con-satoのブログ

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映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

 聾唖の妻と健常者の夫、ふたりの夫婦の物語「幸せの、忘れもの」。この夫婦に子供が生まれる。しかし「子はかすがい」というふうにはならず、夫婦のバランスが崩れて行く。

 

「幸せの、忘れもの」★★★★☆

 

 主演しているのは、リアルに聾唖者である監督の実の妹。それだけに、聾唖者の描写がリアル。ネット評では、彼女の要求が、わがまま過ぎる、という記述も多かった。

 

 確かに、子供が産まれて、子育てが大変な時期、協力的な夫に対して「私と子供、どちらが大切?私を選んでほしい」というは、ある種の傲慢。

 

 でも、ラストの15分の彼女の音の世界を体験すると、彼女がいかにストレスフルな生活を送っているかが理解できる。


 それでも、あんな不満をストレートにぶつけられたら、夫としては、やり場のない怒りを抱えることになるだそう。

 

 こんな展開にしたのは、障害があっても、美しく支え合う夫婦などいう絵空ごとではなく、現実の厳しさを、作者が見せたかったのだろう。

 

 障害者だって、健常者と同じように生きる権利があるというのは、当然。でも、障害がある以上、制限が生まれるのも現実。身内に聾唖者がいるから描けた本音の映画。

 

 観客としては、決して居心地がいい映画ではないけど、現実なんて、そんなものだろう。

 

 ラストの擬似体験。これは、映画でしかできないこと。

 

 これだけで、作品への受け取り方は変わる。こんな世界に生きていたのだと。このストレスフルな状況ならば、彼女の切実な訴えが、身に染みて理解できる。

 

 その意味で画期的な作品。そして、映画はハッピーエンドではなく、曖昧なまま終わる。彼女が聾唖である限り、彼女の世の中への違和感はなくなることはない。

 ベット・ショップ・ボーイズのベスト盤をディスクユニオンで購入。CD2枚組35曲。

 

 

 ペット・ショップ・ボーイズを初めて聴いたのは87年の「ウエスト・エンド・ガール」。テクノなアレンジ。そのクールさがカッコ良かった。

 

 それまでにはいないアーティストだった。あれから40年も経つのにはびっくり。それにしても「ウエストエンド・ガール」は今でもフレッシュ。とても40年前の曲とは思えない。

 

 こうして、改めて彼らの曲を聴くと、彼らのオリジナリティがより鮮明になった、

 

 それを感じるのはカバー曲。ヴィレッジ・ピーピルの「GO WEST」やウィリー・ネルソンのヒット曲「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」。

 

 特に「オールウェイズ」はオリジナルはカントリー。それを見事にテクノに消化(昇華もかも)して、彼らの楽曲になっている。

 

 

 正直、シニアにとって、今の音楽シーンには、あまり興味が持てない。世界的にK-POPがヒットしていると言われても、そこに音楽的進化や成果があるようには見えない。

 

 ヒットするには理由はあると思う。でも、それはスタイルであって、音楽の本質ではない気がする。

 

 ラップとK-POPの音楽の現在。おじさんはノスタルジーにひたるしかないのかな?

 

 

 

 サンディ・フロストが監督した記録映画「ツイッギー」。もちろん主人公はミニスカートを世界中に流行らせた60年代のファッションアイコン、ツイッギー。


「ツイッギー」★★★★☆

 

 ツイッギー、あまりにも、あのミニスカートの

イメージが強くて、その後の人生の記憶がなかった。


 こうして、おさらいしてもらい、なかなかに興味深い人生だと思った。


 本人も語っているけど、モデル=おバカさんだと思われてしまう。


 でも、ミニスカート=ツイッギーの時代の後、彼女はエンターテイナーとしつの才能をみせる。


 英国の俊英ケン・ラッセルと組んでミュージカル「ボーイフレンド」で映画デビュー。(ゴールデン・グローブ賞受賞)歌って、踊りも出来ることを証明した。


 以降テレビショー「ツイッギー」では、ビング・クロスビーと共演したシーンも、この映画で紹介される。


 さらにトミー・チューンに誘われてブロードウェイ・デビュー。「マイ・ワン&オンリー」でトニー賞にもノミネートされた。


 ファッションであれだけセンセーションを起こした人が、その後も順調にキャリアを高め、自分の人生を生きていたのだ。


 彼女が凄いのは、これほど成功したのに、過去にすがらす、その時々を前向きに生きていること。おばちゃんになった姿をみせることも平気。


 そんな彼女を見て、年を重ねても、前向きに生きる気持ちが大切だと教えられた。

 週末の金曜日。銀座でギャラリー巡り。最初は「ナガサワ・アキオ・ギャラリー」。写真を主に展示しているギャラリー。名前は聞いたことがあったけど、行ったことがなかった。

 

