Anthem編、第二章の完結に伴い、今回も「作者の余談」も含め、あとがきを述べながら、来る三章に向けて、あれやこれや復習もしていきましょう!(特に作者が)

二章は渦中の人、スカルリーナの登場からはじまり、やっぱりついてきていた星竜スターマインも久々にそのエレガントな姿を見せ、憧れの都市観光の夢を果たす以前には、今だ目を覚まさないUBUの代わりにオクサーヌが長い眠りから覚めるやいなや、侵入者たるゲ・アゲルゾンの暗殺者達を西部から駆けつけてきた盟勇達と共に一掃、そして都で英雄と化したパン泥棒、デスカーブーが決闘裁判にて、ハンターズギルドが邪龍討伐のために送り込んだ竜機兵を撃墜した「伝承レベル」の滅尽龍、ル’ヴォーと対峙する・・・そんな二章はだいたい三部構成になっていました。

第一部では、遅れてアヤに到着してきた暗黒団と、彼らの船に潜入していたシリウス率いるギルドナイト組とアイオロス率いるSBI&クルセイダーズ組やアヤの各地にいる各勢力のエピソードから始まり、第二部では南部の戦闘が開始され、その戦いが集結した頃、都で決闘裁判が開催され、第三部が開幕といった流れになっております。

全体を通して二章では、シオンとイェル・ミナを二大ヒロインとして意識しながら、それぞれのポジションに課されたタスクとジレンマ、グループに対する信頼感や不信感を抱きつつ、個々が心に抱く絶望に立ち向かっていくという苦悩や自己鍛錬を乗り越えながら、自己の狩人的威儀を繕っていくといえば、さも壮大なハンティングサーガにも聞こえるでしょうか(笑)

それにしても相変わらず「無計画に」登場人物が多過ぎる、あたちのモンハン日記~ザ・ストーリーモード・・。

各キャラクターが属する勢力の配置やその目的などについては、前回のあとがきをご参照に復習していただければ幸いです(作者も手一杯)。

Anthem of a Dying lights/第一章のあとがき






~ミオンとボニーの出逢い、そして別れ....

一章にてミオンはギルドナイトのミッションとして、ボニーはクルセイダーズのメンバーながらSBIの任務を受け、同じメディカルスタッフに扮装しながらクイーン小隊の船内に潜入していたのですが、ひょんなことから二人は出逢い、意気投合しました。ミオンは幼少期から不遇な境遇で育ったため、おそらく同じくらいの年頃の「同族のオトモダチ」ができたことに深く感銘を受けたのでしょう。二章でも引き続き仲良しだった二人は自分の素性を明かすことなく、立場上不可欠な「隠し事」をしたまま、お互いのタスクを達成するため、お別れを余儀なくされ、同じアヤ大陸へ「それぞれの方法と手段」によって上陸するわけなのですが、果たして再会は叶うのでしょうか。そんなミオンの気持ちとは裏腹に、彼女はアヤで、自身の辛い過去を思い出させる鮮血のチャチャブーフェイクの大男と願ってもない再会をしてしまいます。


作者の余談:ミオンは今でこそ、大好きなシオンやジークと一緒に同じ時間を過ごしているのですが、シュレイド時代はシオンと一緒に行く道を選び、ボワコフさんとの別れもあったりと、今回も自分が進む道故のジレンマに悩まされることになってしまいます。ミオンが遠目に映るボニーとバランの姿を見ながらお別れを告げるシーンは切ないですよね・・。狩人日記の方では、お馴染みの「ニョニョーーーン!!」をボニーとミオンが一緒にできる日が来ることを願うばかりです。そしてボワコフさんとの再会もまた・・。




