◆心がついていかない思い | 裏庭のないしょ話

裏庭のないしょ話

心の中のこと

こんばんは。

雫石雪乃です。

 

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四角オレンジ初めての方はこちらからお読み下さい。

 

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先日の三者面談終了後、HちゃんからLINEが届きました。

 

「担任の先生から三男君(中2)は協調性がないからみんなが困っている。

三男君はやる気がない。三男君が学校に来たがらないのは、周りのせいではなく出していない提出物がたくさんあったり、周りから頼まれていることをしていないからではないかって言われたよ」

 

あんなことを言われた。

こんなことを言われた。

あんなことをされた。

こんなことをされた。

 

そんな風に被害妄想的に話を誇張して言うのはHちゃんの特徴なので、

もう慣れたものなのですが

 

それは被害妄想だよ

 

などといったら怒らせるのは目に見えているので、その時は

 

「そうなんだね。先生も大変で疲れてイライラしていたのかもしれないね。また今度ゆっくりお茶でも飲みながら話そうね」

 

と伝えました。

それから数日後、Hちゃんの三男君が我が家に遊びに来て二時間ほど滞在して帰っていきました。すると、我が家の長男君がげんなりした顔をして私の部屋にやってきて、

 

「疲れた・・・。俺、なんでS(三男君)が先生に協調性ないって言われるか分かったよ。友達にもあれじゃあ嫌がられて当然だ。あいつと付き合うのはしんどいよ、マジで」

 

と言うのです。詳しく話を聞いてみると、三男君はどうも自分の好きなもの、やりたいこと以外は認めないらしいのです。

 

例えば、三男君がマリオのゲームが好きだとしましょう。

そうすると、マリオ以外のゲームをやっている子をバカにするらしいのですね。

 

「そんなものをやってくだらない」

 

と言う感じで。そうすると、周りのお友達は自分の好きなものをけなされるものだから嫌な気持ちになって三男君と話をしなくなる。

それで、うちの長男君が気を使って

 

「いやいや、三男君もやってごらんよ。みんなとやった方が楽しいし、マリオだけが全てじゃないよ」

 

と諭すと、

 

「お前まで俺を馬鹿にするのか!!お前は俺の好きなものをわかってくれると思ったのに!!」

 

と怒りだしてしまうのだそうです。それでうちの長男君が

 

「オー!ノー!!そうじゃないんだチーン

そう言うこっちゃないんだよ、S!!」

 

となってしまうようです。

 

学校でも同じことが起こっていて、自分が気に入ったやり方でやっていたことに対して誰かがアドバイスをすると

 

「俺のやり方が気に入らないのか!!それなら俺はもうやらない」

 

となってやらなくなってしまい、家に帰って

 

「あいつらが俺を馬鹿にするからもうやらないんだ。酷いのは馬鹿にするあいつらなのに、先生は”ちゃんとやれ”って言うだけで俺の気持ちをわかってくれない」

 

そういって泣くのだそうです。

それで、母親であるHちゃんからしてみれば

 

一生懸命やっているのに一部の嫌な子から嫌味を言われて何もできなくなっている可哀想な息子とそれを理解してくれない先生

 

と言う構図になっているようです。

客観的にみると人と人との関係ってよく見えますね。

 

ここでの一番の問題は、三男君自身が他者の意見受け入れられない、認めることができないと言うことです。もし三男君が

 

「俺はこれが好き。あいつはあれが好き。それで良いよね。どっちを好きだっていいし、どっちの方が優れてるってこともない。ただの違いなんだから、その違いを受け入れたらいい。それだけだ」

 

と思うことができたら、他人に何を言われようが

 

「そうなんだね。君はそっちの方がいいのかもしれなけど、僕はこっちがいいからこれでいいんだ。アドバイスありがとう」

 

と飄々と言えるかもしれません。

 

でも、三男君がこう言えないのは、彼の心の中に傷がたくさんあるから。

 

馬鹿にされたり、否定されたりされた傷がたくさんあるから、

みんなが馬鹿にしているように見えてしまう。

 

そして、

 

「みんなが自分を認めてくれないなら、自分だって認めてやらない」

 

と言う気持ちが苔のようにびっしりと心に絡みついているのでしょう。

 

こういう苔は誰にでも少なからずあるものですが、自分で見つけて抜かない限り、誰かが取り除いてくれるわけではありません。

 

今朝、誘導瞑想のサンプルを試してくださった方がこんなことを教えてくれました。

 

その方は小さい頃から自分は両親に愛されていないと感じていたそうなのですが、それにより

 

「自分なんか生きていたってしょうがない」

 

と言う思いがずっとあったのだそうです。自己否定の気持ちがとんでもなく強くて、何をしてもその気持ちが苔のように張り付いていて離れないと。

 

そんな彼女が何度か誘導瞑想にトライし、4度目の挑戦の後だと思うのですが、悪夢をいくつか見た後(好転反応です)に、その苔がスルッと消えてなくなったのが分かったのだそうです。

 

彼女の中に咲いたのは「パンジー」。

彼女にとっては何の思い入れもない花だそうですが、1つ思い浮かぶのは

 

両親がいつも植えていた花

 

それはつまり、彼女の中で

 

「自分もパンジーのように両親に大切にされていると思ってもいい」

 

と言う許しが出たサインかもしれません。

頭でいくら理解し、納得しているつもりでも、そうではないことがたくさんあります。

深い深いレベルでの癒しをおこることで、自分の言動が変わります。

 

頭で理解できないこと。

頭で理解しても、心がついていかないこと。

 

そういうものを深いレベルで変えていくために、

挑戦してみてくださいね。

 

近日中に、ユーチューブアップ予定です。

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