あはははははははは
(そんな微笑ましい団らん姿を見つめるあやしげな視線)
じーーーーーーーーーー
ケストドン「・・・・・・・・・・・・・・」じーーーーーー
ドスン・・
ケストドン「!?」バッ
エムセス・ガリタン「かたじけない。すっかりごちそうになってしまった」パンパン(お腹を叩きながら)
ママガジャブー「(以下、えっらい早口で)△○○□△○」ごにょごにょ
エムセス・ガリタン「むぅ?」
一也「しばらく休んでいけと言っているニャ。俺たちも王妃様を守るニャよ。な、伯爵」
マクシミリア「僭越ながら」スッ・・(王妃の前に片膝をつく)
スカルリーナ「感謝いたします。シャーマラーン・ハハーン族に対する偏見もまた謝罪しなければなりません。こんなに友好的だったなんて」
ママガジャブー「ジャホホホホホ」(わろうている)
ア~~ア~~(子供ガジャブー(面の口穴の所がモコモコお花型)を背に乗せた、眠鳥の幼体がその初々しく鮮やかな橙色をした体毛をモワモワさせながら近づいてくる)
エムセス・ガリタン「鳥竜種の子供か・・・」ア~~ア~~
スカルリーナ「まぁ、二人とも可愛らしいこと。こちらへ」ア~~ア~~
子供ガジャブー「○○▲」ア~~ア~~
一也「眠くならないよう気をつけて、と言っているニャ。まだちいちゃいから、体内の睡眠袋を上手に制御できないのかもしれないニャ」ア~~ア~~(微笑みながら子供眠鳥のフワ毛な頭を撫でる王妃)
エムセス・ガリタン「シャーマラーン・ハハーン族がモンスターを操ることができるとは聞いていたが、共に暮らしていたとはな」ア~~ア~~(こちらには雌火竜の幼体が「ちょっと火を吹きながら」歩み寄ってくる)
一也「感心するニャ。彼らの暮らしこそが、大陸が目指すべき未来の姿だニャ」ア~~ア~~
スカルリーナ「おっしゃる通りかもしれません。彼らが派遣争いに関わらず、この辺境で暮らしている理由がわかりました。愚かなのは、我々なのだと」ア~~ア~~
エムセス・ガリタン「ふむ・・・つかぬことをお聞きするが、黒い飛竜をご存知か?」
ジャブ吉「●?□▽」
一也「そんな珍しいのはここにはいないニャ。と言っているニャ」
スカルリーナ「そうですか・・。貴方方と出会う前、ラ・エメシスで彷徨っていたところを黒い飛竜に助けられたのです」
マクシミリア「黒い飛竜・・・」
エムセス・ガリタン「その黒い飛竜を追って、この密林地区まで抜けて来れたのだが・・・心当たりがないとなると、あれは一体・・・・」
スカルリーナ「邪龍様が与えてくださった天啓であることを願います」
一也「・・・・・・・・・・・・・・・・」(マクシミリアと顔を見合わせる)
スカルリーナ「そして貴方方を連れてきてくださった、泥吉にもまた、感謝してもしきれません」(空を見上げ、彼の安否を気にしながら)
マクシミリア「そのことですが王妃。我々のことはご存知だったのですか?」
エムセス・ガリタン「謀反が起きる前、匿名の密書を受けた。そこにはコズンダ様に謀反の意志があること、そして、その野望を打ち砕くためには、外部の力が必要不可欠であると助言が記されていたのだ」
マクシミリア「外部の・・・」
スカルリーナ「新大陸と呼ばれている地に、このアヤを災いより守ってくれる救世主達がいると」
一也「・・・・・・・・・・・・・」(伯爵と顔を見合わせる)
エムセス・ガリタン「密書には丁寧に、アヤの各地に、どの勢力を援軍として迎え入れるべきか、その詳細も書かれていた。そこで私は、アヤ各地に君達の情報を秘密裏に流し、諸勢力に援軍要請を投げかけるよう仕向けたのだ」
