0⇄1プロジェクトvol.2 杜宙実行委員会 「何か1つ“好き”を子どもたちに見つけてほしい」
こんにちは!ころちゃんです。
この度、仙台市役所とCOLORwebがタッグを組んで、このまちに暮らす若者の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介・応援するプロジェクトが始動しました!
これから全5回にわたって
いろんな方の新しいチャレンジ「0⇄1(ゼロイチ)」を紹介していきますので、
記事の投稿を楽しみにしていてください!
第2回0⇄1プロジェクトは「杜宙(もりそら)実行委員会」の3名にインタビューしました!
杜宙実行委員会とは?
「杜宙実行委員会は、東北・仙台で活躍する3つのサークル・学生団体の Tohoku Space Community, FROM THE EARTH, 東北大学天文同好会から有志を募り、2023年7月に結成された任意団体です。東北の一般の方に宇宙の魅力を届けることを信条に、活動しています。」(杜宙実行委員会公式ウェブサイトより)
↓杜宙実行委員会やイベントについては下記のURLからご覧いただけます!↓
「好きなことに対するワクワクをたくさんの人に感じてほしい」という想いを宇宙を通して体現してきた杜宙実行委員会の3名。私も同じ大学生で活動を行う身としてたくさんのことを学ばせていただきました。早速インタビューの内容を見ていきましょう!
目次
杜宙実行委員会とは
杜宙実行委員会のメンバー紹介
・井村南美さん 東北大学 理学部物理系 2年
・五十嵐匠矩さん 東北大学 工学部機械知能航空工学科 2年
・野宮朱莉さん 東北大学 工学部化学・バイオ工学科 2年
0. 杜宙実行委員会ってどうはじまったの?
⇄. 現在の活動と次のイベントに向けた挑戦
1. これからのこと
杜宙実行委員会とは
杜宙実行委員会のメンバー紹介
・井村南美さん 東北大学 理学部物理系 2年
・五十嵐匠矩さん 東北大学 工学部機械知能航空工学科 2年
・野宮朱莉さん 東北大学 工学部化学・バイオ工学科 2年
0. 杜宙実行委員会ってどうはじまったの?
⇄. 現在の活動と次のイベントに向けた挑戦
1. これからのこと
杜宙実行委員のメンバー紹介
・井村南美さん 東北大学 理学部物理系 2年
保育園の遠足で行ったプラネタリウムをきっかけとして天文に興味を持つ。その後中学生の頃にアインシュタインの本を読み、宇宙につながる物理や天文学を学ぶ面白さに目覚め、理学部物理系に進学。
・五十嵐匠矩さん 東北大学 工学部機械知能航空工学科 2年
小学生のときに漫画『宇宙兄弟』を読み、ピコという技術者に憧れて宇宙に目覚める。宇宙に限らず謎を解き明かす喜びに魅力を感じ、昨年度行ったイベントでは大人でも解くのが難しい問題を作ったクイズクリエイターとしての一面も持ち合わせる。
・野宮朱莉さん 東北大学 工学部化学・バイオ工学科 2年
小学生のときに参加したペットボトルロケット体験がきっかけで、宇宙に興味を持つ。その経験から自分でも子どもの興味を広げてあげるような機会をつくりたいと考えるように。
宇宙や星に対しての興味と同時に、わくわく感や未知のものを経験する機会を提供するといったようなことにも力を入れてらっしゃるみなさん。
今日はそのゼロイチに迫ってみたいと思います!
0.杜宙実行委員会ってどうはじまったの?
――宇宙の魅力を発信していきたいと思ったきっかけってなにかありますか?
井村さん:宇宙の魅力を発信したいというよりかは「子どもたちが夢中になれるものやわくわくできるものを作ってあげたい」という想いが根底にあって。自分の場合はそれが宇宙だったから、宇宙だったら自分がわくわくできるものとして子どもたちに話せるかもと思ったのがきっかけです。
五十嵐さん:自分も宇宙が好きで、小さい頃にいろいろな科学施設やJAXAのイベントに参加して宇宙にわくわくさせてもらっていたので、「自分がした体験と同じような体験を次世代の子どもたちにもしてもらいたい」という意図もありつつ、「自分も一緒に楽しみたい」というのもありますね。宇宙を通して自分もわくわくしつつ、子どもたちもわくわくさせられたらいいなという思いでこの活動をやっています。楽しむことがメインでいろいろな活動をしていることが多いです(笑)
野宮さん:私は2人ほど宇宙が好きというわけではなく興味がある程度ですが、宇宙に関する様々なことをこれから経験していきたいという思いがあります。宇宙を広めたいというよりかは、いろいろな機会を子どもたちに作ってあげるためにたまたま今できるのが宇宙なのでそれを使って機会をつくってあげたいという想いがきっかけでした。私自身もその機会を作る準備の過程で経験できることがたくさんあると思っていて。私たち自身も子どもたちも仙台市の皆さんもみんな学ぶことがたくさんある活動だと思います。
――杜宙実行委員会が発足した経緯を教えてください。
井村さん:最初はTohoku Space Communityだけでやっていたけど、もっと大きいことがしたいってなったためです。メンバーの「好き」が原動力となって、大きな施設を借りたり、模型展示したり、初年度からイベントを開催することができました。
――私は好きなことがあってもそれを子どもたちに広げようとか活動に起こすことはすごくハードルが高いと感じてしまうのですが…。そこから一歩ハードルを越えるにはどんなアクションがあったんでしょう?
