VIX指数と投機筋の動向(2013年6月4日時点):売り越し枚数は2週間連続で増加!
VIX指数先物の2013年6月4日時点のポジション動向を確認しておきましょう。
下記はノン・コマーシャルズ(投機筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
6月4日時点では71,636枚の売り越しとなりました。79週間連続の売り越しで、売り越し枚数は前週に比べて9,950枚増加しました(2週間連続の増加)。売りポジションは4週間振りに増加しています。
CTAやヘッジファンドなどの投機筋(ノン・コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは「弱気」継続と判断します。
下記はコマーシャルズ(実需筋)のポジション動向とVIX指数を合わせたチャートです。
6月4日時点では64,526枚の買い越しとなりました。78週間連続の買い越しで、買い越し枚数は前週に比べて953枚増加しています(2週間連続の増加)。
機関投資家など実需筋(コマーシャルズ)のVIX指数に対するスタンスは、「強気」継続と判断します。なお、実需筋はヘッジ手段としてVIX指数を活用しており、ヘッジ比率は高水準です。
投機筋の売り越しポジションは再び増加してきました。投機筋はVIX指数がまだ低位を維持すると予想しているようです。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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VIX指数の30日VIX(2013年6月7日):84.19%、2営業日連続で下落!
S&P500指数のVIX指数(ボラティリティ・インデックス)を対象としたVIX指数(ティッカーコードはVVIX)のチャートをみてみましょう。
これはVIX指数を対象とした30日のVIX指数で、VIX指数自体の中期の予想変動率を数値化したものです。VIX指数の今後の動きを予測する上で、有益な情報を与えてくれると筆者はみています。
VVIX指数についてはCBOEの下記のページをみてください。
http://www.cboe.com/micro/VVIX/default.aspx
2013年6月7日の終値は84.19%となりました。前日比7.72ポイントの低下で、2営業日連続で下落しました。VIX指数に対する投資家心理が改善したことを示しています。今回も100%を超えることなく戻してきました。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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VIX指数の動き(2013年6月7日時点):15.14%、前日比-1.49ポイント
6月7日のNY株式市場は大幅な上昇となりました。NYダウ工業株30種平均は前日比+1.38%、ナスダック総合株指数は同+1.32%となっています。
朝方発表された雇用統計がコンセンサス予想よりも良い内容だったことから、買い優勢となりました。途中で利益確定売りが入り伸び悩む局面もありましたが、大引けにかけてさらに買われました。ほぼ全面高の展開です。
ここしばらくQE3の縮小観測から、株式相場は神経質な動きが続いていましたが、今回の雇用統計で不安感が払拭された感があります。
なお、債券相場はリスク・オンの動きから売られて(長期金利は上昇)います。外国為替市場では、雇用統計発表直後は乱高下しましたが、結局、米ドルが主要通貨に対して反発しています。
S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、6月7日の終値は15.14%となりました。前日比1.49ポイントの低下で、2営業日連続で下落しました。投資家心理が大きく改善したことを示しています。
下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。再び15%台に戻してきました。株式相場の危機は脱したようです。
下記はVXV指数のチャートです。6月7日時点のVXV(S&P500指数の3カ月ボラティリティ)は16.72%で、前日比0.83ポイント低下しました。2営業日連続の下落です。
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*当資料は、情報提供を目的としており、金融商品に係る売買を勧誘するものではありません。配信する内容は投資判断の参考として筆者の見解をお伝えするもので、内容の正確性、完全性を保証するものでもありません。投資に関する最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようお願いいたします。また、当資料の一部または全てを利用することにより生じたいかなる損失・損害についても責任を負いません。当資料の一切の権利は筆者に帰属しており、無断で複製、転送、転載を禁じます。
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