コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る -177ページ目

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

リーダー・パワー
リーダー・パワー ジョセフ S ナイ 北沢 格

日本経済新聞出版社 2008-12-17
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ソフト・パワーで有名なハーバード大学教授ジョセフ・ナイ氏のリーダーシップ論。


21世紀のリーダーに求められる資質と力を筆者は「ソフトパワー」と「ハードパワー」両方を持つことであると定義する。


本書の中で特に「状況を把握する知性」という言葉を書き留めておきたい。この言葉をナイは、「戦略を実現するため、一連のイベントを利用する必要性」、リーダーシップの柔軟なスタイル変更を可能にすると唱えている。


最近この一つの事象から洞察し、リスクや課題などを先読みする力、そしてそれを解決する力の重要性を感じており、この言葉が合致する概念であると感じた。


リーダーシップ研究において一読の価値がある本であると考える。

今週の東洋経済は「ストレス!全対策」がテーマでした。


震災による被災者の皆様のストレスは非常に大きいものだと思います。

また直接被災をしていない我々も、原発の問題や日常生活で相当ストレスを溜めているのが現実ではないかと思います。


本誌を読むことで、ストレスをいかにしてコントロールするか、どう付き合っていくべきか、少し見えてくるのではないかと思います。

世界で生きる力――自分を本当にグローバル化する4つのステップ
世界で生きる力――自分を本当にグローバル化する4つのステップ マーク ガーゾン Mark Gerzon 松本 裕

英治出版 2010-11-23
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本書で説明した四つの能力 ―― 直視する力、学習する力、連帯する力、そして助け合う力(ジオ・パートナーシップ)を開発すれば、私たちは「グローバル・インテリジェンス」(GI)を向上させることができる。 (P242)


この文書が本書の要旨だと思います。グローバルリーダーシップを身に付ける為には、グローバルシチズンになるためにはという答えを探ししていく上で本書は良書であると思います。


「世界で生きる力を身につける20の方法」というのも紹介されていますが、「自らが変わる」「少数派の視点で考える」「学び続ける」「複数の言語を身につける」など示唆に富んでいました。


またグローバルリーダーシップ研究の参考情報も紹介されていたのですが、二つほど載せさせてもらいます。

個人的に気になった情報源です。


Global Citizenship:Oxfam
http://www.oxfam.org.uk/education/gc/

the Globalist
http://www.theglobalist.com/

富士フィルムは皆さんもご存知の通り、ビジネスモデルをコアコンピタンスを生かしながら、大きな事業変革を行っている会社である。


元々は名前の通りカメラやフィルム事業を行っていた精密機器メーカーであるが、カメラ付き携帯電話などの普及により商品価値が以前と比べて低くなり、大胆なビジネスモデルの再構築を行った。その結果が医療分野や化粧品事業への参入である。


その富士フィルムが新たにバイオ医薬事業に参加し、三菱商事とも提携したということで今回記事にさせてもらった。商社と老舗精密機器メーカーのタッグはなかなかおもしろそうである。


富士フイルム、バイオ医薬事業に本格参入
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/manufacturer/493669/

富士フイルムと三菱商事 バイオ医薬品受託製造事業で資本・業務提携
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0523.html

日立がビジネスモデルの変革に挑んでいるようです。日産のカルロス・ゴーン氏がこれからの日本は研究開発によって利益を上げ、その成功事例を持って、新興国で生産を行っていくと言っていましたが、自動車だけでなく総合電機でも同じような現象が起きてくるのかもしれません。


<日立>「スマートシティ」売上高1兆3000億円目指す

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110616-00000087-mai-bus_all
毎日新聞 6月16日(木)20時28分配信
 日立製作所は16日、IT(情報技術)を活用して環境に配慮したまちづくりを行う「スマートシティ」関連事業で、12年度に売上高1兆3000億円を目指す方針を明らかにした。新興国での電力インフラの受注増などにより、10年度と比べて2000億円増やす。

 同社はすでに中国・天津、広州などで環境配慮型モデル都市の実証実験に参画しており、今後も新興国で事業拡大を図る。先進国でも、風力や太陽光など自然エネルギーの発送電、蓄電池の制御システム、電気自動車の充電システムなどの受注拡大を目指す。斉藤裕執行役常務は同日の事業説明会で「次世代インフラのニーズに応え、事業を拡大したい」と述べた。

 環境配慮型のまちづくりに関しては、東芝が関連事業で15年度に9000億円の売上高を目指すなど、電機各社が注力する姿勢を鮮明にしている。【竹地広憲】

日立、テレビ関連技術外販へ…収益改善困難で
読売新聞 6月16日(木)3時4分配信
http://jp.mg5.mail.yahoo.co.jp/hkr/login?action=folderview&YY=1095279678&rb=Inbox&login=1


