そんなわけで二章のあとがきの二回目です(淡々と)。

前回も述べましたが、二章はクリスマスを二回経験するほど「長め」だったので、あとを書くあとがきもまた大変なのです(自分である程度振り返らないと次のプロットが書けないから。なんて適当ですが。まとめる作業がだいきらい。ブー)。

そんな二回のクリスマスも本編に絡めながらRecollectionシリーズの外伝的な感じ(バステトが当事者から記憶を読み取るのではなく、当事者本人が過去を語るスタイル)でキンババやシオンの過去を描くことに。

それこれ

■Recollection外伝~キンババとシオンのXmas~前編
■Recollection外伝~X'mas SP/怪盗あんまーんとその一味~PART1

キンババの思い出の方は、UBUことムーアの姿もちらっとだけの登場にして、彼から見た「憧れのシオン」を意識しながらRecollection No.5内でもちらほら話題に出ていた「悪夢のクリスマス」*¹を写し出してみました。無理に前編後編と二話でおさめることに意識し過ぎてしまって、今思えば、もっと話数を稼いでも良かったと後悔しています(笑)

シオンの思い出は、前回のクリスマスよりも数年前でしょうか、彼女とニッキーが外街に潜入したばかりの頃、ムーア達と出逢って間もない頃のクリスマス(おそらく共に過ごした初めてのクリスマス)でのエピソードでした。子供時代ということもあって、「外街悪ガキトリオ」もRecollectionシリーズ以来のフル登場。ヴィルヘルムのお家であるレインボードラゴンキャッスル(バールボーン家のアジト)を舞台に「少女ムーアのスピアー」が炸裂しまくるクリスマスエピソードです(作者はプロレス技の中でもスピアーが好きだし、やってみたい)。余談ですが、Recollection No.5では、ヴィルヘルムもムーア(一応、女の子)相手に、二度もスピアーをかましています*²(内、一回は避けられる)。

*1.シオンの登場人物紹介のPersonalityの項目を参照

*2.
Recollection No.5_24
Recollection No.5_131


そんなクリスマスエピソードも挟みながら二章は進んでいきました(急なまとめに入る)。

というわけで、前回も述べたように二章は三部構成からなっているので、今回のあとがきは、その第二部にあたる南部の戦い編について、あれこれのべていこうと思います。




~相変わらず最強のオクサーヌ・ヴァレノフ

そんなオクサーヌ率いるEWNを援軍に迎え入れた南部の月蝕の翳氷が拠点とする穹冥の要塞にダル・ハンギル率いるゲ・アゲルゾンの暗殺者達が潜入し、戦闘が繰り広げられました(その侵入経路となった氷の要塞内に作られた通気孔は、以前よりボワコフさんが心配しており、彼の嫌な予感が的中してしまうことに)。その戦いの過程でしばらく眠りについていたオクサーヌが目覚め、古龍の仲間達や月蝕の翳氷のメンバー、更には西部より駆けつけてきたアグダ・マズラー&クルセイダーズのメンバーと共にハンギル小隊を撃破。一人生き残ったハンギルは首都への撤退を余儀なくされ、このアヤの地でもまた一人、自尊心を傷つけられた狩人が打倒オクサーヌというリベンジクエストに挑むことを誓うのでした。

以上が大まかな流れなのですが、正確な戦況としては、アダンカを庇う月蝕の翳氷と、コズンダの命により彼を連れ戻しに来たゲ・アゲルゾンの戦いが行われる中、ハンスの命令でハンギル小隊を襲撃に来たクイーン小隊、そして月蝕の翳氷を救出しに来たアグダ・マズラーと共に、暗黒団を狙いに来たクルセイダーズによる「四つ巴」が南部の戦いの実情であり、そこにはたくさんの思惑がありました。



~ランゴスタのように舞い、電竜のように刺す

最近はゼクスネコシリーズを装着している純平もまた、パパグラーナに「ズワロ純平」として潜入*¹した際、UBUが開発した携帯あんまんの製造法などを取引条件にグランデギルドのチチョ・シャンティ(スカルリーナの叔父にあたる)と接触。情報通である彼からグランデギルドの実情や暗黒商会が南征に出撃したコズンダ軍を追撃しに行くという情報を手に入れました。純平は実の妹の仇であるハンスを討つというメインクエストにプライオリティを置いているため、この情報を頼りに西部の長老達のクエスト(アグダ・マズラーと共に戦い、彼らをアヤに還すことが目的)をアイオロスに請け負わせ、自身の提案(暗黒団を狙いに南部へ行くこと)もまた了承させ、アグダ・マズラーという頼もしい兵士達と共に南下することに成功しました*²。