井村さん:私は先輩の影響が大きいなと思っています。
もともと私も星座が好きで、子どもの時に好きなものがあったから今も楽しく生きられていると思っていて。最初は子どもにもそういうものをあげたいなと思っていただけでした。
でもそこからどうしたらいいかわからなくて。そんな時にTohoku Space Communityという団体を見つけて、そこでは先輩方が子どもたちのために様々なイベントを開催していることを知りました。それを聞いてびっくりして。学生なのにイベントとかできるんだ!ということを知って、自分もやってみたいと思えたんです。
せんだいメディアテークにて実施した仙台コズミックフェスタ 杜から宙への様子。はやぶさ2の実寸大模型の展示が目を惹きます。
――好きなことで活動を起こそうと思ったら、同類の仲間をまずは探してみるとその人からきっかけがもらえたりするかもしれないということなんですね!
――杜宙実行委員会さんの活動のやりがいを教えてください。
野宮さん:大変なこともあるけど当日たくさんの子どもたちが来てくれて、楽しんでいるところを見られるのが嬉しくてやりがいになっていますね。前回のイベントでは模型を用意するのにいろいろな企業様をお呼びしたんですけど、そういう普段は関われない企業の方と関れることも楽しいです。
井村さん:私も自分の考えたワークショップで子どもたちが喜んでくれたらやりがいを感じます。以前「子どもたちに星空を見るきっかけを作りたい」という想いから「今日の夜に仙台で見える星をつなげて自由に自分の星座を作ってみよう」 というワークショップをつくりました。その際みんな楽しそうに手を動かしてくれて、帰るときに笑顔で帰ってくれたことがめちゃくちゃ嬉しかったですね。
――星を見ることはあっても自分たちで星座を作ってみるという経験はなかなかないので星座を身近に感じてもらえる体験ができるのはいいですね。
井村さん:そうですね。自分で星座を作ることをきっかけとして他にどんな星座があるのか、その星座の名前は何か、どんな神話があるのかなどに興味を持ってもらうことにもつなげてほしいなと思うのでそれも考えてワークショップを企画しました。
⇄. 現在の活動と次のイベントに向けた挑戦
――いまはどんな活動をされているんでしょうか?
井村さん:杜宙実行委員会では来年の3月に仙台市内で小中学生向けのイベントを作ろうと思っています!小中学生の中でも宇宙についてあまり知らない子どもたちに興味を持ってもらうイベントにしたいと考えています。今回はただ宇宙に興味を持ってもらうだけではなくて、宇宙への興味をさらに広げていける方法を提供できるイベントにもしようと思っていて!
五十嵐さん:仙台市の児童館や科学館との協働も検討しているんです。 子どもたちの学びを広げる、その0を作るイベントにしたいと思っています。
――児童館や科学館ともコラボを考えているんですね!すごい!
井村さん: 学生だけでできることは絶対に少ないので、これからもいろんな方に協力をお願いする形でできたらいいなと考えています。
科学館に行ったことがない方にも私たちのイベントを通して、足を運ぶきっかけになったらいいなという狙いもあるんです。やっぱり行ったことのない場所に行くのはハードルが高い。でも、ある程度情報をこちらから提供できたら1回目のハードルが下がると思うし、そして1回目が行けたらその次も行けそうじゃないですか。だから本当に0から1を作るきっかけを提供できるイベントであれたらいいなと思っています。
1.これからのこと
井村さん:仙台市内で宇宙のイベントをするというのはこれから毎年続けていきたいと思っています。ただそれだけじゃなくて規模は小さくなったとしてもちょっとしたイベントを企画運営して宇宙に関して発信する機会をたくさん作っていきたいと考えています。そして団体に入ってくれるメンバーにもそのような経験をたくさんしてほしいです。
五十嵐さん:前回の3月のイベントでは幅広い年代を対象にしていて集客が難しかったので今回のイベントは「今後の未来につなげられるようなイベントにしたい」という意図で対象を小中学生に絞りました。ゆくゆくはまた全世代あるいは大人だけといったように挑戦していきたいと思っています。ワークショップなど小中学生を楽しませるためのアプローチ方法は簡単に思いつくけど、反対に大人を楽しませるとなるとアイデアを出すのが結構大変なのかなと僕は思っているので、いつか挑戦したいと思っています!
――最後に、みなさんは仙台・宮城をどんな街にしたいでしょうか!
井村さん:子どもたちに好きなものや夢中になれるものを見つけてほしい!
五十嵐さん:それをどう落とし込んでいこう…
野宮さん:好きが見つかる街!
――素敵ですね!
井村さん:私たちは宇宙が好きで宇宙に関するイベントを通して参加した方々にも宇宙を好きになってもらいたいと思っています。
井村さん:やっぱり好きなものがあれば生きていけると思っていて、身の回りに好きになれる可能性があるものってたくさんあると思うんですよ。たとえば宇宙とか。それを知ってもらいたい。イベントを通して、身の回りにある好きを見つけてもらいたいなと思っているのが私たち杜宙実行委員会です。
仙台コズミックフェスタや子ども向けワークショップなどたくさんのイベントをこれまでやってきた杜宙実行委員会の皆さん。宇宙を通して子どもたちの0から1を作るために何ができるかを考えて行ってきた活動の積み重ねが今の杜宙実行委員会を作っているのだとインタビューを通して実感しました。自分が感じたワクワクを子どもたちにも感じてほしい、そして感じたワクワクをさらに広げてほしいという想いが活動に反映されていて、子どもたちの未来につながる素敵な活動だと感じました。
仙台コズミックフェスタは、若者団体から身近なまちづくりに関する事業の提案を募集し、 仙台市役所と若者団体が協働で取り組む制度「ユースチャレンジ!コラボプロジェクト」 の令和5年度採択事業です。詳しくは下記 URL をご確認ください。
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SENDAI 0⇄1 PROJECT、第3回もお楽しみに~!
Write:ころちゃん
Photo:COLORweb編集部、杜宙実行委員会提供