6連覇の偉業
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
大波乱の大相撲9月場所は、最終的に横綱朝青龍の優勝で千秋楽を終えました。
いやああああああああの状況で逆転てのは尋常じゃない。
最後にあれだけ気の強い男が涙を流しているのを見て、私にとってもグッとくるものがありました。
朝青龍は今はだいぶ大人になったけど、以前はいろいろ問題を起こしたりしてスポーツ紙面をにぎわした横綱です。
当時はヒール(悪役)横綱とか言われたりしていて、場内にも「モンゴルに帰れ」って横断幕を揚げている人がいたり・・・
だけど結果的には本人の経験や意識の変化が、朝青龍を名実ともに大横綱に押し上げたのだと思います。
朝青龍は明日25才になるそうですが・・・・いやぁ・・感服。
本当の一流というのはやっぱり違うなと思うんです。
特に自分が25才だったときのことを思い出すと、あんな風に精神的に強くいられるのが本当にすごいと思います。
過去のことをうじうじ言う人を除いて、今の朝青龍が横綱として相応しくないと言うことは誰にも出来ないでしょう。
彼がそれを出来なくさせたんです。
尊敬します!!!(`Θ´)
今場所で6連続優勝を達成した朝青龍。
この記録は大鵬が38年前に達成した連続優勝の記録と並びましたので、来場所は前人未踏の7連続優勝をかけた場所となります。
ちなみに相撲は年間6場所開催されていますので、丸1年にわたって朝青龍がずっと優勝しているわけで、私はそれを見続けています。
正直言うて見ているほうとしてはちょっとアレだなぁ・・(笑
というわけで本日は大相撲の幕内で最高優勝を成し遂げるということが、いったいどのくらい大ごとなのかということを私なりに説明してみたいと思います。
まず、前提として相撲の世界は完全な結果主義です。
完全結果主義、ひいては完全実力主義とも言えるでしょう。
力士は一場所15日間連続で相撲を取りますが、ということは8勝すれば過半数を勝ち取ったことになり、逆に8敗すると過半数負けたことになります。
これをもって「勝ち越し」「負け越し」と言います。
力士は勝ち越せば自分のランキングを上げることが出来ますが、負け越すと下がってしまいます。
相撲は1対1の競技ですので人数を2で割り算した星の数を全員で奪い合うレース。半数の力士が上がって、半数の力士が下がるという結果は最初から分かっているわけです。
10勝したり、大勝ちすれば一気にランキングは上がりますが、逆に10敗すれば大幅な下降を余儀なくされる・・極めてシンプルなシステムで成り立っています。
ちなみに怪我をして休んだ場合は「負け」として扱われるため、体調管理や怪我をしない相撲のとりかたも非常に重要です。
相撲の世界では、このランキングのことを「番付(ばんづけ)」と言いますが、番付はプロ野球の1軍2軍のようにいくつかの階層に別れています。
幕内 (まくうち または まくのうち)
十両 (じゅうりょう)
幕下 (まくした)
三段目 (さんだんめ)
序二段 (じょにだん)
序の口 (じょのくち)
という感じで、なんと6段階も層があるんですね。
テレビで放送されるのはおおむね幕内全部と十両の一部くらいのもので、その下の力士たちは衛星放送でのみ取り組みの様子を見ることができます。
あ、ちなみに幕下の相撲を見ていると、幕内力士との格の違いを感じます。
まず体つきが全然違うし、スピードも桁違いです。
普段はあまり相撲を見ない方でも、幕下以下を見た後に幕内の相撲を見ると、彼らがいかにただのデブじゃないかということが分かるはずです。
特別な場合を除いて力士が入門したら一番下の序の口からスタートしますので、この6階層を全部駆け上がってゆく必要があります。
言うまでもなく参加者全員が勝ち越し(=出世)を目指してがんばっているわけですが、じゃあどれくらいの人数がしのぎを削っているかというと
幕内 42人
十両 28人
幕下 120人
三段目 200人
序二段 258人
序の口 87人
総勢735人!!!(`Θ´)
これは昨日千秋楽を終えた9月場所時点でのデータですが、言うまでもなくこの人達は全員プロの相撲取りです。
それでもテレビで放送されるのは全体の5%程度の、本当に一握りの人だけなんですね。
で、さらにその中でも幕内優勝を果たすのはたった一人なわけで、この数字を見ただけでもどんなに大変なことかお分かり頂けると思います。
しかもランキング(番付)が上がれば上がるほど、当然ですが強い相手と対戦することになります。
才能のある人は最初はどんどん駆け上がることができるかもしれないけど、それと比例して相手もどんどん強くなっていくため並大抵の努力では幕内に居続けることすら出来ませんし、実際この1年くらいで幕内力士の顔ぶれはずいぶん入れ替わっています。
