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こんにちは。
雫石雪乃です。
うちの次男くん（小４）は小さい頃からご飯を食べるのがすごく遅いです。
あまりの遅さに長男くん（小５）が待っていられず、幼稚園の頃は
「はい、たかちゃん。アーンして」
と言って、5歳の長男くんが4歳の次男くんにご飯を食べさせていたぐらいです。
小４になった今でも次男くんは食事を食べ終えるのに30分以上かかります。
今朝、見るともなく次男くんの食事風景を見ていたら、
ご飯を一口頬張る。
一旦箸を置く。
もぐもぐしながら宙を見つめ、30秒から1分ぐらい宇宙と交信をする（ぼーっとする）
お水をゴクゴク飲み、
また30秒ぐらい宇宙と交信をする。
思い出したように箸をとり、また一口頬張る。
箸を置く。
もぐもぐしながら宇宙と交信
お水をゴクゴク飲む
以下、繰り返し。
30分後、食事終了。
なるほど。こうしてご飯を食べていたからすごく時間がかかったのね！！
10年目の真実。笑
子供の観察は本当に面白い。
次男くんは、長男くんよりたくさん食べる上に全く動かないのに、
太ることもなくそこそこの体型をキープしています。
それに比べ、長男くんは次男くんより食べる量は少ないのにぽっちゃりしています。
体質の違いなのかな？と思っていたのですが、それだけではないのですね。
次男くんはすごくよく噛んで食べているから、便秘にもならず消化も早いようです。
ダイエットにいいのは、一口ごとに箸を置くことって言いますもんね。
なるほど〜って思ってしまいました。
いっぱい食べたいけど運動したくない人はこの
宇宙食べ
がオススメです（今勝手に命名しましたがｗ）
ぜひ、一口食べるごとに宇宙と交信をしてチャネリング能力を高めてくださいｗｗ
さて。最近、なぜか
「子供がご飯を食べてくれないんです」とか「好き嫌いが多くて」という相談を受けることが多いのですが、そんな方達にする私のアドバイスは
「食べないなら食べさせなくていいんじゃないですか？」
だけなので、
怒られます
「そんな風に考えられたらいいんでしょうけどね！私はそんな風に考えられません」
ってね（＊我が家の食育はひどいものです）
うん。でもね、
「私にはそんな風には考えられません」
って『出来ない前提』なのですよね。
私には出来ないという前提。
でも、そんな風に考えられるようになったら楽になるだろうな〜って思うでしょ？
だったら「出来ない」と言い切ってしまうのではなく、どうやったらそんな風に割り切れるかな？って考えてみた方がいいと思うのです。
割り切ろうと決めたら、割り切るためのヒントが必ずやって来ます。
何事も決めたら必ずそうなるための何かがやってくるのです。
例えば、私は子供がテレビをつけながら宿題をしたりとか本を読んだりするのをどうかと思っていました。
そして、そう思ったら普通はテレビを消させようとするでしょう。
でも、テレビを見ながら宿題をするのはダメなことと思っているのは私だけで、子供はそう思っていません。だからこそ、テレビをつけたまま宿題をするのです。
では、なぜ私がテレビを見ながら宿題をするのが悪いことだと思っているのかというと、「私は」何かをしながら別のことをしようとすると集中が出来ないからです。
そう、『私は』なのです。
ここをちょっと疑ってみる。
『私は』マルチタスクができないけれど、もしかしたら子供達はできているのかもしれないって。
普通の女性は、料理をしながら友人と電話をしつつ、子供の様子に気を配るというようなマルチタスクができます。
でも、私は料理をしようと思ったら料理しかできないし、ブログを書こうと思ったらブログを書くことしかできません。
初めての場所に出かける時には、子供達と話をしながら目的地を探すということもできないので、
「目的地が見つかるまでは、話しかけないでね」
とお願いしています。
私は一度に一つのことしかできない。
だから、子供達も宿題をしながらテレビを見るなんて不可能だろうと思ってしまうのです。
でも、それが出来ないのはあくまでも『私』。
