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COLOR流 大学生活を満喫する方法を先輩に聞いてみた。

 

こんにちは、はなもんです!

先日テレビをつけたら大学入学共通テストのニュースが流れていました。私も1年前は受験勉強に勤しんでいたなぁという感慨と同時に、大学生活開始から1年が経つの!?という驚きがこみ上げてきました。そして、この1年を振り返って、私は本当に大学生活を満喫できていただろうか…と、急に不安にもなりました。

そこで、今回は4年生のベテラン大学生おすずあやちに、大学生活を満喫する方法をきいてみました!もっともっと大学生ライフを充実させたいという方はぜひチェックしてください!!

 

 

>はじめに、大学の授業について伺います。授業時間も長く、ついつい眠くなってしまう授業をどのように受けていますか?

 

おすず:1年生は基礎的な部分が多くて、眠くなってしまうのは仕方がないと思う。でも、学年が上がるにつれて、内容が専門的になって、興味のある分野に近づいていくと、楽しんで授業を受けられるようになると思います!

 

あやち:おすずの言うように、一般教養を広く扱う高校までと違って、自分の興味のある内容を勉強できるのが大学の授業の魅力だと思います。また、自分で授業を選ぶことができる点も、大学の授業の良さかな。私の場合は、意見交換をする授業より、教授の話を聞いている授業の方が好きだとわかったので、座学の授業を優先的に履修するようにしていました。1,2年生の間に、自分の好みの授業形態を知っておくことも重要だと思います!

 

>たしかに、自分の興味のある分野を深められたり、自分で履修を決定できたりする点は、大学の授業の良さですね!ただ、もしも受けたい授業が重なってしまったときは、何を重視すれば良いのでしょうか?

 

おすず:私は、自分一人では学べない授業を優先していたかな。それから、この先生じゃないと学ぶことが出来ない分野など、「先生」を基準にして選ぶこともあったよ!

 

あやち:専門的すぎると、学ぶことができる幅が狭まってしまうので、私は、やりたいことをより多く学べる方を選ぶようにしていました!

 

>授業の選び方でも、様々な視点があるんですね!早速いかしていこうと思います!!

次に、上手く一人暮らしをするためのコツはありますか?授業が終わって家に帰ると、夜更かしをしてダラダラしてしまう一方で、料理や洗濯もサボってしまうことが悩みです…

 

おすず:夜更かしも一人暮らしの醍醐味だと思う!だから、そこまで自分を責めなくても大丈夫だと思うよ。それから、好きな食器をそろえると、自炊のモチベは上がるかも!実際、私も食器をそろえて、モチベを上げています!

こちらが実際におすすが集めている食器です!こんなにおしゃれな食器があったら自炊も楽しめそうです!!

 

あやち:すごくよくわかる悩みです…私は、掃除や自炊のやる気がすごくある日がたまにやってくるので、そういうときに一気に家事をしてしまいます!そして、そうやって頑張った自分をめちゃくちゃ褒めるようにしています。

 

>自分に合ったペースで生活すればいいということですね。お皿などの雑貨から家事のモチベを上げていこうと思います!

では次に、学生の時にしかできないこと、学生のうちにやっておくべき事はありますか?

 

おすず:なるべく人に会うことかな。社会人になると、今以上に家族との時間をとれなくなるので、帰省したときには家族との時間も大事にしてる!地元の友達や、しばらく会っていなかった友達と会うことも大事かも。お互いの変化や現状を話し合うのが楽しいですよ。

 

あやち:旅行!!金銭面を気にして行かない人がいるけど、多少無理をしてでも行くべき!社会人になったら、お金はあるけど時間がなくなるので、時間がある今のうちに行っておくべきだと思います!私は、岐阜、愛知、京都、福岡などへ旅行に行きました!

こちらが、あやちが岐阜に行って撮った岐阜城の写真です。旅行に行ったときの写真を見返すのも楽しいですよね!

 

>社会人になると、今以上に時間がとれないということを念頭に置いた行動が、大学生活を満喫する第一歩になるということですね!

