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コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

 

 

苅谷剛彦さんは下記の書籍で出会った教授。今はオックスフォード大学で教鞭をとられているようです。イギリスからみた日本の大学のグローバル化論でした。(そもそもグローバル化ってなんだろう。近接化?というところから始まっています)

 

欧米の大学のグローバル化というのはある意味大学経営においていかに生き残るのか、その国や都市の経済のためにいかに外部から優秀な人財を流入させる、外貨を獲得するのかが論点だと理解しました。

 

「知の生産の府」として日本の大学はどうあるべきなのか。本書に明確に答えは書かれていないですが、大学論について考えさせられる一書でした。

 

 

 

 

 

GEが現在ターンアラウンドを行い、金融業などから原点会期の産業機器をメインとするデジタル製造業へ転換を図っているという内容です。PredixをはじめとうするGEデジタルの取り組みはここ3年私も非常に注目をしており、日経BPシリコンバレー中座員の方のわかりやすい語り口で非常にクリアになりました。

 

GEデジタルの大きなポイントは3つかなと思います。

① これまで否定的だったシリコンバレーに軸足を起き、シリコンバレーの中心地で働くことに疲れたエンジニアを採用し、オープンソースやDevOppsなどの革新的なテクノロジーと方法論でサービスを開発している点。

② グーグルなどのやり方を真似て、産業機器を対象にプラットフォームを作ろうとしている点。またその製品開発にプロジェクトマネージャーではなくプロダクトマネージャーを置こうとしている点。

③ GE自体が元々製造業であり、その地の利を活かしてデジタルシフトをしている点。他のソフトウェアベンダーからすると自らを実験台にできるのは最大の優位性。

 

特に③に関して、GEではデジタルツインとデジタルスレッドというコンセプトで製品作りを進めています。産業機器のソフトウェアは予防保全にどうしても目が行くが、それと同時に他のデータを紡ぎ合わせて(スレッド)故障予測だけでなく、オペレーshンの改善まで見通しています。IoTも単なる見える化ではなく、このオペレーション改善までできるかがやはり勝負だろうと思います。

 

今週日曜の日経新聞の報道によるとイメルトから新CEOのフラナリーへの体制移管が刻々と進んでいるようです。GEデジタルにはこれからも注目してきたいと思います。

 

 

ITの基礎の基礎との通り、これから来るであろう自動運転などのユースケースを用いながら、その裏にある技術である人口知能やIoT、またドローンや3Dプリンターなど丁寧に解説されている。

 

ITの4つの役割として、

① 道具としてのIT ② 仕組みとしてのIT ③ 思想としてのIT(例:クラウドの登場により今までできなかったことできるようになる) ④ 商品としてのIT があるというのはわかりやすいカテゴリ。

 

産業革命以降、電力や内燃機関などのGeneral Pupose Technology(GPT)が私達の生活を支えてきたように、人工知能やブロックチェーンが新しいGPTになると著者は言う。

 

 

デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社の方々が描いた書籍。この会社は東京都の委託を受けてベンチャーのサポートを行っているよう。

 

青山スタートアップアクセラレーションセンター

http://acceleration.tokyo.jp/

 

起業における5W1Hの必要性をとき、ビジョンや人財採用、ファイナンス、VCや大手企業との接点の作り方(Blogなどの情報発信が大事!)など、ベンチャー企業の経営者の声を混ぜながら書かれており楽しく読まさせてもらった。

 

 

イノベーションハブや中東のシリコンバレーと呼ばれるイスラエルがなぜいま注目されているのか、なぜスタートアップが多いのかを解説した書籍です。著者はイスラエル在住者であり、経験に裏打ちされ非常に読みやすい書籍です。

 

私自身も最近イスラエルに非常に関心を持っており、今インドと同じくらい行ってみたい国の一つ。先日もある朝セミナーに行って情報を仕入れてきました。本書とほぼ同じ内容でしたので紹介をしたいと思います。

 

【イスラエルスタートアップ概況】
− 流行りのテクノロジーは脳神経科学、AR/VR、自動運転、人工知能など。
− Exit総額は$10B。大型M&A案件、SonyやIntel
− イスラエルはテストマーケティングの場。アメリカで本格Launch
− Tier1企業のイスラエルの進出(R&Dセンター開設、CVC出資など)
− 日本企業の進出が多くなってきている。
− スタートアップのエコシステムが確立されている。
 イスラエルは資源の欠乏や地政学リスク、産官学”軍”、ネットワークによって有機的に結びつく
− FacebookやAmazonなどもイスラエルの頭脳、技術を使う協業をしている
− イスラエルではプログラミング教育が盛ん。起業家精神ではチャレンジ(=失敗)することを厭わない。

 

スタートアップを育成するには、① テクノロジーをベースにゼロからイチにしようとするベンチャー(起業家)があり、② そのベンチャーを支援するベンチャーキャピタル(インキュベーターやアクセラレーター含む)があり、③ それを支援する産官学 の仕組み(=エコシステム)があることが重要だと考えます。イスラエルはそれに加えて、「軍」という要素がよりCutting Edgeな技術を作る要素があるのだなと思いました。 

 

今日の日経日曜版でシンガポールが学生2000人強を世界のVBに派遣をするというニュースが有りましたが、私が留学していたシンガポールも確かにスタートアップエコシステムの要素が多大にあるなと感じます。一方で世界のエコシステムランキングだと12位。ちなみにイスラエルは6位。スタートアップエコシステムはどうすれば質が高くなるのか、競争力が上がるのか、今個人的に研究したい分野の一つです。

 

【本書に登場した要ウォッチのイスラエルスタートアップ】

アモン・シャシュア(運転支援システム)

ジューディア・パル(AI研究)

 

 

 

超整理法などで有名な野口悠紀雄氏の著作。

日本経済入門ということでマクロ経済学的見地から現在の日本経済を解説した書籍。高齢化社会やグローバル化による産業構造の変化、それに基づく税制の問題や労働力・雇用の問題などが書かれている。入門とあるが少し経済の知識が必要な書籍。

 

 

日本という国民性だからか、我々日本人は宗教に関する知識が乏しいように感じております。私自身は仏教徒ですが他の周期強のことを知らなすぎるなと感じており、先日読んだ佐藤優氏の書籍で本書を紹介しており手に取ってみました。

 

本書は、

 

− ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の同質性(同じ一神教でヤハウェ、アラーという同じ神を信じている)

− 旧約聖書を否定しつつも、キリスト教はそれを聖典とし新約聖書と両方の経典を持っている理由

− キリストは神の子であるにもかかわらず、人間キリストであった時の矛盾 など

 

キリスト教を題材に宗教を形成していく上での論理やその矛盾などを対談形式で解説しています。ただ事実として世界的な宗教となった事実はあり、その形成の経緯や組織体制はおもしろみを感じました。

Uber、ロンドンにおける営業免許を失う

 

というニュースが流れました。CEOの交代などマネジメントにも課題がありますが、現場のサービスの品質にも課題が出てきている印象です。

 

シェアリングエコノミーは少しの質の低下は目をつぶってでも、所有ではなく共有・利用という観点で物やサービスを享受していくモデルですが、やはりあまりに質が低いとそれは成り立たないのだと思います。自明ですが。

 

先日ニューヨークに行ったときも、Uberの質の低さに辟易しました。Uber Driverの量が多くなり、サービスの質が低下した印象です。シェアリングエコノミーでは規模を追うのは難しいかなと思いました。