「HUNTER×HUNTER」第36話「オオキナカリ×ト×チイサナケリ」の感想など。


 ゴンの一撃がヒソカの顔面をとらえた。

 審判はこれをクリティカルヒットと判定し、何とゴンがリードする展開に。

 が、実況のコッコは、それほどヒソカがダメージを受けているように見えないと、判定に疑問の様子。


 ダメージ重視でポイントをつける審判もいるし、戦術や技術を評価する審判もいる。


 ってな解説してくれたお前は誰だ~(爆)


 気を取り直して…

 っと、ヒソカがこの試合初めて動いた~!

 するとゴンも、前に進み出た~!

 そして、持っていたハンター試験でのヒソカのプレートを取り出すと、それをヒソカに返し、再び距離を取ったのである。

 まあこれ、当事者以外の人にとっては何なのか分から~ん!だけど、ゴンはようやく、借りを返すことができたのである。


 そしてヒソカは、ゴンが念についてどこまで習ったかを探る。

 基礎は全部、と答えたゴンに、キミは強化系?とズバリ指摘。

 ゴンが単純なのを差し引いても、ヒソカはヒソカなりにオーラ別性格分析に基づいて推測したそうだ。


 強化系は単純一途!


 …当たっているねぇ~

 キルアズシウイングもそう思ってるからさ(汗)

 他は、変化系が気まぐれで嘘つき(キルアやヒソカ)、放出系は短気、特質系は個人主義、具現化系は神経質、操作系は理屈屋なんだとか。

 で、強化系と変化系は性格が正反対で惹かれあうところがあるが、気まぐれだから、大事なものがあっという間にゴミへと変わることも…


 だから………ボクを失望させるなよ、ゴン。


 禍々しいオーラ、再び。

 さあ、ヒソカの動き、相当速いぞ!

 ゴン、さすがに全てを避けきることができない。

 石版をゲートまで蹴っ飛ばしたり、ゴンの動きに合わせて追随したりと、息つく暇さえない。

 ヤベェ、目の前がクラクラしてきた。

 さすがにクリティカル判定だわ。

 いったんゴンは距離を取って作戦を立てようとするが…


 そうか、それなら、無理にでも、こっちに来てもらおうか。


 ヒソカの手の動きに、キルアが凝だ!と叫ぶも、既にヒソカのバンジーガムは、ゴンに張り付いていたのであった。

 そして、ヒソカが指を引き寄せると、ゴンはそれによって引っ張られてしまうのである。

 で、成すすべなく一撃をもらってしまう。

 わ~、つけるもはがすもヒソカ次第か。もうゴン、逃げられないわ。

 で、この攻撃でヒソカに一気に3ポイントが入り、ヒソカ寄りじゃないか!?と審判への観客のクレームが集中。


 そしてヒソカ、ここで当たれば無条件で一発殴らせてあげよう、というクイズを出題。

 いつゴンのほっぺにバンジーガムをつけたか?

 肘鉄か、クリーンヒットか、クリティカルの時か?

 ゴンはクリティカルの時を選択したが…


 ブー。答えは4、オーラ別性格分析の時に飛ばしてつけた、でした。


 さすが嘘つきだわ(爆)

 そう、強化系は単純一途!と言った時に指差したでしょ?そこでつけてたわけさ。

 もし最初から凝を使っていれば、と悔やまれるゴンだが、それすら打ち砕くことがヒソカより告げられた。

 凝を使っていれば、オーラ別性格分析の時は避けられたかもしれない。


 だがもし、1・2・3の時なら?


 そこでゴンは気がついた。

 オーラが見えようが見えまいが、ヒソカの攻撃が当たればバンジーガムをつけられてしまう。

 これはもう、思っていたより厄介な技だ。

 防御したとしても、その部分にバンジーガムをつけられてしまう。避けるしか、つけられるのを防ぐ方法はないのである。


 なので、つけられてしまったゴンができることと言えば、ただ1つ。

 自らヒソカへ向かって攻撃するまでだ!

 そんなゴンを見て、ヒソカの興奮度はさらに増していく。それはもう、恐怖すら覚えるくらいの(汗)


 今すぐキミを…壊したい。


 ゾクッとするくらいだわ。

 その恐怖から逃れるべく、ゴンはとにかくパンチのラッシュの雨あられ!

 ヒソカ、もっと熟れて、高く積みあがるまでの我慢、と言い聞かせ、バンジーガムに引き寄せてのカウンターをお見舞い!

 その追撃はゴン、何とかガードできた。本人もそれを自覚し、バンジーガムにいきなり引っ張られるのもだいぶ慣れてきて、まだこれからだ、と思っていたが…


 両者クリティカル!プラス2ポイント!プラスダウンポイント1、ヒソカ!


 これにはゴンも、えっ!?だわな。

 ああ、観客もまた、審判へのブーイング再開だわ。

 とはいえ、審判は絶対だから、何を言っても判定は覆らない(まあ野球の審判は低レベルな誤審をすることも多々あるけどさ…)

 とにかく、ゴンはもう後がない。攻撃をまともに食らえば、おしまいである。

 そんなゴンに、ヒソカが右の方を見てごらん、と示すと…

 左から石が飛んできた~!


 あ~、ごめん。ボクから見て右の方だった。


 最後も嘘つきが炸裂し、何という試合の幕引きなんだ!

 でも、キルアやズシ、ウイングからすれば、終わってくれてよかったというのが本音だろう。


 ゴンが審判に文句を言っている間に、左手のオーラを石につけておいたヒソカなのであった。

 そして去り際に、大した成長であることを告げたが、もうここでは戦わない、と言った。


 次は、ルールなしの真剣勝負の世界でやろう。命を賭けて。


 試合をしてみて、ゴンは思った。

 まだヒソカとの差は遠い。でも、全然届かない世界ではない、ということを。

 もっと念を磨き、ヒソカに負けない力をつける、と決意して。


 そして、この試合の審判は、組み合わせの関係上、採点基準を下げてでも、早めに試合を終わらせるのがベストだと判断したそうだ。

 前のカストロの件もあったしね。

 やっぱりテクニカルジャッジだったか。


 そして、ウイングはあえてヒソカ戦に関しては言うことはないと告げた。

 最も、戦ったゴン自身が一番分かっているだろうからね。何を得たか、をだ。

 でもそれは、キルアには秘密(笑)


 ウイングから2人への最後の教え。

 これから先はそれぞれの道を歩み、それぞれの念を完成させるように、と。

 まあズシも、超えられるかはさておき、ゴンとキルアという目標ができたので、いっそう精進する気になったみたいだしね。


 さあとりあえず、ゴンの目的も果たしたことだし、次はどこへ行く?

 ゴンはくじら島へ帰るそうだ。ミトにライセンスカードも見せたい、ってことでね。

 あ、そういやこれで気兼ねなく、ライセンスカードを使える、というか、ゴンが使う気になったかな。

 すると、キルアも一緒に行こうかな?ということで、2人は次に、くじら島へ向かうことになるのだった。




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