青を巡るオフ旅【猪苗代湖周辺を満喫できるモデルコース紹介】前編
こんにちは!おすずです!
今年の夏は猛暑が続きましたね・・・!過ごしやすい気候の中、お出かけの計画を立てている方も多いのではないのでしょうか?
そこで今回は、福島県にある猪苗代湖に行ってきました!この記事は、「猪苗代湖一周サイクリング“INAICHI”(イナイチ)」とのコラボ企画!猪苗代湖周辺の魅力が詰まったモデルコースを、前編・後編の2回にわたってお届けします!お食事スポットはもちろん、サイクリングをしながら回れるスポットや、素敵な旅館など、猪苗代湖周辺を満喫できる「オフ旅プラン」をご紹介!
自然と触れあいたい方、疲れた体を癒やしたい方必見の内容です。ぜひ最後までご覧ください!
【モデルコース紹介】
①上戸駅
まず私たちが到着したのは「上戸駅」。この日は晴天だったので、駅についた瞬間に強い日差しが照りつけてきましたが、湿気がなく、カラッとした気候のため、仙台よりも過ごしやすい気がしました。ローカル感満載の上戸駅は、私たちにとっては新鮮で、思わず写真をたくさん撮ってしまいました(笑)。
②Roots猪苗代
お昼ご飯を食べるために向かった先は、Roots猪苗代。
私は、本日のおすすめにもなっていた、プルコギのブリトーをいただきました。
もちもちの皮の中には、これでもか!というくらいの具がぎっしりと詰まっています。片手で楽しめながらも、ボリューミーなブリトーは、サイクリングをする方にぴったり。一つでもお腹いっぱいになりました!
外の席では、猪苗代湖を眺めながら食事を楽しむことができ、ゆったりとした時間を過ごすことができます。自然を楽しみたいけど、いきなりキャンプに行くのはハードルが高い・・・という方!Roots猪苗代なら、自然を感じられつつも、おしゃれな空間や食事を楽しめるので、アウトドア派の第一歩として訪れてみるのも良いかもしれません!
自然×おしゃれな空間×おいしい食事が楽しめるここは、まさに「オフ旅」にぴったり。
目の前の砂浜では、サウナを楽しむこともできるそうなので、サウナーの方にもおすすめのスポットですね!
③サイクリング
猪苗代湖に来た楽しみの一つといえば・・・そう!サイクリングです!ヘルメットを装着して、次の場所までサイクリングで向かいます。
Roots猪苗代では、飲食の他に、自転車のレンタルも行っています。私たちも、ここで自転車をレンタルさせていただきました。
猪苗代湖を見ながら走れるサイクリングコースは、坂が少なく、道幅も広いため、サイクリング初心者の方でも安心して楽しむことができちゃいます!
周辺には電車やバスも通っていますが、猪苗代湖の大自然を感じたい方の移動は、サイクリング一択!風が心地よくて、自転車を漕いでいるはずなのに、疲れるどころか、癒やしを与えてもらいました。
④猪苗代湖 舘浜湖水浴場
最後に紹介するのは、今回の目的地ともいえる「猪苗代湖舘浜湖水浴場」。猪苗代湖は、福島県にある、日本で4番目に広い湖です。仙台市から猪苗代湖までは、車で約2時間。仙台からは比較的行きやすい観光地になっています。
水質がきれいで、泳げる湖として、“湖水浴”を楽しむことができるのも猪苗代湖の特徴の一つ。実際に私たちが訪れた際も、たくさんの人が泳いだり、遊覧船に乗ったりして、夏を楽しんでいました!
舘浜湖水浴場に到着すると、きれいで大きな湖と磐梯山がお出迎え。天気も良く、湖と山脈を同時に見られるこの場所はまさに絶景。景色の美しさと壮大さに思わず見とれてしまいました。
絶景を楽しんだ後は、チェアリングで焼きマシュマロを堪能!
砂浜できれいな景色を見ながら食べる焼きマシュマロは、なんだか特別な味がしました。自然の中だからこそ楽しめる非日常的な体験に大満足な私たちでした!
ということで、前編はここまで!普段はインドア派の私ですが、アウトドアの魅力に気づいてしまったかもしれません・・・!サイクリングや自然の中でしか感じられない心地良い感覚に、魅了されっぱなしの一日でした。
後編はほのりんにバトンタッチ!「オフ旅」を満喫できるおすすめスポットがまだまだたくさんあるので、後編もお楽しみに!
