炒飯の添え物に関する冗漫考,いかが.
テーマ:My Favorite...昨年の末に撮って放置しておりました画像ですが.
何気なく見返してみて自身の中で紛糾した.
およそ看過できない物ごとの存在が明らかになった.
炒飯に福神漬けが添えられているではないか.
これが私の心魂に激しく到来してしまったのです.
《 盛華楼 @ 溝の口 》
まだ自由に出歩ける世の中だった頃.
雨の日散歩の途中で何気なく立ち寄ったお店です.
炒飯に添えられた福神漬け,これがね.
これが記憶の圏外にある何かを強烈に励起させたのです.
そこで自身の過去記事を検索するのです.
検索ワードは「炒飯・チャーハン」といたします.
「焼き飯・やきめし」などもここに包含することとします.
(桃園@矢口渡★)
ヒットしたお店の記事は70軒となりました.
そこから炒飯の付け合わせが何であったかを網羅確認する.
これが驚くほど面倒な作業ですが,する,変態だからです,ぶはは.
(岐阜屋@新宿★)
するってーとアレなんです.
驚きの事実に愕然としてしまうのです.
(一膳めし青木堂@博多★)
炒飯に福神漬けというお店はな,な,なんと!
70軒中たったの2軒というレアな事情だったのです.
(今回の盛華楼は除いた過去記事からの集計,ご注意ね)
(よしの食堂@橋本★)
これは本当に意外でしたがアレです.
付け合わせなしのお店が63軒と最も多かったのです.
(えでん★)
紅生姜のお店が4軒ヒットしましたがこれも少ないね.
(めんかくぼう★)
アナザー・ライフな場面が4軒中2軒と半分なのも奇遇なり.
(新生楼@蒔田★)
ここの五目炒飯は実にかっこいいね.
(つけ麺大王@伊勢崎長者町★)
このようにアレです.
4軒とも東京以外のお店だったのです.
紅生姜は都内に1軒たりともヒットしなかったのです.
(牡丹紅@赤羽★)
これを結論するとアレですね.
炒飯には付け合わせ不要,というのがね.
昨今のトレンドと考えるのが穏当であると言えましょう.
(さくら寿司@田町★)
福神漬け添え式は2軒と先述しましたがね.
残るもう1軒は実にアーヴァンギャルドな方式だったのです.
(さくら寿司@田町★)
それがこのお店です.
皿上を観察するとアレですね,うっふっふ.
福神漬けのみならず紅生姜も添えられていたのです.
(さくら寿司@田町★)
寿司屋を標榜する寿司を出さない寿司屋食堂.
という営業形態においても十分すぎるほどレアな物件ですが.
福神漬けに紅生姜の併進というさらに激レア事情があったのです.
(ラーメン力@高津★)
ここで目を転じましてアレです,検索範囲を拡大する.
検索ワードを「カレー炒飯・ドライカレー」といたします.
(レストランあかね@大塚★)
ヒットした総数は21軒.
やはり付け合わせなしが最多の12軒でしたが.
(キッチンカワセ@王子神谷★)
福神漬けは8軒とそのマジョリティを占めたのです.
(第一食堂@代田橋★)
これに関しましてはアレですね,なるほど.
カレーと福神漬けの蜜月関係より容易に類推される結果です.
(柳華@南林間★)
ただし紅生姜添えの1軒が存在することにも着目です.
カレーに紅生姜支持派が少なからず存在する証拠と言えましょう.
(西國飯店@東高円寺★)
さて,こちらのお店もレアな案件です.
カレー炒飯とメニュウ表記しておりますがアレです.
ドライカレーではなく普通の炒飯にカレーをかけたというスタイルです.
(西國飯店@東高円寺★)
この場合,福神漬けの誘致は普通炒飯によるものではなく.
かけられたカレーとの関係に由来する,という特殊事情により.
炒飯福神漬け添えのカテゴリーからは除外した経緯があるのです.
(レストランフルヤ@熱海★)
ついでなのでアレです,うほほいうほほい〜.
「チキンライス・ポークライス」も検索しちゃうのです.
(日の出食堂@荏原中延★)
総ヒット数が29軒.
こちらも最多は付け合わせなしの19軒.
福神漬け7軒,紅生姜3軒という結果でした.
(富士見亭@新逗子★)
話は脇道にそれますがアレですね.
やっぱりチキンライスにはグリンピースがお似合いね.
(三友軒@大岡山★)
ここで興味深いお店をご紹介いたしましょう.
ここのチキンライスは付け合わせなしのスタイルですが.
(三友軒@大岡山★)
炒飯にも付け合わせなし方式を徹底しております.
(三友軒@大岡山★)
ちなみにカレーには福神漬けが添えられている.
お店が福神漬けの存在を否定しているわけではないのである.
こうなるとお店の一種ポリシーと感じざるを得ませんね,ふふふ.
さて,以上ご理解いただけましたでしょうか.
炒飯に福神漬け添えは意外にもレアな事象であったのです.
私がそれに出会ったのは大学生時代だったのです.
近所の出前炒飯がまさに福神漬け添えだったのです,懐かしい.
昔はこれがもっと普及していた気がするのですが,いかがでしょうか.
いわば私にとりましてアレです.
憂悶と憧憬の青春時代の味,そういうことです.
時折むっしょーに食べたくなる,それだけのことです.
すみません,本当にすみません.
いつも以上にクソどーでもいーハナシを延々とすみません.
盛華楼,お店はここ(★)の並びにあります.
早く自由に外出できるようになってほしいですなあ.