con-satoのブログ

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映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

 ディスクユニオンで買ったベストアルバム。80年代に日本で格別に人気の高かったボビー・コールドウェル。

 

 

 あの時代、日本では、ビリー・ジョエル、ボズ・スキャッグス同格の人気があったコールドウェル。


 本国アメリカでは、シンガーというより作曲家のしての認知が高かった人だったようだ。

 

 80年代のAORのスターいえば、デビュー盤から大成功だったクリストファー・クロスがいる。彼の場合はアメリカでも大成功。デビューアルバムで複数のグラミー賞を獲得。さらに「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」でアカデミー賞まで得ている。

 

 その点、コールドウェルの場合は「風のシルエット」がヒットして、多くのシンガーにカバーされた。でも、レーベルの倒産などもあって、アメリカのチャートでは派手な成績は残していない。

 

 こうしてベストアルバムを聴くと、佳曲揃い。さすがのメロディメーカー。それに、彼の声が心地よいのだ。この声と流れるようなメロディが、完璧な80年代AORの世界。

 アニメ映画「花緑青が明ける日に」。監督は今風の日本画家さんだそう。新海誠とも関わりがある人らしい。画家さんが作るアニメ。

 

 舞台は神奈川にある海沿いの街「二浦」(まあ三浦でしょ)。再開発が進んでる。主人公たちは、ここで何百年と花火を作っている職人家系。

 

 その家が再開発で立ち退きが迫られているという話。



「花緑青は明ける日に」★★★☆☆

 

 観て良かったとは思った。絵が圧倒的にきれいだから。でも、ネットでも書かれているけど、話はちょっと。物語展開が強引なのだ。主人公たちは3人。一家の息子と弟、親戚の女の子。

 

 従順な長男は立ち退き受け入れ派。自身は学校を卒業して市役所に勤めている。アーティスティックな性格な弟は頑固に反対。強制執行を絶対妨害派。そして、親戚の女の子は街を去り、東京で美術学校の講師をしているが、気持ちは、この弟君んにシンパシーを感じている。

 

 クライマックスは台風襲来の最中に打ち上げる花火。これが、いにしえの戦場で、敵をビビらせらという伝説の花火。

 

 リアリティがあるのか、ファンタジーなのか、作者はこの話をどう持っていきたかったのだろうか。


 こういう映画を見ると、新海誠はうまいなと思う。リアリティのある描写を見せておきながら、突然、あり得ない世界へ観客を導く。それが、いかにもアニメらしいのだ。実写だと嘘に見えてしまいそうなボーダーをアニメで描く。

 

 それに必要なのは、骨子のしっかりした物語。それが、この映画は弱かった。意味が良くわからないタイトルもマイナス。作者の独りよがりなのだ。

 アート小説というジャンルを定着させた人気作家、原田マハ。アートだけでなく、食に関する興味も深く、食エッセイも数多く出版している。

 

 そんな1冊「やっぱり食べに行こう」を読んだ。



 

 第1章は「朝ごはん」。世界各地で食べた「朝ごはん」へのこだわりが書かれている。気になったのはNYのベーグル。今は日本でもポピュラーな存在のベークル。最近はスーパーなどでも購入できる。

 

 そんなベーグル。NYでは次元を超えたおいしさなのだそうだ。たしかにベーグルというとNYを思い浮かべる。街かどにはベーグル専門店がある。

 

 何度かNYを訪れたことがあるけど、ベーグルを食べたことはない。日本では何度も食べているけど、それほど、ベーグルへのこだわりなどなかった。


 しかし、マハさんによればNYのベーグルは格別なのだそうだ。確かにベーグルはユダヤ人が愛する食品。ジューヨークで揶揄されるほど、ユダヤ系の多いNYには、格別なベーグルがあるのだろう。

 

 今度NYへ行ったら(まったく予定はないけど)ベーグルはマスト。

 

 他に気になったのは、パリでのお話。アート小説のためにパリに滞在することが多いというマハさん。


 自宅のある蓼科と東京とパリの三拠点生活をしているそう。

 