 日立製作所が、赤字のテレビ事業で生産拡大による収益改善は困難だとして、関連技術の外販に乗り出すことが15日、明らかになった。

 最先端の省エネ・高画質技術を直接、世界の新興メーカーに販売する「知的財産権ビジネス」に軸足を移す。日本の家電メーカーは主力の薄型テレビの値下がりに苦しんでおり、日立の方向転換は他メーカーにも影響を与えそうだ。

 日立が販売するのは、発光ダイオード(LED)の発光を細かく制御して省エネに役立つ技術。日立はこれで液晶テレビの消費電力を約30%も削減した。

 販売の第1弾は、テレビの委託生産で世界3位のベステル(トルコ)。この技術を使ったベステルの自社ブランド製品などに対して、一括払いや生産・販売台数に応じる形で日立が技術使用料を得る契約だ。これ以外にも、中国などの新興メーカーに販売し、2011年度下半期にこうした技術販売で数十億円の利益を上げる計画だ。日立は新ビジネスで下半期のテレビ事業の黒字転換を目指す。日立のテレビ事業は現状、国内シェア(占有率)で第5位の4・6%(2010年)にとどまっている。
最終更新:6月16日(木)3時4分

ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書)
ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来 (ディスカヴァー携書) ジョン・キム

ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011-04-16
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慶応大学で教壇に立ち、ハーバードでも研究活動の実績があるジョン・キム氏の書籍。


ウィキリークスについての解説、それに伴う社会への影響、そしてジャスミン革命と呼ばれるアフリカでの革命運動で使われたフェイスブックへの分析などが書かれている。


ソーシャルメディアの活用はビジネスだけに関わらず、一国の、世界の状況を変えるまでの影響力になっている。本書はウィキリークスをケースとしているが、インターネットの導入によって世界の誰もが(デジタルデバイドの問題はあるが)情報発信をできる昨今において、何が正しいのか、どう統治をすべきなのかを考える契機となる一書であると思う。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 岩崎 夏海

ダイヤモンド社 2009-12-04
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今更ながらと思われるかもしれないですが、映画も公開されているようなので、ある意味ホットな時期に読んだと言えるでしょうか笑。


ドラッカーのマネジメントは、私がコンサルになる前の4年生の冬に読みました。

当時は夢中になって読んだ反面、何を言っているのかさほど理解できなかったの覚えています。


今回「もしドラ」を読んで、改めて「マネジメント」を読みたくなりました。

"顧客を中心に考える"や"マーケティングとイノベーションを意識する"などは今の自分の仕事に非常に役に立ちそうです。


今週の東洋経済は「科学」のリテラシー(読み方・考え方)に関する特集。


科学とはあくまで、これまでの実証研究の研究成果であり、完璧な結果ではない。また研究過程のため、明日にでもこれまでの成果と真逆の論が成り立つこともある。


大きくはこういうメッセージだったと思う。原発の問題は、真実がわからない。

少なくとも政府から発する情報はコントロールをされているような気がしてならない。


わからないことをわからないまま終わらせるのではなく、わかるように努力することが大切なのだろう。

今週の東洋経済はそういう意味で、よくできていると思う。

就活の新常識!学生のうちに知っておきたい会計
就活の新常識!学生のうちに知っておきたい会計 望月実 花房幸範

阪急コミュニケーションズ 2010-04-16
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来週母校で就活生向けに「業界・企業分析講座」をやらせて頂く。今年で3回目。


この講座で昨年から紹介しているのが本書である。


就活もだいぶ高度化しており、「なぜこの会社を選ぶのか?」というのもユニークでかつ論理的に、また「本当にうちの会社が好きなんだな」と思ってもらう必要がある。


私のメッセージはいつも業界・企業研究は、「事実(Fact)ではなく自分の考え(Finding)」を持つことであり、そのFindingを持って会社説明会やOBOG訪問をして検証をし、志望理由を向上していこう、というものであるが、その事実として有価証券報告書を読むことを薦めている。


本書は会計の基礎知識から、有価証券報告書の読み方を含む就活に必要な会計知識を整理している点が秀逸である。


今年も講座を少しバージョンアップしようと思っているのでこれから準備。

少しでもいいものができるように頑張っていきたい。


新たな情報源としてBusineeメディア誠とユーレット。

奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録
奇跡のリンゴ―「絶対不可能」を覆した農家・木村秋則の記録 石川 拓治 NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」制作班

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NHKで放送されていた「プロフェッショナル仕事の流儀」で紹介された無農薬栽培のリンゴ農家 木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」が出来るまでの軌跡。


ここまで何かもを捨て、一つの物事を達成するために、それも不可能といわれる現実において自分は立ち向かえるだろうか、いろいろ考えさせられる本であった。


DVDも出ているようである。ぜひ見てみたい。