以下は、厚労省発表資料 からの抜粋です。



12月1日、山口県山口市在住の4歳男児、基礎疾患なし、直接の死因はくも膜下出血、11月25日に新型インフルエンザワクチンを接種、29日に突然の脳内出血による心肺停止状態になったために山口市内の病院に緊急搬送、ICU治療、簡易検査でA型B型双方とも陰性、12月1日死亡、死亡後の12月3日に遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を確認

12月1日、静岡県内に在住の40歳代の女性、起訴疾患あり(病名不明)、11月15日発熱(体温不明)、16日に病院を受診、肺炎と診断され簡易検査A型陽性、タミフルと抗生物質を処方され帰宅、18日になって咳が出始め別な病院を紹介され入院、39.4度の発熱、インフルエンザ肺炎および成人呼吸窮迫症候群と診断、タミフル継続投与、抗生物質投与、呼吸補助装置装着、19日に遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を確認、呼吸状態悪化のために気管挿管し人工呼吸を開始、次第に容体は悪化、12月1日死亡

12月3日、熊本県天草市在住の70歳代男性、基礎疾患は慢性閉塞性肺疾患と糖尿病、季節性インフルエンザワクチン11月5日に接種済、11月26日38.6度の発熱、市内の病院を受診後に細菌性肺炎の診断で入院、簡易検査A型陰性、30日A型陽性、タミフル処方、12月3日死亡、直接の死因は細菌性肺炎とインフルエンザウイルス性肺炎、翌日に新型インフルエンザ感染を確認

12月4日、山形県最上市在住の60歳代女性、基礎疾患は慢性気管支炎、11月3日にぜんそく発作のため近くの病院を受診後入院、9日、改善が見られないため転院、37.6度の熱、簡易検査でA型陽性、タミフルおよび抗菌剤投与、重症肺炎に陥りICUで治療、10日に新型インフルエンザ感染を確認、14日、容体が改善せずに抗菌剤変更投与、4日に死亡

12月5日、秋田県秋田市に在住の20歳代男性、基礎疾患は神経疾患、12月1日に37.6度の発熱、月2日に病院で受診、簡易検査でA型陰性、3日38.4度の発熱、再受診、簡易検査で陽性となりぜんそくが改善されなかったために市内の病院に入院、4日に遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を確認、5日、呼吸器悪化により入院先でICU治療の甲斐なく死亡、死因はインフルエンザ感染症による気管支喘息の悪化

12月5日、愛知県春日井市在住の51歳の男性、直接の死因は重症肺炎、基礎疾患なし、12月1日39.3度の発熱、春日井市の病院を受診、簡易検査でA型陽性、タミフル処方、その後2日間は平常、しかし4日に熱が下がらないため再診、39.1度の発熱、解熱剤処方、5日に呼吸困難が認められことで再々診、そのまま入院、ICUで人工呼吸器を装着し治療したが死亡、同日新型インフルエンザ感染を確認

12月5日、京都市山科区在住の74歳男性、新型インフルエンザワクチン接種済、基礎疾患は悪性リンパ腫と糖尿病、12月4日に38度台の発熱、病院を受診、簡易検査でA型陽性、タミフル処方後に自宅療養、翌5日になって自宅で意識がなく倒れていた男性を発見し、病院に緊急搬送するが、同日、急性呼吸循環不全により死亡、翌6日に新型インフルエンザ感染を確認、死因は悪性リンパ腫による急性呼吸循環不全

12月6日、大阪府寝屋川市に在住の46歳女性、基礎疾患は糖尿病、11月29日に咳、38.4度の発熱があったが自宅療養、12月1日になって近くの病院を受診し点滴等の治療、2日になって病状改善せずに再診、簡易検査A型陰性、肺炎の所見、他病院に入院、2度目の簡易検査A型陰性、3日、38度台の発熱継続、呼吸不全進行、3度目の簡易検査A型陽性、タミフル投与、4日になって人工呼吸器を装着、5日に新型インフルエンザ感染を確認、6日状態が悪化して死亡、直接の死因は重症肺炎