今回の旅の様子はこちらの動画でもご覧いただけます。猪苗代湖現地の空気感が感じられる動画となっていますので是非覗いてみてください!
https://www.youtube.com/watch?v=syR6hXXlR14
Write:おすず
Photo:おすず、ほのりん、ユーメディア提供
【新企画 仙台のおしとも紹介】 第一弾 マーチングに打ち込む仙台のおしとも:ちおちー
こんにちは、ほのりんです!
みなさんは、COLORが今まで書いてきた記事の中で「これ好きだなー」と思う記事はありますか?私はどの記事も好きなのですが、書く&読む両方の立場で特に好きなのが、座談会や食べ比べ、ファッションスナップのような恒例企画の記事です。
さて、そろそろ新しい恒例企画を作りたい…。という事で、この度新企画「仙台のおしとも紹介」を始動します!
「おしとも」とは“面白いことをしている友達”と“推し友達”という意味を込めた言葉です。仙台で面白いことをしているCOLORメンバーの推し友にお話しを聞いていくこちらの企画。記念すべき第一回目は私ほのりんとあやちの共通の友達「ちおちー」です。ちおちーは仙台でどんな面白いことをしているのでしょうか。早速いってみましょう!
目次
・ちおちーとSENDAI Verduresについて
・ちおちーと本当にやりたい事
・ちおちーと宮城・仙台
・ちおちーとSENDAI Verduresについて
あやち:ちおちーは仙台でどんな活動をしていますか?
ちおちー:仙台を中心に活動しているマーチング団体のSENDAI Verduresでカラーガードを担当しています。
あやち:カラーガードはどんなことをするパートですか?
ちおちー:カラーガードは手具や小物を使いながら全身で表現してショーを華やかに彩るパートです。
ほのりん:カラーガードを選んだきっかけをを教えてください。
ちおちー:もともと小学生のころにマーチングバンドに入ってトランペットを担当していました。トランペットももちろん楽しかったのですが、当時からカラーガードへの憧れがあって、高校の頃にバトントワリング部に所属して踊る経験をしたので、マーチングをすると決めたときにせっかく始めるならまだやったことのない、カラーガードをやってみたいという想いから選びました。新たな挑戦という感じでした。
‣SENDAI Verdures
・ちおちーと本当にやりたい事
あやち:挑戦したいと思ったきっかけとタイミングを教えてください。
ちおちー:タイミングは2年生の終わりでした。もともとコロナ禍で大学にもいけず何もしていなかったので、バイトなど何かしたいという気持ちがありました。それに加え、3年生になるタイミングだったので自己分析を始めた時期でした。
あやち:自己分析は就活を意識して…?
ちおちー:そうです。自己分析をしていく中で、「自分が頑張っていた時期」を振り返ったときに小学生でマーチングをしていた時が思い浮かんで、実家にあったマーチングをしていた時のDVDを見ていたら、「またマーチングをしたい」という気持ちが沸いてきて…。
当時は全国大会出場という夢も叶わなかったので、挑戦として大学生のうちにまた出来たらいいなと思い、『仙台 マーチング』で調べてSENDAI Verduresを見つけたのがきっかけです。
ほのりん:なるほど~。自己分析からやりたいことを見つけたんだね。自己分析大事だね。
大学のサークルでも楽器やダンスができるサークルはあったとは思いますが、サークルではなく、仙台の団体を選んだ理由を教えてください。
ちおちー:サークルも含め何個か楽器や音楽が出来るところを調べましたが、とにかく『マーチング』をしたいという欲が強くて…(笑)。楽器を吹くなどの単体ではなく、マーチングができる団体を選びました。仙台でマーチングができる事を知った時点で「マーチングをする!」という事が自分の中で決まったように感じます。
あやち:身近かどうかではなく、本当にやりたい事で選んだんだね。
ほのりん:自分の全く知らない環境に飛び込む怖さやためらいはありましたか?
ちおちー:それが、不思議と全くありませんでした!それこそバイトをしていなかった要因が新しい環境に踏み出すことが本当に怖かったからでした。ですが、マーチングは本当にやりたい事だったからこそ、友達の有無関係なく飛び込めたんだと思います。
あやち:たしかに、本当にしたいことだったり心が動いたことは不安や怖さを感じないよね。私も経験あるからわかる。本当にやりたいことに出会ったんだね。
ほのりん:すごい。私はまだその経験がないからいつか経験してみたいな。

・ちおちーと宮城・仙台
あやち:宮城で活動している中や、多くの人と接する中で気づきや思う事はありますか?