なにせ過去の栄光とか、実績などが全く役に立ちません。
以前は大関だったのに、今では幕下や十両で相撲をとっている人もいるんです。
真の実力主義だ・・・(`Θ´)
で、そうした激戦の幕内最高優勝を6回連続で成し遂げるなんていうのは、ある種の異常事態と言っても過言ではないでしょう。
38年の間誰、一人として達成出来なかったのも当然。
これを成し遂げるにはまず誰よりも強くなければならない上に、調子が悪いも許されない、運が悪いも許されない、そして、怪我をすることも許されないのです。
それをやってのけた25才!(`Θ´)
彼に才能があったのは疑う余地のない事実ですが、それだけじゃ成し遂げることのできない偉業だと思います。
どんだけ辛い思いをして勝ち取ったんだろうかと想像すると、本当に頭があがりません。
でも相撲のファンとしてはそろそろ誰か他の人に優勝してほしいな(笑
もう朝青龍が優勝するの飽きた (`Θ´)
ピラミッドのミステリーと調査許可の権限
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
一昨日見ていたニュース番組で、クフ王のピラミッドにまつわる新たな発見について紹介されていました。
以前こちらの記事 でも書いたとおり、現在に至ってもピラミッドが建設された確かな理由は解明されていません。
もしもピラミッドの中から王様のミイラでも出てくりゃ話は別ですが、今のところ完全な形でピラミッド内に埋葬されているミイラは見つかっていないはずです。
もちろんあのモニュメントがお墓である可能性は十分ありますよ。
墓かもしれないし、そうじゃないかもしれない。(`Θ´)
あのでかい四角錐がいったい何なのか、まだ確かなことは分かっていないのです。
それなのに、私が見た番組では当たり前のように墓として扱っていたのが気にくわない・・(笑
サッカラには階段ピラミッドという古代エジプト最古のピラミッドがあります。
この記事の最初に掲載した写真がその階段ピラミッドですが、この形を見るとわりとピラミッドってのがどういう風に技術革新が行われて、成長してきたかというのがお分かり頂けるのではないでしょうか。
こちらの写真はギザにあるクフ王の大ピラミッドです。
ピラミッド建設は紀元前2620年頃に階段ピラミッドがはじめて建設され、紀元前2550年頃にクフ王の大ピラミッドでピークを迎えます。
この後は衰退の一途・・・やっぱりすげぇ金がかかるんでしょう。その後クフ王のものを超える規模のピラミッドを造った人はいません。
つまりたった百年の間ではありますが、最初にご覧頂いた写真のようなものから、クフ王の大ピラミッドまで少しずつ完全な四角錐の形状に近づいていったのです。
ピラミッドがどうやって建てられたのかは分かっていませんが、順を追って技術が発達していったのは確かだと思います。
突然生み出されたわけではありません。
ロマンをぶっこわすようで申し訳ありませんが、ピラミッド建設に宇宙人が絡んでいるという可能性は低いでしょう。
くだんの番組ではこの階段ピラミッドについても触れられていましたが、特に私が気になったのが
「地下に王が埋葬されていた」
という表現(`Θ´)ピヨ
確かに階段ピラミッドの地下に縦穴があり、そこに棺桶のようなものがあることは知られています。
しかし私の認識が正しければ、ここからジェセル王のミイラが見つかっているわけではありません。
通路からミイラの足が見つかっているのですが、これがジェセル王のものなのかどうか分かっておらず、年代が違いすぎるだろうという見解もあるそうです。
それなのに「地下に王が埋葬されていた」っていう表現が気にくわないんですね。
もし私だったら「埋葬されていたと思われる」って言うと思う。(`Θ´)
もし一つか二つくらい完全なミイラが出てきていればいいと思うんですが、今までたったの一度も出てきていないのに断定して、そしてそれを放送するのは危険なことだなと思いました。
見ていて「あーあ、言っちゃったよ」と思いながら言葉を失ってしまいました。
羊たちも沈黙せざるをえません。
とはいえ、状況証拠から判断してピラミッドの地下に王が埋葬されていた可能性は非常に高いと思います。
盗掘者に荒らされている痕跡もありますので、もともとあったものが運び去られただけかもしれません。
もしもジェセル王のピラミッドが墓であるとすると、たった100年しか離れていないクフ王のピラミッドが墓である可能性はかなり高まると思います。てか、ほとんど間違いないだろうな。
番組に登場していたエジプト考古局長官のザヒ・ハワス博士は、数年前にオシリスの墓とよばれる大規模な縦穴を発見しました。
私もオシリスの墓についてはまだあんまり把握していませんが、地下最下層の部屋にはクフ王のピラミッドに通じているかもしれない横穴があるんだそうですよ!
