コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る -178ページ目

コンサルサルのぶろぐ-思考、読書、雑感などを語る

外資系IT企業で働くコンサルタント&プレイングマネージャーのブログです。日々の雑感や読書日記を紹介します。

くらべてわかる 世界の大問題 (日経ビジネス人文庫)
くらべてわかる 世界の大問題 (日経ビジネス人文庫) 山内 昌之

日本経済新聞出版社 2011-05-07
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資源、人口、食料、環境、犯罪、民族・宗教、軍事・領土、金融・経済と広範囲に世界の諸問題をわかりやすく解説している。池上氏の書籍と合わせて読むと、非常に整理されて良いかもしれない。

独自性の発見
独自性の発見 ジャック・トラウト Jack Trout スティーブ・リヴキン Steve Rivkin 吉田利子

海と月社 2011-04-28
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戦略やマーケティングに役に立つ書籍と言える。


いかに独自のポジションを築いていくか。


「ストーリーとしての競争戦略」を読んでから、Strategic Positionのあり方について考えることが多い。
本書はその方法論について述べた書と言えるだろう。


以下に、本書のキーポイントを自身の学びのために残しておく。


差別化は、人々のイメージに反逆するのではなく、イメージ沿ってしなくてはいけない。


【差別化のステップ】
論理的であることがポイント。

以下、本文より


「論理的」とはどういうことか。辞書をと、説得力がある、人を納得させる・・・


① 全体的な状況を考慮する
② 独自のアイディアを模索する
③ 信頼できる裏付けを示す
④ アピールを徹底させる


【差別化の方法】
① 「ポジショニング」と「フォーカス」の徹底
② 「一番乗り」を射止める
③ 「特色」を模索する
④ 「業界リーダー」を目指す
⑤ 「伝統」で勝負する
⑥ 「専門性」を磨く
⑦ 「みなに選ばれている」をアピールする
⑧ 「製法」にこだわる
⑨ 「最新」で差をつける
⑩ 「ホット」で注目を集める


私が参加させて頂いている大学の課外講座は、「グローバルリーダーを目指す」というテーマの下、大学1年生または大学2年生から約3年間、隔週土曜日で講座を開講しています。講師は主に職員の方々と私たちOBOGです。
今年でそのプログラムも6期目を向かえ、のべ180名近い受講生また20名強のスタッフで運営されています。
カリキュラムはコアコースとして、「考える」「伝える」「数字を読む」の3つを軸に実施しています。例えば、「考える」コースでは、主にこのBlogで紹介させて頂いているロジカルシンキングや分析力などの講座を実施し、最終的には"複眼的考察力"を身に付けられるようなカリキュラムを展開しています。

またコアコースで足りない部分は、Growing CourseとしてPBL(Project Based Learning)や学習力(Learn to Learn)のコースなどを設けています。特にメンタリングというプログラムでは各期に専属のメンターを2-6名程度配置し、学生のキャンパスライフデザインやキャリアデザインをサポートする仕組みを取っており、親身になって相談、アドバイスをする素晴らしい取り組みです。

のべ50の講座が現在開発、またその講座群の中から、その期に必要な講座を半年に1回のカリキュラム検討会で決定し、最適な講座をDeliverしていく体制を取っています。(課外講座なので比較的自由に講座の組み換えなどを行わせてもらっています)

さて本題に戻りましょう。

学生時代に何が必要か、ということを考えたときに大学での勉強やクラブ・サークル活動、アルバイト、読書といろいろあげられます。コンサルファームに入ってくる内定者には、今のうちにたくさん遊んでおいたほうがいいよと私もアドバイスをすることもありますが、個人的は「10年後でも、20年後でも通用する力」を身に着けるのが大事なのではないかと思っています。

私は学生時代に「英語で経済学を学ぶ」プログラムに在籍をしていたのですが、その時の恩師から秀逸なアカデミックスキルを教えてもらいました。その経験がシンガポール大学での学究活動にも生かせましたし、今の仕事でも大いに役に立っています。
またこの6年間大学でのプログラムにかかわる中で、またコンサルタントして働く中で、コアスキルとして何が必要なのかを考えた結果として、「考える力」、「伝わる力」、「ジリツする力」の3つが大事なのではないかというのが私の持論です。

次回以降、その3つの力について詳しく述べていきたいと思います。

今週の東洋経済の特集は原子力。批判的に書かれているものの、原子力発電に現実的には依存をしなくてはいけない状況であることも書かれており、なかなか興味深かった。


批判的な記事の多くは、原子力発電そのものよりも、明確なビジョンや政策実現性の検証をしないまま原発を導入した時の政府・官僚の体たらくについて。


今の新エネルギー政策もそうであるが、国家に明確なビジョン、戦略がないまま突き進んでいくと、必ずこのエネルギー政策も破綻をするだろう。


一方で原子力発言に関して、技術進歩が進み、より安全な形式の原子炉(ウラン→トリウム)が出来ているという。但しこれも先ほどGoogleで検索をしてみましたが、当然ながらリスクはあるようですね。


エネルギーに関しては個人的に勉強中ですが、日本では地熱、風力そして太陽光が適しており、スマートグリッドの導入によって電力需給を最適化し、必要な電力分を作る省エネ志向がいいのではないかと考えています。あくまで青写真です。

プロフェッショナルコンサルティング
プロフェッショナルコンサルティング 波頭 亮 冨山 和彦

東洋経済新報社 2011-05-27
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マッキンゼー出身の波頭さん、BCG・CDI出身の冨山さんという日本を代表する戦略コンサルお二人の対談。

