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【バンド結成10周年を迎えるLucky Kilimanjaroにインタビュー!】

【バンド結成10周年を迎えるLucky Kilimanjaroにインタビュー!】

 

 

みなさんこんにちは!みょんですにっこり

今回は“世界中の毎日をおどらせるバンド”Lucky Kilimanjaroのvo.熊木幸丸さんに、学生ならではの視点からインタビューをさせていただきました!

バンド結成から現在の歩みや大学生に向けた知見まで、盛りだくさんでお届けします!

 

【Lucky Kilimanjaro(通称:ラッキリ)とは?】

左から順にGt.松崎浩二 Dr.柴田昌輝 Vo.熊木幸丸 Syn.大瀧真央 Per.ラミ Ba.山浦聖司(敬称略)

 

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今年でバンド結成10周年を迎えるLucky Kilimanjaro(通称:ラッキリ)。

同じ大学の軽音サークルで出会った6人で結成。

思わず身体が動いてしまうグルーブな曲調とライブパフォーマンスが魅力の一つです!

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お待たせいたしました。それではみなさん、踊る準備はできていますか?

インタビュースタートです!

 

【バンド結成から現在を振り返る】

“当たり前に ダンスミュージック を取り入れたい“

−バンド結成から今に至るまでの“時間の流れ”を、熊木さんはどのように感じていますか?

熊木:うーん、思い返せば色々ありましたが、早かったなと感じます。

−その中で、変化した部分はありますか?

熊木:やはり音楽の趣味ですかね。どういう風に音楽を届けていきたいかという部分で、変化したものはたくさんあります。それこそ、学生時代から社会人を経験し今に至るので、生活環境も変わりました。でも、意外と“メンバーの関係性”は良い意味でも悪い意味でもサークルっぽいノリがずっとあります(笑)。

ただ、そうやって過ごしいく中で、メンバーとの演奏の呼吸が培われたと思います。今のメンバーでやってこれてよかったです。

 

ダンスミュージックは人生に必要なこと

−これから挑戦したいことはありますか?

熊木:僕らは東京の“水道橋“にある大学に通っていました。水道橋は、東京ドームがある場所なので、いずれ東京ドームでライブをする時は『俺ら、そこの近くの大学にいたよ』というMCをやりたいと、メンバーと話しています(笑)

また、ダンスミュージックで体を動かして自分を表現することは、まだまだマイノリティだと思います。そういうのを“面白いことだ” “人生に必要なことだ”としっかり伝えていきたいですね。

−なぜ“ダンスミュージック”という表現を選んだのでしょうか?

熊木:例えば、何もアイデアが浮かばない時、散歩をしていたらアイデアが浮かんできたりすることがあるじゃないですか。それと同じように、人生も悩んでる時は、踊ればいいと僕は思っています。踊ったら、違うベクトルが見えてきたり、今見えているものの見え方が変わってきたりすると思うんです。ダンスミュージックはそれができる音楽だなと思っているので、こういう音楽をやっているというのが大きいですね。

−なるほど。そのような思考は熊木さんの学生時代の経験に由来するのでしょうか?

熊木:そうですね。元々高校生の時はロックミュージックやメタルのようなハードな音楽が好きでした。そこから大学生の時に、ダンスミュージックやエレクトロミュージックに没頭し、ダンスミュージックに衝撃を受けたのがきっかけです。

コロナ禍で、ダンスミュージックに触れてこなかったという方がたくさんいらっしゃると思います。そういう大人も含めて、“ダンスミュージックってなんだろう”という人たちに、「人生に必要なものなんだな」と気づいてもらうために、この10年やってきました。だから、これからもたくさんの人に踊ってもらうことがミッションです。

 

−そのミッションも含めて、“5年後”バンドとしてどういう姿になっていたいですか?