で、もしもこれがピラミッド地下まで通じていたとすると、そこにはクフ王の玄室が存在するかもしれない・・・
ああ・・・早く掘ってくんねぇかなぁ・・どんどんいけー(`Θ´)
地下での作業ということもありますので色々と気を遣うんでしょうね、わりとゆっくり掘っているみたいです。
ちなみにクフ王のピラミッドにはいろいろな謎があります。
内部から外側に向かって「通気孔」と呼ばれる非常に細い穴がまっすぐ伸びています。
どこかの研究チームがこの通気孔にロボットを入れて内部を撮影したところ、終点付近にハンドルのようなものが見つかりました。
ドアの取っ手みたいなやつ・・・・
で、この取っ手を引っ張って開けたら中に何があるのかは、残念ながら分かっていません。
個人的にはぶっ壊さないと確かなことは分からないだろうなと思うんですよね。
また、記憶があいまいですがフランスかどこかの研究チームはピラミッドの内部にドリルで小さな穴をあけて、そこにカメラを挿入するという試みを行いました。
ところが穴があいたとたんに中からどんどん砂が流れてきてしまい、最後まで調査をすることができなかったのだそうです。
ピラミッドの中から・・・砂!!!!!(`Θ´;)
ああ・・どうなってんだろうどうなってんだろう・・
考え出すと夜も眠れなくなります。
こうした調査は許可を取って行う必要があるのですが、どちらの謎に対してもエジプト考古局からストップがかかってしまって継続ができない状況です。
ヘタしたら、本当に壊してしまうかもしれませんからね・・・
番組に登場していた「熱い男」ザヒ・ハワス博士は、コメンテイターからやたらめったらキャラをいじられていました(笑
彼は調査の許可を与える権限を持つエジプト考古局長官だったりするわけですが、もしかして自ら発見したオシリスの墓だけヒイキしてたりして・・・(笑
たしかにオシリスの墓の調査が思った通りの成果を上げたとすると考古学上21世紀最大の発見になる可能性があると思いますし、ザヒハワスがそれを「やったろうやんけ!」と意気込んでいるのはひしひしと伝わってきます。
(ちなみに20世紀最大の発見はハワードカーターによるツタンカーメン王墓の発掘と言われています)
ですので確かにオシリスの墓も重要なんですけど、通気孔の取っ手や砂が出てくる部屋にもザヒハワスが調査許可を出してくれることを願ってやみません。(`Θ´)ヨロシク
社歌 斉唱!!!
こんにちは。おもいっきり寝坊した複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
写真は昨日のお昼に作ったトマトソースのスパゲティです。
昨日は彼女と二人で映画を見ました。
我ながらシブイ趣味してるなと思いますが・・
釣りバカ日誌
大ファンです(`Θ´)
このシリーズで描かれている人物はとっても個性が豊かで、それを演じる役者達もみな大好きです。
このキャストが続く限り物語はほとんど自動的に生まれ続けるんだろうと思います。
(あ、でも個人的にミチコさんは石田えりのほうがいいなぁ・・・)
主人公のハマちゃんはあらゆることを釣りを中心として考える男ですが、私は彼のことを
プロのサラリーマン
だと前々から思っています。
ハマちゃんの仕事に対する姿勢はある意味で驚異的(笑
そしてなにより劇中に登場する人物の誰よりも、ハマちゃんは一番シアワセを手にしている人やと思います。
シアワセの定義を考えさせられます。(`Θ´)
ところで、ハマちゃんが勤めている鈴木建設・・・
この会社では毎朝社員全員で社歌を歌うという習慣があるのですが、私はこの歌がなかなか好きです。
明日の幸せひとすじに
探し求めん槌音高く
鈴木建設 鈴木建設
未来に向けて いざはばたかん
ときどきハマちゃんが最後のところをハモったりするのも楽しい・・・私もこの歌をちゃんと覚えていて、歌うことができます(笑
そんでこの曲・・なんと・・・
作曲/久石 譲
おおおお!!!まじかよまじかよ!!(`Θ´;)
久石 譲と言えばジブリアニメのほとんどのサウンドトラックを手がけている人ですよ!!!
