26年スクリーンで観た映画28「恋愛裁判」なんでアイドルは恋愛禁止? | con-satoのブログ

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 深田晃司が監督した「恋愛裁判」。企画・脚本・監督が彼なので、ストーリーはオリジナル。でも、物語の下になった事実があって、それをベースにしているそうだ。

 

 齊藤京子演じるアイドルが、倉祐希演じる、同郷の大道芸人と恋愛関係になる。彼女はアイドルより彼を選ぶ。それが所属事務所から「契約違反」だと訴えられ、裁判になる。

 

「恋愛裁判」★★★★☆

 

 多分、自分の世代がアイドル第一世代だと思う。小学校の時に南沙織を好きなり、中学前半は浅田美代子、後半から高校時代は山口百恵。

 

 その世代から見ると、アイドルの恋愛禁止というのは信じられない。アイドルは好きになっても、その対象を虚像(アイドルの意味)だと認識してしていた。

 

 それを承知で、ファンとして応援しているのだ。そこには確実に「フィクション」というフィルターがあった。小学生でも、そのことは理解していた。山口百恵は教室にいる同級生ではない。

 

 その意味で、この映画の「アイドル」の意味は何なのだろうと考えた。どうも20世紀のアイドルと21世紀のアイドルは、同語でも、まったく違った意味のよう。(それも、いい大人が擬似恋愛の対象にしている)

 

 映画では齊藤京子演じるアイドルが、作られたキャラを脱ぎ捨てて、一個の人格に目覚める。

 

 結論は書けないので、ややもどかしいけど、結局、女(の子)は強い。男は社会制度に弱い。それが小気味いい。

 

 これまでインディペンデントの星のような深田晃司が、こんなメジャーな作品を作るなんて思いもしなかった。深田監督、意外なほど女性の感情の機微を描くのが上手だなと再認識。(前作「よこがお」も女性の機微が描かれた映画だった。)

 

(映画の本質には関係ないけど、この映画、東宝が自社製作して、共同製作にはフランスのアート系のMK2が出資している。時代は変わった!)