12月6日、山口県山口市在住の60歳代男性、基礎疾患は間質性肺炎、慢性呼吸不全(在宅酸素療法中)、11月5日に肺炎を発症し山口市内の病院に入院、抗生剤投与などで加療、20日に胸部CTで陰影改善を確認、30日に38.5度の発熱のため簡易検査でA型陽性、タミフル投与を開始(12月4日まで内服)、12月4日に気管内に挿管し、人工呼吸器装着、5日に新型インフルエンザ感染を確認、6日に治療の甲斐なく死亡

以上で103例目までの報告です。時系列順に記述しましたので厚労省の発表とは順番が異なります。

お亡くなりになった方々のご冥福を心からお祈りいたします。
以下に94例までをご報告いたします。厚労省の発表順は各地からの報告順であり、時系列順ではないので、勝手に整理して時系列で報告します。厚労省の発表と順番は違っています。


11月29日、北海道滝川保健所管内在住の70歳代男性、基礎疾患は脳梗塞と腎機能障害、721日に脳梗塞のため入院、同保健所管内の病院に入院、1017日に37度台の発熱、喉頭痛、咳、19日に簡易検査でA型陽性のためタミフル投与、23日に重症肺炎のため人工呼吸器使用、28日に遺伝子検査で新型インフルエンザ感染を確認、1129日に死亡

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11月30日、東京都在住の60歳代男性、基礎疾患は肺気腫、喘息、糖尿病、肝硬変、1124日、吐き気、倦怠感、胸痛などにより都内の病院に入院、翌25日に38.5度の発熱、26日に簡易検査でA型陽性のためリレンザ投与を開始、肺炎、呼吸器困難増悪によって酸素量を増量、呼吸器の改善認めず、意識障害を起こし、1130日死亡、死因は肺炎


11月30日、北海道札幌市に在住の1歳男児、基礎疾患なし、11月2日、午前3時頃から39.6度の発熱、10時半頃に千歳管内の病院を受診、痙攣症状があったために別な病院に搬送され簡易検査でA型陽性、午後に札幌市内の病院に転送入院、11月2日、14時頃に頭部CT実施、軽度の脳萎縮が認められる、タミフル投与、集中治療等を行い11月5日にはインフルエンザ遺伝子検査で新型インフルエンザ感染が確認される、一般病棟で呼吸管理実施、腎不全、心不全を併発し11月30日に死亡

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12月1日、京都府に在住の60歳代女性、基礎疾患に慢性関節リュウマチ、糖尿病、11月24日、呼吸器症状悪化で病院を受診、簡易検査陽性、タミフル処方、2日後に呼吸器症状悪化のため再受診、治療ご帰宅するも病状は改善せず府内の病院に緊急搬送、入院、翌日意識障害、呼吸不全で人工呼吸器装着、新型インフルエンザ感染を確認、4日後に死亡

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12月1日、青森県青森市在住の40歳代女性、基礎疾患は神経疾患、糖尿病、慢性呼吸不全などで市内のかかりつけ医の往診を受けていた、1125日に38度台の発熱があり往診受診、翌26日に再往診、呼吸状態悪化のため市内の病院へ入院、インフルエンザ簡易検査でA型陽性、タミフル処方、6日後に死亡、死因は肺炎悪化および心不全


12月2日、大分県大分市在住の5歳女児、染色体異常と喉頭気管軟化症の基礎疾患、11月8日の夜から咳、9日に市内の病院を受診、簡易検査で陰性、10日に容体悪化のため入院、22日、突然40.7度の発熱、呼吸状態の増悪、簡易検査でA型陽性、タミフル投与開始、呼吸状態が不安定、121日に突然、呼吸状態悪化、翌日になって死亡


