TSUTAYAでいくえみ稜のマンガを借りた時、
ついでに全然知らないマンガを借りたのだが、
それが冬川智子の
「マスタード・チョコレート」というマンガだった。
作者も作品も全く知らず
なんとなく雰囲気で借りたのだが、
これが意外に面白いマンガで、
早速ネットで調べてみた。
するとすでに映画化されていた。
冬川智子のマンガも10冊以上出ていた。
まだまだ知らない作品や作者がいて、
これから出会えるのかと思うと
嬉しくなってしまう。
TSUTAYAでいくえみ稜のマンガを借りた時、
ついでに全然知らないマンガを借りたのだが、
それが冬川智子の
「マスタード・チョコレート」というマンガだった。
作者も作品も全く知らず
なんとなく雰囲気で借りたのだが、
これが意外に面白いマンガで、
早速ネットで調べてみた。
するとすでに映画化されていた。
冬川智子のマンガも10冊以上出ていた。
まだまだ知らない作品や作者がいて、
これから出会えるのかと思うと
嬉しくなってしまう。
いくえみ稜の
「あなたのことはそれほど」の
単行本既刊5冊を
TSUTAYAでレンタルしました。
このマンガは
現在放送されている同名ドラマの原作で、
ずっと貸出中で手に入らなかったものです。
ドラマの評価は賛否両論で、
主人公波瑠のふるまいに
批判も多いようです。
いくえみ稜はキャリアの長いベテラン作家で、
さすがに物語設定や人物描写がうまく、
マンガとしてはなかなかのクオリティだと思います。
この「あなたのことはそれほど」は
TBSの火曜ドラマという枠で放送されていて、
この前の作品は「カルテット」というドラマ、
そしてその前のクールでは、
「逃げるは恥だが役に立つ」が
放送されていました。
「カルテット」はオリジナル脚本ですが、
「逃げ恥」は海野つなみの原作をドラマ化した、
「あなたのことはそれほど」と
出自の似ているドラマです。
いくえみ稜の原作では数年前に
「潔く柔く」というマンガが、
実写映画化されています。
こちらの原作も以前読みましたが、
基本的にはベタな少女マンガの延長という感じで、
映画を見ようとまでは思いませんでした。
結局波瑠が演じている主人公の美都(みつ)という女性が、
かつて憧れていた、小・中学校で同級生だった、
有島という青年と再会して恋心が再燃するのだが、
美都も有島もすでに既婚者で、
結局W不倫という形になり、
事態は泥沼の様相を呈する、
というような、ある意味では、
ごくありふれたストーリーです。
しかしいくえみ稜の、
長年少女マンガで培ってきた手練手管で、
物語は単純な愛憎や怨嗟に終始せず、
少しは登場人物に感情移入できるように描かれています。
これが実写ドラマでどこまで描かれているのか、
僕は見ていないのでわかりませんが、
いずれDVD化されたら見てみるかもしれません。
原作はまだまだ連載中で、
この後も一波乱も二波乱もありそうですが、
ドラマはそろそろクールが終了するので、
どのように物語を終結させるかそこが見所だと思います。
ステレオタイプな結末にならなければいいのですが。
個人的にはフィールヤングに連載されていた作品では、
南Q太の「グッドナイト」をドラマ化して欲しいです。
この作品連載が中断してるみたいだけど。
ブックオフで近藤ようこの
「五色の舟」というマンガを見つけて買ったのだが、
どんな作品か知らないまま、
ただ近藤ようこというブランドを信じて、
買って読んでみたら、なかなかの内容だった。
かいつまんでストーリーを紹介すると、
身体障害を持った人たちが、
家船で暮らしていて
見世物興行をしているのだが、
時世は戦時下で、
あまり仕事がなくなってきている。
そんな時、岩国に「くだん」がいるらしい、
という噂を聞きつけ、
一座に加えようと買い付けに行く。
「くだん」というのは、
牛と人間のあいの子といわれており、
人語を話して予言をするという生き物である。
目的の家に着くと
「くだん」はすでに軍に接収されており、
見世物一座の座長は、
特別に「くだん」との面会を許される。
「くだん」は日本に新型爆弾が落とされて、
戦争に負けるという予言をしており、
軍の上層部は「くだん」に導かれて、