大きな音も苦手だし、もしかしたら軽い発達障害なのかもしれません。
分からないけれど。
とにかく『私は』マルチタスクが出来ない。
でも、もしかしたら子供達はできているのかもしれない。
そう疑ってみたら、いろんなヒントがあちらからやって来ました。
例えば、我が家では昨年『宇宙兄弟』というアニメにハマり、TSUTAYAでDVDを借りて観まくっていました。
物語の主人公は、南波六太（なんばむった）という要領は悪いけれど頭はなてしなくいい青年です。
彼は嫌なことを考えないようにする時、エアロバイクを漕ぎながら、テレビとラジオを聴き、本も読んで、その情報全てを取り込むというようなことをします。
ものすごい集中力でそのタスクの全てをこなすのです。
まずここで私は
「こんなことができる人がいるんだ」
という衝撃を受けました。
漫画だけれど、もしかしたら私の知らないレベルの頭のいい人の中にはこんなすごいことができる人がわんさかいるのかもしれないという新たな前提が生まれたのです。
するとその数日後、ご主人の仕事の関係でタイに引っ越すというママ友と初めてゆっくり話をする機会に恵まれました。
彼女のご主人は大手一流メーカーで研究開発をしている研究者で、その業績のすごさから会社を代表してテレビにまで出た方です。
そんなご主人を持つ彼女と話を進めていくうち、彼女から口からこんな言葉が出ました。
「この間さ〜。息子がテレビを観ながら宿題をしてたのよ。だから、
”ちゃんとテレビを消してから宿題をしなさい”
って言ったの。そしたら主人が、
”僕はなぜ君が息子にテレビを消すように言ったのか分からない。
なんでテレビを消す必要があるんだ？
君は彼のマルチタスクをこなす集中力を鍛える機会を奪ってしまっているように僕には見える。
なぜ、テレビを消さなければいけないんだ？”
って言われたのよ。もう”はぁ？”ってなっちゃうよね。
私には主人の言っていることが全く理解不能で」
どう？
どう？？？
彼女のご主人にとってテレビの情報を取り入れながら宿題をこなすことなんて、当たり前に出来ることなのです。
どちらかしか出来ないんじゃなくて、どちらも出来る。
テレビの情報を取り入れながら、宿題の内容も覚えられる。
そういうことをできる人がいるのです。
私が知らなかっただけで。
やっぱり、私の常識、私の日常を超えたはるか先には、
ものすごく頭のいい人がいて、マルチタスクをきちんとこなしている人がいたのですよ。
テレビやラジオの情報を取り入れながら仕事をこなしているような人たちが。
そして、それを当たり前に出来ることだと思っている人たちが。
だからこそ、「なぜテレビを消させたのか」が全く理解できないのです。
私の普通が彼の普通ではなかった。
自分の常識は、他人の非常識。
だからまずは自分の常識を疑って、その枠を外せるかどうか考えてみる。
そうすることで、自分というちっぽけな器が壊れてどんどん拡大していくのではないかな？と思います。
うちの子供達はそれが出来る子なのか出来ないの子なのか分からない。
けれども、自分たちがそれを不快と思わず続けていくことで、そういうマルチタスクがこなせる人になるのかもしれない。
そう思って見守ることにしています（今の所、長男くんは興味のあることは恐ろしいほどの集中力でマルチタスクをこなすので、話しかけても全く気が付きません。でも、残念なことにお勉強には全く興味がありません。笑）
いつかもっと本気で勉強に取り組もうと思う日がやって来て、
その時に
「音が邪魔で集中できない」
と思うのならば、その時は自分でテレビを消すでしょう。
逆に、そういう日がやって来た時にはもうすでにマルチタスクをこなせる人間になっているかもしれませんし、そんな日がやってくることもないかもしれません。
でも、それでもいいと思っています。
そうそう。このママ友のご主人はこんな言葉も残していました。
「彼の人生は彼のもの。
彼の人生をどうするかは彼が決めていくだろう」
てね。
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