昨日、今日と私立高校の推薦合格発表が続きます。
合格した生徒の皆さん、おめでとうございます
さてさて、
友達が○○高校の推薦で合格しました。
私は3月までツラい受験勉強が続きます…。
こういう季節がやってまいりました。
毎年そうですが、学校や塾の空気が一変するんですよね。
中学生は初めての入試、初めての進路選択で不安な年齢です。
友達関係も一気に変わる、あの季節です。
…入試が終わると「大したこと無かった」と、いつも先輩方がいつも言う、あの季節です
(周りの大人はこれ以上無責任なコトを言ってはいけませんね、すみません)
公立高校の中間倍率(出願状況)発表は、来週28日(火)10時です。
今年は第6回道コンが例年より1週遅いため参考にできず、倍率発表で出願変更をするかそのまま突っ込むか…悩む人は少なくないと思います。
月曜日のブログで書きましたが、冬期道コンの個人成績表が届いて、
現時点で「下位3分の1」の生徒の皆さんは、このままの勉強ペースでは落ちるという危機感を持ってほしいと思います。
先週発表になった道コン中3データは確認しましたか。
あの高校やあの高校など、サプライズは起こるかもしれません。
今日は、願書も提出したし来週頭に倍率発表がありますし、
「受験校を決定する最後のチャンス」だと思い、少し厳しめに書いてみることにします。
◆中3受験校について(先週書いた記事です)
「正常性バイアス」について、是非知ってほしいと思います。
◆正常性バイアスとは(Wikipediaより)
東日本大震災や御嶽山の噴火の話が良く例に出されるのですが、
自分にとって良くないコトは避けてしまう、無かったことにしてしまう、という心理状態を指すそうです。
これと受験と結びつけた記事がありますので、紹介します。
どの学校や塾でもいえると思いますが、
学校の先生と塾の先生が同時に「厳しい」と言っている場合は、たいていは厳しいです。
・模擬試験で1回も良い結果を出せなかったけれど、本番は何とかなるかもしれない。
・私はまだ試験勉強を始めたばかり。頑張れば追いつくかもしれない。
・ずっと行きたいと思っていた、願えば届くかもしれない。
生徒の皆さんは思うかもしれません。
厳しいです。
「厳しい」の前に「たいてい」とか「多分」とかつけるから、
生徒の皆さんは「望み」の方を見てしまうんでしょうが、
入試に「絶対」はありませんから…その接頭語は先生たちの優しさなんですよ…多分。
サイコロを2個振って、ともに2が出る確率ってやったでしょう。
それと同じくらいの合格率だということなのですよ…厳しいというのは。
(こういうことです)
…でもね、
別に入試は不合格でも命やお金を取られる訳じゃありませんからね!!
厳しいと言っているだけで、「受験するな」とは言っていません。
私、学校や塾の先生が「受験するな、志望校を下げろ」っていうのは、職業選択の自由に反するんじゃないかという考えがありまして(笑)
受けるのは自由、受かるのも自由、落ちるのも自由です
ただし、「厳しい」ということをきちんと受け入れるということ、
「厳しいと言われた理由」は何故なのかを、必ず反省しましょう。
そして基本的に「合格すればもうけモノ」、という気持ちで臨んでほしいと思います。
そういえば「合格体験記」ってのは山ほどあるけど、
「不合格体験記」ってのは、あまり見たことがありませんね。
合格発表後に引きずってしまい、こういうことやこういうことになる可能性だってある…ということです。
この人たちが「特攻」だったかどうかは知りませんが。
たかが高校受験ですが、皆さんが最初に決める「人生の選択」です。
とりあえずビール的な、安易な選択をしていないかどうか、本当に考えてほしいです。
ちなみに正常性バイアスがかかるのは「生徒」の皆さんだけではありません。
一番冷静に判断しなければならないのは、保護者の皆さん、塾の先生、学校の先生など、
我々大人かもしれません。
ちなみに僕は学習塾の世界において、この「感覚」が狂ったと実感した時点で、キッパリ辞めようと思っています、多分
今回は以上です。
ちなみに来週27(月)は札幌日大「推薦Ⅲ」(第三の入試)の合格発表があります。
一足先に「結果が出た」生徒の皆さんは、一足先に「変わるだろう」と思います。
良い意味でも、悪い意味でも…