沖縄キャンプは8日、名護で1軍初の紅白戦。ボーダーライン上の各選手は必死のアピールあっせんを繰りひろげました。投手陣では玉井大翔、松浦慶斗がいい調整ぶりを見せてくれました。
玉井は昨年春先に腰椎椎間板ヘルニアを発症、1軍出場はありませんでした。しかし、秋ごろからエスコンなどでトレーニングに打ち込み、今季は生き残りをかけたシーズンとなります。
この日は白組2番手として二回表に登板。浅間を投ゴロ、郡司を2ゴロに打ち取った後、清水を三振に退け、三者凡退に抑えました。フォームはオーバーハンドからスリークオーターに変え、きびきびと投げ込む姿には怪我の影響はありませんでした。この調子でブルペン陣を引っ張って行ってほしいです。
松浦は五回表に登板。浅間と郡司から三振を奪う滑り出し。清水を2ゴロに抑えたか―と思われた瞬間、上川畑がトンネルで2死1塁。しかし、次の石井を三振。1イニング3奪三振の素晴らしいピッチングでした。
この時期は打者の目がボールに慣れておらず、投手有利と言われていますが、それを差し引いても松浦の出来は良かったです。旭川大雪ボーイズ出身、大阪桐蔭高卒4年目。左の剛腕が今季花開くかもしれません。
野手で目立ったのはまず、五十幡亮汰。紅組の1番バッターとして初回、いきなりセンター前ヒット。2盗を成功させ、ボークで3進。内野ゴロの間に先制のホームを踏みました。足で奪った1点。今季もグラウンドを駆け回りそうです。
その裏、今度は白組の先頭・水谷瞬がレフト前に運び、すぐに2盗を決めました。初回表と全く同じパターンです。今季は相手チームもいろいろと対策を取って来るでしょう。2年目のジンクスにならないよう、躍動を期待します。
守備ではレフトに入った矢沢宏太。三回1死無走者で万波がレフト線に鋭いライナーを飛ばしますが、俊足をとばし、ぎりぎりでキャッチするファインプレー。打った瞬間は2塁打確実に見えた当たりでした。矢沢はとりあえず、外野手として勝負するとか。万波を除く他の外野手たちとの熾烈な競争になりそうです。
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