*1.「ネコにヴィーガンがいてもいい時代だろ?」の巻
*2.「またクエストを請け負ったな?」の巻


チチョとの取引をはじめ、月蝕の翳氷のその名前から、「ダークサイド・ムーン」と、彼らの存在を例えたりと、このあたりの心理戦や洞察力はさすが純平というか、ぬかりがないです。また、有害物質に覆われている失望の谷では、長老達が生き延びるため、極めてトリップの作用に近い神薬を使用していることも知り、アヤの歴史の中に確かに邪龍教の存在があることも改めて知ることになります。

失望の谷では、七つの義憤と呼ばれるアグダ・マズラーの精鋭モンスターのメンバーである、大陸の歴史に詳しい荒柿法師や、スパーンスコーン山脈地帯の甲虫名家、セルタリーザ家の末裔であるゲネッタと婿養子アル助のセルタス夫婦、自称プケ王というプケオ、あのル’ヴォーにも一矢報いたという英雄的白一角竜であるアーサー達も登場します。また南部の戦いでは、アグダ・マズラーに助太刀しているという爆鱗竜の喧嘩屋、ヴァ・ゼウスも援軍に駆けつけ、西部の強さを証明しました。そんな少し訳ありなモンスターや人々、獣人が最後に頼る地が失望の谷なのですが、ゲネッタのセルタリーザ家はディ・ガルシャーによって滅ぼされてしまったりと、彼らが何故、戦う道を選んだのか、その理由にも注目していきたいと思います。

その他、谷には、新大陸の水没林より渡ってきたカレン達も到着しており、彼女もまた南部の戦いに参加し、そこでゼットと再会を果たし、EWNのメンバーになった彼を許すなど、自身が鉄平から受けた恩義と同じことをしてみせるのでした*。

*「かまうこたぁ~ねぇよ。「釜ごと」いけや」の巻

南部の地もまた、ただでさえ極寒という厳しい環境であるのに加え、ル’ヴォーによって生態系が破壊され、長い歴史の間、荒廃したフィールドになってしまっています。そんな過酷な食物連鎖のサバイバルに必死の中、現地のモンスター達は、風漂竜のレイコをはじめ、猛牛竜の群れのリーダー、ギヴンもまた、月蝕の翳氷に希望を見出し、彼らの味方となる決意をしました。またハンギルの現地コーディネーターを努めていた凍魚竜の群れのリーダー、ブロディもまた、「友人と認識してくれていた」レイコの心を読み取ったオクサーヌによって助けられるなど、この戦いで南部に新たな結束力が生まれたことは確かです。

南部の戦いでは、スサノオと双璧をなす、千刃竜ブレイドキックやカイルスと呂夏双の最強牙獣コンビによる活躍も目立ちました。特にオクサーヌはブレイドキックを「元気な千刃竜の少年」と呼び、どうやら彼の存在が気になっているようです。このようにアヤに乗り込んだ各勢力もまた、新たな同志を登用するということも目的であることがうかがえます。

EWNは初代白の同盟当主であるオクサーヌが率いるだけあり、古龍種の仲間が守護神として彼女を守っており、そんな頼もしすぎる彼女達を味方につけた月蝕の翳氷は、アダンカを正当な王位継承者として掲げ、コズンダ軍に立ち向かっていくことになります。

彼らと戦った暗黒団もまた、クイーンと純平の関係も気になるところでありながら、オロミド隊や天彗龍からなる空軍であるバルストラクス隊からも目が離せません。いずれ彼らの紹介ページも作りたいとは思っています(だから頑張れ作者)。

そして南部、月蝕の翳氷のヒロイン、スリーも出生を明らかにし、彼女がコズタン一世の落し子であることも発覚しました。彼女が義理の妹であると知った義兄アダンカは、スリーと共に、コズンダの野望を止める決意表明をします。国を救うべく立ち上がったアンダカとスリーの今後の活躍にも注目です。さらにさらに、彼女の愛ガルクである、カーラ・スノウの秘めたる力、同じく、シオンの愛ガルクであるジーク・ガルムも同様、気になる存在ではあります・・・

なんて欲張りすぎな、あたちのモンハン日記~ザ・ストーリーモード(いつからそんな名前になった?)

まだまだあとがきは続きます。

ではでは、また次回にバイバイ





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シオンとキンババの関係も気になるが、
次回は決闘裁判編についてのべるぞ



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