熊木バンドってすごい生ものなんですよ。一年間でいろいろな経験をして、いろいろな悔しいこともある中で、変わっていくんです。だから、“5年後”ってほんとに考えられないですね。でも、踊ってくれる人はすごく増えたなと実感しました。Lucky Kilimanjaroの音楽に共鳴してくれる人も増える中で、「私、ダンスミュージックなんて踊れないよ」という人にもっと広めていきたいです。だから、15周年は今よりもっとダンスミュージックが身近になっているといいなと思います。

 

【心躍らせる歌詞の秘密】

“音楽は踊るもの”

−Lucky Kilimanjaroさんの曲を聴くと、とてもおしゃれで、なりたい自分になれるような気がします。

熊木:ありがとうございます。でも、僕はダンスミュージックを“オシャレ”とは思っていなくて、感覚的にはお風呂に入るのと同じなんですよね。オシャレというより普通というか、当たり前に自分の中で大切なものなんです。なんだろう、猫愛でるみたいな?(笑)

あ!料理しながらYouTube見るみたいな感覚に近いですかね!

例えば、メイクしながらYouTubeを見る人いますよね。それと一緒で、メイクしながらダンスミュージックを流すみたいな。そういう気軽さというか、当たり前にあるアイテムとして“ダンス”というものがあるといいですね。

ダンスミュージックに限らず、音楽は、割と踊るものだと思っています。でも人前で踊るって、恥ずかしいじゃないですか。でも、僕は下手でも踊っていいと思います。

例えば、外国の方は日本に観光に来た時、バスの中で平気で踊るんですよ。踊ることはそれぐらいライトでいいと思っています。それを子供はできるんですよ。でも、大人になり、なんとなく社会性を身につけていく中で、「踊らないよね」という空気ができてくるんです。それをどうにかして取っ払いたいと強く思っています。無理に踊る必要はないですけど、少なくとも、“踊っている”=“変なことじゃない“というところまで、当たり前にしていきたいです。

 

“友達と飲み会で話す時の、雑なアドバイスくらいが一番刺さる”

−熊木さんが作る歌詞には、まるで友達のようなフレンドリーさを感じます。あえて、そのような表現をしているのですか?

熊木まず、僕は喧嘩がすごく嫌いなんです。議論は好きなんですけど、いい争いがあまり好きではないし、可能な限りあまり人に嫌われたくなくて。

要は、「これをやらないとダメだよ」「これをやればパワーが手に入る」というコミュニケーションだと、最終的にダンスミュージックは広がらないと思っています。だから、「踊らないやつはダメだ」って言ってしまうと終わりなんです。そうじゃなくて、どうやったら踊れる環境が作れるかっていうのを考えた時に、友達と飲み会で話す時の、あの雑なアドバイスくらいが一番刺さるんじゃないかって思ったんです。当たり前の会話の中で出てくる表現が、一番いいなって思いました。ですが、僕の作品では、あえて詩的に表現することもあれば、口語的に表現することもあります。「ただ踊ってください」ということをあらゆる方向から表現したいので、その表現の一つとして、みんなが当たり前に使っている受け入れやすい言葉を選んでいます。それが「喧嘩が好きじゃない」のスタートに繋がるのかなと思います。あとは、読んでいる本の影響が大きいですね。

−どんな分野の本を読みますか?

熊木:なんでも読みます。人文書と言われる哲学や社会の本など、色々な本ですね。その中で、人間のコミュニケーションについて考えることが多いです。それをどうやってダンスミュージックに落とし込むか、自分の音楽で表現するかというのを、常に考えながら言葉選びをしています。

−常に新しい知識を吸収しているんですね。個人的に情報のインプット・アウトプットの仕方が気になりました。どんなタイミングでインプットしていますか?

熊木:僕は知識を入れていないと、とても鬱屈するんです。十分に入れてないと、『あー、なんも入れてないな』って思考が停滞しますし、出していないと『うわ、なんかずっと留まってるな』と感じます。

−そうなんですね。たくさん知識を詰め込んでいても、「インプットができていないな」と感じることはあるんですか?

