パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ -6ページ目

パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ


営業の本には
「『買ってください』と言わなくては買ってもらえない」
などと書かれていますが、私はお客さまに対して
「買ってください」と言えませんでした。


その言葉が、買ってくださるお客さまのためではなく、
自分のためのような気がするからでした。


「今日、お決めになってください」も同様です。


お客様に強いているようで言えないのです。



これは良し悪しの問題ではなく、
自分の営業スタイルに馴染まないのです。


化粧品会社の飛込みのときからずっと、
やりたくないことは無理にはやらずに、
他の部分で工夫するようにしてきました。


自分の場合はしっかりお客さまの目を見て、
笑顔で次のような声をかけます。


「こちらでよろしいですか」


「ぜひお使いになってみてください。
きっとご満足されますよ」


「こちらの商品でしたらお客さまのご要望に合いますし、
末永くお使いになれますからお勧めします」


 


「買ってください」型の販売は、
扱っている商品によってはマイナスになることがあります。

実際、大型の商談のクロージングでは、
プラスよりマイナスに働くことが多いことも何度も目に
しましたし、耳にもしてきました。


押しつけないから、お客さまは安心して心を開き、
いろいろと相談してきてくださいます。


そこから、信頼関係を築くことができますから、
結果として単品買いで終わらず、
家一軒分のトータルでの買い物に繋がることも
少なくありません。


 


電話台1点を買いに来たお客さまでも
単品買いで終わることはなく、

最終的に目的以外の商品もプラスして
買っていただくことが多かったです。


 


お客さまが買う予定のないものについても、
雑談の中で説明をしていきます。


お店を案内し通りがかりに目に入った商品も
その特徴について説明します。


1つでも多くのものを購入していただきたい
という気持ちもないわけではありませんが、
今は必要なくても、いずれ買う時の参考に
していただければという思いが強いのです。


 


その気持ちであれば、お客さまも押しつけがましさより、
むしろ親切で説明してくれていると
素直に耳を傾けてくださいます。


とくに、家具のように長く使用する商品では、
説明を聞かなければ、値段の違いや良さが
分かりにくいものです。


目的以外の商品を説明して、
使ったときのイメージをお話しすると


「そういえば、ソファが古くなっていたな」


「そういえばスタンドが欲しいと思っていたんだ」


「そうか、こんな便利な書棚かあるんだ、
使いやすいからこの際買い換えようか」


「子供部屋のカーテン、小さい時のままだから、
これを機会にディーン向けのカーテンにしてあげよう」


などと追加が出てきます。


「今日はレタスと豚肉を買おう」
と思ってスーパーマーケットに入っても、帰りには
何倍もの商品を買ってしまうことが多いのと同じです。



 


これは潜在ニーズの掘り起こしです。


お客さまがご自分で気づいているニーズは顕在ニーズ、

お客さまが気づいていないニーズが潜在ニーズです。


「潜在ニーズの掘り起こし」こそが、
営業や販売員の役割だと確信しています。

この話はとても重要なので、続きはまた書きますね。


・・・・明日も読んでくださいね



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40歳を過ぎていたこともあり、正社員ではなく週二日、
土日だけ働くパートのアドバイザーとして
採用された私は、最初は横浜店に配属されました。

ついにインテリアの仕事につくことができて、

『やっぱり母が言った通り、強く願ったものは叶うんだ』と思い
勇気がわきました。

 

 

配属されて3日目に、結婚のための家具を見にきたカップルの
お客さまを担当しました。

結婚式はずっと先なので、購入する気はなく下見のようでした。

そんなお客さまなので、入社して間もない私が担当になったのでしょう。

しかし、結果的に150万円ほどお買い上げいただきました。

 

店長は驚いていました。
まさか入社して3日のパート社員がそんな売り上げを

出すとは思っていなかったからです。

店長の意外な反応で、私は自信を持ちました。


 

家族になったような気持ちで、親身になってアドバイスし

二人の幸せを願って接客した結果でした。

インテリアの仕事も店舗販売も経験ゼロ。

でも、経験がなくても化粧品のセールスのときと同様に

お客さまの役に立つことだけに集中すれば、

この世界でも結果が出せる。

 

扱う商品が違っても、同じなんだ。

これからも‟こころの営業“を貫こうと改めて決心しました。

 

横浜店で約2ヵ月働いたのち、

私は新規オープンしたばかりの本社ショールームに移りました。

東京ドームの2倍以上の広さをもつ、日本最大規模の

インテリアショップ。

 

 

 

広いフロアには、あっちにもこっちにも

世界中から集められたトップブランドの家具たちが並んでいます。

そこはもう夢のような世界・・・お店に居るだけで幸せでした。

 

 

私にとって、大好きな家具のご説明をするのは、
じつに楽しいことでした。

なにより、直前までやっていた飛込み営業で
お客さまを自分で探すことからすれば、
お店で待っていればお客さまの方からやって来てくれるというのは、
本当にありがたいことでした。

こうして、自分が子どもの頃から大好きだったインテリアの仕事に
付けたことに喜びを感じながら、
毎日無我夢中で仕事を覚えていきました。

 

