CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”
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やぶ茂 @ 奥沢(東急多摩川線)

天気のよい週末という場面ではね,うほほい.

 

 

近頃の私といたしましてはアレです.

 

界隈の銭湯で一番風呂をいただくことに嘉悦する,よほほい.

 

 

でね,その帰りがけにはよ,ひひひ.

 

必ずや冷酒の1本くらいは呑っかけるというね,ほほほ.

 

 

《 やぶ茂 》

 

 

古くからあるお店です.

 

奥沢神社の門前という実に風流な立地.

 

4人卓6つの小さな店内は近所のお客さんでいつも盛況です.

 

 

やはりね,やはりこの〜,こういう古いお店ではね.

 

天南蛮みたいな古風なメニュウを注文したい,そう思う.

 

 

昔,何かの本で読んだのですがね.

 

戦前の東京の蕎麦屋では海老天2本が定法だったそうな.

 

1本にして丼上さびしくなったところにネギをのせたのが天南蛮.

 

 

最近では海老天1本のお店も多い,であるので.

 

天南蛮が天ぷら蕎麦より高価になるのが面妖である,云々.

 

てなことが書いてあったと思うのですが,アレです,このお店でもね.

 

 

天ぷら蕎麦1100円,天南蛮1200円,なるほど.

 

こういうどーでもいい蘊蓄をひとり吟味してほくそ笑む.

 

なぜならば私は大変に性格が暗いからに他ならぬ,ぐはは.

 

 

 

こういうのってアレですよね.

 

独酌ならではの愉しみだと思うのですが,いかがでしょうか.

 

 

 

ここね,お蕎麦には漬物が付くんですよ.

 

これでまた呑めちゃうってんだから堪りません堪りません.

 

 

胡麻油で揚げた海老天がプリプリです.

 

これを天重(出前!)でいただくのも超おすすめです.

 

 

もうすぐ奥沢神社の大蛇祭り.

 

銭湯通いはこの季節の愉しみ,うふふふ.

 

アナザー・ライフのプレート事情

「プレート」つーのは何どいや?

 

などと問われますればよ,のほほい.

 

 

これです,オーク材製でなかなかかっこいいです.

 

裏面はカッティングボードとしても使える優れものです.

 

 

実はこれ,近所にあるスーパーのポイント景品なんです.

 

私はポイントシールをこまめに集める男ですので,おほほ.

 

 

であるので,ありますので,よほほい.

 

天気の良い日などにはプレートランチを自作するです.

 

 

同じスーパーで贖った廉価なオージービーフ.

 

ガーリックライスを盛り込んでステーキライスと致しましょうや.

 

 

これをよ,うっひっひ.

 

廉価な赤葡萄酒を併進いたしましてよ.

 

 

午後の陽が穏やかな小さな露台によ.

 

クロスも爽やかなテーブルを据えますればよ.

 

 

すっかりとアレです,うほほいうほほい.

 

気分は南国リゾートです,いかがでしょうか.

 

 

せっかくなのでアレです.

 

他の日のプレート事情もお披露目いたしましょうや.

 

 

え?そんなん別にどーでもいーって?

 

まあアレです,わはは,そーおっしゃらずに.

 

 

この日はアレです,これも近所に在りますところの.

 

有名唐揚げ店の持ち帰りで唐揚げライスを誂へるわけです.

 

 

唐揚げにはしっかりと下味がついているのですが.

 

これをマスタードとケチャップでやるのが私は好きです.

 

 

テレビには大好きな刑事コロンボのDVD.

 

こういうひと時もアナザー・ライフには欠かせない,うっふふ.

 

 

さて,この日は月も朧げに夕景も押し迫り.

 

これから夕餉の支度もままならぬという場面.

 

 

そんな折にもご安心です,よろしいか.

 

これもまた同じスーパーで惣菜とんかつを贖いましてよ.

 

 

安直トルコライスに仕立てちゃうなんつーのも.

 

これまたなっかなかによろぴいと思うんであんすのよ.

 

 

考えてみりゃアレですよね.

