2024年2月、1泊2日の京都旅行2日目のレポートです。

 

1日目は

大谷本廟⇨安井金比羅宮⇨山本まんぼでランチ⇨六角堂⇨ブリスケロニーで夕食⇨日本ワインバーたすく

 

2日目:

東本願寺⇨小川珈琲で朝食⇨建仁寺⇨八坂神社⇨平安神宮⇨京セラ美術館(村上隆もののけ京都展)⇨神泉苑を巡りました。

 

この記事ではオレンジの場所についてのレポートです。

 

お時間許す方はよかったらお付き合いください。

 

1日目【2024/2 京都】#1 大谷本廟・安井金比羅宮・六角堂

2日目【2024/2 京都】#2 東本願寺・八坂神社、平安神宮・神泉苑

【2024/2 京都】#4 村上隆もののけ京都展 @京セラ美術館

【2024/2 京都】#5 @山本まんぼ @ブリスケロニー @たすく @小川珈琲 @田ごと

 

 

今日は、

今回の旅で一番感動した建仁寺についてのレポートです。

 

建仁寺は臨済宗建仁寺派の大本山で、

建仁2年に開創、開山は栄西禅師、開基は源頼家。

 

 

歴史は800年を超える、京都最古の禅寺だそうです。

 

近くに友人の家もあって、

京都に行くたび、必ずと言っていいほど前は通るし、

前回は建仁寺の駐車場も使っているのに、

なかなか中に入る機会がなく、

 

20代の頃に東京から来た友人と一緒に

行ったことがあると記憶しているのですが、

すっかり忘れていて、

どんなところだったかなぁ?という感じでした。

 

昨年、原田マハさんの風神雷神の本を読んで以来、

 

次に京都に行くときには

風神雷神のある建仁寺に行ってみようと思っていました。

 

この本、とても面白かったです!

 

琳派の祖、俵屋宗達の最高傑作として知られる

京都・建仁寺所蔵の国宝「風神雷神図屏風」。

 

 

現在、本物は保存のために

京都国立博物館に保管されていますが、

 

 

2019年に最新の技術を用いて

オリジナルと見まがうほどに再現した

高精細複製品が展示してあります。

 

 

*勝手ながら原田マハさん風神雷神(上)から抜粋させていただきました。

京都最古の禅寺、建仁寺の至宝であるこの作品は、現在、京都国立博物館に寄託されている。二曲一双、一対の風に仕立てられた、紙本金地着色の肉筆画である。

ある。  右双に風神、左双に雷神が対になって描かれている。風神・雷神は千手観音の眷属であり、一対として描かれた「二神」である。

十七世紀初頭、江戸時代の初期の作であると判明しているものの、正確な制作年は、宗達の生没年同様、不詳のままだ。

 

本物を知らないので、

絵についてはどうこう言えませんが、

(いや、本物を知ってもどうこう言えんやろ)

400年前に描かれた絵が、

今の世の最新技術で蘇り、

 

こうやって日本人だけでなく、

さまざまな国の人たちが見ていること自体、

本当に奇跡のようなことですよね。

 

暗い部屋に浮かび上がる金屏風と

白い西の雷神、青の東の雷神。

 

 

目の前にして、もう、感動の嵐です。

しばし、見とれておりました。

 

モミジに苔、石組みが調和する「潮音庭(ちょうおんてい)」。

 

 

大書院と小書院、回廊に囲まれ、

四方からお庭を眺めることができます。

 

2月ということで、

木々の葉っぱは全て落ちていましたが、

苔だけになったその様もまた、

侘びの世界を表しているようで美しかったです。

秋の紅葉の時は美しい彩りを織り出しているのでしょうね。

 

「○△□乃庭」。

“まるさんかくしかくのにわ”と読むそうです。

 

 

禅宗の四大思想(地水火風)をお庭の中に表現していて、

四角い(□)井戸は“地”(写真にはうつっていない)、

真ん中の丸い(○)苔は“水”。

写真右側に盛られた白砂は三角形(△)になっており、

“火”に見立てているのだとか。

 

そして、お庭の周りはぐるっと回ることができて、

廊下や渡り廊下も素晴らしい作りになっています。

 

 

 

この方丈(ほうじょう)という

重要文化財に指定された建物の中では、

本当に素晴らし襖絵や芸術作品が

目の前で鑑賞することができます。

 

「舟出」。

 

 

染色画家・鳥羽美花さんが

栄西禅師800年大遠諱事業(2014年)の一環として

制作された作品。

一面青の世界は、

ベトナムの水辺の風景がモチーフになっているそうです。

 

「凪」

 

 

同じく鳥羽さんの作品。

 

舟を漕ぐ櫂(かい)になっているのが引き戸が美しい。

 

 

「唐子遊戯図(からこゆうぎず)」

 

 

明治期の画家・田村月樵(げっしょう)の作品。

唐子たちがかわいい。

夜中になったら絵から出てきて遊んでいそう、笑。

 

なかでも、今年の干支でもある

重要文化財「雲龍図襖」は迫力満点。

 

 

海北友松(かいほうゆうしょう)という、

安土桃山時代から

江戸時代初期にかけて活躍した絵師によるもの。

 

 

炭だけでこれだけの表現をするって、びっくりです!!

こちらも本物は京都国立博物館に保管されているそうです。

 

こういう丸い窓、大好きなんです。

 

 

一人だと、自分が入って写真が撮れないのが残念。

あっ、人が入っての撮影禁止でした。

 

そしてこちらが本坊・方丈の前に広がる石庭。

 

 

昭和の天才作庭家の一人 加藤熊吉が手掛け
雄太かつシンプルな枯山水庭園。

 

 

暖かい日なら、

縁側に座って、のんびり庭を眺めていたいです。

 

 

このお庭を横目にこの廊下を渡り、一旦外に出て、

法堂(はっとう)へ向かいます。

 

 

裏側から見た法堂。

 

 

〈法堂〉  
江戸時代中記の明和二年(1765年)建立。
仏殿兼用の「拈華堂(ねんげどう)」とも呼ばれ
五間四間・一重・裳階(もこし)付の禅宗様仏殿建設。
一般的に法堂は、

寺院で僧侶が経典の講義や説教などをする堂塔。

 

法堂に入り、天井を見上げると!!!迫力満点。

 

 

小泉淳作筆 法堂天井画「双龍図」。

 

平成十四年(2002年)建仁寺創建800年を記念して
二年がかりで描いた作品。

畳108畳の大きさがあるそうです。

 

 

一匹は口を閉じ、もう一匹が口を開けており、

阿吽の呼吸を表わしています。

 

二頭の龍が

本尊である釈迦如来坐像を守り続けているんですって。

 

2月は京都の閑散期。

確かに花はや紅葉は全く縁がありませんが、

それでも素晴らしい作品や建物を

人混みを避けてゆっくりみられるのは、

これはこれでありだと思いました。

 

 

祇園の中にあって、これだけの文化財や作品を

一気に見ることのできる建仁寺。

ここはかなりおすすめです!!

 

建仁寺レポート、

長々とお付き合いありがとうござざいました。

 

次回は村上隆さんの展覧会のレポートです。

【2024/2 京都】#4 村上隆もののけ京都展 @京セラ美術館

 

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