2024年東北旅行2日目。

丹波、舞鶴、敦賀を経て、北陸自動車道へと進みます。



朝4時過ぎ。

道の駅の周囲は田んぼに囲まれており、

秋らしい雲が広がっていました。


国道9号線丹波の山中を進みます。




舞鶴若狭道を進み、 




北陸道に入ります。

 

途中、サービスエリアに立ち寄ったりしながら、

休憩を挟み、北上していきます。

 

北陸自動車道から下道へ降りたのは、

福井県の加賀IC。

国道8号線を通行していると、

北陸でよく見かける「8番ラーメン」の看板が見えてきました。



時間は12時過ぎ。

昼食を取っていなかったので、

富山県富岡市にある通りすがりのラーメン屋に入りました。

 

中に入るとカウンター10席程度に、

テーブルが4,5脚ある小さな店内でした。

 

富山といえば「ブラックラーメン」。

せっかくご当地に来たのですから、

食べない訳にはいきません。

しかし・・・

値段を見ると1,000円!

少し値段が高いように感じます。

 

しかし、せっかく来たのだから・・・

ということで、私はブラックラーメン、

ツレは「めんきち」という、うすくち醤油ラーメンを注文しました。

 

ついでに牛すじ煮込み(小)も注文。

 

そしてこちらがブラックラーメン。

醤油の濃さが分かります。


肝心のお味ですが、

ブラックラーメンは酸っぱい味がし、

それほど美味しくありませんでした。

以前、富山に来た際に食べたブラックラーメンは美味しかったのになぁ。。。

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『北陸信州旅行9 富山県ブラックラーメンと高岡の夜』2022年10月22日。北陸信州旅行3日目の午後。合掌造りの里・白川郷、五箇山を訪れたのち、富山県高岡市へと移動しました。===== 『北陸信州旅行8 …リンクameblo.jp

 

楽しみにして来た北陸での最初の昼食は残念な結果に終わりました。

しかし、本日の目的地、新潟まではまだまだ遠く、先を急がねばなりません。

再びクルマを進め、富山を通過します。

 

新潟県に入ると大粒の雨が降ってきました。

風もかなり強くなってきています。

 

断崖が海岸まで迫っていることで有名な「親不知」に着いたのは、14時過ぎ。

 

雨はますます強まってきました。

 

 

 

途中、カニを販売している道の駅に寄りましたが、すでに夕方とあって閑散としており、めぼしいものもありませんでした。




そして、ようやく本日の目的地である「道の駅うみてらす名立」に到着。

すでに16時を過ぎています。

 

土曜日とあってか、

駐車場は満車に近く、駐車できる場所を選ぶのが大変でした。


とりあえず道の駅内のお店に入り、

本日の夕食を調達せねばなりません。

 

店内には、

海産物などを売るお店と飲食店があります。

すでに遅い時間ですから、

飲食店で済まそうと考えていました。

 

しかし・・・

残念ながら閉店の看板が。。。

土曜日とあってお客さんが多く、

早めの閉店となったのだと思います。

 

しかたなく、物販店で海鮮丼などの食材を購入し、駐車場へと戻りました。

18時近くになっており、すでに暗闇状態です。

雨に濡れ寒い日でしたので、併設の温泉に浸かろうと思ったのですが料金が高く諦めました。

 

車内へ戻り、車中泊の準備をしたのち、

夕食の宴の始まりです。

まずは地ビール「エチゴビールスタウト」で乾杯!

 

惣菜を食べながら過ごします。


この日は寒く、夕食を済ませると早々と就寝しました。夜中にトイレで起きたとき、道の駅内を見るとテーブルや椅子が用意されたホールがありました。この日のような雨や寒い日には、こうした施設があるのはありがたいことでしょう。

缶コーヒーを飲み冷え切った身体を温めながら、そんなことを思いました。


この日はあまり良い日とはいえませんでしたが、

明日はいよいよ東北に入ります。

良い旅になりますように・・・

そうして車中泊の眠りにつきました。








 

 prologue

 