~悪運が強いゲンス・ゴンス一味

上画像はエル・ディアラ・サンドリア内の洞窟タイプの監獄が登場する時に、そのイメージ画像としてよく使わせてもらっている、「Riseシリーズに登場するフィールドの何処かの洞窟」をスクショしたものなのですが、撮影当初こそロケーションを覚えていたのに、数年経つともう・・。二章では、そんな大変お世話になっている洞窟のイメージ画像から、カーブー達、プリズナーチームの生活(居心地は良さげ)をスタートさせていました。罪状はパン泥棒で牢獄に入ったカーブーなのですが、そもそも肉まん君の計画(本来の目的は情報収集)であって、当初の理由すら忘れてしまう、または気にならなくなるほど、自然と囚人姿が板についてきたのは、いつもどおりの彼ならでは・・というべきでしょうか。そこでカーブーは「当時の」看守長であったゲンス・ゴンスと「ヘルムを通じて」距離を縮め、UBUの名を出すことで彼の興味を引きながら、クルセーダーズの計画(族長の赤ちゃん救出及び幽閉されている獣人達と、その仲間であるモンスター達の首都脱出作戦)を彼にも手伝うよう哀願します。またそのシーンでは、ゲンス・ゴンスと因縁のあるシオンとミオン達も登場し、以後、Recollection No.5*では見ることのできなかった余話がシオン達の口から少しだけ聞けたりします(Recollection No.5でヴェルドを去った後のシオン達のエピソードもまた、ストーリーの新たなシーズンで明らかになっていくでしょう。がんばれ作者)。

*Recollection目次録


二章ではゲンス・ゴンスもキーパーソンの一人として再登場を果たし、族長やイェル・ミナからも腕の立つ狩人として期待されるのですが、彼らの思惑通りにはなるまいと、ゲンス・ゴンスの心理にも葛藤が生まれていき、その結果、グランドマスターの用心棒を自ら申し出て、ラインハルト達と一緒に東部へ行ってしまいました。そんなゲンス・ゴンス一味なのですが、アヤへ渡ってくる道中、仲間を失ったと語っていることから、その人物がフトコフ*¹であることがうかがえ、彼らもまた旅の途中で奮闘してきたこともわかります。それ以前に彼らはセントヘレナッチョ島のゴッドジャスティス収容所に連行され、そこで何の因果か、後に収監されることになったUBUが起こした騒動に乗じて脱獄したことがカーブーとの会話*²の中で判明し、ゲンス・ゴンスは二度に渡って彼女に助けられたことを知ることになります。

*1.Recollection No.5_136
*2.「まったく、どいつもこいつもだな」の巻


以上のようにカーブーは既にゲンス・ゴンスのことをムーアの記憶より知っていたので初対面の時*に「あんたのことは、昔から、よぉ~~く知っている」と返答したのですが、それに対しゲンス・ゴンスは、「田舎の懐かしい香り・・・・パパ・・」と、カーブーからユクモの匂いを嗅ぎ取ったのか、それとも彼の父を思わせる懐の深さをカーブーから感じたか、また彼の父もまたドボルヘルムを被っていたのかは現段階では謎です。

*「むぅ~~。まるで終末」の巻


作者の余談:エル・ディアラ・サンドリアの囚人の中に、ハイパースプリント、アルティメット・デフェンサーというキャラクターが登場しました。ハイパースプリント登場回のヘッジの解説によれば、「あいつの異名はハイパースプリント!!各地で名を馳せた傭兵だったんだが、アグダ・マズラーに加担して反乱を起こし、先王の征西隊に敗れ、捕虜となってここへ連れてこられたんだ!!」*¹と説明しており、そんな彼と義兄弟の契りを交わしていた弟分にあたるアルティメット・ディフェンサー(ハイパースプリントのことを「兄者」と呼んでいたこともある)もまた、「コズタン一世・・・俺やハイパースプリントが捕まっていなければ、今頃、ここはアグダ・マズラーに支配されていたはずだ。あの親殺しの首もな」と語っていることから、彼らがレジスタンスにあたるアグダ・マズラーを支持していたことも分かります。コズタン一世率いる国王軍とアグダ・マズラーとの戦闘は、本編では描かれることはありませんでしたが、きっとこの二人もそれぞれのスキルを活かして活躍していたと思うと胸が踊ります。ゲンス・ゴンスはアルティメット・デフェンサーと決闘裁判で戦った際、次のように言いました。

