一応、洋裁ブログなので、これ貼っときます。
さてさて。
こないだの出来事。
春から社会人の長男。
新型コロナの影響で、出社は6月からとのお達しがでておりましたが、
東京の感染者数の減少を受けて、
新入社員は一度出社するようにとの連絡がありました。
でね、ひとこと
スーツじゃなくていい、と書かれていました。
スーツじゃなくていい？
いやいや、これまたさらっと、難易度高めのこと言ってくれちゃってますね。
新入社員が、入社後初めての出社。
社長や人事担当からの話を聞いたりもするらしく、
そんなシチュエーションにスーツ以外で何を着ていけと？
本当に、いつもの私服でいいのか？
いやいや、平服でいいはずのパーティ、
みんなオシャレして来るのが普通だぞ？
会社から何か試されているのか？
スーツでネクタイだけしない、とかか？
いったい何が正解なんだ！
「何でもいんじゃない？」と面倒くさそうにいう私。
これはどう？
こっちは？
どっちがいいと思う？
やたらと見た目を気にする息子。
かれこれ1時間以上もひとりファッションショーを繰り広げておりました。
(スティーブ・ジョブズや
マークザッカーバーグを見習えよ。)
結局、デザイナーズTシャツに麻のジャケット、
スリムなチノパンという、ビジネスカジュアル的な装いで出かけていきました。
帰宅した息子に話をきくと、
俺以外、みんながっつり私服だった、と。
女子ひとり、ブラウスにタイトスカートにカーディガンという「キチンとさん」がいたけど、
他はみんな、
これから渋谷でもウロつくのか？という格好だったと。
部活帰りか？と思う運動系の子もいたとか。
なーんだ、結局なんでもよかったんじゃん。
(それにしても、誰がどんな格好で来ていたかハッキリ覚えている程、みんなのファッションチェックしてんだな、やっぱこの子、オシャレが好きなのかも)
まだマスクが全然足りてない頃、友人に手作りマスクを差し上げました。
いつもお世話になっているお礼と、
コロナの影響で、超多忙になっているはずのお仕事。市民のために毎日働いてくれてありがとうの感謝の意味も込めて。
そしたらね、お礼に高級和牛をいただきました。
実は、マスクを差し上げるとき、
「助かるー！お金払うね、いくら？」
「いやいや、お金はいらんよー」
のやりとりがあったのです。
よかれと思って、
相手のためと思って
お金はいらない、って言ってしまったけど、
これって、「スーツじゃなくていい」と
おんなじだったかなぁ、って。
「お金受け取ってくれない、
じゃあ何をお礼しようか、」
って、きっとあれこれ悩ませて、
「物」じゃない方がいいよね、とか
自粛で家族が家にいるだろうから、とか
きっとあれこれ考えて、悩んで手配してくれたんだろうね。
ただでさえ忙しいときに、
時間もお金も手間も気持ちも使わせてしまったんだなぁ、と。
いっそのこと、
「スーツで来い」と言ってくれた方が助かるように
「材料費だけちょうだいね」とか言ったほうが
よかったのかなぁ、なんて。
食欲大魔王の次男含む大人家族5人でも食べきれないほどの美味しいすき焼きを堪能させていただきました。
美味しゅうございました。
かえって悪かったかなぁ、とも思うけど、
私も彼女も、相手のことを思ってるという気持ちはお互いに伝わったっぽいのでよしとしよう。
作ってあげたマスクは、このタイプ↓と
立体タイプ。
立体タイプの方が縫ってて楽しかった。