2024年10月。

 仕事の都合でようやく遅めの夏休みを取得することができました。

そして、その夏休みに何をするか、と考えた時、まず一番に思い浮かんだのは旅行に行くこと。

 これまで何度も言って来たように、近年のインバウンドの高まりによる来日外国人の増加、ホテルの宿泊費の高騰で旅行は断念していました。またNHKの連ドラ「らんまん」の人気で観光客が増加した高知県には、すでに一年3か月も訪問しておらず、過去最長の不訪問期間を記録している状況です。

 

 そんな訳で旅行をあきらめていた訳ですが、今回はそうした状況を無視してまでも旅行をするという決意を持つ事情がありました。それは、来年度をもって退職するかもしれない、ということ。65歳どころか60歳にも満たない年齢ですが、もう自分としては仕事をすることに限界を感じていました。

 自分の生い立ちや運命が原因で仕事だけでなくプライベートでも人間関係に疲れたことが理由です。もちろん、こうしたことは人間であれば誰でも抱える問題や悩みであり、甘えでしかないのかもしれません。しかし、それに抗うことができない人間もおり、死を選ぶ人間もいることも事実だと思います。そして、私もそうした人物の一人だということです。

 仕事をやめれば贅沢はできません。旅行をすることも困難になるでしょう。それならば最後くらいは旅行をしょうということです。

 

 

 出発

 

    東北旅行へ出発したのは、10月18日(金)。

    当初の予定は19日(土)の出発予定でしたが、仕事を繰り上げ前日の昼過ぎに出発しました。

    東北は遠いので、初日の目的地は鳥取県にある道の駅「西いなば気楽里」にしました。むろん車中泊です。

     

    途中、夕ご飯の買い物をしたため到着が遅れ、着いたのは夕方6時過ぎ。

    このまま車中泊といきたいところですが、まずは温泉で入浴をしました。

     

    幸い道の駅近くに温泉がありましたので、入浴することに。

    向かったのは「温泉館ホットピア鹿野」です。

    建物のそばには、足湯もありました。

     

    明るい施設でしたが、建物自体は古そうです。

     

    浴室は階段を昇った2階にあります。

     

    約1時間ほど入浴しました。

    この温泉施設は人気のようで、多くのお客さんがいらっしゃいました。

    入浴料も440円と安く、しかもJAF割りも効きますののでお得でした。

     

     

     車中泊

     

      そして道の駅に戻り、いよいよ車中泊の開始です。

       

      ちなみに、この日車中泊する道の駅は、

      比較的新しい施設で憩施設があり、24時間利用できます。

       

      畳も敷かれており、ゆっくり横になって休むこともできる正に車中泊に適した施設です。

       

      道の駅周辺は田んぼか広がるのどかな風景。

      騒音も少なく、ゆっくりと休むことができそうです。

       

       

       夕食

       

      いよいよ夕飯です。

      エンジンをかけないので車内は暗く、

      用意したランタンの灯りで照らします。

      まず用意したのは角ハイボールと寿司、そして赤エビの刺身。

       

      まずは兵庫県産の赤エビの刺身で一杯やります。

      約6時間近く運転したうえに空腹だったので、

      ハイボールが胃に「キュ~~」と染み渡ります。

       

      そしてお寿司。

      エビにイカ、ツブ貝など新鮮なネタのお寿司です。

       

      途中、トイレのため車外に出ると、空にはお月様が輝いていました。

       

      今回の旅はどんな旅になるのでしょう?

      期待にワクワクしながら眠りにつきました。

       

       

       翌朝

       

      翌朝4時に起床。

      雨です。そしてまだまだ真っ暗な闇の中の街を走りはじめます。

      鳥取市内を抜け・・・

       

      丹波へとやってきたとき、ようやく雨が上がり、

      明るくなってきました。

       

      若狭舞鶴自動車道の春日ICからは高速道路に乗り、

      北陸を目指します。

       

      いよいよ新しい旅の始まりです。

      つづく。

       

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      島根県邑南町。
      かつて「A級グルメ」の町として有名になりました。
      A級グルメとは、B級グルメと異なり、
      一級品の食材で作る料理のことを言います。
      「A級グルメのまち」を宣言したのが邑南町でした(現在は撤退)。
      しA級グルメからは撤退した邑南町ですが、美味しい食堂はあります。
       
