最近は新型インフルエンザの報告ばかりですね。以下は新型インフルエンザ感染者の方々の死亡報告です。厚生労働省の報道資料から抜粋したものですが、通常の季節性インフルエンザでもこれだけの死亡者が出ているのでしょうか?
11月22日に東京都内に住む51歳の男性が死亡しました。死後新型インフルエンザ韓背が
男性の死後に詳細検査を行ったところ、新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。
男性は11月18日に咳、20日に発熱、21日に呼吸困難となったために都内の病院を受診し、胸部レントゲン写真を撮影したところ、両肺の炎症が見られたために別な医療機関に緊急搬送され入院しました。入院時の体温は38.6度で簡易検査では陰性でしたが抗生物質を投与、酸素吸入が行われました。
22日になって40度に体温が上昇し、呼吸困難が悪化したために気管内挿管が行われましたが容体は悪化。そのまま男性は亡くなりました。
男性の死後に遺伝子検査が行われ、25日になって新型インフルエンザに感染していたことが確認されました。
51歳の男性、基礎疾患は肝硬変、18日にインフルエンザの症状があったが病院を受診したのは21日入院時の体温は38.6度、レントゲン写真で両肺の肺炎を確認、簡易検査でA型陰性、抗生物資および酸素吸入の後気管内挿管、入院後に40度の発熱、死因は肺炎?
11月24日、栃木県に住む8歳の女児が新型インフルエンザ感染の確認後に死亡しました。
女児は21日に40度の発熱があったために病院を受診。A型インフルエンザと診断された後にリレンザを投与されました。しかし翌22日に意識障害が起こったために、県内の別な病院に入院。人工呼吸器を装着して集中治療を受けましたがインフルエンザ脳症(疑い)を発症して2日後の24日に亡くなりました。直接の死因はインフルエンザ脳症と多臓器不全です。女児には基礎疾患がありませんでした。
8歳の女児、40度の発熱、基礎疾患なし、リレンザ吸入後、意識障害を起こし別な病院へ搬送、人工呼吸器装着治療、死因はインフルエンザ脳症
11月25日、鹿児島県に住む30代の女性(看護師)が新型インフルエンザの感染によるインフルエンザ脳症で死亡しました。
女性は季節性インフルエンザ、新型インフルエンザの両方のワクチンを接種済みでした。新型インフルエンザの感染経路については不明で、女性には脳動脈瘤(平成18年診断)と甲状腺機能低下症(同18年診断)という基礎疾患がありました。
女性は21日に高熱、咳があったために医師に相談、簡易検査で陽性だったためにタミフルを処方されました。翌22日に症状が悪化したために入院。心肺停止状態に陥ったために気管支挿管を実施し、人工呼吸器を装着して様子を治療を継続しましたが、23日になっても症状は改善せず、24日にの詳細検査で新型インフルエンザ感染が確認され、25日に死亡が確認されました。
患者の家族(夫、幼児、母)および女性の職場の接触者にはインフルエンザの症状が見られないそうです。
30代の女性看護師、季節性・新型インフルエンザワクチン両方を接種済み、基礎疾患に脳動脈りゅうと甲状腺機能低下症、簡易検査で陽性、タミフル服用、症状が悪化し入院、人工呼吸器装着し集中治療、死後新型インフルエンザ感染が判明、女性の家族にインフルエンザの症状なし
亡くなった方々のご冥福をお祈りします。
亡くなった30代女性看護師さんの感染経緯とワクチン接種とタミフル服用後の症状が気になります。