con-satoのブログ

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映画を中心にエンタメ、旅などを紹介しています。

 11月2日の初日に実写映画の新記録になる10億弱を売り上げた「ゴジラ」の最新作。確かに、普通にとれるかと思っていたら、日比谷も新宿もIMAXは深夜の時間帯以外はソールドアウトだった。

 

 今週末はどうしてもと思ったので、売り出し時間ジャストで購入した。もちろん、そんな風に思っている人も多いようで、TOHOのサイトはダウン寸前だった。

 

 こんなに期待していいのだろうか?期待が大き過ぎてはいけないと自戒しつつ日比谷のIMAXへ。(池袋なら、もっと混んでいるのだろうな)



「ゴジラ−0.0」★★★★☆

 

 うーん前作が好きだったので「あれ以上」があるのかな?と思っていたけど、さすがの出来。


 前作があれだけヒットして、さらにアカデミー視覚効果賞まで獲得したのだから、山崎監督のプレッシャーは相当だったはず。

 

 前作がヒットで続編が若干コケたのは「ドラえもん」のCG映画「STAND BY ME」。そのトラウマが観る前にはあった。「ALWAYS  」だって、やはり最高作は1作目だった。

 

 そんな懸念は余計だった。細かなところではつっこみどころもあるけど、そんな小言をいう気にはならない圧倒的な迫力。

 

 それにしても、今作はゴジラが脇役。(誰が主役かは、もう周知のことだとは思うけど、まだの人もいるから、やっぱり書けない)


 今回のみどころは、やはり田中泯。「国宝」でも怪物だったけど、ここでも怪演。


 長澤まさみもさすがの存在感。



 ★がひとつ足りないのは、物語が終わらないこと。完全に「続く」な展開。

 今週、台湾へ旅に出る。台湾には何度も行っているけど、数年ぶり。(多分30回以上)

 

 コロナの年に行く予定だったのが、行けなくなった。

 

 コロナの時は、まさかあんな事態になるとは思わずに、香港、バンコク、台湾の予約をしていた。そのすべてがキャンセル。(お金は返ってこなかった)

 

    そんなことがあったので、コロナが明けても、海外へ行く気分にならなかった。海外に行くようになったのは昨年から。

   

 今回久しぶりに台湾に行こう、と思った理由。それはパンフで見つけた、豪華旅だから。エアはビジネス。ホテルもSランク。普段はそんな豪華旅などしないけど、シニアなのだし、たまには豪華な旅もいいかとチョイスした。

 

 まあ。せっかくの旅なので、少しはお勉強。近江の旅と同じように司馬遼太郎「街道をゆく」の「台湾紀行」を買って読んだ。司馬遼太郎が93年に台湾を旅した紀行。

 

 

 この時、台湾の総統は李登輝。もちろん司馬遼太郎は総統と面会している。台湾が現在の姿になったのは、この本省人の存在ありき。日本にとっても大きな架け橋になった人。

 

 やはり台湾って日本人には近しい存在だなと思う。香港は(中国返還前までは)独特の活気が凝縮(狭いから)したエネルギッシュでエキサイティングな街だった。台北はそれとは質の違う活気の街。

 

 久しぶりの台北。どんな風に変わっているのだろうか・

 

 世界の映画祭などで注目を集めている中川龍太郎監督の最新作「恒星の向こう側」。主演は福地桃子。


 彼女が演じる未知はNPOの福祉施設で働く女性。そこへ故郷の母が倒れたと連絡が入る。

 

 あわてて帰るが、母は「なんで帰って来たのか」と冷たい反応。

 

 この母娘、仲が悪い。その理由は母の毒舌。何事にも毒を吐かないといられない母親。そんな役を演じているのは映画監督の河瀬直美。

 

「恒星の向こう側」★★★★☆

 

 ファーストシーンは演劇のリハーサルシーン。それから福祉施設のシーンに変わる。そのつながりがわかりにくい。いくつかの話が並行して描かれるが、そのつながりが唐突。

 

 この母娘の話をシンプルに展開した方がわかりやすいのに、妙に気取った、複雑な構成になっている。

 

 昨年の東京国際映画祭で河瀬直美が女優賞を受賞している。それに象徴されるように、役者たちの演技が、この映画の見どころ。

 

 福地の夫役の寛一郎、役柄が演出家なので、毒舌の義母、河瀬直美にも怯まずに言い返す。その細かなニュアンスを見事に表現している。3代目三國連太郎!うまい。

 

 