コンサルの端くれである私にとって、非常に考えさせられるものが多く、知的刺激を受けました。


今後の戦略コンサルはStrategy+Execution Capabilityをクライアントが身に着ける手法に移行していくと予測されていました。企業はすべて「人」。私もコンサルをやっているなかでチェンジマネジメントは大事だと思い、研究・実践をしていますが方向性としては間違っていないのかなと思い、より深めていきたいと思いました。


その他に、


・ お二人とも経営的知識はもちろんのこと歴史・経済・政治・芸術などの一般教養を非常に持たれている印象を受けました。


・ 3ヶ月に1マスター、1年で4つの修士号を取るくらい勉強せよ、という言葉が印象的でした。もっとインプットも頑張らないとなと思いました。


・ 個人的には、業界雑誌2年分を読んで、お客様のことを理解するという波頭さんの習慣は非常に役に立つ手法だなと思い、次のPjtからは試してみたいと思います。



アップルのiCloudが発表されました。個人のクラウドライフを大きく変化させるサービスになりうるかもしれません。但し、iphoneとiipad,macを最低2つ使っていて始めて利便性が享受できるのかなと思いました。


<アップル>今秋から無料のクラウドサービス
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110607-00000019-mai-bus_all

米アップルがクラウド型の新サービス、ジョブズ氏が発表
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21556420110606

Appleの新サービス「iCloud」で一体何ができるようになるのか、ジョブズが完全解説 ← この記事が一番わかりやすいです。
http://news.livedoor.com/article/detail/5614824/

iCloudの容量がたった5GB/IDで足りるわけ
http://news.livedoor.com/topics/detail/5615182/

そうだったのか! 現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫)
そうだったのか! 現代史 (そうだったのか! シリーズ) (集英社文庫) 池上 彰

集英社 2007-03-20
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大学の後輩に薦めてもらって手に取った本。


私自身高校時代も現代史について学んだことがなかったので、断片的な知識しかなかったが、今回この本読むことで非常にすっきりと体系立てて知識を得ることが出来た。池上氏のわかりやすい記述は本当にすごいと思う。


現在のアフリカやアラブ諸国の諸問題や北朝鮮の問題など、現代史を見ることで、より本質的な課題が見えてくるなと改めて感じた。続編もあるようなのでぜひ読みたいと思う。


現代史をさくっと学びたい方にはおすすめです。

ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) 楠木 建

東洋経済新報社 2010-04-23
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昨年ベストセラーになった「ストーリーとしての競争戦略」を読みました。
筆者の方がレベルの高い理論をかなり噛み砕いて伝えていただいたおかげで、
500ページの大著でしたが楽しく読めました。




【簡単な私のサマリー】
備忘録として私個人のサマリーをつらつらと述べます。


どうやってライバル(Competitor、Market(Customer))に勝つのか。
そのためにはポジション(Strategic Position)と組織能力(Organizational Capability)の順でアプローチをしていくことが大事。
その前に1Level上のコンセプトが必要。


論理が大事。


Strategic Positionの観点から言えば、ベストプラクティスという考え方は成り立たない。
競争優位(Competitibe Edge)が必要である。




【戦略の定義に関して】
OE(Operation Effectiveness)の追究は戦略ではない。
doing different thingsであり、doing things betterではない。

【戦略ストーリのの作り方について】※1
戦略ストーリーは終わりから組み立てていくもの
「なぜ」は、戦略ストーリにとって一番大切な問いかけです。
「一見して非合理」なキラーパスがストーリーのクリティカルコア


シュンペーターの「新結合」という考え方




【戦略ストーリーの骨法について】※と重複あり。
1. エンディングから考える
2. 「普通の人々」の本性を直視する
3. 悲観主義で論理をつめる ★ 個人的に一番大事なことだと思いました。
4. 物事が起こる順序にこだわる
5. 過去から未来を構想する
6. 失敗を避けようとしない
7. 「賢者の盲点」を衝く
8. 競合他社に対してオープンに構える
9. 抽象化で本質をつかむ
10. 思わず人に話したくなるような話をする

先日のグローバルアジェンダセミナーに参加した際 にトピックの一つになっていたのが、「Created Shared Value(CSV)」です。


マイケル・ポーター米ハーバード大学教授が新たに提唱した概念だそうです。


CSRの次のステップとしてCSVは位置づけられています。


これまでCSRは企業のNice to Haveとして、どちらかといえば義務感のような活動だったと思います。


これがCSVという概念への移行により、企業と社会が共創していくパラダイムにシフトしていく点に価値があるのかなと思います。


そのCSVに向かう上で下記のアプローチが現実的に取られていくのではないかと、日経の記事 に書いてありました。


1. 社会課題を解決する製品・サービスの提供
2. バリューチェーンの競争力強化と社会への貢献の両立
3. 事業展開地域での競争基盤強化と地域への貢献の両立


■ CSVのポーターの論稿:The Big Idea: Creating Shared Value

http://hbr.org/2011/01/the-big-idea-creating-shared-value/ar/1

■ CSVに関するポーターのインタビュー
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110516/219999/

■ 社会問題解決と競争力強化を両立するCSV
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20110530/220297/?ST=manage


BoPだけでなく、地球全体に対して本当に社会に役立つ「モノ」「コト」は何なのかという視点が、これからの経営に求められていくのかもしれません。

という質問を良く学生さんから受けます。


非常にまじめな質問だなと思う一方で、「そこまでスキルなどにこだわる必要はないのでは」というのが私の回答です。それでも私は下記を身に付ける、経験することは大事だと大学生の皆さんにお伝えをしています。


 

1. 考える、伝わる、ジリツする力

2. 外に出る経験。できれば、留学。

3. 仮想的なタフネス経験、失敗体験


この3つを軸にこれから少し書いていきたいと思います。