最後に、先ほど旅行という話がありましたが、宮城県内でぜひここに行ってほしい!というオススメスポットや好きな場所があったら教えてください。

 

おすず:自然が豊かなところに行ってほしい!例えば、蔵王の遠刈田温泉やキツネ村などがオススメです。仙台に住んでいると、山などの自然が恋しくなるときがあって、そういうときによく行きます!蔵王ではないですが、アキウ舎というご飯屋さんも好きな場所です。古民家風のカフェで、自然の中にあって、落ち着きを取り戻せたり、疲れを癒やしてくれたりする場所です!

こちらが、アキウ舎の外観です。たしかに古民家風で、心穏やかになれそうですね。

 

あやち:泉中央周辺が好きかな。町の人が集まるカフェや飲食店が並んでいて、人の温かさを感じられるところが好きなの!駅もおしゃれで、東北の駅100選に泉中央のペデストリアンデッキが選ばれていたから、是非一度足を運んでほしいな。

こちらが泉中央駅近くにある「喫茶コーヒーワークス」です。昔ながらの純喫茶といった感じで、地元の人が集まるカフェのようです!

 

>インタビューは以上になります!ありがとうございました!!

 

授業、一人暮らし、学生のうちにやっておくべき事など、様々な側面から大学生活を満喫する方法を知ることができました。明日からでも取り入れられそうな工夫もありましたね!今からでも遅くない!大学生活を満喫していきましょう!!

 

Write:はなもん

Photo:あやち、おすず

その買い物、実はエシカルかも!エシカル消費を楽しく学ぶイベント「ETHICAL DAY.1」レポ

こんにちは、じょんじょんです。
突然ですが、みなさんは「エシカル消費」って聞いたことはありますか?
初めて聞く。なんか難しそう…。そう思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなエシカル消費を楽しみながら知るためのイベント「ETHICAL DAY.1」の取材レポートをお届けします!私とほのりん、あっかの3人で参加してきましたよ♪
 

エシカル(ethical)とは・・・

「倫理的な」という意味の英単語。

人や社会・地域・環境に配慮した消費行動を「エシカル消費」といいます。


今回のイベントで「エシカル消費の専門家」としてお話しいただいたのはこちらの三組の方々。
・尚絅学院大学教授 渡邊千恵子さん
・株式会社Connec.t代表取締役 小口潤さん
・TEA&THINGSプロジェクト学生チーム 石田さん・菅生さん

 


第一部ではこの三組の活動を紹介してもらいながら、エシカル消費への理解を深めていきました!

エシカル消費って何?なぜ必要なの?
渡邊教授は、私たちが消費活動をすることで「エシカルではない」ことがたくさん起きている現状を指摘。物流やインターネットの発達によって、私たちはいつでも簡単に世界中の商品やサービスを買うことができるようになりましたが、その何気ない消費行動が、環境破壊や児童労働などの様々な問題につながっている可能性があるのです。
だからこそ、一人ひとりがフェアトレードやオーガニック商品などを意識的に選ぶことが大切。すべての消費をエシカルに変えることは難しくても、自分のできるところから意識していってほしいとお話しされていました。「何を買うかの一つの尺度」として、エシカル消費を考えていきたいですね。
 

エシカルな商品開発でみんながうれしい!
小口さんは、これまで廃棄されていたマツや柑橘などを使ったクラフトジンを製造・販売しています。食品ロスの問題は世界中で叫ばれていますが、日本国内でも規格外の野菜やまだ食べられるのに捨てられてしまう食材があふれています。小口さんはそんな食材に焦点を当て、農家さんがこれまで捨てていた廃棄物を価値あるものに変える活動をされています。消費者も生産者も地域もみんなにとってメリットのある商品づくりは、とても良い取り組みだなと感じました!


学生メンバーが活躍中!福島のエシカル商品
そして、福島を拠点に活動する「TEA&THINGSプロジェクト」は、傷がついてしまったり見た目が悪かったりして規格外になってしまった福島の果物を原料に使ったハーブティーを製造・販売しています。果物だけでなく、現在はハーブの自家栽培にまで活動を広げ、パッケージには地元の風景の写真を使うなど、まさに「オール福島」で作られた製品は地産地消につながるほか、福島のお土産にもぴったりだそうです!