 

トルコライスはワンプレートの王道ですもんね.

 

 

これをこしらへずしてアレです.

 

ワンプレートを語るべからず,そういうことです.

 

 

こうしてアレです,むほほいむほほい.

 

アナザー・ライフの夜が更けてゆくわけです.

 

 

夜の波間に月影が映る頃,うふふ.

 

風が汀の潮騒とともに吹いてくる,なんちゃって.

 

 

 

ミナト @ 平和島(京浜急行線)

むぁ〜だまだ暑ぃ日が続きますねえ.

 

 

でありますればよ,おあつらえ向きによ.

 

ちんかちんかに冷えたグラスによ,うほほい.

 

 

とっくとくとくと注いじゃうなんてのがよ,のほほい.

 

すべからくよろしいんではねーかと思うんであんすが,いかがでしょうか.

 

 

《 ミナト 》

 

 

こういういわゆる夏の涼味にね.

 

この上ない至福を感じてしまうのですが,いかがでしょうか.

 

 

こういういわゆる街中華の情味にね.

 

すっかりと心身の安寧を得てしまうのですが,いかがでしょうか.

 

 

テーブル4卓の小さなお店です.

 

ビニルの丸椅子がテントと同じ緑色,かわいい.

 

ご高齢のご婦人お二人が穏やかに店内を仕切ります.

 

 

餃子をお願いいたしましょうや.

 

きうりの浅漬けは付き出しのサーヴィスです.

 

 

焼け色香ばしい小ぶりの餃子が白い皿に6個.

 

まるで静止画を見るような趣も街中華の雅味なのです.

 

 

おっとこれ大事です,ぬほほい.

 

コップ酒の併進をお忘れでは困ります.

 

餃子のアッチッチに対する冷却用にも重宝です.

 

 

野菜の餡が優しい味わいです.

 

いかにも店内の空気にあっている,そう思う.

 

 

壁に作られた小窓が古風ですね.

 

こういう昔を感じさせる造作がいいんだよな.

 

でもこれ,一体どういう役割があるんだろう,うふふ.

 

 

2杯目をいただく頃になりますって〜と.

 

近所のお客さんでテーブルも埋まってまいります.

 

ほとんどの方が常連さま,愛されているお店というのがわかります.

 

 

冷しにも惹かれますが,今日は.

 

今日はなぜかチャーハンに誘われちゃう.

 

そういう日ってありませんか,私はあります.

 

 

五目チャーハンにしました.

 

今日はチャーハンでもなぜか絶対ゴモク.

 

そういう日ってありませんか,私はあります.

 

 

女将さんが鍋を振って作るチャーハン.

 

程よくパラパラ系で品良くしっとり系です.

 

炒め方にもきっと練達の技があるんだろうな.

 

 

あ,美味ちい〜,素敵な風味.

 

と思ったらこれなのね,これなのよ.

 

椎茸とメンマが炒め込まれている,なるほどね.

 

 

 

横道にぽつねんと建つ景観が風流です.

 

折から吹いてきた東海道の風が暖簾を揺らした時.

 

今年の夏も終わるな,そう思ったのですが,いかがでしょうか.

 

 

おまけ)

 

帰り道,旧東海道で見つけた物件です.

 

なんでも3代続く由緒正しい彫り師だそうな,かっこいい.

 

 

有楽庵 @ 九品仏(東急大井町線)

たとえば近所の銭湯なんぞでよ.

 

早い時間にひとっ風呂浴びた後にはよ.

 

 

どっかでアレです,おほほい.

 

蕎麦でも手繰っちゃおうてのが穏当です.

 

 

《 有楽庵 》

 

 

九品仏商店街の中ほどに古くからあるお店です.

 

ちょいとだけおハイソ感漂うのも土地情緒,うっふふ.

 

 

湯上りには速攻でコンビニ缶ビールが済んでいる式,私の場合.

 

であるのでお店では最初から冷酒となる式,アタシのバヤイ,がはは.

 

 

 

なるほど,金目鯛の天丼.

 

あさりそば,なるほど,なるほど.

