円相場の動きと投機筋の動向(2013年5月14日時点)…円売り越し枚数は2週間連続で増加!
IMM円通貨先物取引の投機筋のポジション動向を確認しておきましょう。
2013年5月14日時点では88,407枚の円売り越しとなりました。30週間連続の円売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて9,847枚増加しています(2週間連続で増加)。売り越し枚数は依然として高水準を維持しています。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
下記は1983年以降の投機筋のポジション動向のチャートです。2007年6月26日の円売り越し枚数は188,077枚に達しています。当時(ドル円相場は1ドル=123円台)と比べれば、円売り越し枚数はまだ少ないといえます。
下記は実需筋(コマーシャルズ=年金などの機関投資家)のポジション動向です。
2013年5月14日時点では133,835枚の円買い越しとなりました。32週間連続の円買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて16,365枚増加しました(2週間連続の増加)。
実需筋(コマーシャルズ)のスタンスは、「強気」継続と判断します。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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CME日経平均先物の投機筋のポジション動向(5月14日時点)…買い越し枚数は高水準を維持!
シカゴ日経平均先物取引について、2013年5月14日時点でのノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズのポジション動向(ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)です。
ノン・コマーシャズについては5月14日時点では42,328枚の買い越しとなりました。29週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて714枚減少しました(2週間振りの減少)。減少したものの、買い越し枚数は高水準を維持しています。
CTAやヘッジファンドなど投機筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
なお、円証拠金ベースのみのポジション動向をみると、5月14日時点では28,547枚の買い越しとなりました。30週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて54枚減少しました(2週間振りの減少)。
投機筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
次に実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家、ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)のポジション動向をみてみましょう。
5月14日時点では13,961枚の買い越しとなりました。84週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて6,097枚増加しました(3週間連続の増加)。買い越し枚数は増加しています。
年金など実需筋のスタンスは、「中立」から「強気」に変わったと判断します。
最後に小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。
5月14日時点では56,289枚の売り越しとなりました。84週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて5,383枚増加しました(2週間連続の増加)。
小口投機家のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
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日経平均ボラティリティー指数(2013年5月17日):26.53%、前日比-0.12ポイント
久し振りに日経平均ボラティリティー・インデックス(2010年11月19日より算出)のチャートをみてみましょう。
日経平均のヒストリカル・ボラティリティも掲載します。
5月17日時点の日経平均ボラティリティー指数は26.53%となりました(前日比-0.12ポイント)。3営業日振りの低下で、投資家心理が改善したことを示唆しています。
なお、5月17日のシカゴの日経平均先物(2013年6月限、円証拠金ベース)は5月17日の大証終値190円高の15,190円となっています。さらに、5月17日のVIX指数は低下しています。このため、本日(5月20日)の日経平均ボラティリティー指数はさらに低下する可能性が高いといえます。
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