こんばんは。
雫石雪乃です。
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初めての方はこちらからお読み下さい。
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生理前のモヤモヤで二日ばかり空いてしまいましたが、元気です✨
今さらながら、ピアノの森を少しずつ読み始めました。
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ピアノの森（１） (モーニングコミックス)
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森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりにして育った主人公の一ノ瀬海が
かつて天才ピアニストと呼ばれた阿字野壮介や
偉大なピアニストの父を持つ雨宮修平などとの出会いの中でピアノの才能を開花させていき
やがてショパン・コンクールで世界に挑む姿を全24話で描く、感動のストーリー。
この物語の中に、丸山誉子（まるやまたかこ）というピアニストを目指す少女が登場します。
師の元で懸命にレッスンに取り組んでいた彼女ですが、大切なコンテストの決勝目前で腱鞘炎であることが師にバレてしまいます。
そして、治療のため決勝進出を断念。
コンテストよりも治療を優先しようと決意した時の彼女の言葉が、私にはとても印象的でした。
「私、治りたいと思っていたけれど、人に治してもらう事ばかり考えて、自分で治そうとは思っていなかった」
そう気付いてから、彼女の行動が変わります。
何事もそうなんですよね。
自分でその意思がないと、周りがどれだけ努力をしても何も変わらない。
うちの２軒隣に子供が4人いる家族が住んでいるのですが、
先日、そのうちの幼稚園に通っている男の子が外でものすごくお母さんに怒られながら縄跳びの練習をしていました。どうやら、幼稚園から出された課題があるようで、その課題がこなせるようになるまで練習しなければならないようです（私の仕事部屋まで響いていたので、聞くつもりがなくても聞こえてきました・・・・）
しばらくすると静かになったのですが、ゴミを捨てるために外に出たらその子はまだ一人で縄跳びの練習中。
長男君（小６）に、
「リオ君（仮）が、一人で縄跳びの練習をしてるから教えに行ってあげたら？？」
と声をかけると、喜んでその子に縄跳びを教えに出ていきました。
ところが、３０分ほど経った頃、長男君がげっそりしながら帰ってきてこう言いました。
「あいつはダメだ。いくら頑張って教えても、本人にやる気がないからいくら教えても飛べるようにならない。飛べるようになるまで家の中に入っちゃダメって言われてるらしいけど、そんなのも気にしてない。
あれじゃあ、一生飛べるようにならないわ。仕方がないから、やる気が出るまであいつのことは放置」
と。
その翌日、次男君（小５）のお友達が遊びに来て、お隣の小２の男の子がサッカーを始めたという話になりました。そうすると、ここでもまた同じような話題になったのです。
次男君のお友達のエイジ君（仮）とお隣のリョウ君（仮）は同じサッカーチームに入ったらしく、エイジ君がリョウ君に一生懸命教えたらしいのですが、
「あいつはダメだ。全然やる気がないから、教えても出来るようにならない」
と。
そんなことが続いた先日のこと。
算数の授業について行けないという長男君の勉強を見てあげていたら、
「ダメだ〜。できない。覚えられない」
とグズグズしだして、すぐに放り出したので、ここぞとばかりに言いました。
「長男君はさぁ。
先日、R君に縄跳びを教えた時に”あいつにはやる気がないからダメだ”って言ったよね？
それって、本人にやる気さえあれば出来るのにって思ったってことでしょう？
だとすると、本人にやる気さえあればどんなことでも出来るってことで、
逆に言えば、本人にやる気がなければ周りがいくら努力したってダメだってことだよね？
今の長男君は、あの時のリオ君と同じになってないかな？
いくらデデ（私）が一生懸命教えても、長男君が”絶対に出来るようになるぞ”って思わないと無理ってことじゃないのかな？」
反発することもなく、黙って聞いていた長男君はそれからしばらくしてまた勉強を再開しました。
これは、勉強とか運動とかに限った話ではなく、全てに通じる話だと私は思っています。
腱鞘炎を治した誉子だって同じ。
昨夜、病気療養中のNさん（ヒーリング継続中）からこんなメッセージが届きました。
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いつもヒーリングありがとうございます。
お義母さんのヒーリングもありがとうございます。
術後の痛みもあ
お義母さんのやってみるという姿勢に私自身も励まされてます。
ヒーリングを受けるようになって、体調も少しずつ良くなってます
自分と向き合いながら、感情を味わっていこうと思います。
３ヶ月継続お願いします。
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人生も病気も怪我も、このお義母さんやNさんのような姿勢が大事。
「治ったら良いなぁ」
では良くならないし、
「誰か治してくれたら良いなぁ」
では、もっと良くならない。
そこに必要なのは
「治す」
という本人の強い意思です。
例えば、自分がお医者様だとして。
「これこれ、こうしてくださいね。このお薬はちゃんと毎日飲んでくださいね。」
と伝えたとしても、伝えたことをやらない患者さんにそれ以上何が出来るでしょうか。
お薬が治してくれるとか、
先生が治してくれるとか、
誰かが私の人生を良くしてくれるとか、
誰かが私の能力を伸ばしてくれるとか、
そんなことばかり期待して、自分からは何も動かない人が何かを得るのはとても難しいと私は思います。
ピアノの森の主人公のカイは、師匠のもとで才能を開花させていきますが、それは師匠の指導の素晴らしさもさることながら、カイ自身の素直さとたゆまぬ努力の賜物です。
お薬に頼るのも良いでしょう。
神様に頼るのも良いでしょう。
何かの方法論に頼るのも良いでしょう。
けれども、一番大切なエッセンスは
「自分の力で治す」
「自分の力で出来るようになる」
という強い意思です。
これがある限り、前へ前へと進み続けることができます。
何かが変わる、何かを変えるということは、オセロのように何かをひっくり返すことではなく、その位置から一歩前に進むことだと私は思っています。
その一歩は、誰かが後ろから押したとしても、本人が頑なに動こうとしなければ前に出ることはありません。
けれども、恐る恐るでも自分の意思で足を前に出せば、歩幅がどれほどであれ今より前に進むことができます。そして、景色が少し変わります。
縄跳びが飛べるようになるかどうか考えるよりも、
「飛べるようになろう！」
と決意する。
出来るかできないかを考えるのではなく、
「出来るようになろう！」
と決意する。
何事もただそれだけなのです。
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