 

土地柄高級感のある品目もお目見えですが.

 

 

リーズナボーなセットものも完備です.

 

緩急織り交ぜたご対応が街蕎麦の矜持です.

 

 

その中からおにぎり定食,素朴でいいなあ.

 

私のような境涯にはジャスト・ナウなセットだね.

 

 

焼きおにぎりが2個.

 

七味ぷりたつで香ばしさが引き立ちます.

 

 

湯上りの喉越しという点で冷たいもりに変更した.

 

七味はつゆでなく蕎麦にかけるのが作法と何かで読んだ.

 

 

こういうセットにはね,必ずや.

 

色んな小鉢が付いてまいりますよね.

 

 

それが目当てと言うても過言じゃないね,私のバアイ.

 

こういうのでちまちまと呑むのが好きぞなもし,おほほ.

 

 

でもねアレです,ご留意ざんす.

 

湯上りにだらだら呑るのは粋に反するざんす.

 

 

蕎麦湯が終わる頃にアレです,うほほい.

 

2本目が空になるくらいが尤もな気味合いと心得よ.

 

 

こういう勝手の良いお蕎麦屋さんであんすからね.

 

九品仏あたりを散策の際は必ずや寄ってしまうことになる.

 

 

おもむろに瓶徳利を注文して.

 

黙念と盃の清酒を舐めておりやすと.

 

 

いい頃合いでこういうのが出てきます.

 

 

私はこれを九品仏の禅味と称します.

 

 

わはは,なんのこっちゃ.

 

 

今日はたぬきそばと天丼のセットです.

 

ここのお蕎麦は出汁の香りが立って美味ち美味ちい〜.

 

 

塩梅の良い肴も各種.

 

やはりここは夜も来てみませんと,うふふ.

 

 

新しく清廉な店構えです.

 

表の打ち水も涼しげに門前の風を誘います.

 

冷し中華にマヨネーズ,のほほい!

これはアリな所業かと問われますればよ.

 

 

私といたしましてはよ,うほほい.

 

アリと答えざるを得ないのが真情なのです.

 

 

冷や奴の上部を円形にくりぬきましてよ.

 

マヨネーズとみょうがをトッピングするのです.

 

 

一見すると変態な行為ですが,よほほい.

 

醤油がマヨネーズに寄り添い断然にアリな風味です.

 

 

ではアレです,巷でよく謂れますところの.

 

冷し中華にマヨネーズはアリかとなりますればよ.

 

 

私といたしましてはよ,むほほい.

 

これはナシと答えざるを得ないのが真情なのです.

 

 

なんとなればアレです.

 

味が鈍くなる,ダルくなる,そう思うのです.

 

 

と,断じて主張しておいてアレです.

 

ふと,過去記事を読み直してみますればよ.

 

 

ぶはは!しっかりやっとるでねえの(→).

 

相変わらず真情味のない男,そういうことです.

 

 

くり平 @ 京急蒲田(京浜急行線)

以前にも申し上げましたがですね.

 

 

京急蒲田もナウっちくなりましたよねえ.

 

昔の胡散臭げな路地もお店も少なくなって残念です.

 

 

でもご安心,京急の高架線に沿いましてね.

 

ちょいとだけ多摩川方面へと足をお運びくださいませな.

 

 

ちょうどお隣の雑色と中間の辺りにね.

 

昔ながらの風致を残す渋〜い商店街があるんです.

 

 

昔,この近くに京急線の駅があったそうです.

 

当時の駅名にちなんで出村通りと呼ばれています.

 

 

《 くり平 》

 

 

その一角に立地する絶世風情なお店です.

 

小ぢんまりとした店内はいつも常連さまでいっぱいです.

 

 

カウンターでご夫婦が切り盛りする式.

 

その日の食材や肴が所狭しと並ぶ式です.

 

 

いぶりがっこのクリームチーズ和え.

 

こういうちょいとシャレたメニュウもあります.

 

鰹節と海苔に磯の風味が寄り添います,美味ちい.

 

 

やきとんがメインのお店ですがね.