熊木:とてもあります。『最近本を読んでないな』『ずっと同じ歌詞書いているな』という時は、インプットが上手くできていないと感じますね。

例えば、歌詞を考える時は、「踊ってほしい」という根本的な部分は変わらないですが、どんな表現方法を取るかに影響してきます。あえて同じ言葉を選ぶ時もあるのですが、単純にアイデアがなくて、同じ手法を選んでいる時は、自分の中で面白さが更新できてないと感じます。そんな時は、必死に本を読んだり、映画を見たりします。だけど、それが自分の中でルーティーン化しているので、あまり危機感というのは感じていません。

 

【学生に向けてメッセージ】

“ぜひ、お金は使い切って欲しい”

−“大学生のうちにこれはやるべし!”という、教訓的な知見を教えていただきたいです!

熊木“コスパ”は求めない方がいいですね。大人になると、お金はそれなりに持てるようになりますが、時間と気力が無くなってくるんです。大人になってから、学生と同じようなことをする人もいますが、それでも、自分の中で“面白い”と思えることが無くなってきてしまうんです。だから、大学生のうちに“面白いと思うこと”を増やすことが、とても大切だと思います。例えば、全然意味がないかもしれないですけど、スカイダイビングをするとか。

−「気になるかも」という、些細な好奇心だけでもいいんですかね。

熊木:もちろんです。どれだけ面白いと知っているかが、最終的に自分がどんな仕事をして、どんなことをしたいかに影響を及ぼすと思います。だから、学生のうちに、あえて高級店でご飯を食べたりすることで、「あ、世界って面白いな」というきっかけになると思います。ぜひ、お金は使い切って欲しいですね(笑)

 

“今のうちに“面白い”って思える選択肢を増やしておこう”

熊木:あとは、たくさん遊んでほしいです。今考えると、20代前半までの経験が、最終的にその後の下地になるので、たくさん遊んで、いろいろなことを経験してほしいです。

−そうですよね。私はフェスが好きなのですが、チケットを買う時は、フェス名とアーティストだけを見て買ってしまうという経験をしたことがあります(笑)。かなりコスパを考えないで取った行動ですが、とてもいい思い出です。

熊木:めちゃくちゃかっこいいですね!でも、そういうきっかけから、初めて飛行機に乗ったりするじゃないですか。“初めての飛行機”ってすごく楽しくて、ワクワクしますよね。それが大人になるにつれて、「うわ、おもしれー!」と思える気持ちがどんどん減ってくるんです。

−お金に余裕はできるけど、ときめきは減るんですか?

熊木:そうなんです。なぜか、大人になると同じことしかやらなくなってしまうんですよね。だから、今のうちに“面白い”と思える選択肢を増やしておくと、大人になっても楽しめると思います。それでいうと、開催地が違うフェスに行くのって、とてもいいですよ!

−私も各地のフェスによく行きます!

熊木:フェスは主催側の雰囲気で全然違うので、ロケーションも空気感も変わってきます。でも、その雰囲気は、現地に行った人しかわからないですよね。交通費はすごいかかりますが(笑)。

−でも、フェスの楽しいところは計画してる時から始まってるんですよね。だから、少しでも金額を抑えるために、何ヶ月も前から予約をします。この時から、ワクワクもモチベーションも右肩上がりです(笑)

熊木:いいじゃないですか。それがもし、自分の家の近くのフェスしか行かなかったら、ホテルや交通費という観点や解像度が生まれてこないと思います。そういう発想が生まれてくるのは、現地経験をしている人だけなので、これはもう貯金なんてしてる場合じゃないですね!

 

【熊木さんに進路相談!?】

“学生や20代前半はあちこち悩んでいい◎

―自分はやりたいことがたくさんあって、一つに絞ることができません。“専門“というのは決めないといけないのでしょうか。

熊木:“専門性“って結構難しい言葉だと、僕は思っています。意外とみんな専門性があるわけじゃないんですよ。専門性があるように見えているだけで、その人もいろんな経験をしている中で、最終的にこの人にしかできない仕事をしているんだと思います。

やりたいこと“A”があって、2年後“A”がやりたいかわからない。でも、“A“をやったからこそ出てくる”B“があると思います。だから”A“をやらないと意味がないんですよ。

悩んだ結果、見えてくるものが絶対あるので、学生や20代前半はあちこち悩んでいいと思います。そこで失敗や後悔はすると思いますが、それらがないと”B“は生まれないと思います。だから、僕はやりたいこを全部やったほうがいいと思います。

−ありがとうございます!失敗がこれからに繋がって、自分を成長させてくれるんですね!

