こんばんは。
雫石雪乃です。
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スマホに無料クーポン券が届いていので、その無料商品をもらおうと思い買い物に行った時のこと。無料商品とペットボトルのジュースを一本手にしてレジへ行くと、店員のお姉さんがピッとバーコードを読み取ってくれました。すると表示されたのは、2点分の商品の値段。首をかしげたお姉さんは
「もう一度バーコードの方よろしいですか？」
と言ってバーコードを読み取ってくれたのですが、またしても表示された値段は2点分の値段。すると、お姉さんは、
「350円です」
とさらっとそのままの値段を告げてきたので、内心”え？”と思いながらもおずおずと、
「無料のクーポンをセットしたはずなんですが・・・」
と伝えると、
「そうなんですよね。でも、無料の表示がされないので」
というので、私が間違えたクーポンをセットしたのかまたはクーポンの期限が切れてしまっていたのかも？と思い、何も言わずに素直にお金を払うことにしました。すると、お姉さんは慌てた様子で、
「ちょっとクーポンをもう一度見せてもらっても良いですか？？」
というので、スマホの画面を見せると、パッと目を輝かせて、
「あ！これもう一回り小さいサイズの商品のクーポンなんですよ！サイズがいくつかあるんですけど、このクーポンはミニのやつなんです。ちょっと待っててくださいね！
そういって商品棚まで走っていき、正しい商品を持ってきてくれました。
そのあとはお姉さんと2人、
「ちゃんと分かってよかったね」
というような嬉しい一体感？に包まれて、お互いにニコニコと買い物を終えることができました。
これだけのことなんです。
でも、家に帰ってしばらくしてから、なんとなくこのことを思い出していたらハッとしました。
以前の私はすごく怒りの人で、何か嫌なことがあると
「私は悪くないのに」
とか
「私のせいじゃないのに」
と思ってしまう人でした。
ですから、もし以前の私に同じようなことが起こったら、
「何なのこの店員さん！なんで謝りもせずにしれっと誤魔化そうとしてるのよ。ほんと、こんな人がいるから嫌になっちゃう」
って、いつまでもいつまでも引きずるように怒っていたと思うんです。
でも、今回は
「この人、誤魔化そうとしてる」
とすら思わなかったし、そう思わなかったからこそ怒りも全く湧きませんでした。
だから、
「ふーん。そうなんだ。じゃあしょうがないよね
」
という態度になれたし、私がそういう態度だったからこそ、店員さんも
「ちゃんとみてあげたい」
という気持ちになったのかもしれません。
そして最後はお互いにほっこりしてお終い。
こじつけかもしれませんが、これが慈悲パワーなのだなぁと思いました。
いついかなる時も、怒ったり、不安になったりするのではなく、慈悲の心で人と接する。
そういうことを心がけていると、本当に自然にそういう気持ちになるようです。
もし、以前のままの私であれば、嫌な店員さんに会ってしまった嫌な日になっていたかもしれません。でも、慈悲を心がけていたら同じ出来事が起こっても、その日は嫌な日にはならないのです。
なるほど。
こうして、嫌な日も嫌な人も自分の周りから消えて無くなっていくのだと思いました。
起こる出来事は一緒。でも、捉え方が変わるだけで全く別の１日。
すごい大発見。笑
やはり変えるべきはいつだって自分自身なのだとしみじみ思いました。
これがもし、「私はなめられる」という思い込みを持っている人だったら、
「あの店員に舐められた」
とぷんぷんと怒っていたでしょうし、「いつも私が間違える」という思い込みを持っている人だったら、
「また私が間違えてしまった。あの店員さんは”あのお客さんなんなんの！？”って怒っているかもしれない。またやっちゃった」
といつまでも自分を責めていたかもしれません。
そして、そういう思い込みを持っていればいるほど、世間のことも自分のことも嫌になってしまうのです。だから、嫌いを増やすのではなく、好きを増やすためにも自分ときちんと向き合って、思い込みを一つずつでも手放していけたら良いと私は思っています。
もちろん全ての人に手放す自由も手放さない自由もあるのですから、取り組まなくても良いのですが。
そして、この出来事には気づくべきもう一つ大切なポイントがあります。
それは、私がまだ怒りん坊だった場合。
この出来事を
「店員に誤魔化された可哀想な私」
という被害者意識でこの物事を見ながら、店員さんに怒っていたと思うんですね。でも、現実だけをみたら、私が間違えた商品を持っていって店員さんを困らせているわけですから、ここでもし店員さんに怒りをぶつけていたら、自分が間違えていながら怒っている理不尽な加害者になるわけです。
これが昨日書いた、被害者の側面と加害者の側面。
怒りや不安、心配や恐れなどの感情で物事を見ていると、そこに２つの側面が現れるということです。
今回、この側面がどちらも出なかった原因はただ１つ。
私が怒らなかったから
怒ると言ってもムッとした態度が出てしまうというだけだと思いますが、それでもやっぱり店員さんには伝わってしまうと思うんですね。
でも、今回の私は微塵も怒りを感じなかったどころかむしろ、自分の中から
慈悲パワー
が炸裂していた訳ですから、店員さんもその慈悲パワーを燦々と浴びて、
「私もこの人に良いことをして差し上げなければ
」
と無意識に思ったのかもしれません。笑
こんな話を聞いたら、皆さんも慈悲パワーを体得したい！と思いません？
ぜひ、皆さんも自分の中の思いこみや劣等感に向き合っていらないものはどんどん手放しちゃってくださいね。そして愛と勇気と慈悲に溢れた素晴らしい世界へ
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