別の世界に移り住みつつあり、
見世物一座も希望するなら、
別の世界に連れて行くと言われる。
見世物一座の和郎と桜は、
「くだん」に乗って別の世界に向かうのだが、
「くだん」の監視役だった兵隊が
「くだん」を銃で撃って殺してしまう。
しかしラストでは和郎と桜は
新型爆弾が落ちなかった世界で、
平穏に暮らしている。
原作の小説は
40ページ足らずの短編なのだが、
その中に猟奇的な要素や、
オカルト的要素、SF要素など、
多様なイメージが錯綜する怪作である。
さっそく書店に
この原作の小説を探しに行ったが、
見つからなかった。
アマゾンで注文すればすぐに手に入るが、
そんなに簡単になんでも手に入るというのも、
面白くない話なので、
図書館で探して借りてみた。
作者の津原泰水(つはらやすみ)は、
1964年生まれということなので、
あまり僕と変わらない年齢だ。
広島出身で、
「この世界の片隅に」に、
ネットで文句を言ったりしているらしい。
なかなか一筋縄では行かなそうな人だ。
11(イレブン)という短編集に
収録されていた他の短編も
なかなか僕の好きなタイプの小説だった。
西原理恵子の「ダーリンは71歳」の中に、
高須克弥が祖母の思い出を語る回がある。
「ボクの家は四百年前からの
代々医者の家で、
何でか女ばっかり生まれる」
「ボクのおばあちゃんが
医者やってた頃に戦争が終わってね、
名古屋も当然焼け野原
夫を亡くし子供をかかえ
途方にくれた女達がたくさんいた」
「おばあちゃんは全くの独学で
食いつめた女達におそらく日本初の
美容整形手術をしていた」
それは売春をする彼女たちが
高い鼻をしていたら
進駐軍に高く買ってもらえたからであった。
「そして彼女達が妊娠してやって来たら
何も言わず堕ろしてあげた」
「あっという間にうわさは広まり
高須病院は毎日大行列
みんなお金もろくに払えず
ばあちゃんもとらず
せめてものお礼にと
進駐軍から手に入れた缶詰が
たくさん置かれていかれて
ぼくはそれを食べて大きくなった」
こうやって作りあげられた、
高須病院のやってきたことに対して
民進党の大西という議員が、
揶揄するようなバカにするような発言をした。
高須院長は1000万円の損害賠償を求めて提訴したが、
1000万円なんて高須院長にとってははした金だ。
その程度の金が問題なのではない。
人の尊厳を傷つけるということが
何よりもやってはならない悪なのだ。
「帝一の國」の実写映画版、見ました。
とても良かったですよ。
意外に観客が多くて、
中学生、高校生くらいの、
女の子が多かったです。
やはりイケメン俳優揃いのキャストのせいですかね。
会場全体がわかりやすいギャグとかで、
ザワッとどよめいたりして、
ああ、こんな風に消費されてるのかと、
なんかちょっと納得いかないような、
でも結果としてヒットしているならいいかと、
そんな感じで受け止めることができました。
高校の美術の先生をしながら、
屈折したマンガをコツコツ書いていた、
古屋兎丸が、こんな形で、
ひねくれを貫き通した結果、
作品がこんなに素晴らしい映画に結実するなんて、
別に古屋兎丸とは知り合いでもなんでもないですが、
映画が始まった時、
自分のことのように嬉しくて涙が出ました。
やはり菅田将暉はいい俳優ですね。
「溺れるナイフ」のDVDも
見てみようと思いました。
古屋兎丸の「帝一の國」の映画版が、
現在公開中で、テレビとかに、
出演者がやたら出てて、
古屋兎丸もとりあえずは成功したなと、
とても嬉しく思っていました。
それで勢いに乗って、
ブックオフに古屋兎丸版の
「人間失格」全三巻があったので、
買ってもう一度読んでみました。
太宰治の「人間失格」は、
僕が卒論で研究した本で、
自分なりに「人間失格」についての
考えというのがあります。
太宰治の死後50年が過ぎて、
著作権がフリーになって、
太宰治の原作がやたら映画化された時期があり、
荒戸源次郎の「人間失格」もその中の一本で、
生田斗真が映画デビューした作品であるのは
知っていましたが、
個人的思い入れが強い作品であるだけに、
「人間失格」を見ることは、
なかなかできずにいました。