地球はまーわーるーーー♪とかナウシカのラン・ランララランランラン♪とか作った人!!!
最近ではハウルの動く城や、イエモン(お茶)のCMの作曲をしています。
久石譲は私が現代の作曲家として最も尊敬する人で、以前の私が目指している人でもありました。
私は歌を作るのも好きですが、それよりもインスト(歌のない音楽)と映像のシンクロ表現にすごく興味を持っていました。
映画のサウンドトラックやゲーム音楽など・・・で、そんな久石譲が鈴木建設社歌の作曲家だとは・・・・・
さすがだなぁ・・さすがだなぁ・・・(`Θ´)
とくに「建設」のところの3連符がうまいことチープさを醸し出していてたまりません・・
すーーーずきーーーーーーーーーけんせつーーーー♪
すーーーずきーーーーーーーーーけんせつーーーー♪
みーらいにむけてー いーざ はーばたかんーーー♪
自然に帰れ
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
私たちが生活していて、当たり前のように存在する物が
「もしも、なくなったら」
と想像するのは、後ろ向きだけれども楽しいものです。
私はこういう無意味なイメージを展開してゆくのがわりと好き(`Θ´)
例えば電気がなかったらどうなるだろう・・・
大規模な停電とか・・そういう話ではありません。停電しても乾電池で動く機械は健在だし、車のラジオやライトは使うことが出来ます。
そうではなくて、とにかく電気で動くあらゆるシステムが作動しなくなった状況を想像してみました。
つまり、車のラジオもライトも乾電池で動く機械も止まったらどうなるんだろう!!!!!
数年前ニューヨークの大停電でかなりの混乱が起こったことを考えれば、機械の死によって私たちの生活が立ちゆかなくなることは容易に想像出来ます。
パソコンなんてものは論じる必要もありませんし、テレビだって蛍光灯だってエアコンだって動かなくなります。
私が想定している状況下ではバッテリーで作動している携帯電話やノートパソコン、懐中電灯なども動きません。
ああ・・・こわいなぁこわいなぁ・・恐いけど楽しい(`Θ´)
電池で動くものやコンセントに差し込んであるものはことごとく死ぬわけですが、とりあえず夜真っ暗になるのがまず最初に困るんじゃないでしょうか。
私のような喫煙者は暗闇への対応がわりと可能です。
ライターの多くは電気を使っていませんのでガスがなくなるまではそのまま使うことが出来るでしょう。
で、恐らく次に冷蔵庫の中身に苦慮することになりそうです。うーん・・はっきり言うて想像しただけでも恐い(笑
どうすればいいのか分かりません。
機械がなくなることによって不便になることはいくらでも思いつきます。
でも
「とりあえず水は出てくるだろうから大丈夫」
と思ったあなた。
甘いです!!(`Θ´)ダメ
水は最初だけ出てくるかもしれませんが、それもすぐに止まるはずです。
なぜなら浄水場のポンプが止まりますから・・・・
これと同じ理由で恐らくガスもすぐに止まるだろうと思います。
水にしてもガスにしても、輸送しているパイプの圧力が高いうちだけ・・一瞬だけ使えるかもしれませんが、すぐに供給されなくなることでしょう。
車のエンジンはプラグに電気を流すことによってガソリンを燃焼していますのでやはり動かなくなります。車が動かなくなって都市部で食料を手に入れられる人はきっと皆無だと思います。
とにかく、私たちが所有しているあらゆるものが奪われる状況が想像出来るのです。
こうした想像は暇つぶしになると同時に
「ああ、電気って有り難い!」
と思う機会を与えてくれます。
とはいえイメージすることによってなにか建設的な発想が出来るかというと、それはそれでなかなか難しいだろうと思うんです。
早い話こうした思索は純粋な趣味の世界・・・やってもやらなくても、たいして人生に影響を与えないどうでもいいものだと思います。
ところが・・・
この世界観を本気で描いた映画がある!