 良かったのは、河瀬直美が住んでいる家の趣味の良さ。こんな家に住んでみたいなと思うような趣味の良さ。


 映画にへんな気取りがなければ、もっと良かっただけに残念。

 現役の写真家の一番高いところにいる写真家、野町和嘉さん。この度、ドバイ首長国から「国際写真賞」の「功労賞」を授けられた。

 

 それを記念する写真展「サハラ SAHARA THE ETERNAL」は六本木ミッドタウンにある「フジフィルムスクエア」にて開催中。(11月26日まで)

 

 

 カラー作品も展示。それはそれで野町作品らしい迫力がある。でも、圧巻なのはモノクロの大きなサイズのプリント。

 

 

  最初にサハラに入ったのは、野町さん25歳の1972年だったそう。その当時は治安が安定していたので、広大なサハラを自在に撮影できたのだとか。

 

 アフリカ大陸は政情不安が以前より深刻になっているので、入ることのできない場所が増えているのだとか。

 

 以前違う写真展会場で、野町さんに伺ったら、それでも北アフリカは、まだ良い方で、中央アフリカは、もっと危険だそう。

 

 そのおもな理由は地下資源を狙っているロシア、中国からの武器の流入。武器を得て、暴力的に支配する。そんなダークな支配層に流れるブラックなマネーという構造。

 

 永遠のように美しいサハラ砂漠。人の営みの矛盾さえ飲み込むよう。でも、裏には、そんな世界も現存する。

 

 観光した時に買う土産。いわゆる「お土産」的なものには興味がわかない。

 

 車の移動の時は「道の駅」などで野菜を買ったりする。(道ばたの販売所みたいなとことも。サービスエリアでは地元直販の店など)

 

 今回もそんな自分(時には人さまに差し上げる)土産を買った。

 

 長浜の黒壁スクエアにあった骨董屋さん。ここで皿などを、たくさん購入した。この店、安価なものから(百円単位)ケースに入った数十万円茶道具まで揃えている店。

 

 

 

 

 高価な茶道具などは見るだけ。買ったのは、数百円単位のもの。それでも、明治、大正期のものの味わいには惹かれるものがある。

 

 荷物になるので買わなかったけど、いいなと、欲しいなと思ったのは、柿右衛門の花入。これが2万円以下だった。掘り出しもの。

 

 でも最近は花器などを使う生活(余裕のある)をしていなので、諦めた。でも、そういう物って、あとになると、買っておけば良かったかなと、少しばかり後悔する。

 

 

 

 柳楽優弥が主演している「竜二」。彼が演じたのは昭和のヤクザ。


 1983年、金子正次が脚本、主演した作品のリメイク。


 当時大ヒットではなかったけど、この作品に主演した金子正次の若き遺作になったことで、カルト映画のようになった。



「竜二」★★★☆☆


 柳楽優弥のヤクザ姿はカッコいい。ヤクザ世界の中で義に生きた男。何よりも彼の目力の迫力。


 彼に尽くす女房役に、川栄李奈。彼女の昭和を感じさせる顔が物語に似合う。


 映画は昭和の歌舞伎町を頑張って再現している。今のホストクラブ全盛の歌舞伎町とはちがう、すこしレトロな雰囲気。


 この雰囲気は悪くなかったけど、脇役がいまいち。主演のふたり以外で、良かったのは、伊藤英明、萩原利久ぐらい。


 たけしのヤクザ映画なんて、男優の見本市のようだった。ケレン味のあるヤクザ役は男優としては、やりどころがある役。


 そういう男優を集められなったのが、ヤクザ映画としては薄味になった大きな要因。


 

 NYの伝説的なライブハウス「CBGB」の伝記映画「ニューヨークPUNKが生まれた場所」。本編が始まるまで、記録映画なのだと思っていた。

 

 本編が始まって劇映画なので、びっくりした。さらに10年以上前のアラン・リックマンが主演していることをクレジットで見て、さらにびっくり。


 それほど作品について何も知らなくて観た映画。



「CBGBニューヨークPUNKが生まれた場所」★★★★☆

 

 映画は2013年製作。リックマンはこの2年後に亡くなっている。この映画、当時公開されたのだろうか。記憶はない。


 この伝説のライブハウスの名前は知っていたけど、詳しくは知らなかった。

 

 映画を見て、ここからブロンディ、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ、ポリス、イギー・ポップなど、そうそうたるスターが誕生したことを知った。


 オーナーのヒリー・クリスタルが本当はカントリーミュージックのライブハウスにするつもりだったというのが笑える。

 

