってるたこ焼のかぶり物って、これもナイトメア編で夢の中の亜樹子が被ってた物と同じデザインだ……これまた細かい。

 そして「今悪党と戦っていて、ブルドーザーに潰されそうになっているんだ」と電話でぶっちゃける壮吉が素敵だ。

 娘への愛が力に変わり、ブルドーザーを押しのけるシーンがやたらかっこいいです。手元での再現は非常に困難ですが。



社長爆発

 そしてスパイダーが呼び出しのためにサインを残すんだけど、その筆跡からスパイダー=マツと見抜いて壮吉からマツを殴りに行っちゃうもんだから、何気にこのサインが報われない(汗)


歌姫メリッサ

 亜樹子役の山本ひかる氏の二役なんですけど、ここまで顔が似ている上に「あたし聞いてない」と言ったりスパイダーを脱いだハイヒールで殴ったりと言う行動を見ると、血縁がないとは思えない(汗)

 むしろ、娘(あるいは妻)に似た要素があったから、壮吉は彼女を妹分とみなした……ということでしょうか。

 マツ→メリッサ→壮吉→大阪の妻子、という四角関係(?)が全ての発端だった。とは言え、メリッサは壮吉の次くらいにマツを大切に思っていたようで、どうにか壮吉にマツを元通りにしてほしかった、という心情も明かされています。



お前は、越えてはいけない一線を越えた

 力に溺れ、街を泣かせたマツを止めるために、壮吉は決意の変身をする……クリスタル頭部に燃えるような亀裂が走りS字を描く描写がまたかっこいい。

 その後は壮吉を阻もうとしたバットドーパントとの戦闘へ。→2ページ目へ