んですよ。
私はこの映画を深夜のテレビで見た記憶があるのですが、個人的にはB級映画ど真ん中(笑)に位置づけている佳作です。
上のリンク先ではストーリーが紹介されていますが、簡単に要点を申し上げると
主人公は秘密兵器の奪還を命じられていますが、その秘密兵器は人工衛星のリモコンでした。
人工衛星には強力な電磁波を発生させる装置が搭載されていて、その照射を受けたマシーンは完全に停止してしまうというもの。
リモコンによって電磁波照射の範囲を最大で「地球全体」にまで拡大することが出来ます。
つまり地球上の全ての機械を停止させるポテンシャルを持っているわけですので、これを手にした人は実質的に最強です。
で、奪還を命じられていたはずの主人公はいろいろあって、最終的にこのリモコンのスイッチを押す決断をします。
しかもターゲットは
地球全体(笑
地球にある全ての機械が停止し、世界が暗闇に逆戻りするラストシーン・・・・どうなん・・これ(笑
正直言うて本当に押すとは思っていませんでしたのでびっくりこきました。
上のリンクでは映画の制作に5千万ドルが投じられたって書いてあるけど・・・・50おくえん??(`Θ´)
いや、毎度思いますがアメリカ人ってすげぇや。
ところでフランスの思想家 ジャン・ジャック・ルソー は
自然に帰れ
というスローガンでよく知られています。
(本人が言ったかどうかは知りません)
「万物を創るものの手をはなれるときすべてはよいものであるが、人間の手にうつるとすべてが悪くなる」
ここで言う「人間の手」というのは、社会のことを指していると考えていますが、ルソーの思想を多少強引にぶった切ると、結局のところ「性善説」なんだなと思うんです。
「もともとは善であるはず」
私はこの思想に対してかなり異議がありますが、これについてはまた別の機会に私見をご披露したいと思います。
いずれにしてもルソーは後ろ向きに「自然に帰れ」と言いたかったわけではありません。
最終的に人間が幸福であるために確固とした揺らぐことない「芯の部分」を作り上げることに価値を見いだしていると私は思います。
ところが「自然に帰れ」というスローガンの字面だけを受けとめて、貴族達の間ではスッポンポンでご飯を食べながらうんこしたり、乱交したりするのが流行した時代があったんだとか・・・
つまり、
悪用
されてしまったわけですね。ルソーかわいそう。(`Θ´)
「自然に帰れ」っていう言葉・・この「帰れ」の部分が非常にネガティブですよね。
「自然に向かえ」とかならなんとなく建設的なんだけど、帰れという言葉がイマイチだなと思います。
一般的に時間は逆行できませんので、本当はどんなことがらも元に戻すことはできません。
会社に行って家に帰ってきたからといって8時間前に戻ったとは言えないわけです。
本気で元に戻そうと考えて過激な運動を展開する団体も存在していますが、もし彼らが「やった!戻った!」と思うような出来事があったとしてもこれは明らかに間違いです。
見た目がそうであってもやはり何かを元に戻すことは出来ないんです。つまり気のせいね(`Θ´)
「自然に帰れ」などの短い言葉は広まりやすく、非常に便利です。
けれども、時として短い言葉が悪用されやすいのもまた事実。
電気で動くものが全て停止してしまったとしても、私たちは原始時代に戻ることは出来ません。
それは新たな暗黒時代の「始まり」なんです。
このように考えてみると、なにかを元に戻そうとする試みが無意味であることが分かります。
今、現時点で存在するものを一旦受け容れてから、あくまでも未来のことを考える姿勢が大事なのだと考えています。
てなわけで、元に戻す試みは私のように頭の中だけで行うか、笑える映画を作るかくらいに留めておくべきだと思うとです(`Θ´)
「ゾウの時間 ネズミの時間」 と 琴欧州
こんにちは。複雑系自営業者のコンプレクソロジストです。ごきげんいかが?