 

さっきから頻繁に耳にする注文品が気になって仕方がない.

 

 

玉子焼です,よくないっすか.

 

ネギが丁寧に焼きこまれております.

 

 

七味唐辛子をぷりたつでいただく.

 

甘めの出汁がドメスティックな味わい,美味ちい〜.

 

 

やきとんです.

 

大好きなシロを2本いただきます.

 

 

おうりゃ,いいねいいねえ.

 

そんじょそこらのシロではねえよ.

 

プリッと肉厚でテッポウの趣き,こりゃ上等だ.

 

 

断然にタレをチョイスする,私の場合.

 

てらてらと照り輝くタレにやきとんの真味がある.

 

そう思うのですが,私のバヤイ,いかがでしょうか.

 

 

奥の席で常連さんの小宴が催されている.

 

談笑の声も大きいのですが一向に気にならない.

 

いいお店ってのは不思議とそういうものだ,そう思う.

 

 

後から入ってきた常連さん.

 

お店にいた全員に持参のキャラメルをおすそ分けです.

 

一見客の私にも,いいお店ってのはやはりそういうものだ.

 

 

いやしかし,激渋な外観ですなあ.

 

これは通っちゃうこと間違いないよね.

 

 

お隣の蒲田温泉とセットで,うっふふ.

 

なんて〜のもやってみたい,やってみたい.

 

 

で,わはは.これはアレです.

 

単に私の習性に属することなのですが.

 

 

界隈で呑ったときにはですね,必ずや.

 

必ずやここに寄っちゃうというわけです().

 

 

で,いつものようにアレです.

 

立ち食いそばのコーナーで呑っかけましてね.

 

 

こんなんのズルっちゃうわけです.

 

今日はカレーそばにギョク落とし,うほほい.

 

ここのはカレーが濃厚で実に美味なんです,よほほい.

 

 

私はね,私はいつもアレです.

 

この瞬間を日々の至福とする男です.

 

 

この街で呑れるシアワセっつーのをですね.

 

心から感じてしまうのですが,わはは,いかがでしょうか.

 

深夜の安直貧乏アテ,わひゃひゃ.

深夜の晩酌などの際にね.

 

 

なんか一品ちょいとだけ,むふふ.

 

簡単なアテを欲する場面にお役立ちです.

 

 

昼に食べようと思って買ったコロッケパン.

 

もったいないから冷凍庫に取っておいたのです.

 

それを深夜にトースターで軽く炙ってカットする,それだけ.

 

 

少し焦げめなのもご愛嬌です.

 

ソースをぷりたつでバーボンのアテにする.

 

場合によっちゃマヨネーズなどを用いるのもありです.

 

 

だからそれがどーしたっつー話ですが.

 

 

あるいはよ,のほほい,のほほい.

 

今日は晩酌が清酒である,という場面ではよ.

 

 

冷蔵庫に残っていたみょうがと卵.

 

そろそろ賞味期限がアレですんでね,うふふ.

 

ケチな性分なのでちゃちゃっと使っちまおうっつー場面ですが.

 

 

みょうがの卵とじです,いいでしょ.

 

これ,今はなき亀鶴食堂()のメニュウね.

 

七味ぷりたつで呑るのが堪りません堪りません〜.

 

 

だからそれがドーシタっつーハナシですが,わはは.

 

アナザー・ライフの安直貧乏肴2品,いかがでしょうか.

 

 

 

 

 

フランクリン・アベニュー(Franklin Ave.) @ 五反田(JR山手線)

あ,懐かしい〜,こちらのお店.

 

今でも相変わらずご盛業中なんですね.

 

 

《 フランクリン・アベニュー 》

 

 

これですよ,これ,これ.

 

ナイフとフォークで食べる式ハンバーガー.

 

日本ではポピュラーではなかった時代からこのスタイルでした.

 

 

高輪台近くの閑静な高級住宅街.

 

その一角に中庭テラスも豪華な一軒家造作.

 

店内を吹き抜ける風はまさにロスの香り,うっふふ.