一也「ニャんだって!?ってことは、俺たち以外にも新大陸から!?」
マクシミリア「そこに書かれていた、新大陸の勢力の名前を覚えていらっしゃいますか?」
エムセス・ガリタン「もちろんだ。君達、ユクモクルセイダーズは我々・・国王の援軍として。西部、失望の谷に拠点を置く反乱軍には、モンスターミリシア。東部の交易都市、パパグラーナにはローゼンクロイツ。その交易都市を通じて南部にはエヴァーウィンターナイツを推奨しろと提案を受けた」
一也「・・・・ニャんともまた・・今度はアヤであいつらと?」
マクシミリア「リーク・・意図的ではありますな」
スカルリーナ「詳細は分かりません。泥吉が貴方方に説明したよう、私は後宮の情報収集を秘密裏に行うよう彼に命じていました。その中でコズンダが謀略をめぐらしているのではないかという情報は受けていたのですが、密書を受け、それが本当のことだと確信したのです」
一也「一体、誰が何の目的で俺たちをここへ・・・」
ぎゃあああああああ
離して~!!誰か助けてちょうだい!!
一也「ニャんだ?」
ジャブ吉「△○!!」
ドスンドスンドスンドスン・・
(密林の中より、ミツネネコを背中に乗せた泡狐竜と銀火竜が姿を現す)
一也「見回りご苦労だニャ。異変はなかったニャ?」
ニャーク「ああ。だが、グレンが・・・」ちら・・(振り返りながら)
ドスンドスンドスン・・・
(遅れて迅竜が現れるのだが、その口には「ケスドトン」を甘咬みしている)
「いやぁあああああ!!!!!離してぇええええええ!!!!トドンさらいよぉ~~!!!!誰か助けてちょうだ~~~い!!!!!」
一也「・・・ニャんだ?あのうるさいケストドンは」離してちょ~~だぁ~~~い!!!!
ジャブ吉「□△○」
一也「トド美ちゃん?」
トド美「この薄汚い迅竜め!!あたしを飲み込んだら、お腹の中で一生、呪ってやるんだから!!」きぃ~~~~
ニャーク「近くで盗聴をしていたらしい」
トド美「人聞き・・トド聞きの悪い!!あたしはジャブ吉さんに話があったの~!!そしたら、なんだか見たことない人やネコがいたから様子を見ていただけ!!ジャブ吉さん!!釈明してちょうだいな!!」じたばたじたばた(しながら、きっちり迅竜の目や口周りを蹴っている。ちょっと痛そうな顔しているグレン)
マクシミリア「ケストドンというのは、体が大きいのが雄のはずだが・・」
ジャブ吉「○○□△○」
一也「トド美ちゃんはオトモダチの「モデル体型なトドン系女子」だと言っているニャ」
トド美「そうよ!!男子顔負けのトドンがこのあたしよ!!このクソナルガ!!あんたなんて、あたしの頭突きで一発顔面部位破壊なんだから~~!!」じたばたじたばた(痛そうな顔のグレン)
一也「UBUにゃんばりに口の悪いケストドンだニャ・・・これ、グレン。離してやるニャ」
グレンジャガー「ほらよ」ぺっ
ずでぇ~~~~~~~ん
(おしりから落下するトドン系女子)
トド美「いたい」
ジャブ吉「□□△」
トド美「それより話ってなんだって?ああ・・そうね、そうよね。実はね、海岸にあやしげなものを発見したの」
ジャブ吉「◎??」
トド美「かもね。それをジャブ吉さんに確かめて欲しいのよ」
ジャブ吉「・・・・・・・・・・」ちら
一也「??」(王妃と大宰相と顔を見合わせながら)
「あたちのモンハン日記」
Anthem of a Dying lights
~アヤ東部、ママグラーナ江....
