ドルインデックスの動き(2013年5月20日):反落
ドルインデックスのAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。
5月20日のドルインデックス(NYクローズ時点)は前日比0.516ポイント安の83.736ポイントとなりました。2営業日振りの下落です。
下記はドルインデックスのAVSのチャートです。5月13日時点で「買い」転換していますが、5月20日時点では「買い」継続となっています。5月21日時点のSAR値(売買転換値)は82.64ポイントとなっています。
下記はドルインデックスの一目均衡表です。5月20日の終値は転換線の上に位置しています。上昇トレンドが継続しています。
下記はMACDのチャートです。5月10日に「買い」転換していますが、5月20日時点では「買い」継続となっています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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SKEW INDEX(スキュー・インデックス)(2013年5月20日時点):急低下!
S&P500指数のSKEW INDEX(スキュー・インデックス=ゆがみ指数と訳される)をみてみましょう。
SKEW INDEX(スキュー・インデックス)は、S&P500指数のオプション市場のデータ(アウト・オブ・ザ・マネーのオプション価格)から算出した“リスク指標”のひとつで、筆者が重要視しているVIX指数とは異なるリスクを表しています。ファイナンス理論で、いわゆる“Tail Risk(テイル・リスク)”とか “Black Swan Event(ブラック・スワン・イベント)”とかいわれる極端な事象が発生するリスクを示す指標です。
詳細な説明を知りたい方は、CBOEの下記のホームページをご覧ください。
http://www.cboe.com/micro/skew/introduction.aspx
下記はVIX指数とSKEW指数を合わせたチャートです。SKEW指数は通常100%から150%の間を動きます。指数が高くなるほど、正規分布からはずれた事象が生ずるリスク(テイル・リスク)が高いことを示します。
5月20日時点のSKEW指数は117.67%となりました。17日時点の127.85%と比べると10.18ポイントの急落です。これはテイル・リスクが大きく減少したことを示しています。17日の数値は一時的な上昇だったようです。
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VIX指数の動き(2013年5月20日時点):13.02%、前日比+0.57ポイント
5月20日のNY株式市場は反落しました。NYダウ工業株30種平均は前日比-0.12%、ナスダック総合株指数は同-0.07%となりました。
この日は特に注目される経済指標の発表はなく、李瑛確定売りの動きが続きました。ただ、大きく相場が崩れることはなく、下値では新規の買いも入りました。NY株式市場は引き続き強いといえます。
債券相場は続落(金利は上昇)しました。22日に予定されているバーナンキFRB議長の議会証言を控えて様子見気分が強まったようです。市場では量的緩和の縮小についてコメントするとの観測も広まっています。なお、外国為替市場では、米ドルが主要通貨に対して反落しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、5月20日の終値は13.02%となりました。前日比0.57ポイントの上昇で、2営業日振りに反発しました。投資家心理がやや悪化したことを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。VIX指数は低位を維持しています。VIX指数の動きをみる限り、NY株式市場の上昇トレンドはまだ続きそうです。
下記はVXV指数のチャートです。5月20日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は15.31%で、前日比0.14ポイント上昇しました。2営業日振りの反発です。
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