円相場の動きと投機筋の動向(2013年6月4日時点)…円売り越し枚数は5週間振りに減少!
IMM円通貨先物取引の投機筋のポジション動向を確認しておきましょう。
2013年6月4日時点では82,744枚の円売り越しとなりました。33週間連続の円売り越しですが、売り越し枚数は前週に比べて17,025枚減少しています(5週間振りに減少)。
ようやくポジション調整が進みはじめたようです。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のスタンスは、まだ「弱気」継続と判断します。
下記は実需筋(コマーシャルズ=年金などの機関投資家)のポジション動向です。
2013年6月4日時点では123,233枚の円買い越しとなりました。35週間連続の円買い越しですが、買い越し枚数は前週に比べて17,313枚減少しました(5週間振りの減少)。
実需筋(コマーシャルズ)のスタンスは、まだ「強気」継続と判断します。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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ドル円相場のAVSと一目均衡表(2013年6月7日時点):3週間連続でドル安円高進行!
先週末の外国為替市場では、雇用統計の発表のあと、ドル円相場が乱高下しました。ここで久し振りにドル円相場のAVSと一目均衡表のチャートを確認しておきましょう。
6月7日時点では1ドル=97.525円で引けています。先週は2.891円のドル安円高となりました。3週間連続のドル安円高進行です。
下記はドル円相場の日足のAVSチャートです。日次モデルは6月3日時点で「米ドル売り円買い」転換しましたが、7日時点では「米ドル売り円買い」継続となっています。6月10日時点のSAR値(売買転換値)は1ドル=100.27円となっています。
AVSの週次モデルは、6月7日時点で「米ドル売り円買い」転換しました。6月14日時点のSAR値(売買転換値)は1ドル=100.58円となっています。
下記は一目均衡表のチャートです。6日7日の終値は転換線の下、かつ雲のすぐ上に位置しています。雇用統計の発表後に、雲の下限を割り込みましたが、すぐに切り返しています。
下記は週足の一目均衡表のチャートです。6月7日時点の終値は転換線を下回りました。
下記はドル円相場のDMIのチャートです。6月3日時点で「米ドル売り円買い」転換しましたが、7日時点では「米ドル売り円買い」継続となっています。ADXは低下中です。
下記はドル円相場のMACDのチャートです。MACDは6月7日時点では「米ドル売り円買い」継続となっています。
下記はドル円相場の週次ベースのMACDのチャートです。6月7日時点で、「ドル売り円買い」転換しています。
下記はドル円相場のRCI 13週のチャートです。低下してきました。
下記はドル円相場のストキャスティクス13日のチャートです。「売られ過ぎ」の領域にあります。
今回の乱高下で、円売りに傾いていたポジションの解消がある程度進んだと推測されます。
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日経平均ボラティリティー指数(2013年6月7日):42.70%
日経平均ボラティリティー・インデックス(2010年11月19日より算出)のチャートをみてみましょう。
日経平均のヒストリカル・ボラティリティも掲載します。
6月7日時点の日経平均ボラティリティー指数は42.70%となりました。前日比1.30ポイントの上昇で、5営業日連続で上昇しました。投資家心理の悪化が続いていることを示しています。
なお、6月7日のシカゴの日経平均先物(2013年6月限、円証拠金ベース)は7日の大証終値540円高の13,220円となっています。また、6日のVIX指数は15.14%まで低下しています。
このため、本日(6月10日)の日経平均ボラティリティー指数は低下する可能性が高いといえます。
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