ロンドンで買ってきたCrocket & Jonesの靴を履いてみる。


やっぱり履き心地いいわ。



といったときに、出張中に録画してもらっていた


「白州次郎」を見る。


で、Savle rrowの仕立て屋「Henry Poole」を知る。


と思ったらこの週末オークラで採寸していることも


気づいてしまう。


ちょっと盛り上がったけど何とか抑えた。


危うく数十万のスーツに手を出してしまうところだった・・・。



普段「組織で仕事をする」ことにこだわっているだけに、


個人事業としてこだわりをもって物を作っている人が


すごいと思う。



「これで売れなくても食べるのを我慢すれば」と、


仕事と生活が一体になっている強さがある。


それだけにまじめに考えるし、まじめに働く。


この強さは大企業ではなかなか出せない。



ということで、


会社名や広告としてのブランドではなく、


物を買うときは個人の名前としてのブランドに


こだわってみたいと感じました。




仕事では大樹に寄りかかりますけどね。



さて、今週は忙しい


ちゃんと全体の状況を見極めないと、


みんなで路頭に迷ってしまうことになる。




最近の考え事のネタです。


これから5年くらいの期間を見たときに、


自分の周りでも大きなプロジェクトが多くなりそう。



当初開発から20年を経過したシステムなど、


技術面のサポート切れだけではなくビジネスの


要求にも応えられなくなってきているのが実態。



しかし、今のプロジェクト(数億円規模)ですら、


業務仕様を現場レベルで整理できない状況で、


その数倍規模のプロジェクトなんて自殺行為。



Qualoty、Cost、Deliverlyの3つにこだわり、


「標準化」を求めるあまり開発者の個性が


出る部分が少なくなる。


「言われたとおりにやる」を求められるようになると、


自分で考える力を失い、


「わからなければ聞けばいい」という発想が強くなる。



新しいことがやりたい。


何かを企画する仕事がやりたい。


言われたとおりにやるだけの仕事は退屈だ



そういっている割には


「自分で考える」ということをしない人が多い。


「新しいこと」の答えなんてどこにも落ちてない。



<マジックアワー>


んー。まあ見ている時間楽しければいい。


それで終わりでいいんだろうね。


でもそれなら有頂天ホテルの方が好きかな。



そういえば先週飛行機でハゲタカの映画版を


見た。これもちょっと・・・。


派遣切りの話と重ねるのは無理があるし、


幕引きもちょっと。ドラマは良く考えて作って


いたのにね。残念。



<NHKスペシャル?>


子供の貧困。


栄養の大半を給食でとっているとか、


病院に連れて行ってもらえず保健室にいるとか、


高校生で学費が払えずバイトをするとか。


正直、自分には現実味がなかった話。



子供は社会の宝。


勉強はしたいだけさせる。


得意な分野をとことん伸ばす教育をする。


そのための費用は社会として負担する。



塾や予備校にかけているお金があれば、


それくらいできそうな気もする。


ま、なくなると失業者が生まれますが・・・。


英語ができれば


他の国の人とのコミュニケーションが取れるか?



まあできたほうがいいです。


でも日本人同士ですら


コミュニケーションを取れないことなんてざら。


お互いの考え方の背景が違えば当然。



相手を理解する気があるかどうか。


いや、自分がどのくらい「普通じゃないか」を


わかっているかどうか。



電車の数分遅れを取り戻すために


多くの人が犠牲になるような事故がおきたり。


コンビニATMが止まっただけで新聞の一面を


飾ってしまうくらいに「間違いを許さない」文化。



世界的に見ればこの文化は異常。


だからこそトヨタ車の品質が際立つのですが。



99%の品質を99.9%にするのにかかる労力は?


99.99%にかかる労力は?


そう考えれば「ある程度の品質で我慢する」方が


「合理的」ともいえたりする。


それで労働時間が短くなって家族と過ごす時間が


増えたらどっちがいいか?



もう少し緩い社会で生きたいかも。


「地下鉄初乗り1000円」


なんてすごいニュースがおととしくらいにありました。


実際はどうか?


地下鉄の場合、


確かに切符を買うと4ポンド。だけどOysterという


日本で言うSuicaを使うと1.6ポンドです。


バスも切符だと2ポンド、Oysterだと1ポンド。



感覚的には日常生活は結構安く済み、


外食や観光は高いって感じです。



レシートを見て振り返ってみます。


Waitrose(スーパー)


・Chinese Leaf(白菜、小1玉) 1.09

・Salad Onion(青ねぎ、短い) 0.89

・スコーン(4つ入り)       1.45

・ぶなしめじ            1.99

・ローストチキン(2つ)      2.39

・きゅうり(1本)          0.39

・ゴートチーズ(ヤギ)      1.18

・カマンベール          2.09

・マーマレード皮なし      0.58


SainsBury's(スーパー)

・ミネラルウォーター(2L) 0.39

・牛乳(4Pint/2.27L)      1.53

・オレンジジュース(1L)    1.90

・ポテトチップス(150g)    1.25

・ビール(500×4)        4.00


JAPAN CENTER(日本のもの)

・豆腐              1.70

・ビール(SuperDry 500)   1.70

・冷凍うどん(4食)      4.65

・たまご(生食可×6)     1.91

・レトルトごはん        1.08

・冷凍餃子(600グラム)   4.59

・白だし             3.78

・ヤマサ醤油(食卓用)    1.35



どんな食生活にするか次第なんですが、


もともと紅茶、ワイン、チーズあたりを


消費する我が家の場合は、


むしろこちらの方が物価が安そうです。



にしてもスーパードライ、


日本で飲むよりもこっちのほうが安い。

      

仕事に関してですが。



①仕事をしすぎ?