最近、映画とか映像表現とか、
テレビドラマとかに関する考えが、
前ほどかたくなではなくなりつつあるので、
この機会に自分にとってサンクチュアリであった、
「人間失格」もリミッターを外しとこうかな、と、
マンガ版も映画版も見てみたわけです。
マンガ版も映画版も
作者なりのアレンジが加えられていて、
以前の僕なら絶対に許せないところだったのですが、
最近はこれでもいいかなと思えつつあります。
古屋兎丸のマンガ版は、
時代設定もやや現代に寄せているので、
改変が加えられていても、
まあしかたないよねと思うこともできるのだが、
荒戸源次郎さんの映画版は、
時代を忠実に当時(昭和20年前後)に設定しているうえに、
原作には登場しない中原中也が出てきたり、
最後のテツ(三田佳子)とのくだりに、
かなり自由な解釈が加えられていて、
ちょっとやり過ぎじゃないかなと思いました。
荒戸源次郎さんって最近はどうしているんだろうと、
ウィキペディアで調べてみたら、
なんと昨年末にお亡くなりになっていました。
なのでこれ以上追及するのはやめようと思いました。
少し前に単行本を買っていた、
「げんしけん 二代目」21巻を読みました。
少し間が空いていたので、
19巻から21巻まで通して読みました。
「げんしけん」というのは、
現代視覚文化研究会という、
大学のサークルを舞台に、
ここに集まるオタクの日常を描いたマンガです。
2002年から「アフタヌーン」で連載が開始され、
2016年に連載が完結しました。
僕はなんとなく気にしながら、
時々新刊を見かけたら買っていました。
オタクというのがどういうものか、
定義するのは難しいですが、
僕は自分のことを
オタクのグループに所属しているとは思っていません。
しかし、一般の人に比べると、
かなりの数のマンガを読んだり、
映画を見たりしているので、
事情をよく知らない人からは、
オタクと呼ばれてもしかたないとは思います。
でも「げんしけん」を読むと、
やはり自分はこういう「オタク」ではないなと、
あらためて思います。
以前、本物のオタクの人から
「げんしけんのすごいところは、
初めてマンガでオタクの性について
書いたところなんですよ」
と教えていただいた。
確かにオタクの人たちは
二次元などをこよなく愛し、
現実での恋愛や性行為を
あまりしないようなイメージがありますが、
オタクにも男性や女性がいて、
サークルで出会ったりもするし、
タイミングが合えばつきあったりして、
性行為なども当然する。
そのことがタブー視されているわけでもないのに、
僕の友人のオタク氏は、
その「オタクの性」が表現されているということが、
といも重要なことだと熱弁していたのです。
やはりオタクにとってはリアルな性行為は、
タブーとまではいかなくても、
何かちょっと構えてしまうようなことなのだろうか。
それで「げんしけん」の重要人物、
オタクの中のオタクの
班目(まだらめ)というキャラクターがいるのだが、
物語の終盤にこの斑目にモテ期が到来し、
なんだかグダグダになりながらも、
結局は斑目に「彼女」ができる。
ああ、よかったね、
何もかもが解決したわけではないけど、
オタクはオタクなりに
自分独自の心の迷宮を持っていて、
自分なりの方法で出口を探している。
必ずしも出る必要はないのかもしれないけど、
ずっと迷い続けているのも、
なにか心もとないものなのだろう。
そんなオタクたちのさまよっている姿が、
とても愛しく思えてしまうマンガなのです。
「げんしけん」はアニメにもなっています。
こちらの方がより簡単に物語と触れることができるので、
こちらもおすすめです。
「逃げ恥」の作者、海野つなみが気になって、
他の作品も読んでみようと思い、
コミックレンタルで「回転銀河」を見つけて読みました。
基本的には王道の少女マンガなのですが、
少し違うところといえば、
最初に出て来るエピソードで、
姉弟の近親相姦的な設定が出てくる、
というところです。
この設定は編集部でも問題になったそうで、
タブーに挑むというほどではないですが、
10年以上前から色々な試行錯誤を
試みていた方なんだなあと思いました。