      ツレが外で食事をさせろ、
      とうるさいこともあり、8月のある暑い日に島根県邑南町へと出発しました。
       
      車で向かうこと約2時間。
      この日訪れたのは「お食事処みうら」さんです。

      国道261号線に面してお店があります。

       

      午前11時少し前に到着。

      すでに先客が一組、車の中で待っていました。

      オープンする11時まで、我々も車内で待ちます。

       

      午前11時きっかりにお店のトビラが開きました。

      店内に入ると、木のテーブルや椅子が置かれたシブい内容となっています。

       

      夜は酒場としても営業しているのでしょうか、

      カウンターには焼酎のボトルたたくさん置かれています。

       

      早速メニューを拝見。

      日替わり定食のほか、和風がメインのメニューとなっています。

      私が注文したのは・・・

      「牛すじ煮込み定食」(1,000円)です。

      本当はラーメンも気になったのですが・・・


      料理が届くまで外を眺めていました。

      田んぼと山の農村風景が広がっています。

       

      お店の横にある駐車場には、

      石造りのベンチが置かれていました。

      この辺りは雪が深い地域ですから、木製のベンチだとすぐに腐ってダメになってしまいます。

      そのため、木製ではなく石造りのベンチを置いているのでしょう。

       

      料理が来ました。

      「牛すじ煮込み定食」です。

      想像していたよりも牛すじの量が多く、びっくりしました。

      居酒屋などで注文すると小さい器に盛られていることが多いからです。

       

      牛すじもアキレスのような堅さはなく、

      柔らかい肉質でした。

      そして何よりも出汁が美味しかったです。

       

      ナスのおひたしも箸休めにはグッド!

       

      お食事処・食楽酒遊「みうら」さん。

      初めて来たお店ですが、久々に私にとってヒットのお店です。

      その理由は「出汁」にあると思います。

      煮込み、おひたし、お味噌汁の全ての出汁が美味しかったのです。

      お店のある邑南町は田舎町ですが、

      「A級グルメのまち」を宣言しただけあって、

      美味しいお店があります。

      今回は、定食屋さんでしたが、

      このほかにも洋食や蕎麦といった美味しい飲食店があることで有名、

      県外からも数多くのお客さんが来ているようです。

       

      今後も邑南町へ来て、美味しい料理を堪能したいと思います。

       

       

       

       

       

       

       

      令和6年8月16日。
      お盆です。
      毎度のごとく、お金がないのでどこへも旅行に行けません。
      また実家へも諸事情があり帰郷することができません。
      でも、家にはいたくないので、小さな旅をしました。
       
      もうマンネリとなった喫茶店「セボン」でまずは腹ごしらえ

       

       

      着いた時刻は11時20分。

      平日とはいえ、お客はいません。

      「おかしいなぁ・・・」と思いながら壁を見ると、なんと!モーニングは11時まで。

      すでに20分を過ぎており、注文は不可なことが分かりました。

       

      「モーニングが目当てで来たのに・・・」

      とぶつくさ垂れながらメニューに目をやります。

       

      モーニングではないとすると何を頼めば良いのか。。。

       

      仕方なく選んだのは「ナポリタン」

      昔よくあったケチャップがドロッとかかったパスタです。

       

      そして、そのお味は・・・

       

      はっきり言って、自宅で作るパスタと同じ味。

      外食の意味なし!

       

      それでもツレは、「家で食事を作らないでいいからそれだけでも良かった」と申しておりました。

       

      やはりセボンはモーニング一択です。。。

       

      食事に幻滅したのち、

      向かった先は島根県益田市。

      国道191号線から海よりに入った漁村のある道を進みます。石見地方特有の赤瓦が夏の陽光に映えて綺麗です。

       

      着いた先は「衣昆須神社」。

      写真のローマ字を読めば分かるように、”えびす”神社と呼びます。

      一般的に”えびす”は「恵比寿」または「恵比須」という漢字が当てられますが、「衣昆須」という漢字を当てられた神社は珍しいですね。

       