立場は社内のシステム担当。


最近の案件ではユーザを甘やかしすぎ?という


気がしてきています。



「何がビジネスとして必要か?」


を定義できず、聞くたびに話が変わり、


人によって言うことが違うのをまとめる。



それくらいまとめてから頼めよ!って話しだし、


そこまでビジネスを理解して汲み取れる人は


普通はいないぞといいたくなる。


自分はできるけど、組織としてやるべきとは


思えない。さてどうする?



とりあえず、今日は相手方の組織的には自分よりも


偉い人に「教育がなってない!」と半分説教。



②はしごをはずされる。


まあ、毎度のことなのかもしれないけれど。


「こういう方針だから」といわれてロンドンに来て、


現地のスタッフと議論を重ねて方向性を


決めてきたにもかかわらず。


前提の「方針」に対して


「そんなのできないんでしょ」ひっくり返される。



そして何よりも。


間に入って、自分の意見はそのまま聞いているのに、


上から言われるとそのまま流される人たち。


せめて少しは反論してくれ。風見鶏め・・・。


状況を理解して立ち位置を決めて仕事をしてくれ。



まあ、いい経験をさせてもらっている。


そう思ってがんばりましょう。


とりえあえず週末。全て忘れて次いってみよう。







ひとつひとつのプログラムはもちろん、


各システムの担当者はとてもまじめに、


一生懸命に働いていて。



でも、「使いづら」かったり、


コストばかりかかっていたり。



実現していることに対して


かけているコストが大きいのは


疑いようのない事実で。


会社として、ユーザとして不満があるのは


よくわかる。



結局、全体像をきちんと描けていなかったり、


それぞれの整合性がとれていなかったり


することが大きくて、不満がある人たちも


実はなんとかできるわけでもなかったりする。



たぶん民主党の言う「無駄」も同じような


ところから生まれている。


官僚はまじめに働いている。


それぞれ自分の職務を全うしている。


だけど無駄が発生する。



「これ、無駄だからやめて」って言えるもの、


さすがにないと思います。


個別には何かしら必要な理由がある。


ただ、必要なもの同士を比較して、


予算等の制約から「諦めるほう」を決めるのが


政治家の役割。


それができるか。




「クイーンサイズってホームページで見たけど、


あのベッドは小さいわよ。」




「うちではあのサイズをクイーンサイズと呼んでいます。


全館全てクイーンサイズはあの大きさです。」



「あれはクイーンサイズじゃない。ダブルよ。


シングル、ダブル、クイーン、キングで大きくなる、


わかる?」



「ここではあれがクイーンですが。


失礼ですが、お客様はオーストラリアか、アメリカから?」



「オーストラリアよ。」



「こちらではあれが・・・・。」




以上、同じ英語圏でも文化が違えば


ミスコミュニケーションはあるって話でした。



意思の疎通に必要なのは言葉だけじゃなく。


伝えたい、理解したいという気持ちが第一で、


どこまで相手と自分のバックグランドの違いを


理解して話ができるか。



つまり、母国語でのコミュニケーションが


下手な人が、外国語でもうまいはずがない。


そういうことになります。






とにかく朝晩涼しい。


長袖シャツで通勤していると肌寒く感じ、


長めに歩いていても汗をかかない。快適です。



海外に来るたびに感じることですが、


日本の公共機関はとても清潔できちんとしています。


世界の主要都市であるニューヨークもロンドンも、


この点では東京に比べるべくもないです。



じゃあなぜその差がどこから出てきたか。


日本人が働きすぎなだけかも。



プロジェクトが佳境であったとしても


2週間の休暇は堂々と取得するし、


定時には大抵家に帰ろうとするし、


19時を過ぎてまで残っているのは日本人だけ。



日本は働きづめで豊かになったけど。


消費の担い手がいなかった。


で、「政府」が公共投資として消費する。


綺麗な箱物ができる。


民間もその水準を目指す。



「働きすぎるから国債が増える。」



だったりしないかなと感じるのでした。



先週後半から体調が悪いままですが、


なんとかやってきました。


今回は34泊35日の長期滞在。



思ったよりも部屋が狭かったり、


シャワーの出が悪かったりと、


困ったこともないわけではないですが。



朝、窓から外を見ると


なんかがんばろうって気になりました。



妄言多謝-宿の窓


今、考えていることが実現できれば


とても面白い。



オープンソースソフトの開発のように、


社内の関係者が国・拠点の垣根なく、


同じものを見て、同じものを修正して、


議論を重ねながら少しずつ改良していく。



それがスムーズにできるような


枠組みを作れたら、


ビジネスのスピード感についていける


システム開発ができるような。


そんな気がしています。