実際に私たちも会場で試飲させていただきましたが、ふわっと果物の香りが広がるおいしいハーブティーで、これなら簡単にエシカル消費ができそう!と感じました。
 


 
TEA&THINGSの学生チームには福島県内の大学生と高校生が参加しており、ハーブの栽培から商品の製造・販売に携わっています。お二人はなぜこのプロジェクトに参加したのか、お話を聞いてみました。

石田さん(上写真左):「専攻が農学部なので、食品の生産・販売に携わりたいと思って参加しました。」
菅生さん(上写真右):「地域の活性化やまちづくりに興味があり、この活動が地域振興になっていると感じたからです。」

お二人は最初から「エシカルなことをしよう!」と思っていたのではなく、自分のやりたいことがたまたまエシカル消費に結びついていたのだそうです!たしかに、自分の興味があることだったら気軽にエシカルな行動ができそうですよね。

TEA&THINGSのホームページはこちら
TEA&THINGSのInstagramはこちら


そして第二部。ほやアイドルとして活動する萌江さん、宮城を盛り上げるインフルエンサーの宮城のらむちゃん、タレントの渡辺花さんが、専門家である三組に質問するトークセッションです。
 

「若い人が今からできることは?」という質問には、「最初はエシカル消費についての情報を知ることから始めましょう。そして実は、自分がすでにやっていることの中にもエシカル消費が隠れていることに気付いてください」という答えが。いきなり何かを変えることは難しいので、無理なくできる小さなことからつなげていくのが大切なのだそうです!

特に印象的だったのは、「エシカル消費は自分ひとりだけじゃなくてみんながうれしくなるものなのだと分かりました!」という渡辺さんの言葉。自分の買い物が他の人を笑顔にしていると考えたらなんだかとても温かい気持ちになりますよね!


トークセッションの他にも、エシカル消費についての展示やお振舞いなど楽しいコンテンツが盛りだくさんでした!
・尚絅学院大学 渡邊教授のゼミの研究
 


・宮城大学食産業学群の学生たちが作ったクッキー
障害のある方が働く事業所「ポッケの森」や地域の方々と商品開発を行い、だれ一人取り残さない社会の実現を目指しているそうです。会場では、おいしい焼き菓子が配られ大人気でした♪
 

・エシカル消費に関するアンケート
あっかがシールを貼っているのはエシカル消費について気づきを得られるアンケートです。意外と自分もエシカル消費に取り組んでいることを自覚できました!
 


取材を終えて
 
ほのりん 「『エシカル消費』という言葉は今まで聞いたことが無かったのですが、無意識に日頃からエシカル消費をしていたことに気づきました!これからは無意識ではなく意識的に、自分が買うものを選択していきたいです!」
あっか 「イベントを通じて、まずはエシカル消費の情報を知ることが私たちにできる第一歩だと教えていただき、気楽に始めてみようと思いました!」
じょんじょん 「環境にやさしいから、などの理由ではなく、自分たちがいいと思うものを選ぶことがエシカル消費につながる社会になっていけばいいなと思いました。そのために、自分もできることから始めていきたいです!」

以上、エシカル消費イベント「ETHICAL DAY.1」の取材レポートでした!
みなさんもまずは「エシカル消費」を知って、今日からできることを実践してみませんか?

 

 

Write:じょんじょん

Photo:ほのりん、あっか、じょんじょん

魅力を知りたい!おいしいお米の生まれる里宮城県

全国でも有数の米どころである宮城県。皆さんが毎日、何気なく口にしているお米も、宮城県産のものが多いかもしれません。

では、いったい宮城ではどんなお米が、どのように生産されているのでしょうか?

宮城で生まれ、昨年で誕生から60周年を迎えた「ササニシキ」など、宮城のお米の魅力について紹介します!

 

 

国内トップクラスの生産量!