「俺はこう見えても都の番人だ。都、つまり王国側に楯突いたものがどうなるか・・・勝利という希望を抱かせ、さも実現するかのように導き、光に手が届きそうになった瞬間、堕とす・・・・つまり、お前が見ていた希望とは、死にかけた光だったのさ」

ディフェンサーもまた、絶望に落ちていき、灰色の都市、エル・ディアラ・サンドリアに邪龍教が深く結びついていることもこの台詞から読み取ることができます。


*1.「なんて野郎だ!!」の巻
*2.「俺の名前はアルティメット・ディフェンサー」の巻





~念願のトド美ちゃんストーリー登場!!

当ブログではお馴染み、トド美ちゃんのステルスモード。

一方、アヤ北東部では、クルセイダーズのメンバーをはじめ、レオとウルのギルドナイト兄妹、コズンダの復讐のターゲットであるスカルリーナ、そしてクルセイダーズを援軍として呼び寄せた大宰相のガリタンがシャーマラーン・ハハーン族の集落でお世話になっています。そこで今回の援軍要請に至るまでの経緯をガリタンが説明しており*¹、その背景に一連の動乱を企てた影の首謀者たるギルドナイトの姿も浮かび上がり(後に鉄平達も予想を的中させています*²)、以上からシリウスの計画を受けた側の意見を聞くこともできます。

*1.「確かに珍妙だな」の巻
*2.「決まってんじゃんかよ。ギルドだよ」の巻


漂流しているところを助けられたレオとウルは恩を返すため集落に留まり、スカルリーナをクルセイダーズのメンバーと共に守ることになるのですが、その二人を最初に発見した人物、もとい、草食種、ケストドン系女子こそ、かのトド美ちゃん*¹なのでした!!(作者個人的なトド美ちゃんに対する思いは後述にて)

トド美ちゃんは一也達に「不思議な夢」を見ていると語ります。


「かもね・・。見たことのない大陸・・・未知なる広大なフィールドを夢の中で知り合った狩人と共に駆け回る夢・・・頼もしい黒猫も一緒に・・・・ね?変な夢でしょ?」

「蒼い髪・・・熱々のこし餡が詰まった白いおまんじゅうが大好きなの」



トド美ちゃんが見ている夢は、一也達が受けたバステトによる記憶の共有とは、また少し違うようで、現在も見続けているのです。


「・・また夢を見た・・・・蒼い髪の・・ちょっと口が悪い女の子の狩人と一緒に・・・彼女をあたしの背中に乗せて・・・火山地帯を駆け回っていたの・・・・」むにゃむにゃ・・


夢の感想を聞いた一也が狩人の名前を尋ねるのですが、


「わからない・・・夢の中では、何度もその子の名前を呼んでいるの・・・・けど・・起きたら・・・全部・・忘れちゃう・・・・だから・・・・夢を見たいの・・・・・また・・・・・あの子に逢えるから・・・・・・・・・」ZZZZZ・・・・


と、再び眠りにつくトド美ちゃんは、この夢の話を北東地区にあるスパーンスコーン山脈で有名な預言者ガマルクルス100世(崖縁で詩歌を詠んでいる時もあれば、溶岩洞の小池で釣りを嗜まれている時もあるという、仙人的岩賊竜)にも伝え、その夢でみたことを大事にしなさいと言われたことをスカルリーナ達に語ります。

一方でスカルリーナもまた、淡い幼少期の投影を思い描きながら、現地でも大変珍しいという白いガウシカに導かれるように、スパーンスコーン山脈に神妙なエネルギーを感じたのか、トド美ちゃん達と一緒に預言者様に会いに行く決意をします*²。