熊木:間違いないです!1年後くらいに『若かったな、一年前の自分』って、振り返ると思います。そうやって、常に振り返りながら、常に“B”を探しているんです。でも、人生はそういうことの連続だと思っています。

 

音楽の力って本当にすごいなと、改めて実感しました。

悩んだときは、“ダンスミュージック”をお守りにして、日々生活のそばにおいておくと、ちょっとだけ”lucky”なことが起こるかもしれませんね!

Lucky Kilimanjaroからパワーをもらったように、今度は私が誰かの背中を押せるようになりたいと思いました!

熊木さん、とても貴重なお時間をありがとうございました!

 

【心が踊る!ライブレポート】

6月16日に行われたLucky Kilimanjaro presents.自由“10”に踊ろうTOURに、私みょんも参戦してきました!

ライブ会場は子供から大人まで、世代を超えて多くの人で盛り上がっていました。自由“10“に踊ろう」のとおり、踊ることに徹する人、お酒を片手に楽しむ人、雰囲気を楽しみたい人、思うままに楽しんでいました!

ライブ中、何度も私たちに投げかける「ダンスは自由です」という言葉が、私たち観客に火をつけ、会場のボルテージは、開始数分で最高潮に達しました。しかし驚くべきは、それがまだ“序盤”ということでした。私は明日の予定を忘れて、音に身を任せて体を揺らし、リズムに合わせてステップを刻みました。こんなにも楽しみ方が自由で、個々が生き生きとしているライブは初めての経験でした。「心が踊るとはこういうことか」と、実感しました。こんな体験は何度でも、いつでも体験していたいと思いました!お酒は飲んでいませんが、会場の空気を吸うだけでとろけてしまうような、最高のライブでした!

 

そして、なんと!

Lucky Kilimanjaro presents. TOUR YAMAODORI 2024 to 2025

仙台公演の開催が決定しました!!!!!!!!

(やったーーーーーー!)

 

仙台は12/22(日)会場は仙台PITとなっています!

今回のライブに行けなかった人、今回のライブでは踊り足りない人、そしてこの記事を読んで、Lucky Kilimanjaroに興味を持ったそこのあなた!ぜひ、12月一緒に踊りましょう!

 

 

★結成10周年を締めくくるツアー開催決定!

Lucky Kilimanjaro presents. TOUR” YAMAODORI”2024to2025

 

★リリース情報

新曲「Dancers Friendly

2024年07月24日(水)配信リリース

 

【収録曲】

01. Dancers Friendly

02.かけおち

03.High

04.Find you in the dark

05.獣道 兵が踊る

06.Ran-Ran

 

→詳しくはこちら

https://luckykilimanjaro.net/discography/

 

★Lucky. KilimanjaroオフィシャルHP

https://luckykilimanjaro.net/

★COLORwebでは以前にも、Lucky Kilimanjaroの取材をしています!

ぜひ、こちらの記事もチェックしてみてください!

https://ameblo.jp/colorweblog/entry-12757847245.html?frm=theme

 

Write:みょん

 

0⇄1プロジェクトvol.1インフルエンサー・とりさん「私の“好き“でこのまちの魅力を伝えたい」

 

 

 

 

こんにちは!mameです。


今回は皆さんに特別なお知らせがあります!
この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、

このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトが始動しました! 

 

 

 

 

 

 

これから全5回にわたって
いろんな方の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介していきますので、
記事の投稿を楽しみにしていてください!

早速ですが、記念すべき1回目は、
インフルエンサー兼利府町の地域おこし協力隊として活動する
「とりさん(本名:平嶋愛さん/以下、平嶋さん)」にインタビューをさせていただきました。

 

 

写真右から、ころちゃん(COLORweb)、平嶋さん、mame(COLORweb)。平嶋さんが普段から仕事場として利用しているという「tsumiki 利府町まち・ひと・しごと創造ステーション」でインタビューを実施しました。


平嶋さんが活動を始めたきっかけや、

自分とこのまちのために新たにスタートした挑戦についてのお話などを伺ってきました。
それでは、インタビューをご覧ください!

