愛のバラード | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

ふだんは日曜休みだけど、わけあって今日は仕事。

しかもこの悪天候のなか屋外(笑)

 

夕方帰ってきたと思いきや、あっという間に休日も終わってしまいそうだ。

そしてもう、11月が目の前。

今年も同じくあっという間に終わってしまいような予感である。

 

 

今年も1月から今日までブログを書いてきたわけだが、パソコン立ち上げて

いきなり記事を書くのではなく、一応アクセス解析を確認してから記事を書きはじめる。

 

これは今年に限らず数年前からだが、前日書いた最新記事のアクセス数よりも

過去に書いた記事のアクセス数が多くて、1位だったり2位だったり3位だったりすることが

多いのがめずらしい。

 

参考までにここ2年間ほどの間通して、毎日のようにアクセスがあった記事ベスト3は

以下である。※リンクしてあるのでよろしければご覧になっていただきたい。

 

 

 

第1位 

みなしごハッチっす ~カマ吉おじさんに捧ぐ~

 

第2位 

もう誰も愛さない×伊藤かずえ

 

第3位 

犬神家の一旅(ひとたび) 井出野屋旅館と那須ホテル扁

 

 

統計とるまでもなく明確な1位はアニメ記事

『みなしごハッチっす ~カマ吉おじさんに捧ぐ~』

である。

 

書いたのはかなり昔。

しかもこの記事、アップした当初はアクセス数も弱く、コメントもゼロ(笑)

だけど、毎日のようにたくさん辿りつく人がおり、コメントもじわじわと追って

いただいたりしている。しかも友人でも相互読者でもない人たちばかり。

 

作品自体にファンが多いというのはいうまでもないが、他のアニメ記事と差をつけ、

主人公ではないカマキリのカマ吉おじさんをズームアップしたことがその結果に

結びついたんじゃないかと自己分析している。

おかげさまで、現時点Yahoo!において「みなしごハッチ カマキリ」もしくは

「みなしごハッチ カマ吉」で検索すると、オレのブログ記事がwikiの次の2番めに

来る(笑)

 

ハッチにかんして、懐かしアニメ特番などでは母親とに再会が一番の泣き場とされて

いるが、オレと同様、それ以上にカマ吉おじさんの死に号泣した人間が多いのが

感じられてなんとなく嬉しいことだ。

 

 

2位はこれまた同様に、たいして面白くもないオレのブログにおける貴重な稼ぎ頭記事、

『もう誰も愛さない×伊藤かずえ』

 

噂によると、どこかのローカル?で最近また再放送されたらしい。

それがまた追い風になっているのと、過激すぎるゆえ、再放送ではカットされたアレを

しりたい人が辿りついていると考えられる。

 

そして3位は約2年前に書いた

『犬神家の一旅(ひとたび)・井出野屋旅館と那須ホテル扁』

である。

 

1位から3位まで、アニメ、ドラマ、そして映画。

共通するのはどれも「懐かし」の「映像系」であるということだ。

 

 

自分が書いた記事だからどれも愛着はあるが、個人的に自分でも一番好きなのは

やはり3位の『犬神家の一旅(ひとたび)』だろうか。

 

大好きな映画のロケ地に泊まったという旅行記と、映画についての両方を書いた

記事だから。

 

最初に作られた犬神家は映像も美しいが、なんといってもルパン3世のテーマも手掛けた

大野雄二による「愛のバラード」のメロディが美しすぎる。

 

これまでも、ちょくちょくブログのなかでふれてきたが、やはりこの曲はこの曲でメインテーマ

として一回しっかり書いておかないといけないと思い、今回の執筆に至った。

 

「愛のバラード」は、シメサバやニガウリのような味だ。

子供の頃は苦手だが、大人になってから良さがわかる。

 

この曲について、たくさんの大人が子供時代に「犬神家」の映画のCMで流れているのを

聴いた時、おどろおどろしくて怖くてトラウマになりそうだったといっている。

 

だけど、年齢を重ねながら聴いてゆくと、悲しくて恐ろしいんだけれど、同時にとても美しい曲

だと気づいたとも語っている。

 

実際におどろおどろしいメロディ部分もあるのだけれど刷り込み的なものもあり、CMで

その時画面に映っていた‘2本足’と‘白マスク’が音楽とセットの恐怖となって、インプット

されたこともあると思う。

 

それも演出側からすれば大成功に違いない。

 

ランキングの話にちょっと戻るが、日本全国のラーメン屋における1位と、

日本の名曲における1位を決めるという感覚はとても似ていると思う。

そして明確な結果はだせないものだと思う。

 

同じラーメンというジャンルの中にも、醤油や塩や味噌や豚骨といった異なるジャンルがあり、

食べる方の好みもそれぞれ異なる。

 

だから、醤油ラーメンの1位を決めることはできたとしても、ラーメンの総合1位というのは

だせないはず。

 

音楽も同様で、音楽の中にもロック、ポップス、演歌、クラシック、ジャズなどさまざまな

音楽が存在している。そして聴くほうの好みもそれぞれだ。

 

よって、売り上げ枚数1位とかならばはじき出すことができるだろうが、「日本の名曲第1位」

っていう曲ははじきだせないと思う。

 

でも、それぞれがきっと自分の中で一番といえる「日本が誇る名曲」というものをもっている

と考える。

 

オレにとって、いつ何度聴いても心にしみるし、世界観に浸れるなあって思う一番の名曲が

この「愛のバラード」。

 

これだけの名曲にもかかわらず、奇をてらわずにシンプルなタイトルなのもいい。

 

ひとりで出掛けた旅先の古い旅館の部屋とかで、ウォークマンでしんみりと聴き入りたい。

最先端の音声機器じゃだめなのだ。

あえて、音が割れたりこすれたりするようなウォークマンで聴きたい。

 

目をとじれば犬神家の世界へ誘われる。

 

だけど今の若い人たちは、この曲で金田一よりも、「笑ってはいけない」の板尾が

連想されるのかもしれない。

 

それもそれで時代なのかもしれない(笑)