任天堂Switch版エルネア王国をもとに書いています。
前記事すごい誤字があった..恥ずかしい..。
いよいよドタバタだった209年が終わります。
バルナバ「こんにちは」
リンゴ「こんにちは!」
バルナバ「一年間お疲れさま。
来年もいい一年が過ごせるといいね」
リンゴ「こちらこそお疲れさまでした。来年もよろしくお願いします」
バルナバ君は来年、熟年だね。早いな。
バーニスちゃん。
マルセル。
バーニーがやってきた。なんだかしょぼくれている。
リンゴ「どうしたんですか?」
バーニー
「それが、ユズをまた怒らせてしまったんだよ」
リンゴ「..なにがあったんですか?」
バーニー
「さっき、ドルム山道を歩いていたら、若い女の子たちに声をかけられて..あの子たち、ピッツァのミッションを受けにきたんだよ。対応していたらユズに見られて、スケベって怒っちゃって..」
リンゴ「.....」
(ユズさん、可愛い..)
次期山岳兵団長候補として最有力のバーニーは、密かに人気がある。バーニーは、全く気づいていないけど。
リンゴ「バーニーさん、これを」
リンゴは星空の砂をバーニーに渡した。
リンゴ
「子供たちが寝静まってからこれをユズさんに渡しながら、ユズだけを愛してるよって言って抱き寄せるんです。こうやって」
リンゴがバーニーを抱き寄せてみた。山岳兵はやはりガタイが大きい。
リンゴ「いいですか?ぎゅって抱きしめるんですよ!嫌がられても、ぎゅってするんです!」
バーニー「これで、ユズ機嫌直すかな?」
バーニーはユズと仲直りすることで頭がいっぱいだ。
リンゴ
「プレゼントと抱き寄せでイチコロですよ!」
リンゴにはなぜか自信があった。
恋愛経験などほとんどないというのに。
ティアゴ
「俺は、見ちゃいけないものを見てるのかな?」
リンゴに用があったらしいティアゴが立っていた。
リンゴ「...あ、ティアゴ君。何か用?」
リンゴはバーニーから離れた。
バーニー
「今リンゴちゃんから指南を受けてたんだよ!ユズを怒らせてちゃって。ティアゴ君は奥さんの機嫌取る時はどうしてる?」
ティアゴ「指南って.....俺は.....」
二人がジッとティアゴの言葉を待っている。
ティアゴ
「バーニーさん、男が奥さんの機嫌をとるなら、プレゼントか、アレしかないでしょう」
バーニー
「出されたくさいスープを黙って食べることかな?」
リンゴ「...そういえば、ティアゴ君、奥さんに、くさいスープ出されて、耐えて飲んでたね」
バーニー
「ティアゴ君でもそんなことがあるんだね。親近感わいてきたよ」
ティアゴ
「....まあ、それもあるけど。お子ちゃまのリンゴにはまだ分からないことかな?」
リンゴ「また子供扱いしてー!」
ティアゴ「バーニーさんのところ、下の子もう一歳ですよね。三人目作れば、ってことですよ」
バーニー「あー、なるほど」
リンゴ
「な?!なんで仲直りする話でそんな方にいくの?!」
リンゴは顔を赤くした。
ティアゴ
「.....だからお子ちゃまのリンゴにはまだ分からないんだよ..」
バーニー
「早速帰ってプレゼント渡してくるよ!」
バーニーは走って帰って行った。
バーニーが立ち去ったのを見届けてから、ティアゴはため息まじりに口を開いた。
ティアゴ「あのさ..」
リンゴ「うん?」
ティアゴ「もし俺がユズさんだったら、修羅場が始まってたと思うよ。気をつけろよ...」
リンゴ「でも私とバーニーさんだよ?おじさんと姪っ子だよ」
リンゴにとってバーニーは父のジェレマイアと同じような感覚だった。
ティアゴ(子猿が親猿にひっついているようにしか見えなかったけど..)