 

 

ポスト・バブルな時代でしたがね.

 

マック以外はウエンディーズくらいしかなかった時代.

 

開店当初はニュースタイルなハンバーガー店としてメディアも注目でした.

 

 

およそ何年くらい前の創業でしたっけねえ.

 

私のおぼろげな記憶では28,9年前だったかなあ.

 

ホール係の若いおねいちゃんは当然ご存知ありませんよね.

 

 

「お客さんすごい,大当たりです,29年前からですって!」

 

戻ってオーナーに聞いてきたおねいちゃんが褒めてくれました.

 

 

一身上のハナシでアレですがちょうどその頃アレです.

 

近くのミッション系女子大出身のジョシと懇意であんしてね.

 

一緒に立ち寄ったっつーハナシなんですが,もう29年かあ,むふふ.

 

 

当時からお気に入りのアボカドバーガー.

 

サイズ感は伝わりませんがけっこうデカイです.

 

初回は必ずやどうやって食べるのか困惑します,のはは.

 

 

 

昔からの習慣でね.

 

私といたしましてはアレです.

 

ハンバーグにはマスタードのみを用いましてよ.

 

 

ケチャップはポテトにぷりたつっつーの.

 

いかがでしょうか,いかがでしょうか,よほほい.

 

 

あ,嬉ちい〜.

 

ワインも置いておりますのね.

 

昔はビールだけだったからこれは出色.

 

 

パテもバンズも昔と変わらない.

 

ってか,めっちゃ美味しくなったんじゃね,そう思う.

 

永く人気が続くのにはそれなりの理由があるのね,そう思う.

 

 

昔,流行ったお店が,今でも変わらず.

 

都内の一等地で美味しいバーガーを提供しておられる.

 

私はそれだけで大層に嬉しくなってしまうのですが,いかがでしょうか.

 

 

残念ながら予約はできませんがご安心です.

 

早めのお時間ならばメガ・キャパなお店なので余裕ですよ〜♪

 

 

過日述懐,これだけは

1年前のお話でご容赦ですが,これだけは.

 

 

これだけは書いておかねばですよ.

 

私の中での物ごとがおかしい,そう思うのです.

 

興趣不振なれば閲覧シカトウをお願い申し上げます.

 

 

実は昨年のまさにこの時季.

 

地元で催される秋の祭礼を待たずしてね.

 

永年に渡る馴染みの街蕎麦屋が閉店したのです.

 

 

お店は47年続いたそうですが.

 

個人的には出前を含め30年間お世話になったお店です.

 

昨年2018年8月31日をもってその歴史が閉じられたのです.

 

 

でありますので,2018年8月29日の忘備録.

 

残すところあと3日を惜しんでの訪問なわけです.

 

30年来こちらでの習慣として日本盛の瓶徳利で開始します.

 

 

永年の慣習として,このお店では.

 

お酒に何かその日の1品を出してくださった.

 

残り物でも一向に意に介さなかった,それが嬉しかった.

 

 

明太子が添えられた板わさ320円.

 

私はこのお店で蕎麦屋で呑む習慣を身につけたのです.

 

 

このお店と言えばこれ,かき揚げそば.

 

当初,デフォルトメニュウにはありませんでしたが.

 

私の我儘で特別に作っていただくことになったのです.

 

 

ここで年越しそばをする時は定番だった.

 

ナルトが刻み込まれていて胡麻油の香りが芳ばしい.

 

冷しにもできるのですが,やはりここは定番の「温」で.

 

 

2018年8月30日.

 

秋祭りを待つ提灯も煌々と.

 

 

この日は懐かしいお客さんと同席した.

 

かつて近所にあったもつ焼き丸東の親父さんです.

 

そういえば親父さんも昔からここのファンだったよねえ.

 

(もつ焼きの銘店丸東の記事はこちらです ⇨

 

 

ここはセットものに定評があった.

 

ていうかアレです,よろしいでしょうか.

 

ここのセットメニュウは無尽蔵なのよ,わははは.

 

 

サーヴィス精神マックスなご主人だからね.

