こんにちは。
雫石雪乃です。
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初めての方はこちらからお読み下さい。
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長男君（中３＠不登校）はとても繊細で嘘がつけません。
なので学校に行っていた頃、よく困っていたのは目標決め。
どこの学校でも学年の始めに、
勉強面では○○を頑張りたいです
生活面では○○を頑張りたいです
などと目標を決めて、教室の後ろなどに貼られると思いますが、長男君はこの課題が出るたびにすごくナーバスになっていました。
なぜならば、他の子が
漢字のテストで１００点を取りたいです
算数をもっと頑張りたいです
と書く中、自分も同じようには書けなかったからです。
学習障害があって漢字も覚えられませんし、掛け算九九もうまく覚えられなかったので、
頑張ります
と書いたところで、嘘になってしまうことがとても嫌だったのです。
頑張ったのにこれ？
と思われることを恐れたのかもしれませんし、頑張れないのに「頑張ります」と書くことに気が引けたのかもしれません。だから、毎年長男君の目標は未提出のままでした。
それに対してぷっぷちゃん（中２次男）は、どうだったかといえば、小学校3年生の時に書いたのがこれ。
「3年生が終わった時、どういう自分になっていたいですか？」という質問に対して
いつもの自分
いつまでも変わらず、そのままの君なんだNE
いいよ、いいよ、君はそのままで
とお母さんは爆笑でしたが。笑
長男君ならね、「先生が喜ぶようなこと（学年の終わりには何かしら成長しているようなこと）を書かなくちゃいけない」とか「お友達にすごいって思われるようなこと」を書かなきゃいけないとプレッシャーを感じて書けなくなるのですが、なんでしょう、この
我が道をゆく太々しさは
ぷっぷちゃんのこういうところがね、長男君とは違って
「この子は学校に行っていても潰れないで（病まずに）ちゃんとやっていけるだろうな」
と思わせてくれるところです。ちなみに甥っ子２もこのタイプ。
だから二人ともそれなりにではありますが、学校に通っています。
そして甥っ子１は長男君と全く同じタイプです。笑
さて、そんな二人に私がどんな言葉をかけていたかというと、長男君に対しては「嘘をつきたくない（嘘をつくことができない）」という気持ちを大切にしてあげたかったので、先生に事情を話して話し合った結果、毎年、未提出で済ませたり、生活面だけ「下級生の面倒を一生懸命見る」などと書いて掲示してもらったりしていました。
「嘘をつきたくない」という気持ちを否定したり、ダメなことにしたくなかったからです。
そして、次男君の方はどうかといえば、
「あはは！ぷっぷちゃんが今のままの自分がお気に入りならそのままでいい！！君はそのままっで花丸だ！！」
とこちらも
「もっと”足が速くなりたいです”とか”漢字テストでいい点を取れるように頑張ります”とかそういうことを書きなよ」
などということは言わずに、これもこれでOKにしました。
どんな自分であれ
「それでいいんだよ」
と言ってもらうことでブレない自分軸を育めるのではないかと私は信じているからです。
誰に何を言われようと自分らしく生きていく。
そんな軸をどんどん太くしつつ、でもいい意見は躊躇うことなく取り入れていく、そんな軽やかな人に育っていって欲しいなぁ・・・と思っています
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