サーーーーーーーーーーーーー・・・・
(まるでシルトン丘陵のように広大な緑と山に包まれた高原より海岸へと流れる東部の母なる川のほとり、頭部以外ラギアシリーズを身に纏った、白髪ロング&モシャ髭な見るからにベテラン狩人を筆頭に、アメザリシリーズを装着した見るからに「ルーキーな細狩人達(各自、背中には、アメザリクロウ、アメザリボウガン、アメザリ刀を納刀)」が続く)
フェデリコ・パパグラーナ「ふむ・・確かにヤオザミやガミザミが一匹もおらんな・・・」サーーーー(流れる川のほとりを見回しながら)
アメザリルーキー「ね?おかしいっすよね」サーーーー(アメザリヘッド越しに紙タバコを吸おうとする)
フェデリコ・パパグラーナ「ここではやめろ」サーーーー(川を見下ろしたまま注意する)
アメザリルーキー「ふぅ・・・・・」やれやれ(他のアメザリルーキー達と顔を見合わせながら)
フェデリコ・パパグラーナ「本当にモンスターがいたのか?」サーーーー
アメザリルーキー「森に入って行ったのを見ただけなんで・・でも、このこのあたりじゃ見ないタイプでした。なぁ?」
アメザリガンナールーキー「そうっすよ。だって「二本足」で歩いていたもの。ありゃ~魚竜じゃねぇ」(アメザリキャップ越しに紙タバコを吸おうとする)
フェデリコ・パパグラーナ「獣竜の類いか・・」パシん(ルーキーのお手を叩き、タバコをやめさせる)
アメザリガンナールーキー「それだけじゃねぇんす。二足歩行のモンスターの足元に、ちっさい獣人もいました。海賊みたいな格好した」ふぅ~ふぅ~(腫れたお手を口で吹きながら)
アメザリルーキー「北東にいるっていう、操竜術を使う部族ですかね?」
フェデリコ・パパグラーナ「シャーマラーン・ハハーン族は温厚だ。未だかつて、この山々を越えて、パパグラーナを脅かしたことはない」
アメザリルーキー「でも噂じゃ、そいつらがクーデターに加担したらしいじゃないですか。今も都に駐留してるって」
フェデリコ・パパグラーナ「・・・・・・・・・・・・・・・・」ふむ・・
サーーーーーーーーーー・・・・・・
(緑に包まれた清い大河を見つめる一同)
アメザリルーキー「コズタン一世って、本当にこの川を渡ってきたんすか?」サーーーーー
フェデリコ・パパグラーナ「対岸に橋頭堡を築いて威圧してきただけだ。実際に海戦へと展開していたら、我々の勝ちは目に見えていた」フン
アメザリガンナールーキー「でも、それって、対人戦の話っすよね?コズタン一世はモンスターの軍勢を率いていたって噂・・・あれって、本当っすか?」
フェデリコ・パパグラーナ「ハンッ!コズタン一世・・マーマデュール・コズタンという男は、熱心な竜信者であると同時に、媚び諂うのが得意な男だった。遊牧民にルーツを持つ男が使者団に阿り、手に入れたのは安息の守護者という名目と・・・あの忌々しいモンスター共だ」(対岸を睨みつける)
ドスン・・・ドスン・・・!!
(モノクロームな記憶。対岸に留まる重槍歩兵隊の大軍勢奥より、一際巨大な滅尽龍が両拳を地面につきながら、その黒く刺々しい異形な姿をあらわにしてくる)
ドスン・・ドスン!!
