いくえみ稜の
「あなたのことはそれほど」の
単行本既刊5冊を
TSUTAYAでレンタルしました。
このマンガは
現在放送されている同名ドラマの原作で、
ずっと貸出中で手に入らなかったものです。
ドラマの評価は賛否両論で、
主人公波瑠のふるまいに
批判も多いようです。
いくえみ稜はキャリアの長いベテラン作家で、
さすがに物語設定や人物描写がうまく、
マンガとしてはなかなかのクオリティだと思います。
この「あなたのことはそれほど」は
TBSの火曜ドラマという枠で放送されていて、
この前の作品は「カルテット」というドラマ、
そしてその前のクールでは、
「逃げるは恥だが役に立つ」が
放送されていました。
「カルテット」はオリジナル脚本ですが、
「逃げ恥」は海野つなみの原作をドラマ化した、
「あなたのことはそれほど」と
出自の似ているドラマです。
いくえみ稜の原作では数年前に
「潔く柔く」というマンガが、
実写映画化されています。
こちらの原作も以前読みましたが、
基本的にはベタな少女マンガの延長という感じで、
映画を見ようとまでは思いませんでした。
結局波瑠が演じている主人公の美都(みつ)という女性が、
かつて憧れていた、小・中学校で同級生だった、
有島という青年と再会して恋心が再燃するのだが、
美都も有島もすでに既婚者で、
結局W不倫という形になり、
事態は泥沼の様相を呈する、
というような、ある意味では、
ごくありふれたストーリーです。
しかしいくえみ稜の、
長年少女マンガで培ってきた手練手管で、
物語は単純な愛憎や怨嗟に終始せず、
少しは登場人物に感情移入できるように描かれています。
これが実写ドラマでどこまで描かれているのか、
僕は見ていないのでわかりませんが、
いずれDVD化されたら見てみるかもしれません。
原作はまだまだ連載中で、
この後も一波乱も二波乱もありそうですが、
ドラマはそろそろクールが終了するので、
どのように物語を終結させるかそこが見所だと思います。
ステレオタイプな結末にならなければいいのですが。
個人的にはフィールヤングに連載されていた作品では、
南Q太の「グッドナイト」をドラマ化して欲しいです。
この作品連載が中断してるみたいだけど。
