前回までは…。
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大学で学ぶ日々は
学生時代の記憶を呼び起こし、
わたしは
自由に羽ばたく渡り鳥のような
気分になっていました。
大手を振って
外に出られるだけでも
気持ちが晴れ、
何年ぶりかで味わう
ひとりになれる時間でした。
大学では
「モラハラ」への対処法に
特化して学んだわけでは
ありませんが、
毎回の授業は新鮮で
ひさびさに得る知識は
まるで砂地にしみこむように
吸収されていったのを
を覚えています。
わたしは学んだことを
自分の夫に当てはめて
独自にも勉強しました。
限られた期間内で
すべて吸収しようと
必死でした。
学ぶことを
許してくれたとはいえ、
内容が内容だけに
夫の前では堂々と
勉強できないので
隠れて勉強するのは
スリル満点!
まるで隠れキリシタンに
なったかのような
気分でした!
でも、
いつしかわたしは
そのスリルさえ
自ら楽しめるように
変わっていったのです。
わたし自身が
どんどんポジティブに
変わっていきました。
それまでは自分の人生、
世の中に絶望感さえ
抱いていましたが、
世の中捨てたものではないと
考え方まで
変わりつつありました。
わたしは自らも
変わろうとしているのに
夫ときたら
一向に変わる気配は
ありませんでした。
ただ、そのころは
すでにあの鬼のような
義母から離れていたので
味方を失った夫の
モラハラパワーも
少しずつトーンダウン
していました。
じつは、
大学に編入するより
ずっと前に、わたしは
夫を動かして新しい家に
引っ越し、義母との別居に
成功していたのでした。
心理学を学ぶ前に
モラハラを
トーンダウンさせる
下地ができていたことは
私にとって大きな力と
なっていました。
その甲斐もあってか、
少しづつ
夫の扱い方、操縦法が
見えてきました。
わたしにようやく
光が射してきたのです。
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