VIX指数の動き(2013年6月7日時点):15.14%、前日比-1.49ポイント | COTレポートの読み方

VIX指数の動き(2013年6月7日時点):15.14%、前日比-1.49ポイント

67日のNY株式市場は大幅な上昇となりました。NYダウ工業株30種平均は前日比+1.38%、ナスダック総合株指数は同+1.32%となっています。

朝方発表された雇用統計がコンセンサス予想よりも良い内容だったことから、買い優勢となりました。途中で利益確定売りが入り伸び悩む局面もありましたが、大引けにかけてさらに買われました。ほぼ全面高の展開です。

ここしばらくQE3の縮小観測から、株式相場は神経質な動きが続いていましたが、今回の雇用統計で不安感が払拭された感があります。

なお、債券相場はリスク・オンの動きから売られて(長期金利は上昇)います。外国為替市場では、雇用統計発表直後は乱高下しましたが、結局、米ドルが主要通貨に対して反発しています。

S&P500指数のVIX(ボラティリティ・インデックス)をみると、67日の終値は15.14%となりました。前日比1.49ポイントの低下で、2営業日連続で下落しました。投資家心理が大きく改善したことを示しています。


COTレポートの読み方-VIX1-20130607

 下記はVIX指数とS&P500指数を合わせたチャートです(2009年以降のチャート)。再び15%台に戻してきました。株式相場の危機は脱したようです。


COTレポートの読み方-VIX2-20130607

 下記はVXV指数のチャートです。67日時点のVXVS&P500指数の3カ月ボラティリティ)は16.72%で、前日比0.83ポイント低下しました。2営業日連続の下落です。


COTレポートの読み方-VIX3-20130607


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