「逃げ恥」では主人公のみくりの
「小賢しい」という性格設定が、
ドラマ制作サイドと作者の間で、
少し認識がズレていたらしく、
作者があとがきでフォローしていましたが、
このような少し変わったキャラクター設定こそが、
物語を既存のありふれた物語から、
少しエッジの効いた、
魅力的な物語にしていくのだと思います。
「回転銀河」にもものすごく美形で、
ものすごく性格の悪い、
双子の兄弟が出てきますが、
こういうキャラクター設定が
うまくはまったら「逃げ恥」のような、
非凡な作品が生まれて、
ヒットするのだと思いました。
まあ結局この双子の兄の方が、
地味で天然な女の子に魅かれていくという、
王道の展開ではあるのですが・・・・
どうも原作マンガとテレビドラマは、
ストーリーが少し違うようなで、
原作マンガで僕が気に入っている会話を、
ドラマで星野源と新垣結衣がどのように再現するか、
楽しみにしていたのだが、
そこはドラマでは出てこない可能性もあるので、
今のうちに、僕がまだその会話に感動しているうちに、
その部分を書き留めておこうと思う。
それは第9巻の中で二人で行う、
新生活一ヶ月めの反省会というか、
経過報告会議での会話である。
みくり「あの、平匡CEO」
平匡「なんですかみくりCEO」
み「いつの間にか月2回のハグが
なくなっていることについては
どう思われますか」
平「それについては僕も
もやもやしておりました」
み「契約恋人じゃなくなってから
ハグの回数が増えて
義務としてのハグはなくなったものの
ここのところ忙しくてなくなってますよね」
平「復活させましょうか」
み「それもいいのですが、
新婚ということで少々おねだりしても
よろしいでしょうか」
平「なんでしょう」
み「これは自分勝手なお願いというのは
十分承知しているのですが、一日の最後、
寝る前にハグをしてもらうと
一日の疲れも癒されるかと思うんですが、
どうでしょう」
平「みくりさん」
み「えへへ~、まあ生活時間も違うので
難しいかもしれませんが」
平「そういうおねだりは
どんどん言っていきませんか
むしろウェルカムです!」
み「まあでも実際問題平日は
私のほうが先に寝ちゃってることが
多いんですけどね」
平「そうですね、いつも起こしてしまって
申し訳なく思っています
もっと大きなベッドを購入するとかして・・
ダブルとシングル、ふたつなら、
どっちがいいでしょうね
生活時間が違うなら
寝室を分けるということも検討しないと」
み「そうですね、延び延びになっている
引っ越しも含めて、そこも見当せねばなりませんね」
平「しばらくはご迷惑をおかけしますが、
よろしくお願いします」
み「いえいえ、でも起こした時に、
ついでにハグしてくれたら、
そのあとまたいい夢が見られるかも・・・
ひ、平匡さん?」
平「すっすみません、なんでもないです」
じゃあ、じゃあですよ、
朝はみくりさんのほうが
早起きじゃないですか」
み「すみません、今度は私がいつも
起こしちゃってますよね」
平「朝、起こしたついでに
おはようの、チュウ的な・・・」
み「えー、ちょっと、平匡さん!」
平「みくりさんがおねだりをするなら、
こっちだって!」
み「わー死ぬ!恥ずかしくて死ぬ!」
平「僕だってさっき殺されかけましたよ!」
この会話をどういうカット割りで撮るか、
僕は空想が膨らんで楽しくてしかたなかった。
ついにテレビドラマのDVDをレンタルしました。
とりあえずはお試しに第一巻のみ。
原作マンガの方も、
最終巻の第9巻を読みました。
原作マンガが連載されている途中に、
テレビドラマが放送されたらしく、
作者も少なからずドラマに影響されたそうです。
原作の終わり方は予想された予定調和でしたが、
これを新垣結衣がどう実写化するか、
とても楽しみにしています。
しかし新垣結衣以上に、
星野源に心奪われました。
原作で描かれている以上に、
原作で意図されているイメージを、
過剰に現実化しているように感じました。
この人はかなりの表現者ですね。
続きを見てこのドラマをもっと楽しむことができて、
テレビドラマの表現にもっと近づけたら、
僕の人間性も変わって行けるかと思っています。