 それでも、このオーナーが寛容な(ある意味ずぼら)な人だったので、何だかわからないうちにパンクの聖地になってしまう。その辺の事情が面白い。

 

 それで、これだけのスターがNYのバワリーという下町の小さなライブハウスから誕生したのだから、歴史に残る出来事なのだ。映画がまるでコミックのようなカットでサクサクとこの成功物語を見せてくれる。

 

 なにより音楽が楽しい。それに、続々登場するアーティストたち。これが一瞬でデビット・バーンだとか、デボラ・ハリーだとか、スティングだとわかる。しかも、彼らの若い時の姿。

 

 これは良くできた音楽映画。基本パンクと聞くと引いてしまうけど、半世紀たった今では、そんなにとんがっている音楽には聴こえず、名曲は不滅な命を持っているなと感心した。


(この映画には関係ないけど、今、劇場で予告編が流れている「SUKIYAKI」。これどうみても岡田准一は中村八大に見えないし、松坂桃李も永六輔には見えない。何でこのキャストなんだろう)

 近江の旅。司馬遼太郎の本など読んで予習した。でも、今の近江には、その痕跡はあまり感じることがなかった。


 あまり城に思い入れがないので、彦根城も立派だなと思ったけど、それほど感慨はなかった。


 彦にゃんは、くまモンと並ぶほど全国的なゆるキャラ。彦根に行ったら、彦にゃんだらけかと思ったら、そうでもない。


 昔は近江商人の地として商売上手な場所として有名だったけど、今はそのことを忍べるものはない。


 秀吉ゆかりの長浜は黒壁通りと呼ばれる商業地区がある。ここは想像したよりも店の数が多い。週末だったせいもあって人出もあった。


 でも、古い格式のあるお店も閉店している店が多い。古い建物を有効に観光に利用している倉敷のようにはなっていない。




 街中にはボランティアの観光案内のおばちゃんがいるのだけど、知識はあまりないみたい。カンペを見ながら説明してくれる。




 子供歌舞伎が演じられる山車。装飾が豪華で美しい。それは、この地が裕福だったから。今作ると10億は下らないそう。



 いい所がたくさんあるのに、それを活かしきっていないのが、もったいない。




 森田剛が中年のベテラン漫画家アシスタントを演じる「見上げてごらん」。

 

 森田剛演じる主人公は武田鉄矢演じる大御所、漫画家に使える40代のアシスタント。一緒に働くアシスタントは皆20代。

 

 後輩はすでに独り立ち。漫画家として成功している。しかし、嫉妬する彼は「あの程度の作品で受けて何が面白いのかね」とクサす。

 

 妻は声優として成功。自分の成功を妬む夫を嫌い別居。ひとり娘は彼が預かっている。しかし、その娘からも、お父さんは面倒と煙たがられている。



「見上げてごらん」★★★★☆

 

 森田剛の中年ぶりが見事。イヤミな中年をリアルに演じている。映画で彼を観たのは初めてだけど、こんなに、しなやかに上手い俳優だったのかと驚いた。

 

 漫画の道ひとすじに生きて来たのに、キャリア的にはイマイチ報われていない。中途半端なアシスタントという立場に甘んじている。その分、まわりに毒を吐くことで自己完結する男。

 

 確かに基本アシスタントは若い人の仕事。それをこなして、独立するが本道。

 

 アシスタントとしては一流だけどプロにはなれない悲哀の描き方がリアル。


 いわゆる業界のお仕事映画。主人公が成功しないということが月並みのお仕事映画にはしていない。

 

 妻との格差とか、新人アシスタントの図々しさ(結局、アイデアも使われて踏み台にされる)などの描写も細やかで、あるだろうな!と納得させられる。

 

 阿部寛が編集長役で出演。シーンの少ない完全な脇役なのだけど、単なる顔出しのゲスト出演ではなく、渋い芝居を見せる。こんな小さな役を主役級の人がカメオでなく出演するのは、姿勢として立派。

 

 全体を包むアイロニーを含んだクールな演出がいい。変に主人公に思い入れをしない。森本晶一&佐藤快磨の共同監督というスタイルも珍しい。

 

 週末の近江旅。ユルキャラ「彦にゃん」で有名。そんなキャラに頼らなくても、国宝のお城。井伊家が残した至宝。







 お城はもちろん立派だったけど、堪能したのは隣接する「玄宮園」。







 広大な敷地、それを有効に使った美しい庭の造形。





 雨にしっとり濡れて、一段と鮮やかなになったお庭をゆっくり楽しむために抹茶を一服いただいた。