 

宮城県のお米の生産量は、なんと全国5位。(令和3年度)

県内の全域で、盛んに稲作が行われています。

写真は2023年夏の荒浜(若林区)。海岸防災林の手前に、田んぼが広がっています。都市部からほど近い仙台市内でも、田んぼのある風景を見ることができるんですね。

宮城が稲作に適しているのは、暑すぎず、十分な日照が得られるから。気温が低いとうまく育たず「冷害」の原因になることもありますが、近年では寒さに強い品種の開発も進み、美味しいお米が安定して生産されるようになりました。

大崎市などを中心とした「大崎耕土」での稲作と水管理の手法は、生物多様性の観点や美しい景観とも合わせて世界農業遺産に指定されています!

 

 

宮城のお米、こんなのあります

 

宮城県産のお米、「宮城米」。それぞれ特徴のある5種類のお米をご紹介します。

ササニシキ…記事の冒頭でも触れたササニシキは、長い間宮城を代表してきた品種。さっぱりした食感や粘りの少なさなどから、特に和食との相性がいいと言われています。

 

ひとめぼれ…冷害に強く、東北を中心に広く作付けされています。作付面積は全国で2番目で、最もポピュラーと言っても過言ではない品種のひとつ。

 

だて正夢…2018年に誕生したニューフェイス。「『伊達政宗公のようなカリスマ性で天下を取る』という夢が正夢になるように」という願いからその名がつけられました。もちもち感が強いことから近年人気が高く、開発が進んでいる「低アミロース米」の一種です。

※アミロース米とはお米に含まれるデンプンのこと。デンプンのアミロースの割合が少ないと粘りが強いご飯になり、逆にアミロースの割合が多いと粘りが少ないご飯になります。ちなみに、もち米にはアミロースはほとんど含まれていません!

 

つや姫…粘りの少ない、あっさりとした食感が特徴の「つや姫」。名前の通りツヤツヤで、「ひとめぼれ」「ササニシキ」よりも白いという実験結果もあるんです!お隣の山形県で育成された品種ですが、宮城でも多く流通しています。

 

金のいぶき…こちらも2018年に登場したブランドで、なんと「玄米食向けのお米」。従来の玄米よりも扱いやすく、通常の炊飯器で炊くことができます。スーパーでは、金のいぶきを使用したパックご飯も販売されています。

 

ちなみに筆者:むーちゃんのおすすめは、だて正夢。実は発売された2018年当初から、このお米のファンです。


何と言っても、冷めてもモチモチとして美味しいところが推しポイント。高校時代、毎日おにぎりを持参していたのですが、だて正夢のおにぎりはなんだかお餅のような食感と香りがしてお気に入りでした。

 

 

宮城県が力を入れる、「環境保全米」の取り組み

 

環境保全米とは、自然環境や生態系の保全のために、化学農薬や化学肥料の使用量を抑えて栽培されたお米のこと。ホタルやクモなど、さまざまな生き物が住む田んぼで育てられます。宮城県では、化学合成資材の使用量を通常の栽培方法の5割以下に抑えたもののうち、県内の各JAの基準に沿うものを「みやぎの環境保全米」として認定し、ブランド化しています。

「みやぎの環境保全米」は、緑色のマークが目印。スーパーに並んでいるお米の中にも、このマークがついているものがあるはずです。

 

あなたの食べているお米は、どこのどんなお米ですか?

 

宮城に住んでいるのだから、家や飲食店で食べるご飯やお弁当をはじめ、学食なんかでも、宮城米に触れる機会は多いはず。

最近はご飯のお米にこだわる飲食店や、おにぎり専門店なども増えています。

近くで生産されたお米が美味しいなんて、とっても幸せじゃないですか…。

産地や品種に注目して、好きな宮城米を見つけてみませんか?

 

Write&Photo:むーちゃん

 

 

 参考リンク集

 

・大崎耕土「世界農業遺産」

https://osakikoudo.jp/

・宮城米銘柄紹介-JA全農みやぎ

https://www.zennoh.or.jp/mg/agriculture/rice/brand.html

・安心・安全 みやぎの環境保全米-うまさにいちずみやぎ米

https://www.m-hozenmai.jp/guide/kankyo.php

・環境保全米とは-特定非営利活動法人環境保全米ネットワーク

https://www.epfnetwork.org/okome/kankyohozenmai/