こうしてスカルリーナはクルセイダーズのメンバーとシュナイダー兄妹に守られながら、スパーンスコーン山脈地帯にある、秘密の隠れ場、マグマトリオンにて、愉快なメンバー達から社会見学の了承を受け、情報を入手していきます。そしてトド美ちゃんのお父さんである、パパトドンを追跡中、怪我を負っていたヴォルガトロンを庇っていたガマルクルス100世に遭遇し、そこで黒の契約を受けし、ラ・エメシスを守護する五冥神の一頭、ディ・ガルシャー(古代アヤ語で「煉獄の分断者」)と対峙することになります。

このディ・ガルシャーこそ、スパーンスコーン山脈の生態系を破壊した超危険度の高い斬竜であり、トド美ちゃんのお父さんであるパパトドンの飲み友達、ヤッ君おじさん(陽気な掻鳥)の家族をも殺めたモンスターなのですが、硫斬竜とも異なる瘴気のようなダークエレメントのオーラを操り、レオとウルを苦しめます。トド美ちゃん親子もまた危険な目に遭ってしまい、そこでトド美ちゃんは、夢の中の「彼女の名前」を口にし、助けを求めると、まるで彼女の指示を受けたかのようにサンダーソニック達が救援に現れるのでした*³。

その後、ジャブ吉さんの秘儀も披露され、なんとかディ・ガルシャーを撃退することに成功した一行は、マグマ煮えたぎるスパーンスコーン山脈をあとにするのですが、そこでガマルクルス100世は得体のしれないパワーを火口の深淵より感じ、トド美ちゃんもまた、夢の中でいつも一緒に遊んでいるハンターの名前がUBUであることを思い出すのでした。

トド美ちゃんが見ている不思議な夢は、大きなメッセージ、導きであり、今後の展開にも繋がっていきます。そして火口から発せられた警告は何だったのか・・次章が楽しみです(だから頑張れ作者)。

*1.トド美ちゃんの記念すべきストーリー初登場は「依頼を思いついた」の巻
*2.「ホニャラな(昔な)」の巻
*3.「崇敬を知らぬ無能者」の巻
*4.「まったく都合の良いモンスターハンターめ」の巻


作者の余談:MHWの狩猟日記ではお馴染みのトド美ちゃんを念願のストーリーモードに登場させることが出来て、本当に良かったです。MHW狩猟時代のソロプレイもまた、特別な時間だったことをトド美ちゃんを見るたびに少しノスタルジックな気持ちと共に思い出します。またトド美ちゃんの性別に関しては、過去も何度か言及していると思うのですが、トド美ちゃんは「体が大きい子」なので、雄に極めて近い外見をしているということ。作者がケストドンの性別を思い込みで間違えていたとは言わないでお願い

同じくMHW狩猟日記では名バイプレーヤーとして活躍していた、ヤッ君おじさんをはじめ、ガマルクルス100世や愉快なスパーンスコーン山脈の仲間達も登場させることが出来て自己満足。

ガマルクルス100世に関していえば、一章で鉄平達がアヤに初上陸した際、泥吉さんが、独り言のようにガイドを続ける中で、その名前を口にしています。

「○□▽~!!」の巻


MHW狩猟日記では、他にも可愛らしい環境生物のオトモダチもたくさん登場しており、アヤ編ラストとなる第三章では、そのオトモダチ達も登場する予定になっています!(だから頑張れ作者)

というわけで今回は、ザ・おしまい。

なにせ、二章だけでクリスマスを二回またいでしまったこともあり、その要領の分、まとめるのもまぁ~大変(単にそういう作業がだいっきらい)。

ではでは、また次回にバイバイ




みんなの激アツ一票でしっかり応援してほしいミャオ♪

ミオンはまたボニーに逢いたいんだミャお


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