 現在展示しているのは「森山大道 IN NEW YORK」。今や世界的な人気写真家の森山大道がNYで撮影した作品。(60年代?会場には何の説明もない)


 どこを撮っても森山大道の世界になるのが、森山大道なところ。(実は)好きな世界ではないのだけど、やはり大家の作品には圧倒される。



 

 途中、4丁目のソニー銀座ギャラリーで沖縄をテーマにした写真展を拝見。



 

 そして、資生堂ギャラリーへ。グラフィックデザイナーとして活躍した仲條正義の回顧展。昭和の時代。日本は経済的な背景もあってデザインの時代を迎えていた。



 

 田中一光、石岡瑛子など、きら星のようなスター・デザイナーがいた時代の有名デザイナーだった仲條正義。


 資生堂での仕事の代表は「花椿」。あの時代の資生堂ならではの、おしゃれなだけでなく、文化の香り高いフリーペーパー。







  資生堂パーラーのハッケージデザインの他、松屋(牛丼やさんではなく、銀座・浅草のデパートの方)のロゴ、東京現代美術館のロゴなど晩年まで、優れたデザインを提供した人。

 

 その功績のすべてを見せるには大きな美術館が必要だけど、ゆかりの資生堂で見せることには特別な意義がある。



 キヤノン銀座ギャラリーでは、筋肉マンの写真展。普通のスポーツ写真とは違うテイスト。自分には、あまり興味が湧かないテーマだった。


 20年ぶりの続編「プラダを着た悪魔2」。メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチの主要キャストが再結集。


 物語は実際の時間と同じように20年後の設定。


 これが長い間、出版に身を置いた身に切実過ぎる内容だった。この続編、コメディなのに泣ける切なさ。



「プラダを着た悪魔2」★★★★★


 娯楽映画としては完璧。笑えるけど、それは少しばかり悲しい笑い。


 ファーストシーンはジャーナリストへの受賞式。ハサウェイ演じるアンディが受賞する。しかし、その発表の直前にメールで解雇を知らされる。


 めでたい受賞のスピーチは怒りと抗議に変わる。


 一方、メリル演じるミランダ。部下の編集部員が書いた記事が問題になって炎上。広告主から撤退と脅かしを受け、オーナーは激怒。


 映画冒頭わずか10分程度で、主人公ふたりの、この20年と現在の窮地が伝えられる。これが娯楽映画にしてはリアル。

(ミランダの窮地は、中居騒動に揺れたフジテレビと同様と考えるとわかりやすい)


 そして、アンディのかつての同僚だったエミリー(エミリー・ブラント)は広告主「ディオール」の広報担当になっている。 さらに彼女のボーイフレンドは億万長者。


 スタンリー演じるナイジェルは相変わらず、悪魔の女王さまを支えている。


 ★満点は甘いけど、出版出身者の身として観ると、意外なほどリアル。オーナーは、この映画を作っている20世紀映画の元のオーナー、マードックそっくり。


 オーナー亡き後の展開もなかなかにリアル。老舗スタジオだったFOXは、ディズニーに売却され「FOX」でなくなった。


 経費節減の話や、ネットの閲覧回数の話も現実味があり過ぎで、本当に切なくなった。(「昔はアヴェドンを使って、アフリカで4週間も撮影したのに」なんてセリフはリアル過ぎ。)


 後半はややドタバタするけど、それでもIT長者の買収話なども、ありそうな話。


 ハサウェイ演じるアンディがジャーナリストになったという設定で、この続編「セックス&シティ」のノリになった。(あの話にもミランダが登場する!)


 

 5月の割に天候が不順だった今年のGW。いつもなら、気持ちのいい五月晴れなのに。

 

 そんな連休最終日の朝。薄雲の中、裏原を散歩した。

 

 

 

 裏原って、一般には、おしゃれな店が点在するイメージ。でも、自分にとっては、意外に古い東京が残る場所。

 

 朝は特に、そう感じる。ご近所に住むご年配が路地を掃除していたり、軒先の植木にお水をあげていたりする。そんなイメージ。意外に生活感がある界隈なのだ。

 

 

 そんな裏原で、自分にとって、このエリアを代表するお店。それは和菓子屋の「瑞穂」。都内でも大福の名店として有名なお店。原宿の路地裏にある。

 

 

 

 いつもは行列が出来ているのに、この日は誰もいない。こんな日、時間がたまにあるのです。さっそく購入。

 

 

 

 大福はお餅なので、やはり当日だけの菓子。日越ができない。翌日になると、ガワが固くなる。事務所のみんなにも、食べてもらいたいのに、明日には固くなってしまう。

 

 他に人もいないので、女将さんに相談。そしたら、こんな解決策を教えてくれた。

 

 「トースターで温めれば、いいのよ」「だってお餅なんだもの」と。なるほど、大福を温める発想はなかった!知恵は生かすものです。

 渋谷シネマヴェーラではプレストン・スタージェスの特集上映中。


  

