CME日経平均先物の投機筋のポジション動向(5月21日時点)…買い越し枚数は2週間連続で減少!
シカゴ日経平均先物取引について、2013年5月21日時点でのノン・コマーシャルズ(CTAやヘッジファンドなどの投機筋)のポジション状況を確認しておきましょう。なお、先週23日からの波乱の前の状況であることに注意してください。
下記はノン・コマーシャルズのポジション動向(ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)です。
ノン・コマーシャズについては5月21日時点では40,515枚の買い越しとなりました。30週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて1,813枚減少しました(2週間連続の減少)。減少していますが、買い越し枚数はまだ高水準を維持しています。
CTAやヘッジファンドなど投機筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
なお、円証拠金ベースのみのポジション動向をみると、5月21日時点では28,657枚の買い越しとなりました。31週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて110枚増加しました(2週間振りの増加)。
投機筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
次に実需筋(コマーシャルズ=年金など機関投資家、ドル証拠金ベースと円証拠金ベースの合計)のポジション動向をみてみましょう。
5月21日時点では11,637枚の買い越しとなりました。85週間連続の買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて2,324枚減少しました(4週間振りの減少)。
年金など実需筋のスタンスは、「強気」継続と判断します。
最後に小口投機家(Non-Reportable)のポジション動向をみてみましょう。
5月21日時点では52,152枚の売り越しとなりました。85週間連続の売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて4,137枚減少しました(3週間振りの減少)。
小口投機家のスタンスは、「弱気」継続と判断します。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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日経平均のAVSと一目均衡表(2013年5月24日時点): 3週間振りの下落!
5月24日時点での日経平均のAVSと一目均衡表を確認しておきましょう。日経平均は前週比-525.67円となっています。3週間振りに下落しました。
下記は、日経平均のトレンドフォローシステムAVSのチャートです。日次モデルは5月23日時点で「売り」転換しましたが、24日時点では「売り」継続となっています。5月27日時点のSAR値(売買転換値)は15,764.85円となっています。
下記はAVS週次モデルのチャートです。5月24日時点ではまだ「買い」継続となっています。5月31日のSAR値(売買転換値)は14,196.08円となっています。
下記は日経平均の一目均衡表です。5月24日の終値は転換線と基準線の間に位置しています。基準線を維持できるかどうかが、今週のポイントです。
下記は週足の一目均衡表のチャートです。5月24日の終値は転換線の上に位置しています。中期での上昇トレンドが継続しています。
下記はDMIのチャートです。5月24日時点ではまだ「買い」継続となっています。ADXは上昇中です。
下記は週次ベースのDMIのチャートです。5月24日時点では「買い」継続となっています。ADXは上昇中です。
下記は週次ベースのMACDのチャートです。5月24日時点では「買い」継続となっています。
次に逆張り指標をみてみましょう。
まずは、ストキャスティクス26週のチャートです。「買われ過ぎ」の領域にあります。
下記はRSIの27週線、8週線のチャートです。ともに低下しましたが、まだ「買われ過ぎ」の領域にあります。
下記はストキャスティクスの13日線のチャートです。低下し、中立領域に入ってきました。
最後に短期売買指標のチャートです。10日線と20日線はともに低下し、中立領域にあります。
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日経平均の長期移動平均線(2013年5月24日時点)
先週の東京株式市場は波乱の展開となりましたが、ここで5年ごとの移動平均を再確認しておきましょう。
下記は日経平均の5年ごとの長期移動平均のチャートです(ローソク足は5月24日までのデータを反映させてある)。長い上ヒゲをつけています。
5月24日の終値(14,612.45円)は35年移動平均線(4月末時点で14,993.14円)と20年移動平均線(同14,067.63円)の間に位置しています。23日の前場に30年移動平均線(同16,303.23円)まであと361円のところまで上昇しましたが、そのあと急落しています。結局、週末値は35年移動平均線を割り込みました。
さらに24日には一時20年移動平均線を割り込んでいます。
今週も乱高下が予想されますが、20年移動平均線を維持できるかどうかがポイントとなります。仮に20年移動平均線を下回れば、次の下値支持線は40年移動平均線(同12,471.50円)となります。
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