ちおちー:メンバーには宮城県に住んでいる人だけでなく、福島、山形、秋田から来ている人もいて本当にいろんな人がいるという印象があります。昨年までは大会で声援が出せない状態でしたが、今年は県大会から声出し解禁となりました。地元団体という事もあって、本当に大きな声援が聞こえてきたときに「応援されている」こと、宮城で活動している事を感じました。他にも営業として演奏を披露する場所も用意してもらえているので、仙台・宮城の人と直接関わる機会があり、そういう場所で宮城の人にもっとマーチングを好きになってもらえるといいなと思っています。宮城県富谷市はマーチングが有名な場所ですが、世間一般的にはまだ良さを知らない人も多いので、もどかしいところもあります。大会と営業で演奏する曲は違うので、大会にも気軽に楽しんで来てもらえると嬉しいなと感じています。
ほのりん:宮城でマーチングをしていて良かった、宮城ならではと思う事はありますか?
ちおちー:それこそ場所や環境がある事だと思います。所属している人はみんな楽器、吹奏楽、マーチングが好きな人ばかりで…。でもマーチングができる場所は限られていて、30m×30mの広い体育館がないと練習ができないんです。なので、練習場所は南三陸や岩沼と様々です。だからこそ本当にマーチングが好きな人たちが東北中から集まっているのだと感じます。そこが東北の中心地宮城ならではだと思います。あとは交通手段があること!(笑)
あやち・ほのりん:そうだよねー!本当にその通り。
あやち:来年はちおちーも就職だと思うのですが、SENDAI Verduresでの活動はどのようにしていきたいと考えていますか?
ちおちー:就職先は県外の場合もあるので、そこで続けるのは難しいという現状もあります。ですが、実際に県外就職でやめる予定だった先輩が続けられている例もあるので、宮城にいられるなら続けたいし、出来るだけ続けていきたい思ってます。また、1年、2年と続けていくうちに出来ることも楽しさもより増えていくので、ぜひ続けていきたいですね。
あやち・ほのりん:無理せず、楽しみながら続けていけるといいよね。貴重なお話ありがとうございました!
以上、ここまで、ほのりんとあやちの“仙台のおしとも”ちおちーをご紹介してきました。私もあやちも普段からマーチングに勤しむちおちーの姿を見ていましたが、こうしてマーチングについてのアツい気持ちを聞く機会は初めてで、とても新鮮でした。ちおちーにとってのマーチングのように、「自分にはこれ!」というものに出会えるのって素敵ですよね!
今後もCOLORメンバーの“仙台のおしとも”をご紹介していきますのでお楽しみに。
Write:ほのりん
Photo:あやち
【インタビュー】Survive Said The Prophetから見た景色【仙台】
TVアニメやTVCMのテーマソングに数々の楽曲が起用されるだけでなく、熱いライブパフォーマンスで人々の心を掴んでいるロックバンド、「Survive Said The Prophet」(通称サバプロ)。
今回は、そんなサバプロにインタビュー。
サバプロは、メンバーのTatsuyaさんが仙台出身ということもあり、ライブの度に仙台を盛り上げてくださっているアーティスト。そして、私も高校生以来幾度となくライブに足を運んでいる大好きなアーティスト、ということで取材オファーをさせていただきました。
今年7月からスタートしたツアー「TOUR 2023“MAKE/BREAK YOURSELF”(メイク・ブレイク ユアセルフ)」も折り返しに入った10月。仙台公演直前の心境や新たなサバプロのスタイルについて、またメンバーの学生時代についてもお話をうかがってみました。
左からGt.Tatsuya、Dr.Show、Vo.Yosh、Gt.Ivan(敬称略)。
2011年、東京にて結成。ネイティブな英語を操るバイリンガルのボーカリストYoshの圧倒的な歌唱力とカリスマ性を筆頭に、確かなスキル、ミュージシャンシップ、そして個性的なキャラクターを持ったメンバーからなる奇跡のインターナショナル・ロック・バンド。その異彩を放つ音楽性はロックに限らず、ポップ、エレクトロ、ヒップホップ、R&Bまで幅広いバックグラウンドをベースに、既存のシーンの枠に収まらないダイバーシティを武器に様々なフィールドを活動の場とし、日々進化し続けている。
MAKE/BREAK YOURSELF
“空間”で伝えられるアーティストに
―現在ツアー真っ只中、この後(取材日10月10日)も仙台公演が控えていますが、ツアーに対する思いや今のお気持ちをお聞かせください。
Yosh:ある意味初期の頃の未知の世界に似ているということと、僕たちが今まで身につけてきたスキルがある意味関係なくなったスタイルのツアーだと個人的に感じています。一つひとつ新しいスタイルを生み出して、みんなの考え方をツアーに反映して。
ツアーも「MAKE/BREAK YOURSELF(メイク・ブレイク ユアセルフ)」というタイトルなので、“自分が作りあげたものを壊して大事なものを残す、作り直す”っていう行為が出ているんじゃないかなと。
Show:コロナで環境がかなり変わったこともあるし、メンバーやチームの体制も結構ガラッと変わったこともあって、このまま同じスタイルを続けていくことが難しかったり、また一から組み立て直すという作業をしたりする必要があった。…それが少しずつできているという実感はしています。
―公演を重ねるごとに“完成してきている”という感じでしょうか?