 


 

目次
・とりさん(平嶋愛さん)プロフィール
・0.インフルエンサーになるまで
・⇄. インフルエンサーから地域おこし協力隊への挑戦
・1.これからのこと

 


 

とりさん(平嶋愛さん)

プロフィール
SNS総フォロワー数8万人超えのインフルエンサー。
Instagram、TikTok、個人ブログで仙台・宮城のグルメ&おでかけ情報を発信している。
インフルエンサーの活動を続けながら2024年6月から利府町の地域おこし協力隊としても活動をスタート。

現在は利府町在住。

Instagram: https://www.instagram.com/sendai.no.torisan/

 

 

ブログ: https://torisanlog.com/sendai-gourmet/

 

 



0.インフルエンサーになるまで

インフルエンサーとして活動するようになったきっかけを教えてください。


もともとは副業がしたかったのがきっかけです。
前職がIT企業のセキュリティエンジニアで、
昼夜問わずの業務が続く日も多くあったため
「40年間この仕事を続けるのはつらいなあ…」と感じていたのですが、
自分の生活もあるので辞める勇気もなくて。
そんなときに、ネットで小さな副業をビジネス化していく方法があるという情報を見て、
最初は副業としてブログをはじめました。

書いた記事に広告が付くことで収入を得られるのですが、
毎日2時間くらいを費やして記事を書いても、
半年間でたった3,000円しか収入が得られませんでした。
ほかの副業にもいろいろ手を出してみたのですが、どれも続かずつまずいていた時に、
Instagramでもフォロワーを増やせばビジネスになることを知りました。
こうしてInstagramを始めてみたのですが、これも最初から上手くいったわけではなくて。
ジャンルが異なるアカウントを5∼6個を運営してみて、
やっと今のアカウントにたどり着きました。

 


―そんなにいろんなジャンルに挑戦されていたのですね!
なぜ仙台・宮城のグルメ・スポットを発信するアカウントに落ち着いたのですか?


自分が継続することのできる分野だったからというのが大きいです。
以前、副業をしている方々の交流会に参加した時に、
「とりあえず継続すること」と「具体的な目標を立てること」が大切というアドバイスをいただいて。
うまくいかなかったアカウントは、自分の趣味やライフスタイルを考えると、
継続が難しい分野だったことに気が付きました。
私は普段から宮城県内の飲食店やおでかけスポットにはよく行っていたので
これなら継続することができると思い、今のアカウントに力を入れ始めました。
アドバイスをいただいた通り、

漠然としていた目標をより具体的かつ現実的な「フォロワー500人」「週3投稿」などにしてみました。
そうやって小さな目標をクリアし続けたことで、
今ではインフルエンサーと呼んでいただけるようになりました。

―インフルエンサーとして活動をスタートされたきっかけは、
ご自分の人生やキャリアを考えたことだったと思いますが、その当時、
「このまちがもっとこうなったらいいな」と考えていたことはありますか?


私は新潟出身で、仕事の配属をきっかけに仙台に移り住んだ身ですが、
宮城の人とお話すると「宮城にはなにもないよ」と言う方が多くて。
新潟出身の私からすると全然そんなことはなく、たくさん魅力があると思うんです。
なので、自分がまちの情報を発信することで
「こんなにおいしいお店や楽しい場所があるんだ」と、
このまちの魅力を知ってもらって、ハッピーになってもらいたいと感じていました。
そして結果的に、このまちに住み続けたいと思ってほしいと考えて発信を続けてきました。



⇄.インフルエンサーから

地域おこし協力隊への挑戦

―インフルエンサーとしての活動が軌道にのり始めてからも、大変だったことはありますか?


本業との調整が大変でした。
セキュリティエンジニアの仕事が忙しく、定時で帰ることができなくて、
残業後に投稿をすることがほとんど。
SNSで紹介してほしいと依頼があった店舗との打ち合わせがある時は時間休をとって行くこともありました。

そういう入り組んだ調整が必要で、苦労しました。

 

 

―そういった苦労もあった半面、

インフルエンサー活動を通じて地域に貢献できたと感じたことはありましたか?