 あるなと思ったのは、メトロでの出来事。ドアの反対側に立っている素敵な紳士。この渋い中年がいきなり懐からバケットを出して、何食わぬ顔して、バケットをかじったそう。こんな完璧な装いをした紳士がメトロの中でバケットをかじるようすを見て、パリを実感したそう。

 

 自分もパリに滞在する時は、毎朝、暗いうちに起きて(特に冬はいつまでも暗い)ご近所のブランジェリーにバケットを買いに行く。パリなら、徒歩圏内の場所に必ず、早朝からオープンしてるパン屋があるのだ。(一説によると法律で定められているとか)

 

 食いしん坊のマハさんの食エッセイ。まるで東海林さだおのノリなのが可笑しい。

 1957年の大映映画「踊子」。監督・清水宏の特集上映をしている渋谷のシネマヴェーラで観た。主演は淡島千景、京マチ子、船越英二。

 

 

 浅草の劇場で踊子をしている淡島千景。一緒に暮らすのはバンドマンの船越英二。そこへ田舎から、淡島の妹、京マチ子が上京してくる。

 

 バスガールをしていたという妹。スタイルの良さを見込まれて、踊子としてスカウトされる。バックダンサーの姉とは違いスター性のある妹はセンターを務めるようになる。

 

 しかし、奔放な彼女は妻子のいる振付師や、姉の旦那にも手を出すしまつ。結局、手っ取り早くお金になるとダンサーをあっさり辞めて芸者になるが、という話。

 

 美人だけど、生真面目で華がない淡島千景。奔放で男には見境のない京マチ子というコントラストが見事。京マチ子を男をたぶらかす悪い女(しかも手ぐせも悪い)を楽しげに演じている。そのふたりに挟まれてオロオロする船越英二も、いかにも大映の二枚目俳優ぶり。

 

 良かったはセットで再現された浅草の劇場街の雰囲気。さすが昭和の黄金期の映画。見事なほど、臨場感があるセット。これが嘘くさかったら、ストーリーまで陳腐に見える。普段はロケを得意とする清水宏だけど、セットならではのカメラワークで、特殊な芸人の世界を見事に見せてくれた。

 

 

 明日、発表になる第98回のアカデミー賞。下馬評では作品賞・監督賞は「ワン・バトル・アフター・アナザー」でほぼ決まりだとか。


 それには異議はないけど、個人的には「ウィキッド」のような王道な娯楽作品こそが、アカデミー賞はふさわしいのではないかと思っている。

 

 主演男優賞は混戦のよう、結果が楽しみ。

 

 助演女優賞の有力候補はエイミー・マディガンだそう。これは嬉しい。


 エイミーといえば、のちにカルトになった「ストリート・オブ・ファイヤー」(84年)で注目された人。主人公のぶっ飛んだお姉さんで強烈な印象を残した人。


 その後も40年も助演俳優としてキャリアを続けてきた人。こういうタイプの俳優が現役で永く活躍しているを見るのは、映画ファンの楽しみ。


 ちなみに、彼女の旦那さんは名優エド・ハリス。(最近では「愛はステロイド」のイかれたオヤジ役で快演!)


   名優同士のカップル。俳優同士で40年以上結婚生活が続いているのも、ハリウッドでは珍しい。

 

 同じ助演部門では有力といわれているのが「ワン・バトル」で変態オヤジを怪演したショーン・ペン。もし、受賞となれば3度目のオスカー。


 今までノミネートは数知れず。カンヌ、ベネチア、ベルリンの三大国際映画祭で男優賞を受賞している現役最高峰の男優。


 監督作も評価され、ハリウッドでもっとも尊敬される名優。主演2度で、今回助演なら、ジャック・ニコルソン、メリル・ストリープと同じ受賞歴になる。

 