ティアゴ「リンゴがそう思っても、ユズさんはそう思わなかったらおおごとになるよ、ってこと。リンゴは巷で何て言われてるか知ってる?」
リンゴ「?なんて言われてるの?」
ティアゴ「おじさんキラーだよ」
リンゴ「おじさんキラー?あれ、この前誰かに言われたような」
*ガラちゃんです。
ティアゴ「俺がリンゴのこと送ってるのも原因だとは思うけど..」
リンゴ「ティアゴ君はおじさんじゃないよ...分かったー気をつけるよー。あ、ティアゴ君なにか用があって来たんでしょ?」
ティアゴ「今ので忘れた...あー、一年間お疲れさま。来年もよろしく」
リンゴ「こちらこそお疲れ様!来年もよろしくお願いします」
セイは来年になるまで遊ぶと豪語していた。それを聞いていたティアゴが笑いながら帰って行った。
成人した209年。波乱に満ちたこの年が、終わろうとしています。
私はまだこの時は知りませんでした。
210年、この年は私にとって苦悩と苦難に満ちた年になるなんて、そしてそれは自分自身によって引き起こしたものだとは知る由もなく、
209年は暮れ、新しい年になった。
210年。
私は農場管理官になる。
魔銃兵に志願しているので、今年は忙しくなる。
恒例の新年祝賀。
この二人の龍騎士二人が並ぶ、最初で最後の新年祝賀となる。
リリーの真後ろにいるのは初代シルピアの親友ミリー。
昨年、ダンジョンに探索を命じられたことにより騒動の発端となった騎士隊長リリー・フォード。
龍騎士となった兵団長バルナバ・マルチネス、
騎士隊と山岳兵団とぶつかった魔銃導師ティアゴ・バーナード。
時の人があつまるこの行事は、いつもより多くの国民がみにきていた。
新年祝賀でこの3ショットは今回で見納めとなる。
ティアゴ「おはよう」
リンゴ「おはようございます」
ティアゴ「新しい年になったね。今年もよろしく」
リンゴ「気分一新、ですね」
ティアゴ「今年は農業管理官かぁ。魔銃兵志願してるし、忙しそうだね」
リンゴ「そうなんだよねー農業管理官って忙しそう。ダンジョンポイント不安だよ」
ティアゴ「今年は俺はテキトーにやるし、手が空いてたらよんでよ。俺でいいならダンジョン付き合うから」
リンゴ「ありがとう!ってなんで今年はテキトーなの?」
ティアゴ「二年も導師やれば十分だよ。導師って、行事多くて面倒なんだ..試合の審判もやるリリー隊長ほどじゃないと思うけど」
リンゴ「へーそうなんだ..」
ティアゴ
「来年の導師はアルディスさんに投票するつもりなんだ。だから今年は昼寝でもするかなー」
リンゴ「昼寝しすぎてクビにならないようにね..来年、魔銃兵になったら1番最初にティアゴ君に勝負仕掛けにいくからね!クビにならないでよ」
ティアゴ「...それは、怖いな..」
*現在リンゴはカンスト直前。
バーニスから差し入れ。
近くにバーニーがいたからお誕生日おめでとうと声をかける。
(スクショにはティアゴとバーニスがうつっている)
バーニー「ありがとう!これからもよろしくね」
ティアゴ
「昨日はどうでした?仲直りできました?」
バーニー
「リンゴちゃんのプレゼント作戦とティアゴ君の三人目作ればって助言で仲直りできたよ!」
リンゴは少し動揺した。
ここは玉座の間だ..まだ人が周りにいる。
すぐ横でバーニスが聞いていた。
鋭い視線をバーニーとティアゴに向けている。
ティアゴ「...ミラー隊長?どうかしました?」
不穏な空気を察して、ティアゴがムスッとしているバーニスに声をかけた。
バーニス「別に..導師って見た目によらず、スケベなんだなーって思っただけです」
リンゴ(え?!玉座の間であの衝突が再び?!)
内心二人の会話にハラハラした。
ティアゴとバーニスは以前、言い合いをして結果、バーニスがティアゴを平手打ちし、バルナバが頭を下げて謝罪したことがある。
ティアゴ「........男はみんなこんなもんですよ。だからミラー隊長、ご懐妊されてるんですよね?ご懐妊おめでとうございます」
ティアゴはにこにこしながら祝福した。
バーニスの顔が赤くなった。
バーニー
「え?!二人目できたの?おめでとう!」
バーニーは知らなかったらしく、バーニスの懐妊を喜んでいた。
そんなバーニーに、バーニスは蹴りをいれた。
バーニー「なんで?!」
リンゴ「?」
バーニスの様子にリンゴは何かを感じた。
*バーニスは昔、バーニーが好きだった。しかしリンゴはそれを知らない
バーニスの気持ちはリリーしか知らない。
殿下も今日お誕生日なのでお祝いを。
成人式
Xさんの三番目の子供、クレメンス、ヴェルンヘル殿下の弟君のギオルギー王子、ユズとバーニーの長子アルシア、バルナバの姪っ子が成人する。
汗?かいて歩いているのがなんか可愛い。
成人する前日は、ギオルギーとクレメンスをダンジョンに。
子供時代の見納め。可愛かったな。
2日モモの誕生日。
ーーマジか。
そういえば、収穫祭の時に約束したっけ。
かっこいい大人になったら結婚とかどうとか..
とりあえず断っておく..
ゲロルドとギオルギー、髪型と目が一緒だからよく似てるね。
仕事はじめ。
お父さんのお兄さん、私のおじさんにあたるフランシスコ、そしてシルピアおばあちゃん因縁の相手であるロベルタさんと同じ職場になる。
リリーの仲良しのサガモア君ウェンディさんも一緒。
今年も忙しくなりそうだ。