S&P500指数の中期的な動き(2013年5月17日):上昇トレンド継続!
5月17日時点のS&P500指数の週足ベースのいくつかのチャートをみてみましょう。
S&P500指数は4週間連続で上昇しています。
下記はS&P500指数の週足のボリンジャーバンドです(30週平均を利用)。5月17日時点では+2シグマの上に位置しています。中期での上昇トレンドが継続しています。
下記はAVSの週足モデルのチャートです。
AVS週足モデルは、5月17日時点では「買い」継続となっています。5月24日時点のSAR値(売買転換値)は1,619.80ポイントとなっています。
下記はAVSの日足モデルのチャートです(5月6日までのデータを反映)。
AVS日足モデルは、5月17日時点では「買い」継続となっています。5月20日時点のSAR値(売買転換値)は1,625.03ポイントとなっています。
下記はDMI週足のチャートです。5月17日時点では「買い」継続となっています。ADXは低下しています。
下記は週足ベースのMACDのチャートです。5月17日時点では「買い」継続となっています。
下記はストキャスティクス13週のチャートです。「買われ過ぎ」の領域にあります。“ダイバージェンス”が発生しており、注意が必要です。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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SKEW INDEX(スキュー・インデックス)(5月14日時点):127.85%まで上昇!
S&P500指数のSKEW INDEX(スキュー・インデックス=ゆがみ指数と訳される)をみてみましょう。
SKEW INDEX(スキュー・インデックス)は、S&P500指数のオプション市場のデータ(アウト・オブ・ザ・マネーのオプション価格)から算出した“リスク指標”のひとつで、筆者が重要視しているVIX指数とは異なるリスクを表しています。ファイナンス理論で、いわゆる“Tail Risk(テイル・リスク)”とか “Black Swan Event(ブラック・スワン・イベント)”とかいわれる極端な事象が発生するリスクを示す指標です。
詳細な説明を知りたい方は、CBOEの下記のホームページをご覧ください。
http://www.cboe.com/micro/skew/introduction.aspx
下記はVIX指数とSKEW指数を合わせたチャートです。SKEW指数は通常100%から150%の間を動きます。指数が高くなるほど、正規分布からはずれた事象が生ずるリスク(テイル・リスク)が高いことを示します。
5月14日時点のSKEW指数は127.85%まで上昇しました。前日比6.63ポイントの上昇で、3営業日連続の上昇です。これはテイル・リスクが増加していることを示しています。週明けの数値がどうなるか興味深いといえます。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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VIX指数と投機筋の動向(2013年5月14日時点):売り越し枚数は4週間連続で減少!
VIX指数先物の2013年5月14日時点のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
5月14日時点では56,427枚の売り越しとなりました。76週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて623枚減少しました(4週間連続の減少)。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスはまだ「弱気」継続と判断します。ただ、売り越し枚数は4週間連続で減少しており、スタンスに変化の兆しがみられます。
下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
5月14日時点では61,569枚の買い越しとなりました。75週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて1,648枚増加しています(4週間振りの増加)。
機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数を活用しており、ヘッジ比率は高水準です。
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