Show:ここが悪いんだなっていうところが見えてきたりもするし、逆にこれが良いんだなっていうところも見えたり。
Tatsuya:単純に“元に戻る”じゃなくて、コロナを経て“新しい距離感”で接したり…。パーソナルスペースがあるライブが好きな人もいれば、モッシュしたい人もいる。新しい“ニューミックス”ができてから新たなものをつくっていくっていう感覚が僕らもすごく強くて。それがこのツアーで見えてきたかなっていう感じです。
Ivan:全体的に再認識というか…自分らの内側もそうだし、お客さん側もそうだし、都合良いリセットをしたというか(笑)。
Yosh:いろんな人がいるけど、みんな楽しんでほしいじゃん!っていう(笑)。
それと、ロックには大事なメッセージがあるけれど、それを“言葉で伝える人”がいれば“空間で伝えられる人”たちもいて。僕たちは常にいろんなアーティストを見てきて魅力を感じてきた中で、今、“空間でつくれるようになってきた”んじゃないかなって感じています。
47都道府県があって、人間ももちろんそうだし、ライブハウスも、カルチャーも、全部キャラクラーが違うっていう中で、良い意味で日本全体を見ることができていると思います。もちろん、海外も行かせてもらっているので、さらに新しいカルチャーの見方っていうのをロックバンドとして、見出しているなっていうのは感じますね。
【@kawado_photo】
Yosh:“オールドスクールのロックも、ニュースクールのロックも知ってほしい”という想いもあって、メンバーが30代を中心にしているロックバンドとしては今すごく大事なタイミングです。そんな時にこのツアーをできているということも僕たちにとってラッキーだと思います。
殻を破ると出てくるカラー、パッションがある。
―各県で色が違うとおっしゃっていましたが、仙台・宮城の色はどんな色でしょうか?
Tatsuya:シャイ!!(笑)
Yosh:丸があったとして、間違いなくその外側にシャイがある。その一番中心に、実は誰よりも熱いパッションがあるんですよね!だからもう、長くキャンディを舐めてあげないと!噛むと他のレイヤーが分かんなくなっちゃうからゆっくり舐めてあげて。パッションに辿り着いた時に元気出しはじめるから!(笑)
Tatsuya:殻を破ると出てくるカラーがみんなあるんだけど、東北自体がシャイ…特に仙台は都心だから着飾るところがあって。でも、それ1個剥がしてあげると実はみんな思っていたより…(笑)。
Yosh:あと、団体で動いてくれるのは唯一東北だけだよね。東京とか大阪とかは「俺だ!!」って都会感があるけど、「俺たちだよね!!」っていうのは東北だけ。
Tatsuya:派閥がいっぱいあるわけじゃないんだよね。
Yosh:年齢層も幅広いし、みんなコミュニティ感がある。昨日のライブ(盛岡公演)でいうと…、数年前成り行きで僕らのライブに行くことになった人がその日ライブハウスで彼女を見つけて…、3年ぶりの昨日、ライブハウスに行ったらその2人が結婚している。ライブ中に「結婚したよ!!!」って伝えてきたり(笑)。
ハートがつながっていて、彼らは忘れないでくれているなっていうのをステージに立った瞬間に感じます。
「want to」の愛の深さ
―私たちCOLORwebは学生団体として活動しているのですが、皆さんが学生時代に取り組んでいたことについてお聞かせください。
Tatsuya:自分がやりたいことに愚直になる、そんなことが学生時代は多かったです。音楽や釣りやちょっとヤンチャなこともそう。ダメだって言われてもとりあえずとことんやってみるっていうのはありました。参考にならないですね(笑)。
Ivan:ん〜今とほぼほぼ変わらない気がするんですよ。興味があるものは判断する前にやってみて、一回やって知ってから判断するっていうのはすごく大事にしていて。だから学生時代も今もあんまり変わらない。
本当にやりたいと思ったら考えるじゃなくて手を動かすっていうのは大事かなって思いますね。
Yosh:今の時代、調べてみれば参考になる動画とか説明文が秒で出てきちゃうけど、それを自分の知識だと思って勘違いする…というと失礼な言い方だけど、自分が経験したものだとしてしまうことがあるから忘れずに試してみることは大事だよ、と。
Tatsuya:その人に合うものと自分に合うものは違うしね。
Yosh:うん、全然違う。
あと、良い意味で大人を恐れないこと。みんな知識をシェアしあっているから、長く生きているだけでその知識が正しいというわけでもないし。だから知識を共有したい人たちに近づいた方が良いんじゃないかな。
“want to(やりたい)”と“have to(やらなければいけない)”ってたまにMCでも言うんですけど、want toの人たちの方が自分のためになるよって。例えば、体育の先生をやりたいからやっている人の愛の方が深いし、残ってまで教えてくれる先輩の方が素晴らしいわけであって。
だから、want toを実行してみる、いろんな人たちを巻き込んでみるのが一番人間らしいよね!
