◆大器晩成

こんばんは。

雫石雪乃です。

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初めての方はこちらからお読み下さい。

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我が家は今宵も次男君（小５）の『屁が出る行進曲』が響き渡っておりますが、

週末の夜、皆様はいかがお過ごしですか。

さあ、皆さんもご一緒にトルコ行進曲のメロディに乗って歌いましょう。

屁が出るぷぅ、

屁が出る、屁が出る、屁が出るぷぅ♪

プップ、ぷぅ、プップ、ぷぅ、プップ、

屁が出るぷぅ♪

さぞかし元気になったことでしょうね✨

ってオイ

・・・・品のない家庭で申し訳ない。

頭の中でリフレインし続けたらもっとごめんなさい

さて。先ほど、お風呂に入っていたらふと

「大器晩成って本当はこんな意味かも」

と突然閃きました。

私は昔からどこの占いに行っても大器晩成と言われてきました。

これを「歳をとってから成功する」という意味に捉えていたのですが、実は

大きな器は晩年になってから完成する

という意味だと、私にぴったりだなぁと思ったのです。

先日から、心の器の話をちょこちょこと書いてきました。

心の器が小さいと受け取れるものが少ないから、すぐにアップアップして怒ったり、不安になったり、あの人はダメだとか私はダメだとか、あれがよくてこれがいいから、いいものだけ入れようとか、そんな風にずるくて、意地悪で、どうしようもない人になってしまいます。

この心の器を大きくしようと努力するもしないもその人次第だと思うのですが、大器晩成と呼ばれる人たちは、きっとこの器を大きくしようと決めて生まれてきている人なんだと思うのです。

心の器が大きくなれば、いい出来事も悪い出来事も全部受け止めることができます。

どんなにケチな人も、どんなにお金にだらしのない人も、

どんなに意地悪な人も、いい人すぎて気味が悪いぐらいの人も、

細かいことにうるさい人も、おおらかすぎてドン引きするような人も、

どんなにおしゃべりでやかましくても、どんなに無口で何を考えているか分からなくて君が悪くても、

そういう人として、

なんのジャッジもないただの人間として受け入れる。

どんな辛い出来事でも嫌がることなく受け入れることができて、

いろんな人に出会えて、

いろんなことを経験できたから、

私はすごく幸せだ

と心から思うことができたら、もうそれだけで人生成功なのだと思います。

私はたくさん、たくさん、拗ねたり、いじけたり、怒ったりして生きてきたので、

そんなことはせずにただ素直に真っ直ぐに生きてきた人たちには、この世の中がどんな風に見えるのか、物事をどんな風に捉えられるのか、今それがものすごく知りたくて、もっともっと器を大きく、大きくしたいなぁと思っています。

人をもっと面白がりたいです。

もっともっと感覚を研ぎ澄ませて、人や物のいろんなことを感じ取れるようになりたいです。

そんなことばかり考えているから、まだまだやりたいことがありすぎて、時間が２４時間では全然足りない。

それなのに、体は老いていく（笑）

死ぬほど本が読みたいし、死ぬほど自然に触れたい。

だから、視力のトレーニングも欠かさないし（目が見えなくなるのが一番困る）筋トレと有酸素運動も続けています。

大きな器が完成する前に体が思うように動かなくなったり、本が読めなくなってしまったらどうしようもないのでそこは頑張らないと！と思っています。

後悔のない人生を✨

クライアントのUさんから先日、こんなメッセージが届きました。

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雪乃さん

新しい年を迎えたばかりだというのにしんみりした話で申し訳ないのですが、雪乃さんにお伝えしたいと思い書いています。

私の父がこのお正月に亡くなりました。
本人の希望もあり、ずっと自宅で療養していましたが昨年末に容態が悪くなり入院し、そのまま病院での最期となりました。
最後の最後まで私たち家族を気遣い、幸せを願っている父の姿を見て本当に感動しました。
ずっと私は愛されていたし当たり前のように守られていたんだと。
そして人って最後は愛の塊になるんだなぁって思いました。

私は病院で父に付き添う中で、これまでの感謝の気持ちや父への想いを伝えることができ、そして父の気持ちも聴くことができて本当に良かったと思います。(ありがとうと大好きしか出てこなくて、溢れ過ぎてどうしようかと思う程でした。)
本当に大切な時間を過ごせたと思います。

雪乃さんは「ずうっとずっと大好きだよ」というお話をご存知ですか？
私の子ども達が小学校の低学年の頃に国語の音読の宿題で読んでくれたのがきっかけで知ったのですが、当時聞くだけで何故か涙が止まらなかったことを覚えています。
ざっくり言うと「日頃から大切な人に愛情をちゃんと伝えましょう」という内容なのですが、本当にその通りだなぁと今回身を持って感じました。

父が居なくなってとても寂しいし、後悔するような事もありますが、自分の気持ちや父への感謝を父に直接伝えられたことが自分の中で救いのようにもなっています。
気持ちを言葉にして伝える。
本当に大切なことだなぁと思いました。
自分は冷たい人間だと思っていたけれど、冷たさと同時に愛も持っているんだと気付くこともできました。
そして母も兄も他の家族も私の思っている様な形ではないけれど父への愛はちゃんと持っていることもわかりました。(以前は自分の枠から外れたものは認められないところがありました、、、お恥ずかしい限りです。)
この両親のもとに兄と一緒に産まれて良かった、幸せだと思えました。

以前の私だったらきっとこんな風に愛と感謝を伝えたり感じたりしてお別れすることができなかったと思います。
もちろん急に寂しさが込み上げてきてどうにかなりそうな時も、ひとりになると子どもみたいに「おとーさーん」って言いながら声をあげて泣いてしまうことも、あの時こうしておけば、、という後悔で自分も他人も責めてしまう事もあるのですが、抗わずにきちんと受け入れて感じていこうと思ってます。

少しでも成長した自分で父と最後の時間を過ごすことができて本当に良かったです。
雪乃さんに出会えて色々なことに気が付くことができたおかげだと思います。
本当にありがとうございます。

たくさんの気付きがありつつも今はまだ色々な感情が自分の中で乱れ飛んでいて、本当にこれが現実なのかと思ってしまうようなちょっと混乱した気持ちですが、また少しずつ整理してそれを糧にして前に進んでいきたいなと思っています。
何を書いているのかよくわからなくなってしまいましたが、雪乃さんにお礼をお伝えしたいと思いました。

これからもどうぞよろしくお願いします。