 1930年代から脚本家として活躍。40年からは監督にも進出。監督デビュー作でアカデミー賞脚本賞を獲得したハリウッドのレジェンド。


 ただし、キャリアの後半は順調ではなく、一時は「忘れられた」存在だったとか。


 そのスタージェスが42年に監督した「モーガンクリークの奇跡」を観た。



 主演は「アニーよ銃をとれ」のベティ・ハットン。彼女が演じるのは軽薄な女。彼女が引き起こす騒動で、周りが振り回されるというコメディ。


 戦中の1942年に製作された映画。その同時代を舞台にしている。


 ベティ演じる女性、地元で行われる兵士の送別パーティーに行く。兵士たちは明日は戦地の身。ハメを外す、若い女性たちも大はしゃぎ。


 ヒロインは朝帰り、アルコールで曖昧な記憶ながら、兵士と即席結婚したみたい。後日、妊娠していることもわかる。


 でも、誰と結婚したのかも覚えていなくて。という展開。


 こんな無茶な話を戦争進行中に製作するスタージェスのおふざけ心、すごい。日本では、盛んに戦気高揚映画が作られていた時代。


 もっとも、アメリカでも、おふざけが過ぎると不評でスタージェスはパラマウントをクビになったそうだ。


 それ以来、不遇な映画人生を送ったというスタージェス。でも、晩年になって、再評価。彼のセンスの良さが見直された。


 この「モーガンクリーク」は、失敗作の烙印が押された作品。でも、話は無茶苦茶なのに、テンポが良くて、これぞスクリューコメディというような出来だった。

 映画より少し前、70年代の前半には洋楽を聴き始めた。小学生から中学生の時代にはカーペンターズ。


 でも、ませた同級生はストーンズとマッカートニーを聴いていた。


 高校時代はビリー・ジョエル。でも映画絡みでバーブラを知ってヴォーカルに目覚めた。以降はダイアナ、ディオンヌ、ロバータ・フラック、ナタリー・コールを聴き80年代に。


 その80年代アメリカの音楽シーンを制したのがライオネル・リッチー。

 

 80年ダイアナとデュエットした「エンドレス・ラブ」が大ヒット。以降「オールナイト・ロング」「セイ・ユー、セイ・ミー」「ハロー」など出す曲が大ヒット。


 そんなライオネルの栄光の時代を振り返るセルフカバー・アルバムを買った。




  以前買ったベスト盤は、やはり時の流れで、古くさく感じた。アレンジが今聴くとダサ、なのだ。


 このカバーは2012年。しかもデュエット企画なので、まったく新しいアレンジ。これが良かった。


 先日、発表された優れたメロディメーカー選では80年代の代表に選ばれたライオネル。やはり、メロディはいいのた。(あの「ウィ・アー・ザ・ワールド」も!).


 2012年のセルフカバーは、その80年代のクセがすっかり研ぎ落とされて、あっさりしたアレンジ。


 やっぱりライオネル・リッチー才能あるな、を確認したアルバム。特価だから買ったけど、良かった。

 トム・ヒドルストンが主演の「サンキュー・チャック」。終末を迎えそうな地球。街に突如、現れたのは「チャールズ・クランツに感謝します」という広告。さて、このチャールズとは、どんな人物なのか?



「サンキュー・チャック」★★★☆☆


 原作はスティーヴン・キング。キング原作の映画といえば「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空へ」「グリーンマイル」なども名作揃い。

      

 キングにはホラー系の作品も多く、こちらは「シャイニング」や「キャリー」「IT」などのヒット作がある。


 この作品は3部構成。なんと時系列的には最後の話からスタート。「第3章」「第2章」「第1章」の順番に映画は展開する。


 物語の全体に「チャック」は絡んでくるが、ヒドルストンが登場するのは「第2章」だけ。


 前評判が高く、感動作のように伝えられたけど、自分にはイマイチ、ピンと来なかった。


 ヒドルストンが踊るシーンはミュージカルみたいで楽しい。「第1章」の子供時代を観るとミュージカルがキーワードになっている。


 ならば、いっそミュージカルにした方が良かったのではないか。劇中のビデオに登場する「ウエストサイド」「雨に唄えば」「カバーガール」のオマージュにするとか。

 今年のGW。いつもなら、この時期、晴れて気持ちいい日が続く。それが、今年はやや天気は不安定。


 やっと終盤になって気持ち良く晴れた。朝の天気を見て、電車に乗って江ノ島へ。




 富士山もくっきり。



 いつものハーバーへ。




 そして、いつもの「しらす丼」



 気持ち良くハーバーを散歩。




  

 雲ひとつない江ノ島。さわやかな風に、サンサンの太陽も心地良かった。やっぱり、GWはこんな天候じゃなきゃ。