 

それこそあれですよ,いい意味で客の言いなり式でね.

 

30年日々メニュウが増え続けていたと言うても過言じゃない.

 

 

ある日,女将さんが嬉しそうに愚痴をこぼされた.

 

「もう〜本当にどこまで増えるか心配なんですよ〜」

 

私はこれほどまでに働き者の女将さんを他には知りません.

 

 

 

今日を入れて閉店まで残り2日です.

 

注文の吟味にも思わず念を入れてしまいます,であるので.

 

あっという間に日本盛も4本を追進してしまうのです,むはは.

 

 

ここはやはりね,私といたしましてはね.

 

膨大なメニュウから最も思い入れのあるセット.

 

ひき肉丼と月見そばのミニセット,これでっしょうねえ.

 

 

「ウチのは鳥スープで炒めるから特製だよ」とご主人.

 

ここはまかない料理を新メニュウに加えるという得意技があった.

 

挽き肉とキャベツを炒めてのせただけの安直丼ですがこれは出色.

 

 

ミニと申しましたがね,おっほほ.

 

こちらおよそ通常のミニではねえんですわな.

 

ほとんど通常の丼サイズっつーんだから驚きでした.

 

 

ご利用されていた方もご存知ないかもしれません.

 

こちらのそばは自家製の機械打ちだったんですよね.

 

 

いつも少し柔らかめの茹で上がり.

 

エッジもまったく立ってないお蕎麦でしたが.

 

街蕎麦屋はこれくらいのがいい,実に美味しかった.

 

 

さて,2018年8月31日最終日.

 

とうとうその日を迎えてしまったわけです.

 

昼から出前やお客さんが殺到してんてこ舞いだったそうです.

 

 

もう遅めの時間ですが.

 

店内は別れを惜しむ常連の方々でいっぱいです.

 

いつもながら客の平均年齢が高く,老人会の集会所の趣きです.

 

 

最終注文その1,ミックスフライ.

 

なぜ蕎麦屋でミックスフライかと問われますればよ.

 

私にもよくわかりませんが,わはは,これ外せない外せない.

 

 

イカフライを中心にね,その日あるもので.

 

思いつくままにというアバウトさが良かったなあ.

 

30年の間いつ頃出来たメニュウか定かではありません.

 

 

これが本当の最終注文です.

 

やっぱりカレーだね,カレーだよ,うっひっひ.

 

カツカレーにしたかったけど,ミックスフライ頼んだからね.

 

 

ここのカレーライスは本当に美味しかった.

 

蕎麦屋のカレーっぽくないけど真情の味,真心の味.

 

息子が小学生の頃,ここのカレーライスを絶賛してたんだ.

 

 

やがて,常連のお客さんもぽつぽつ帰り始める.

 

みんな名残惜しそうに,一人一人ご主人にお別れをして.

 

もちろん,最終日にもお店の片隅に丸東の親父さんの姿があった.

 

 

ご主人夫婦には嫁がれたご長女がおられます.

 

鎌倉近くの娘さん宅で悠々自適に隠居されるそうです.

 

 

その娘さんがまだよちよち歩きだった頃.

 

偶然にここを通りかかったことがあるのですが.

 

娘さんをあやすご主人の笑顔が昨日の事のように思い出されます.

 

 

他のお客さんが帰られてから.

 

「何か欲しいものがあったら持っていってよ」

 

と,壁に掛かっていた黒い短冊メニュウを何枚か外して.

 

 

選んでくだすったお品書がカツカレー,うふふふ.

 

47年の脂と埃と歴史で燻蒸され黒光りしております.

 

これを自宅に持ち帰り小さな額に入れて家宝にしよう.

 

 

いよいよ本当にお別れですが.

 

ここは私の人生で最も永く通ったお店です.

 

 

これだけは断じて言えます.

 

これまでも,これから先にも金輪際.

 

私の中でここを超えるお店には出会う事はないでしょう.

 

 

ご主人,女将さん,長い間ありがとう.

 

末長くお健やかな日々をお過ごしくださいませ.