12、埼玉県さいたま市在住の71歳女性、117日より発熱、9日に近くの病院を受診、簡易検査で陰性のため抗生物質投薬、13日症状が改善せずに再度受診、二度目の簡易検査は陰性、肺炎が認められ市内の病院に転送、14日に呼吸不全のため人工呼吸器管理、さいたま市保健所に連絡、16日に新型インフルエンザ感染確認、抗インフルエンザ薬投与を含む治療の甲斐なく122日に死亡、死因はインフルエンザ肺炎

 

12、長崎県在住の80歳代女性、基礎疾患に間質性肺炎、腎細胞がん、1122日に咳と39.5度の発熱、簡易検査でA型陽性、重症化の可能性があるため入院、25日に新型インフルエンザ感染を確認、28日に症状は改善されていたが容体が悪化、122日に死亡、死因は間質性肺炎

  

12、神奈川県川崎市在住の6歳男児、基礎疾患は脳性まひ、1110日に37.5度の発熱、1113日未明に市内の病院を受診、入院、抗生物質投与、24日簡易検査A型陽性、25日新型インフルエンザ感染を確認、26日、病状悪化のため人工呼吸器の使用を開始、123日に治療の甲斐なく死亡、死因は肺炎

   

12、京都府木津川市在住の10歳未満男児、121日に37度台の微熱があり病院を受診、タミフル処方、2日に家族が男児の身体が冷たくなっていることに気づき、消防・警察に通報、警察によって死亡が確認、簡易検査でA型陽性、3日の遺伝子検査で新型インフルエンザ感染確認

厚生労働省の報道発表資料一覧 を見たところ、いつの間にか新型インフルエンザ感染者の死亡数が12月3日時点で94人となっています・・・と書いていたら100人を超えてしまいました。感染者は未成年者が80%を占めています。死亡者でも未成年者が多く亡くなっています。


100人目となったのは京都市の74歳男性です。男性は4日に発症、タミフルを服用したのですが、翌日の5日い呼吸器不全で死亡しました。新型インフルのワクチンも接種していたようです。


ここでひとつひとつ紹介しようと思いましたが、あまりにも数が多すぎます。ここでご報告させていただいた11月25日報告の東京都の男性以降の死亡例の概要について報告いたします。


11月25日、群馬県前橋市の80歳代の男性、基礎疾患は高血圧、心疾患、大腸がん手術後、死因は心疾患か?


11月26日、栃木県在住の20歳代の男性、基礎疾患は高度肥満、タミフル投与後帰宅、自室で死亡、死因は不明。新型インフルエンザ感染は確定されているが直接の死因は不明


11月26日、青森県青森市在住の50歳代の女性、基礎疾患なし、市販の風邪薬服用、自室で冷たくなっているのを家族が発見、のち搬送先の病院で死亡確認


11月28日、秋田県大仙市在住の40歳代の男性、基礎疾患不明、市内の病院でタミフル服用、自宅療養していたが容体が悪化し、秋田市の病院へ緊急搬送集中治療が行われるが5日後に死亡、死因は重症のインフルエンザ脳症


11月28日、大阪府門真市在住の3歳の女児、基礎疾患なし、病院でタミフル投与後、意識低下が見られたために府内の病院へ緊急搬送、搬送中に下痢と嘔吐、集中治療するも死亡、死因はインフルエンザによる急性脳症


11月28日、神奈川県横浜市在住の70歳代男性、基礎疾患に慢性閉塞性肺疾患、10月24日に発熱、病院へ入院、簡易検査陽性(1回目)、11月に入って人工呼吸器を装着、ICUで治療、簡易検査陰性(2回目)、ウイルス遺伝子検査は陰性(1回目)、再度ウイルス遺伝子検査陰性(2回目)、11月28日に死亡


11月29日、長崎県在住の40歳代女性、基礎疾患は糖尿病など、呼吸困難の症状により佐賀県内の病院に緊急搬送、心肺停止状態となり、人工呼吸器装着治療、タミフル投与、治療の甲斐なく死亡