はい。やはり投稿を見てくれた方からのお声や、
一度紹介したお店から再度依頼がくるといった反響が一番うれしくて、
仙台・宮城の魅力を知ってもらうことに貢献できているなと感じます。
特に印象に残っているのは、仙台市若林区にあるはちみつ専門店を紹介したときですね。
効果測定として、「投稿を見た」とお店の方に伝えるとソフトクリームが半額になる施策を打ったのですが、
その結果、約1,000人もの方が自分の投稿を見て足を運んでくださって。
「はちみつを知る機会になった」「常連になった」というお声はもちろん、
そこからまた違う商品を紹介することになったのもすごくうれしくて、
やりがいを感じました。

 

 
実際の投稿はこちら:https://www.instagram.com/p/Cr8BP3sv8fj/?img_index=1

 

 

―インフルエンサーとして活動する傍ら、
今年の6月から利府町の地域おこし協力隊に就任されたそうですね。
そのきっかけを教えてください。


インフルエンサーとしての活動で、フリーランスや起業家の方と出会ってお話を聞くと、
全力で自分のやりたいことをやっていて楽しそうだなと憧れがあったのですが、
いきなり自分で起業する自信がなくて1年くらい考えていました。
そんな中、とあるイベントで利府町の協力隊の方とお話する機会があり、
起業支援を受けながら、協力隊として活動していく制度が魅力的だったので、
利府町の地域おこし協力隊になることを決めました。
また、そのときお話した方が生き生きしていて積極的で、将来のビジョンもしっかりしているのがかっこよくて、

それに憧れたのもきっかけの一つだと思います。

地域おこし協力隊としてはどのような活動をしていますか?


利府町の地域おこし協力隊には6つのプロジェクトがあって、
そのうちの1つの「よく眠れる町」プロジェクトに取り組んでいます。
元々利府町は「十符(とふ)」と呼ばれていたのですが、
その「十符」は、平安~鎌倉時代に使われた
すげ草という草を使った寝具「十符の菅薦(とふのすがこも)」
(参考:利府町HP 
https://www.town.rifu.miyagi.jp/gyosei/soshikikarasagasu/syougai/bunka/5178.html)のことで、
そういう歴史的な背景と、現在の利府町が周辺地域のベッドタウンと呼ばれている背景を掛け合わせて、
今も昔も人々の眠りを支える町「よく眠れる町」として利府町をシティプロモーションするようなプロジェクトです。
まだ始まったばかりなので、具体的に言えるような活動がないのですが、

利府町を眠りの町として盛り上げるようなメディア立ち上げやイベント実施、商品開発などをしたいなと思っています。
また、利府町では総合計画で「みんなの夢が叶う町」を掲げているので、
「よく眠れる町」「みんなの夢が叶う町」の2つを掛け合わせて、
よく眠れて、よく夢を見られる町、みんなが挑戦したり夢につながったりする町にもなるといいなと思っています。

 


―インフルエンサーと地域おこし協力隊の活動はどのように違いますか


関係者の多さですね。
インフルエンサーの活動だと全部自分で決めて進めていくことがほとんどなのですが、
地域おこし協力隊での活動はたくさんの方と関わることになります。
それぞれ違った苦労がありますが、
自分が思っていることを進めるだけでなくいろんな方とディスカッションをして進めていく中で、
目的が外れないように伝えながら進めなければいけない大変さがあります。
地域に貢献できるという部分は共通していますね。

地域おこし協力隊としてのやりがいはどんなときに感じますか?


エンジニアの仕事は目的が明確で、それに対してタスクをこなしていくものでした。
地域おこし協力隊はどうイベントを企画していくか、どうプロモーションするかなど、
目的や物事の本質を自分自身で考えたり、メンバーとディスカッションしたり、
今まであまりやってこなかった「思考を深め・広げる活動」ばかりなので、
より充実感があります。
また、地元の方にインタビューする機会もあって、
昔から住んでいる方ならではの貴重なお話が聞けたときは協力隊としての責任感ややりがいを感じました。


1.これからのこと

―平嶋さんはこれから、仙台・利府をどんなまちにしたいですか?