 

 

 

***閉店1周年記念 過去の蔵出し記事だぴょ〜ん!***

 

➡︎◆ 秋雨散歩は蕎麦屋でラーメン(2017.9)

 

➡︎◆ 最後の年越しそばはかき揚げそば(2016.1)

 

➡︎◆ 秋祭り 囃子太鼓をききながら(2016.9)

 

➡︎◆ 店内はいつも老人会の集会所(2016.3)

 

➡︎◆ カツカレーには七味をぷりたつね(2015.10)

 

➡︎◆ チラ見え桜には五目中華がおすすめ(2015.3)

 

➡︎◆ 大晦日は職人さんと年越しそば(2014.12)

 

➡︎◆ 花見酒はミックスフライに限る (2013.3)

 

新華楼 @ 西太子堂・三軒茶屋(東急世田谷線)

街中華の立地として格別の風情です.

 

 

なんとなればアレです,いいねえ.

 

お店のすぐ横を東急世田谷線が通ります.

 

 

加えまして踏み切りの直脇立地,であるので.

 

遮断機が降りて列車通過をお待ちの折にはですよ.

 

 

是非ともアレです,うっふふふ.

 

店頭の素敵なサンプルケースをご愛玩くださいやし.

 

 

《 新華楼 》

 

 

お店は縦長の造作になっちょります.

 

いかにも線路に沿ったふうの立地が愉しいね.

 

コップ酒を呑りながらしみじみと感じ入ってしまいます.

 

 

素敵なのはお店の立地だけではねいのんす.

 

街中華として過不足ない品目の万端取り揃えです.

 

 

で,アレです,酢豚であんす.

 

こういうお店の酢豚はすべからく美味い.

 

なぜか直感でそう感じてしまうのが不思議です.

 

 

私はこのね,この.

 

黒酢餡の「照り」が酢豚の粋である.

 

と常々思っているのですが,いかがでしょうか.

 

 

パイナップルは入っていない式です.

 

私は有りも佳し無しも佳し,それには拘泥のない男です.

 

大きめな具材にしっかりとした黒酢餡がからんで美味ちいです.

 

 

おうりゃ,いいぞいいぞ.

 

厨房の窓をかたたん・こととんと列車が通る.

 

こういう店内は果たして非常に調子が高いのです.

 

 

ではアレですな,うほほい,うほほい.

 

調子が高くなったところで,アレいっちゃいますか.

 

 

アレとはこれです,冷しです.

 

けだしご明察です,うわっはっきゃ〜っ!

 

 

錦糸卵の代わりに茹で玉子ハーフ.

 

焼豚もナルトも細切りにはしない式です.

 

小エビとかまぼこ,これは珍しい伊達巻が彩りを添えます.

 

 

冷し中華としては少々稀有なスタイルです.

 

これは,ほう,なるほど,中華丼のトッピングと同じですね.

 

これに関して私は怠惰の流用という見解を断じて否定するのです.

 

 

なんとなればスライスナルトが心魂に触れる.

 

むしろお店の工夫と信条を心から賞賛するのです.

 

アーヴェンギャルドな冷し中華に私は心酔してしまうのです.

 

 

伊達巻の起用も実に出色です,これはいい.

 

酸味の利いた醤油出汁が染み込んで美味ち美味ちい〜.

 

 

近所の方々が次々とご来店です.

 

お子様連れのファミリーもやってくる.

 

地元に愛されているお店というのがよくわかる.

 

 

満悦してお店を出ると,思わずも.

 

るろん・るろん・るろん...と遮断機が降りる.

 

 

わずか2輌の世田谷線が通過した.

 

その車風にお店の暖簾がかすかにゆれた.

 

 

これまでも,そしてこれからも.

 

この叙景が繰り返されると思うとなぜか嬉しくなった.

 

 

最寄りは西太子堂ですがアレです.

 

三軒茶屋駅からでもめっちゃ近いのでご安心.

 

なにしろ世田谷線って徒歩でも一駅5分だからね,うっふふ.

 

 

 

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