       

      駐車場へ車を置き、

      海岸へと向かいます。

       

      神社までは約300メートル。

      日本海に面した海岸を歩いて向かいます。

       

      約5分ほど歩くと、

      まるで陸とつながっている島のような小山と

      白い鳥居が見えてきました。

       

      一の鳥居から階段を上るようです。

       

      小山に沿っているので、

      曲がりくねった階段になっています。

       

      二の鳥居をくぐると、本殿が見えてきました。

       

      傍らに神社の由緒が書かれた看板がありました。

      神社名は「衣昆須神社」。

      島根県松江市にある美保神社の分祀のようです。

      美保神社と同じく海を守る神社なのでしょう。

       

      そして、驚くべきことに、先ほど一の鳥居の前に広がっていた砂浜は、海が荒れると海水に覆われ、ここが島になるようなことが書かれていました。

      満潮や干潮で島と陸続きになる場所がありますが、ここは海が荒れたときのみに島になるのでしょうかね。

       

      本殿へお詣りします。

       

      参拝後、元来た道を歩み帰ります。

       

       二の鳥居の先には海が見えます。

       

      岩礁の広がる日本海です。 

       

       

       

       一の鳥居です。

       

      両側の海に挟まれた砂浜が、荒天時に海に沈むのでしょう。小豆島のエンジェルロードみたいなもんでしょうね。 

       

       駐車場まで続く海岸。

      お盆を過ぎると暑さが一段落し、

      秋に近づいていきます。 

      海岸は、そうした夏の終わりの寂しさが漂っていました。


       






      島根県の中央部にある三瓶山。
      ここで採れた蕎麦から作った蕎麦を「三瓶蕎麦」と呼んでいます。
      一般的に日本三代蕎麦の一つとされる出雲蕎麦がそば殻を入れているため、黒っぽい色の蕎麦であるのに対し、三瓶蕎麦は信州蕎麦のような白い色の蕎麦となっています。

      夏のある日、三瓶蕎麦を食べに出かけました。

      三瓶蕎麦を食べに行くのは数年ぶりです。
      その理由は・・・
      お店が移転したため所在地が分からなくなったためです。
      分からなくなった、といってもネットで調べなかったからためであり、ネットで調べると簡単に所在地が判明しました。

      三瓶蕎麦を求めてたどり着いた場所は三瓶山のある大田市・・・
      ではなく、島根県邑南町という町でした。

      店の前にはたんぼが広がっています。


      古民家を改築して造られたお店は、

      階段を数段登った高台にありました。

      島根県石見地方で特有の、風雪に強い赤瓦の建物です。


      店頭の暖簾には「邑南そば」と書かれています。

      三瓶山から邑南町に移動したため名前もかわたようです。


      正しい店名は「千蓼庵」(せんりょうあん)。

      手打ちそばと書かれいます。


      店内に入ると古い建物特有の土間があり、木製のオシャレなテーブルと椅子が置かれいました。


      その土間の隣には、蕎麦を打つ小部屋がガラス越しに見ることができます。


      三和土を上がると、畳敷きに洋式のテーブルと椅子が数席置かれています。


      古民家ならではの縁側からは外の緑の田んぼが見えます。


      部屋の中は、古民家に合わせた古風な調度品が並んでいました。


      そして、こちらも古民家ならではの欄間もあります。


      床の間には、掛け軸と一輪挿しの花。


      こうした古民家に合わせたもの全てが調和していました。




      さて肝心のメニューです。

      昨今、蕎麦は値上がりしており、このお店も総じて高い感じです。




      いつもは節約志向の私。

      注文したのは、やはり一番安い「もりそば」950円です。




      こちらが注文した、もりそば。


      薬味は、ネギ、大根おろし、山葵です。

      また、塩も付いていました。


      まずは塩で食しました。

      蕎麦の味が引き立ち、口の中に蕎麦の味が広がります。

      その後はそばつゆでいただきます。

      程よい濃さのそばつゆでした。


      ちなみに、そばつゆの陶器にはトンボの装飾が施されていました。


      食後、店の前道路から撮影。


      爽やかな夏空が広がっていました。