 ほかの賞には、あまり興味がない。最近のアカデミー賞は、本来の目的を忘れて、批評家賞の亜流にみたいになっている。


 「カサブランカ」みたいなメロドラマの王道のハリウッド映画に、作品賞を与えたアカデミー賞。


 「カサブランカ」が当時は、評論家には「陳腐なメロドラマ」と批判されたのに、今では名作と評価されている。アカデミー賞はそんな賞であるべき。

 「恋人たちの距離」シリーズなどで、何度もタッグを組んでいる監督リチャード・リンクレーターと俳優イーサン・ホークのコンビ。(時には脚本も共同で手がけている)

 

  そのコンビの最新作「ブルームーン」が公開された。このコンビのファンなので、コンビ作ということだけで、何の予備知識もなく劇場へ。

 

「ブルームーン」★★☆☆☆

 

 ホークが演じているのはタイトルになった楽曲「ブルームーン」の作詞家ロレンツ・ハート。映画は、長年コンビを組んでいた作曲家ハマースタインが、彼から離れてミュージカル「オクラハマ!」を成功させる初日のようすが描かれている。

 

 舞台になるのはバー。その建物からは移動しない室内劇。タイトル曲だけでなく、今ではスタンダードとして人気の高い「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などをハマースタインと共に作ってきた主人公のハーマン。

 

 それだけに、名コンビだったハマースタインが彼を離れていくのがつらい。そんな憂鬱な1夜のお話。

 

 「ブルームーン」も「ヴァレンタイン」も大好きな曲だったけど、作曲が、あのオスカー・ハマースタインだったことも、作詞が、この映画の主人公・ハーマンだったことも知らなかった。

 

 日本でたとえれば、中村八大とコンビを組んでいた永六輔が、彼と離れて、いずみたくと組むようになったようなもの。「上を向いて歩こう」から「見上げてごらん夜の星を」へ世界。

 

 しかし、肝心の作曲家の名前や存在すら知らないで、観ているので、前半、人間関係が良くわからない。イーサンは長身なのに、偏屈で短躯な男を特殊効果を使い演じている。今年のアカデミー賞候補にはなっているけど、演技的というより特殊効果の成果に見えた。

 

 リンクレーターは、この時代に興味を持ち続けていたのだろうか?映画を観る限り、そんな感じはしなかった。この素材、ウディ・アレンなら、もっと深いペーソスで観せてくれただろうな。

 

 

 

 

 

 

 声優として活躍した池田昌子さんの訃報。目にしたほとんどの見出しが「メーテルの池田昌子さん」だった。


 自分とって、池田昌子の名前はオードリー・ヘップバーンの池田昌子さん、だった。


 

 最近はあまり吹替の声優が話題になることはないけど、昔は洋画の吹替声優はスター扱いだった。


 ジャン・ギャバンは若山弦蔵、アラン・ドロンは野沢那智、グレゴリー・ペックは城達也、そして極めつけはマリリン・モンローの向井真理子。



 そういえば、きんきん愛川欽也はジャック・レモン。ヤクザ映画でも活躍した個性派俳優の小池朝雄は「刑事コロンボ」のピーター・フォーク役で大当たり。


 そんな時代の池田昌子さんなので、自分にとってはメーテルじゃなくて、オードリーの昌子さん。

 アメリカのエンタメ界のレジェンド、バーブラ・ストライサンド。彼女が、来年開催される第79回カンヌ国際映画祭で「名誉パルム・ドール」を受賞することがアナウンスされた。

 

 アメリカ国内ほど、海外では人気がないバーブラ。(特に日本では)カンヌで、これまでの映画での功績を讃えられることになる。

 

 実は数年前に「MeToo#」の話題が盛り上がった時、バーブラは「私は音楽業界の人間なので、映画界のようなセクシャル・ハラスメントを経験したことはない」と発言した。

 

 この時、初めてバーブラは映画界に距離を持っているのだと知った。確かに、この20年ほどは映画からは基本的に遠ざかっている。


 この20年、音楽活動は盛んにしているのに、映画には、ほとんど出演していない。

 