11月29日、石川県在住の90歳代の女性、基礎疾患は心不全と慢性腎不全、かかりつけ医師受診、簡易検査でA型陽性、タミフル投与(5日分処方)、4日後に呼吸困難で緊急外来受診、入院、簡易検査でABともに陰性、同日死亡、死因は多臓器不全


11月30日、島根県在住の80歳代の女性、基礎疾患は糖尿病、呼吸困難のため入院、タミフル投与、3日後に肺炎で死亡


11月30日、神奈川県藤沢市に在住の2歳男児、基礎疾患なし、午前2時48分頃、発熱があるために病院受診、タミフル処方され帰宅、午後40.4度の発熱、緊急搬送、病院到着時には心肺停止状態でその後死亡、死後の検査で新型インフルエンザ感染を確認


11月30日、鹿児島県在住の80歳代男性、季節性・新型インフルのワクチン接種済、基礎疾患に間質性肺炎に難治性気胸、7月に基礎疾患治療のため入院、酸素吸入が行われていた、11月26日に発熱、タミフル内服開始、その後気胸悪化、意識レベル低下、4日後に死亡、死因は慢性呼吸不全急性悪化(難治性気胸が原因で新型インフルは関連なし?)



次回に続きます。

30日、厚生労働省の研究班は若年層の新型インフルエンザ発症後の行動をまとめ、発症後に生命に影響のある異常行動におよぶ例があることを発表しました。


9月25日から11月15日の約3カ月間に、「飛び降りる」などの重度の異常行動が全国から151例が報告されたということです。報告例は1歳から17歳までで、特に11歳と13歳がそれぞれ21例と抜きんでて多く、インフルエンザによる発熱から24時間から48時間の間に異常行動が見られたそうです。従来の季節性インフルエンザでも異常行動の報告があるものの新型インフルエンザの方が発生頻度が高いそうです。お子さんたちの発症後には目を離さない方がよさそうです。

最近は新型インフルエンザの報告ばかりですね。以下は新型インフルエンザ感染者の方々の死亡報告です。厚生労働省の報道資料から抜粋したものですが、通常の季節性インフルエンザでもこれだけの死亡者が出ているのでしょうか?


11月22日に東京都内に住む51歳の男性が死亡しました。死後新型インフルエンザ韓背が

  


男性の死後に詳細検査を行ったところ、新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。


男性は11月18日に咳、20日に発熱、21日に呼吸困難となったために都内の病院を受診し、胸部レントゲン写真を撮影したところ、両肺の炎症が見られたために別な医療機関に緊急搬送され入院しました。入院時の体温は38.6度で簡易検査では陰性でしたが抗生物質を投与、酸素吸入が行われました。


22日になって40度に体温が上昇し、呼吸困難が悪化したために気管内挿管が行われましたが容体は悪化。そのまま男性は亡くなりました。


男性の死後に遺伝子検査が行われ、25日になって新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。


51歳の男性、基礎疾患は肝硬変、18日にインフルエンザの症状があったが病院を受診したのは21日入院時の体温は38.6度、レントゲン写真で両肺の肺炎を確認、簡易検査でA型陰性、抗生物資および酸素吸入の後気管内挿管、入院後に40度の発熱、死因は肺炎?



11月24日、栃木県に住む8歳の女児が新型インフルエンザ感染の確認後に死亡しました。


女児は21日に40度の発熱があったために病院を受診。A型インフルエンザと診断された後にリレンザを投与されました。しかし翌22日に意識障害が起こったために、県内の別な病院に入院。人工呼吸器を装着して集中治療を受けましたがインフルエンザ脳症(疑い)を発症して2日後の24日に亡くなりました。直接の死因はインフルエンザ脳症と多臓器不全です。女児には基礎疾患がありませんでした。