大相撲九月場所がどえらいことになっております。いやぁ・・・正直言うてこんなにおもしろい場所はかなり久しぶりです。
現在朝青龍が5場所連続優勝していて、今場所6連覇の偉業をかけて臨んでいるのですが、この調子だと多分それは阻止されることでしょう。
ほんで現在星二つの差で単独トップを独走しているのがブルガリア出身の琴欧州。
番付通りにいけば金曜日に朝青龍との直接対決が組まれるだろうと思いますが、これは見逃せません!(`Θ´)ハァハァハァハァ
これは私個人の見解ですが、もし今場所琴欧州が優勝したら、近いうちにきっと彼は横綱になると思います。
琴欧州は204センチの巨人ですが、にもかかわらず(今場所は特に)非常に柔らかく素早く動く力士です。
昨日はそこそこ調子の良い大関栃東をすんなりとやっつけました。
見ていて思うんですが、2メートルのやつにああいう相撲を取られてしまって勝てる人なんていないんじゃないか。
この人は驚いたことに相撲の世界に入ってまだ3年しか経っていません。
これから身につけるものもまだまだ沢山あるだろうに・・・・いやぁ、恐ろしい。
ところで皆さんは
「ゾウの時間 ネズミの時間」 本川達雄
という本をご存じでしょうか。
私はこの本を10年くらい前に読んだのですが、最近古本屋で見つけてまた読みたいなと思って購入しました。
この本は動物のサイズと時間の関係を生物学的に解説しています。
難しい数式も出てくるけど、そこは適当にスルーして(笑)十分に楽しめる。
サイズと時間の関係・・・例えばネズミは数年で死んでしまいます。
一方で同じほ乳類であるゾウは100年近い寿命を持っています。
てことはゾウのほうが得やん!!!(`Θ´)
って思うわけですが、本当にそうでしょうか。
ネズミの心臓が一生の間に鼓動する回数は20億回だそうです。
そして、おもしろいことにゾウの心臓も、一生の間に20億回ドッキンドッキンと鼓動するんです。
ゾウもネズミも心臓が20億回鼓動したら終了!!
ちなみに全てのほ乳類はこのルールから大きくはずれることはありません。
一方は数年で20億回を刻む・・一方は100年かける・・・それだけゾウとネズミの心拍数は違うわけですが、もしも心臓の鼓動を「時間の基準」とした場合、先ほど申し上げたように「ゾウのほうが100年生きられるから得だ」なんていうことは言えなくなってしまいます。
ゾウもネズミも、一生を過ごした主観的な感覚は同じ・・・ネズミだから短く感じるということはない・・と言えるんじゃないか・・・
結論として時間の流れる速さは体重の0.25乗に比例するという、相対的な関係が浮かび上がってくるというお話です。
このことは私たちも感覚的に理解することができると思います。
ゾウは強くて大きいけれどもゆっくり動くし、ネズミは弱くてちっぽけだけれども素早く動くことができます。
本の中で論じられている内容とはずれますが、このことは人間の世界でもある程度は通用するルールではないでしょうか。
特に相撲は顕著ですよね。小さい力士は素早く動きますし、大きな力士はゆっくり動く。
体を大きくするとスピードを犠牲にしなければならないし、小さい人は素早く動くことを要請されるものです。
ところが先ほどご紹介した琴欧州っていう力士はそうじゃないんですよね。
でかいくせに、とても早く動くことができます。いいとこ取り。
「ゾウの時間 ネズミの時間」では心臓の鼓動の他にも呼吸の回数や、消費するエネルギーなどでサイズとの関係が論じられています。
相撲というのは長くても1分程度で終了する非常に短い競技ですが、にも関わらず力士たちが土俵下で水を付けるときにハァハァハァハァと息を荒げている様子は、相撲に興味がない方でも何度か見たことはおありだと思います。
そう、力士ってあんまりスタミナないんですよね。
もし相撲が1日に5回の対戦を行うような競技であれば、当然彼らにはスタミナが要求されますし、恐らく体型も変わるでしょう。
一日一回だけ、息を止めていれば終了するような短い時間で行われる競技ですので、あまりスタミナを重視する必要がありません。
つまり力士がちょっとした運動で息を荒げてしまうのはわりと自然なことです。無理もない。
ところが琴欧州はたいがい激しい相撲を取った後でも、とっても涼しい顔をしているんですよね。
多くの力士は相撲の直後は呼吸のために口が半開きになっていますが(笑)琴欧州はいっつもキッと口を結んだ状態・・・
いやぁ・・なんとも頭抜けた身体能力だと思います。(`Θ´)
ちなみにこの「ゾウの時間 ネズミの時間」で特におもしろいのが、私たち人間の時間を逆算してサイズを求めたりという試みが行われている点です。
例えば日本人が消費するエネルギー・・・もちろん食事もそうですが、石炭や石油なども含めると4400ワットのエネルギーを消費しているのだそうです(データ古いけど)。
そして先ほどの消費エネルギーとサイズの式にこれを当てはめると、なんと体重が
4.3トン
の生き物になってしまうんだとか・・・・
私たちは標準代謝量の63倍のエネルギーを消費する特殊な動物なんだなぁ (`Θ´)