 これは監督作などが、あまり評価されていないことへの失望だと思っていた。アメリカの映画マーケットが低年齢化して、大人の映画には客が集まらない、ということも影響しているかもしれない。(10年ほど前に噂された「ジプシー」の映画化も頓挫したまま)


▲68年の「ファニーガール」で映画デビュー。映画1作目でアカデミー主演女優賞を受賞。

 

 今回のカンヌでの受賞で映画への距離が縮まるといいなと思っている。歌える大人のエンターテイナー。まだまだ、映画界には活躍できる場所はある。

 

 ちなみに今回はピーター・ジャクソンと同時に受賞。かつての受賞者にはイーストウッド、ウディ・アレン、トム・クルーズなどハリウッドの大物がずらり。


 フランス人って、意外なほどにアメリカン・カルチャーが好きなのです。

 東映の時代劇「木挽町の仇討ち」。まだ観ていないという友人を誘って2度目。日比谷の大きなスクリーンをあけて上映されていた。朝の回なのに、7割の入り。午後の小さなスクリーンでの上映回は売り切れだった。



 

 伝統ある東映の時代劇としては久々のヒット。一昨年の「侍タイムスリッパー」昨年の「国宝」に続く日本映画王道のエンタ作品として更なる広がりを期待したい。

 

 2度目の鑑賞なので、ストーリーはわかっているので、ディテールを楽しんだ。オープニングの仇討ちシーン。一気に江戸の芝居小屋の世界に入っていける。

 

 この森田座という舞台がいい。芝居に関わるなんて、世の中から「はぐれもの」として下に見られていた人々。


 それでも、この芝居小屋で働く芝居人のプライド。それが物語の核になっている。


 差別された人々。それぞれワケありで、芝居の世界に入って来ている。そこに、この物語の真髄がある。

 

 そんな世界へ「刑事コロンボ」のように登場して、仇討ちの顛末を聞きに回る柄本佑の浪人侍。探偵もののような雰囲気ながらテイストは喜劇。それを見事に肉体化している柄本佑の芝居。


 彼が担当するのは喜劇的なパートなので、軽やかに演じているけど、うまい俳優でなければ、絵空事になる。

  

 それに渡辺謙が「森田座アヴェンジャーズ」と名付けた芝居小屋五人衆。このチームワークの良さ。それが画面から伝わって来る。


 特に薄汚い女形を演じる高橋和也。かつてのジャニーズ・アイドルの面影も捨て去って、役になりきって立派。

 

 渡辺謙が「国宝」のような重みはないけど、愉快な気分で劇場を出ていただける作品と言っていたけど、まさにその通り。東映らしさも残した時代劇エンタ作品の快作。少しでも多くの人に観てもらいたい日本映画。2度目も面白かった。

 

 

 またまたの文春砲。松本文科大臣の不倫発覚。不倫相手を議員会館に連れ込んだと伝えられている。 




 この件があって、この大臣知らんなと思って調べてみたけど、大した経歴のない、やや不細工なオヤジ。


 重量級の高市内閣で、こんなオッサンがいたんだ!という程度の人。


 こんな人に限って、下らない問題をおこす。


 でも、中道なんかは、この件、鬼の首をとったように「予算委員会」で追求するんだろうな。


 参院は与党が過半数を持っていないので、国民に協力をお願いしたけど、色良い回答はもらえていない。


 こんな問題で予算審議が遅れるなんて、ウンザリする。


 それにしても、議員会館に連れ込むなんて、一応、セキュリティを通さないと入れない場所。誰が入ったかも記録は残る。


 おバカな自民党議員。たしかに、この大勝でタガは緩んではいるのだろう。高市さんが、いくら気を引き締めてと言っても、通じないおバカ議員もいる。そういう半端なヤツが問題を起こす。


 ところで、前に議員会館に行ったことがあるが、その時使われていたパソコン「レノボ」だった!日本のセキュリティは大丈夫?と一瞬、不安になった。