8歳の女児、40度の発熱、基礎疾患なし、リレンザ吸入後、意識障害を起こし別な病院へ搬送、人工呼吸器装着治療、死因はインフルエンザ脳症


11月25日、鹿児島県に住む30代の女性(看護師)が新型インフルエンザの感染によるインフルエンザ脳症で死亡しました。


女性は季節性インフルエンザ、新型インフルエンザの両方のワクチンを接種済みでした。新型インフルエンザの感染経路については不明で、女性には脳動脈瘤(平成18年診断)と甲状腺機能低下症(同18年診断)という基礎疾患がありました。


女性は21日に高熱、咳があったために医師に相談、簡易検査で陽性だったためにタミフルを処方されました。翌22日に症状が悪化したために入院。心肺停止状態に陥ったために気管支挿管を実施し、人工呼吸器を装着して様子を治療を継続しましたが、23日になっても症状は改善せず、24日にの詳細検査で新型インフルエンザ感染が確認され、25日に死亡が確認されました。


患者の家族(夫、幼児、母)および女性の職場の接触者にはインフルエンザの症状が見られないそうです。


30代の女性看護師、季節性・新型インフルエンザワクチン両方を接種済み、基礎疾患に脳動脈りゅうと甲状腺機能低下症、簡易検査で陽性、タミフル服用、症状が悪化し入院、人工呼吸器装着し集中治療、死後新型インフルエンザ感染が判明、女性の家族にインフルエンザの症状なし


亡くなった方々のご冥福をお祈りします。


亡くなった30代女性看護師さんの感染経緯とワクチン接種とタミフル服用後の症状が気になります。




27日、新潟県は県内の病院に入院中の新型インフルエンザに感染した患者さん2人からタミフルに耐性のあるウイルスが検出されたことを発表しました。

患者さんの2人は基礎疾患の治療のために長期入院していた就学前の女児と小学生の男児です。女児は10月9日に発熱があり10日からタミフルを投与しました。女児と同日に男児にもタミフルを投与しましたが、13日には39度の発熱があったそうです。つまりタミフルは効果がなかったということですね。

その後、15日には2人とも新型インフルエンザに感染していることが確認されました。現在では女児も男児も完治しているということです。

新型インフルエンザウイルスが少しずつ変異しているということですね。

23日、富山県の料理店でフグのなべ料理を食べた50~60歳代の男女11人(男性9人、女性2人)がフグの毒“テトロドトキシン”による食中毒を起こし病院で治療を受けました。うち男性2人は意識不明の重体です。


調理を担当した料理屋の調理師は調理資格を持っていたのですが、この日はいつものフグがなく、違う種類のフグを捌いて調理したということです。


フグは種類によって毒のある部位が異なるために調理には熟練した技術と知識が必要なのですが、今回の場合、調理師は自分の知らない種類のフグを捌いて客に出したということなので悪質です。


これ以前にも今月10日に新潟県佐渡市に住む60代の男性が自分で釣ったフグをその場で捌いて食べ、呼吸困難や歩行困難などの症状を起こしています。この男性が食べたのはヒガンフグで身と卵巣を鍋にして食べたといいます。卵巣にはテトロドトキシンが含まれており、食べられる部位ではありません。新潟県内では今年に入ってフグによる食中毒は3件目だそうです。


佐渡の男性の例のように「自分で釣ったフグを捌いて食中毒を起こす例」が、フグ毒食中毒のほとんどなのですが、富山県では専門家であるはずの調理師が自分の知らない種類のフグを調理したという例はあまりありません。


テトロドトキシンは一般的に食用とされるクサフグ、トラフグに代表されるフグ毒の成分です。ビブリオ属やシュードモナス属などの真正細菌によって生産されるアルカロイドです。フグのほかにアカハライモリ、ヒョウモンダコなどの生物もこの毒を保有しているそうです。


アルカロイド毒を持つビブリオやシュードモナスなどの真正細菌を餌とするヒトデや貝類によって生物凝縮されて体内に蓄積されて強力な毒になると考えられています。このヒトデや貝類をフグが餌として食べることでフグの体内にテトロドトキシンが蓄積されると言われます。