 

 

「みんなが語れるまち」
利府も仙台も「なにもないよ」と言う方が多くて、県外に出て行ってしまう人が多いけど、
気づいていない、語られていないだけで、むしろたくさんあると思います。
「こういうのがあるから東京からきて!」とみんなが語れるようになると、
結果的にこのまちに住んでもらえると思っていて。
条件面はたしかに東京に劣るかもしれないけど、
今までつなげてきた文化や人はこのまちにしかないものなので、
そういうことを語れるまちになるといいなと思います。

―インフルエンサーまたは地域おこし協力隊として、
今後どのような活動をしていきたいですか?


自分自身がいろんな人と出会って刺激をもらったことで価値観が変わったので、
情報発信だけではなくもう一歩踏み込んで、
イベントやオンラインコミュニティのような形で皆さんが交流できる場を作りたいです。
そういった活動を通して、皆さんの宮城での暮らしがよりハッピーになったり、

ここに住み続けたいと思う人が一人でも増えたらうれしいですね。

―最後に、新しいことにチャレンジする若者に対してアドバイスをお願いします!


私は新しいことにチャレンジする時、

「副業で独立する!」「フォロワー1万人を目指す!」など目標を高く設定しすぎて、
いざやってみるとその目標が途方もなく遠く、

自分の理想と現実のギャップに辛くなって諦めてしまうことが多かったです。
今の自分の状況をしっかり理解して、

まずは小さくても良いので、自分が越えられそうな目標を作って、少しずつ達成していくことが大切だなと思います。

小さな成功を積み重ねることで自信もついてきますし、いつの間にかずっと遠くまで来ていることに気づけるはずです。
自分を信じて、一歩一歩前に進んでいってください!
私自身もまだまだですが、お互い頑張りましょう!

―ありがとうございました!

 


いかがでしたでしょうか。
平嶋さんが人と出会って価値観が変わったように、今回お話を聞けたことで、

私自身も視野や価値観が広がるような刺激をたくさんいただけました。

この0⇄1プロジェクトは、記事を見てくださった方にもきっと多くの影響を与えるものになっているはずです!
次回は、東北に宇宙の魅力を届ける学生団体「杜宙実行委員会」さんのインタビューです。
こちらも大変興味深い内容になっています(^^)

ぜひご覧ください!

「地域おこし協力隊」の制度について興味を持った方や詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください♪
▼総務省HP
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_gyousei/c-gyousei/02gyosei08_03000066.html

 


 

【「ゼロイチ(0⇄1)」応援キャンペーン実施中!】抽選でAmazonギフト券プレゼント!

若者の「ゼロイチ(0⇄1)」を紹介・応援する

SENDAI 0⇄1 PROJECT。
この記事を読んで

「こんなことをしている人がいるんだ〜」

と感じてもらうのも「ゼロイチ(0⇄1)」。
そんなみなさんの次のアクションを応援する

キャンペーンが実施中です!

参加方法:記事を読んで、下記のアンケートに回答をお願いします!
https://questant.jp/q/WQSRDRA3
参加資格:学生や若者のみなさん(30代以下の方)
景品:Amazonオンラインギフト券500円分(抽選で3名)
※ご回答は、1つの記事につき1回までとさせていただきます。

※キャンペーン応募期間は終了しましたが、アンケート自体の回答は引き続き募集しています!ぜひご回答ください。

ぜひAmazonギフト券を新しい「ゼロイチ(0⇄1)」に活用してください!

Write:mame
Photo:COLORweb編集部

【どら焼きで地域を盛り上げたい!】泉館山高校の生徒の挑戦を取材


みなさんこんにちは!おりです^ ^

COLORweb学生編集部では、これまで地域のために頑張る学生さんをたくさん取材してきました。

今回は、学校の課題研究の一環でオリジナルどら焼きの開発・販売を行った二人の高校生を

おぶしと一緒に取材しました!

