世間を騒がしたジャニーズ事務所の性加害問題。その渦中にいた、ジャニー喜多川の姪、藤島メリーの娘、ジュリーがジャニーズ事務所の実態を語った「ラスト・インタビュー」を読んだ。
以前は出版社に勤務していた。その時、ジャニーズ事務所とも少なからず関わりがあった。なので、当時を思い出しながら、この本を読み進めた。
率直な感想から言えば、ここで語られていることは、彼女の目線からは真実なのだろう。そこに偽りを感じることはなかった。
今になれば、信じられないけど「嵐」がデビュー後しばらくは期待されるような存在ではなかったこと。ハワイでのデビューは華々しかったけど、それは花火のようなもの。以降はジャニーズの中でも一押しといわれるような存在ではなかった。
不思議なことに、それはSMAPも同じ。辣腕といわれるマネージャーが登場して、彼らを一流に引き上げた。
その手法をなぞるように。ジャニーズ事務所の娘だったジュリーは嵐を育てていく。
しかし、SMAPのマネジャーが「辣腕」と賞賛されたように、ジュリーの成功が受け止められたわけではない。ジャニー、メリーという血縁があっての成功と思われていたというのが妥当なところ。
しかし、彼女によれば母親のメリーとも、叔父のジャニーとも大人になってからの関係は想像以上に薄かっただという。ジャニーとはほとんど口をきくこともなかったのだとか。
それで、ジャニーもメリーも関心がなかった嵐のプロデュースを手掛けのだとか。
この本を読んで、いまさらながら、ジャニーズ事務所の不思議さがわかる。お付き合いがあったころは、少し距離を保ちながらお付き合いをしていた。
付き合いのあった事務所の関係者は「ウチは北(朝鮮)みたいなもの」と言っていた。このジュリー本を読むと、やはり、普通ではない、とは思う。
芸能が普通であるべきかは別問題として。
そして、性加害の件。もし、噂を聞いても、それは噂と思いたいのは親族の気持ちだろう。
それに、そのことで叔父を問いただすか?もし、自分ならできない。なかったことにしたい、今は許されないのかもしれないけど。
ただし、その叔父さんがとてつもないパワーがあったことは事実。
自分の場合は「ジャニーさんが男の子が好きくなのは本当だろう。だからこそ、あれだけのタレントを発掘できた。でも、さすがにお年なので、ショーを演出するので満足して、実際には手を出すことはないだろう」と思っていた。
この性被害問題で一番罪深いのはNHKだと思う。この問題が大きくなるまで、ジャニーズオンリーの番組を制作していた。
あれは「公共放送」を掲げるNHKとしては問題ありだと、ずっと感じていた。それが、あの手のひら返しの報道。節操がなさすぎ。