フグやイモリなどの保有生物は自らが高い耐性を持つために自分が中毒死することはないということですが、自然界にはこのように危険な生物がたくさん存在しているのですね。


テトロドトキシンは習慣性がないので医療用の鎮痛剤として用いられているそうですが、実は青酸カリの1000倍の毒性を持つ恐ろしい毒なのです。素人がフグを調理して食べるのは自殺行為と言えるでしょうね。


wikipedia「テトロドトキシン」 参照

21日、山口県周南市に住む新型インフルエンザに感染した中学2年の女子が亡くなりました。副作用が懸念されるために新型インフルエンザワクチンの接種はしなかったということです。


女子は16日に肺炎の症状があったために周南市の総合病院に入院しました。20日の早朝には41.1度の高い発熱がありました。インフルエンザの簡易検査では陰性でしたが、医師の判断によってリレンザを3度にわたって吸入させたところ、21日になって容体が急変して、昼過ぎに亡くなったのです。死因は急性心筋炎による心不全ということです。


死後、遺伝子検査を行ったところ女子が新型インフルエンザに感染していたことがわかりました。新型インフルエンザによって心不全を引き起こしたものと見られます。


女子は食べ物がうまく飲み込めずに肺炎を頻繁に引き起こす障害と、喘息を患っていました。


中学2年の女子生徒、肺炎のため総合病院に入院、41.1度の高い発熱、リレンザ3回投与、基礎疾患は慢性的な肺障害と喘息、死因は新型インフルエンザによる急性心筋炎からの心不全


お亡くなりになった女子中学生のご冥福をお祈りします。


新型インフルエンザ感染による死亡者が多発しており、既に何人目の死亡者になるのか不明ですが、70人を越えたことは確実です。抗インフルエンザ薬品やワクチン接種の世話にならないように徹底した感染予防策を心がけましょう。

カナダで英国製の新型インフルエンザワクチンを接種した患者から通常より高い確率で副作用が報告されました。ワクチンを製造したのは英国の製薬メーカー大手グラクソ・スミスクライン社。同社は23日までに複数のカナダ州政府に向け17万本の使用中止を要請しています。


17万本の接種で10~20%の副作用という高確率となったため安全性が疑われる特定の17万本について調査することにしました。


副作用の症状は、接種後に呼吸困難、血圧低下を招くアナフィラキシーの症状などが6例見られたそうです。いずれも短時間で治まり、すべての患者が回復しているといいます。


日本でも厚生労働省が同製品を2回接種で3700万人分購入の契約をしています。


厚生労働省は輸入ワクチンについては正式な臨床試験を省略して認める「特例承認」を12月に行って来年初めから高齢者に接種する方針でしたが、今回の問題で、急遽、調査団を現地に派遣することとしました。


副作用の可能性もあるワクチンに対して、正式な臨床試験を省略して認める「特例承認」とはどういうことでしょうか? 国産の新型インフルエンザワクチンにも副作用例がいくつか見られ調査中であり、新たに導入する未知のモノに対して実に無責任な話だと思います。


国民を人体実験のモルモットにしているとしか思えません。


新型インフルエンザのは、まずは自己責任で体調管理を行い、感染しないような予防策を講じ、また感染の心配がある場所には極力出歩かないということが重要だと思います。感染した場合にはすぐにできるだけ大きな病院へ向かい治療を受けることだと思いますが、タミフル、リレンザといった抗インフルエンザ薬品はもちろんのこと新型インフルエンザワクチン接種による副作用を覚悟するべきだと思います。

厚生労働省は専門家検討会を開き、新型インフルエンザワクチン接種後の死亡者が21人になったと発表しました。詳細は不明ですが、従来の季節性インフルエンザワクチン同等ということで接種の心配はないと言っています。


ただし、心臓、腎臓、呼吸器系に障害のある方が亡くなっており、該当する方々への接種は慎重に判断するべきと指摘しています。


1か月ほどの短期間に21人も亡くなっているのに安心してなんかいられないと思いますがね?