フェデリコ「ル’ヴォー・・あれはモンスターではない・・。悪魔だよ」
サーーーーーーーーーーー・・・・
(せせらぎの中、一人の行商人らしき服装をした女性が、みずみずしい緑に包まれた美しいなだらかな丘を下ってくる)
アメザリルーキー「超・・イケてる・・・」ポロッ・・(くわえようとしたタバコを落とす)
フェデリコ・パパグラーナ「・・・あれは・・・・・・」
クイーン「フェデリコおじさん!!相変わらず畔で狩猟!?」フリフリ(快活に手を振りながら)
アメザリガンナールーキー「誰すか!?知り合いなんすか!?」(おじさんを取り囲むアメザリ軍団)
フェデリコ・パパグラーナ「・・・あれはあれで・・・お前らじゃ手に負えん小悪魔だ」はぁ・・・(とルーキー達を退け、彼女の方へ一歩踏み出す)
~アヤ北東部、海岸付近....
サザーーーーーーン・・・・・
(静寂な磯浜、ジャブ吉と王妃を背に乗せたケストドンを先頭に、一也、そして慣れない体勢の大宰相を背に乗せた迅竜が続く)
グレンジャガー「まさか海水浴をするなんて言わねぇよな?」ドスン・・ドスン・・
トド美「あたし、あの迅竜きらい」(背上で微笑む王妃)
エムセス・ガリタン「しかし、本当に言葉を話すモンスターがいるとはな・・・・」ドスン・・ドスン・・
一也「あっち(新大陸)じゃ、当たり前ニャ♪なぁ、グレン」ぺちん
グレンジャガー「田舎の大陸にだって、いるじゃねぇか。おい、ケストドン。他にも仲間がいるのか?」
トド美「やだ汚らわしい!!気軽に話しかけないでちょうだい!!それにあたしにはれっきとした名前だってあるんだから!!でもあなたにだけは呼ばれたくないわ!!心底ね!!この鬼畜な迅竜め!!」むきぃ~~~
一也「すんごい嫌われたニャ」はぁ~~~~(とグレン。そんな一連の光景を興味深そうに観察している大宰相)
トド美「不思議な夢を見るの・・・」(急にため息と共に語りだす)
ジャブ吉「◎??」
トド美「かもね・・。見たことのない大陸・・・未知なる広大なフィールドを夢の中で知り合った狩人と共に駆け回る夢・・・頼もしい黒猫も一緒に・・・・ね?変な夢でしょ?」
一也「頼もしい黒猫・・・その狩人は男ニャ?女ニャ?」
トド美「口が達者で粗暴な人間の女の子。でも、とっても優しいの」ドスン・・ドスン・・
グレンジャガー「ハハッ。まるで姫姉みたいだな」
一也「ニャあ、トド美。その女狩人の特徴は?」
トド美「蒼い髪・・・熱々のこし餡が詰まった白いおまんじゅうが大好きなの」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(唖然とした表情で顔を見合わせるグレンと一也)
トド美「このあたりよ・・・いたいた!」
スカルリーナ「・・・・・あれは・・」
ザザーーーーーーーーーン・・・・
(岩礁にすがりつくようにうつ伏せのまま乗り上げた、一組の男女。赤衣を着た男性の後ろ結びになった金髪は酷く海水に濡れており、そんな彼を守るように背中に覆いかぶさっている緑衣を着た、黒毛と濃緑が混じったドレッドロックスの小さな女の子の姿が)
トド美「ね?珍妙でしょ?」
一也「あの装束・・・ギルドナイト・・・・」
グレンジャガー「確かに珍妙だな」やれやれ
To Be Continued
○△□○!!(ランキング参加中だ!!
みんなの激アツ一票で応援してくれよな!!)
次回「あたちのモンハン日記/Anthem of a Dying lights」
第67話 「ちょっと!!ずるいぞ!!」
9/26(月)0時更新予定
こりゃ、ジャブ吉 ぬう(と猫顔を見せる一也)
○??
俺はサンブレイクでもお前たち、奇面族に会いたいと思っているんニャが、お前はどう思うニャ?
◎
う~~~ん・・それの意味がわからないニャ
◎?
そう それニャ
ジャホホホホホホ(おかしいらしい)
■あたちのモンハン日記てなぁに?
■あたモン目次録