Show:Yoshの学生時代の話も聞きたいんじゃない??
Yosh:俺の学生時代は…参考にならない!(笑)インターナショナルスクールに行っていたから日本人は少なかったし…、インターの人たちは調子乗りなんで(笑)いろんなワイルドなことをしたくなる人たちがいたけど、そこは“カルチャーを壊してまでやることじゃないよ”っていうのは僕が日本に何年も住んで思ったこと。
さっきも言ったように“教えたい人たち”もいるからね。だからカルチャーを無茶苦茶にするんじゃなくて、自分も教えられることもあるんだし楽しく一緒に共有しあえるポイントを探すのが良いんじゃないかなって。
【@kawado_photo】
Show:僕も…学生時代は今とあんまり変わらない。高校生の時からバンドでツアーを回ったりしていたので。でも、普通はおっさんになると頭が硬くなるけど、多分あの時の方が頭が硬くて…。
バンドっていわゆるサラリーマン的な毎日ほぼ同じルーティンではないし、会社の一部になるということではなく一個人が社長であり自分で考えていかなきゃいけない仕事なので、“そりゃあ自分と違う考え方の人がいて当たり前だよね”っていうことをこのバンドを始めてからはすごく感じていますね。
人がやっていることよりも自分がやっていることの方が正しいと思いがちだけど、そこは学生の頃より“自分はこうだけど君はこうなんだね”っていうのをすごく意識するようになりました。
全員が全員、右向け右をやりたいわけではない。
―他人との違いを受け入れつつ、どのようにして他人に歩み寄ろうと意識されていますか?
Yosh:ケンカするんですよ!
―ケンカですか!(笑)
Show:ん〜なんと言うか歩み寄るとも違くて…。やっぱり日本の風習的に“右向け右”というか“周りがこうしているからこうなんだ”っていうことを学校で教えられてしまう。それはある意味正しいことでもあるんですけど、職種によるというか。それが必要な仕事もあるし、それじゃいけない仕事もある。全員が全員、右向け右をやりたいわけでもない。
だから、学生のうちはルールがあるっていうことを覚えて、社会人になった時にそこからどう壊していくか、破っていくか。学校は守ってくれる所だけど、大人になると自分で考えなきゃいけない。そういう面を意識すること。歩み寄るというか、“個を意識する”というところですね。
―私たちも来年から社会人になるのでとても学びになりました。ありがとうございます。最後に、仙台・宮城の若者へメッセージをお願いします。
Tatsuya:良いも悪いも、やりたいことをとことんやってみる。あと、他人の知識が世の中にはごまんとあるので、それを自分の経験にしないで一旦自分で取りに行ってみること。
“自分がやってみたことを信じてその先につなげる”という動き方をしてみると結構見える世界が違くなってくるはず。何かに乗っからずに自分でつくっていくと、自分でやってきたこと、生きてきたことにも責任を取りはじめるから。
色々臆せず頑張ってもらって!
―インタビューは以上になります。ありがとうございました…!
仙台出身のTatsuyaさんから見た仙台。
日本全国、そして海外を見てきたサバプロ視点の仙台。
自分の経験にしてから物事を判断する。
カルチャーの共有。
他人と自分、個の意識。など。
様々な視点が見えた今回のインタビュー。
とても勉強になりました。
私も盛岡公演に行ってきたのですが…、
インタビューのお話通り、東北のオーディエンスの熱量を感じる、“より一層、仙台・東北に愛着が湧くライブ”でした…!
是非、皆さんも「サバプロ」と「サバプロの音楽」と共に、熱い想いに浸ってみてくださいね。
Write:あやち
Photo:Survive Said The Prophet、かわどう(@kawado_photo)、あやち