取材したのは泉館山高校3年生の三浦花笑さんと木崎花音さん。
 

二人が通う高校がある仙台市泉区長命ヶ丘は、昔から地域に住む家族と新しく来た若い家族が二分化している現状があるといいます。
これら二つの層を結び付けて地域を活性化させるとともに、

長命ヶ丘の魅力をほかの地域にも発信できないかと考えた二人は、

老若男女問わず愛される「どら焼き」を地域のお店と一緒に開発して売ることを決めたそうです。
地域のお店と企画することで、地域全体を発展させていきたいとの思いもあったとのことです。

二人は長命ヶ丘にある洋菓子店「Sweets Shop OZZY」とコラボして開発したオリジナルどら焼きを、

6/9(土)にブランチ仙台で開催された「パンマルシェ」で実際に販売しました。
わずか30分で完売し、二人のプロジェクトは大成功&大盛況で幕を閉じました!

 



今回のプロジェクトを実行するにあたり、一から企画を考え、

宮城学院女子大学のワークショップで商品開発について学び、何度も試作を重ねたとのこと。
真っ直ぐな眼差しと力強い言葉が印象的なお二人に、取材した私自身が心を動かされ、たくさん刺激を受けました。
記事を通して読者の皆様にも少しでも伝われば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください!

⭐︎

〜三浦さんと木崎さんへのインタビュー〜



 

Q売ってみての率直な感想をお聞かせください。

三浦さん:あっという間に完売したことがうれしかったです。また、地域の人たちが気軽に買ってくれたのもうれしかったです。

木崎さん:河北新報に取材していただいた記事や私たちが作ったポスターを見て買いに来てくれた方も多く、予想以上の反響でうれしかったです。

Qどら焼きを開発するにあたっていろいろ試行錯誤されたと思うのですが、こだわりやお気に入りのポイントがあれば教えてください。

三浦さん:私たちが通う泉館山高校カラーの緑を抹茶クリームで、白をマシュマロホワイトガナッシュで表現したところにこだわりました。

木崎さん:高校のキャラクター「ティムくん」の焼印を押したところにも注目していただきたいです。





 Q取り組みを進めるなかで難しいなと思った部分はありますか?

三浦さん:今回試作中にどら焼きを15種類くらい自分たちで考えて作りました。今までどら焼きについては「好き!」という気持ちがあるだけで、そのバリエーションやお店ごとの違いについて知りませんでした。商品化にあたって勉強していくうちに新しく知ることが多く、種類の案を自分たちで考えるのが大変でした。

木崎さん:一から企画を練って商品開発について勉強してどうやったら売れるか・食べてもらえるかを考えるのが大変でした。

Q活動していくなかで学生だからできたことや、学生ならではの強みを感じた部分はありましたか?

木崎さん:今回の取り組みはたくさんの方にご協力いただいたのですが、直談判してご協力いただけたのは、高校生だから受け入れてもらえた部分があると思っています。私たちの希望を快く聞いてくださったり、私たちの姿を見て協力してくれるあたたかい方が多かったです。

三浦さん:制服を着ていることによって目立つのも学生の強みだと思います。今日もお客様から「泉館山高校の生徒さんが売ってるんだ〜」と声をかけていただけました。学生が売ることはなかなかないと思うので、その点でも注目していただけたのがうれしいです。

Q今後の目標や、やりたいことはありますか?

三浦さん:今回の取り組みを通じて地域の方とたくさん関わったことで、大学生になったら地域行政やまちづくりを学びたいと思うようになりました!

木崎さん:これからも地域に寄り添っていろいろな活動をしていきたいです。活動を通して地域のために行動する楽しさを覚えました。今後も貢献できることがあればやってみたいです!

⭐︎

インタビューにご協力いただいた三浦さんと木崎さん、ありがとうございました。
二人の今後のさらなる活躍が楽しみですね🫶

そしてインタビュー後、実際にどら焼きをいただきました😋
濃厚な抹茶とさっぱりしたあんこの組み合わせがとっても美味しかったです◎
いちごの酸味も良いアクセントになっていました🍓
まさに老若男女みんなが嬉しい、見た目も味も満足度120%などら焼きでした^ ^
ごちそうさまでした! 

photos:三浦さん、木崎さん、おぶし、おり
write:おり