日経平均のAVSと一目均衡表(5月23日時点):AVSとMACDが「売り」転換!
5月23日の東京株式市場は全面安となり、日経平均やTOPIXなど主要なインデックスは急落しました。ここで日経平均のAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。
下記は、日経平均のトレンドフォローシステムAVSのチャートです。5月23日時点でAVSが「売り」転換しました。5月24日時点のSAR値(売買転換値)は15,749.08円です。
下記は、日経平均のAVSの週次モデルのチャートです(5月23日時点までのデータを反映)。5月23日時点では「買い」継続となっています。5月24日時点のSAR値(売買転換値)は14,201.20円で、5月24日の終値がSAR値を下回れば、週次モデルが「売り」転換することになります。
なお、筆者が重要視している日柄分析(サイクル分析)では、5月3日に終わる週の前後に重要な転換点があります。3週間ずれましたが、昨日(5月23日)つけた高値(15,942.60円)が目先の天井となった可能性が高いといえます。
下記は日経平均の一目均衡表です。5月23日の終値は転換線を下回り、基準線のすぐ上に位置しています。目先は基準線で反発すると思われますが、来週以降、基準線を維持できるかどうかがポイントとなります。
下記はDMIのチャートです。5月23日時点ではまだ「買い」継続となっています。ADXはさらに上昇しています。
下記はMACDのチャートです。5月23日時点で「売り」転換しました。
次に逆張り指標をみてみましょう。
下記はストキャスティクス13日線のチャートです。低下しましたが、まだ「買われ過ぎ」の領域にあります。
短期売買指標(変形騰落レシオ)のチャートです。10日線と20日線はともに低下しました。ともに中立領域にあります。
NY株式市場が落ち着いていたことから、本日の東京株式市場は反発が予想されます。どの程度反発するかがポイントとなります。
足元のファンダメンタルズは良好なことから、さらなる急落はないとみていますが、目先はもみあい相場となる可能性が高いとみています。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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NT倍率の推移(2013年5月23日時点):12.41倍、+0.16ポイント
久し振りにNT倍率のチャートをみてみましょう。
下記は先物でみたNT倍率のチャートです(ラージ取引の値で計算、2013年6月限)。5月23日時点では12.41倍まで急上昇しました(前日比+0.16ポイント)。3営業日連続の上昇で、+2シグマの上に位置しています。
NT倍率の上昇は行き過ぎで、今後は反落する可能性が高いと思われます。
下記は現物指数でみたNT倍率のチャートです。5月23日時点では12.19倍となっています(前日比-0.06ポイント)。7営業日振りの低下ですが、+2シグマの位置を割り込んできました。
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日経平均ボラティリティー指数(2013年5月23日):43.74%まで急騰!
日経平均ボラティリティー・インデックス(2010年11月19日より算出)のチャートをみてみましょう。
日経平均のヒストリカル・ボラティリティも掲載します。
5月23日時点の日経平均ボラティリティー指数は43.74%となりました(前日比+16.13ポイント)。2営業日連続の上昇で、投資家心理が悪化したことを示しています。
なお、5月23日のシカゴの日経平均先物(2013年6月限、円証拠金ベース)は5月23日の大証終値210円高の14,800円となっています。さらに、5月23日のVIX指数は小幅の上昇にとどまっています。このため、本日(5月24日)の東京株式相場は反発が予想され、日経平均ボラティリティー指数も低下する可能性が高いといえます。
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