・・・・つづきます。また読んでくださいね


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仕事を探す人は二種類います。

「会社を探す人」と「職業を探す人」

自分は「天職」と呼べる仕事につきたかった。
だから、会社はどこでもよかった。

 

私は、職業を探して、その仕事ができるところとして

1年後に大手家具店で働くことになりますが、

『自分のやりたい仕事はインテリアの仕事であって、

単なる家具の販売ではない』

この思いは、仕事をするうえで大きな支えとなりました。

 

大手家具店で働くようになったのは偶然でした。

インテリアの専門学校に通っていたある日、

たまたま乗車したバスの通り道に家具屋さんがあって、

そのショーウィンドウに憧れのデザイナーズチェアが
飾ってあるのが見えました。


「あれ、欲しいな」と思い、バスを降りてお店に入りました。


お店には他にも素敵な輸入家具が数多く並んでいました。

以前からインテリア雑誌で見て、ずっと憧れていたような
素敵な家具がたくさん置いてありました。

『あ~、こんな所で仕事ができたらどんなにいいだろう』

そんな思いが急に湧き上がり、そばにいた店員さんに聞いてしまいました。

「あのう、こちらで今、従業員を募集していませんか?」

店員さんは驚いた顔をしながら

「正社員は募集していませんが、インテリアコーディネーター(IC)の

資格を持った人なら契約社員ですが募集していますよ」
と教えてくれました。

 

家に帰ってすぐに履歴書を書きました。
その時はまだICの資格を取得していませんでしたが、
働きたい気持ちを抑えられませんでした。

「資格はまだありませんが、やる気だけは誰にも負けません」
と履歴書の最後に書き添えました。

 



それから毎日、郵便入れを期待して開けるのですが、

2ヶ月経っても会社からは何の連絡もありませんでした。

 

諦めかけたときに、面接の知らせがありました。
契約社員の採用とは思えないほど厳しい面接を2回経て、

私は週2日、土日だけ働くパートのアドバイザーとして
採用されました。

週2日であろうと、パートであろうと、
憧れのインテリアの仕事に就くことができた喜びで
いっぱいでした。

『パートでもなんとかなる、
頑張っていれば、きっと道は開かれていく!』
この時も根拠のない自信が励ましてくれました。

 

後で知ったことですが、その頃は応募者が非常に多く、
パートといえども、採用率は1割ほど
だったそうです。

資格がない自分を採用してくれた会社に強く恩を感じました。

『この人を採用してよかったと、会社から思ってもらえるよう

一生懸命に働こう!』


そう決心しました。




・・・・明日からは大手家具店での奮闘ぶりを書いていきます。
また読んでくださいね


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離婚には反対しなかった母ですが、

「インテリアの仕事がしたい」

と伝えたときだけは大反対されました。

「そんなフワフワした職業なんてやめなさい。

食べていかれないでしょう。子供たちもいるのよ、

もっと堅実な仕事につきなさい!」

 

姉たちも同様の考えでした。

 

母の親戚は堅い職業の人間ばかりです。

クリエイティブな仕事をする者は誰もいないので、

予測がつかず不安だったのでしょう。

 

正直、私も不安でした。

なにしろ、インテリアの仕事をすると決めたものの、

どんな仕事があるかすら分からなかったのですから。

 


しかし、どんなに反対されても諦めるのは嫌でした。

自分らしく生きたいという思いを

どうしても捨てることができませんでした。

 もう誰もあてにせずにやるしかありません。

インテリアコーディネーターの専門学校の授業料は
80万円でした。

シングルマザーの私には大変な金額、
貯金がないので3年間のローンを組みました。

 

授業は平日の昼間。
試験勉強の時間も欲しかったので
正社員で働かずに、

いくつものアルバイトを掛け持ちしながら
なんとか生計を立てました。

 

なんと占い師も含めて、
勉強の時間を得るために、できることは何でも。

「きっと道は開かれる」

と信じて、覚悟を決めてやりました。



・・・・・明日に続きます。
また読んでくださいね虹




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38歳で離婚して、二人の娘を養うために飛込みセールスになって2年後

私は40歳の誕生日を迎えました。

 

今日から40歳。人生80年としたら、今日が折り返し地点だな。

もしかしたら残りの人生の方が短いかもしれない。

だったら私、本当に好きなことを仕事にしたい。

天職と思える仕事に出会いたい』

 

突然、熱い思いが湧き上がりました。

 



その頃の私は、主婦時代には縁のなかったタイプの友達が

増えていました。

ミュージシャン、カメラマン、デザイナー、占い師、経営者・・・

 

彼らはみんな、仕事を楽しんでいました。

お金があってもなくても活き活きと輝いて見えました。

「天職」に就いているようで羨ましかった。

 

『私も天職に出会いたい。

私の天職ってなんだろう・・・

天職ってどうやって見つけるんだろう・・・・』

 

「天職の見つけ方」なんてこれまで話題にしたこともないし、

教えてくれる人もいませんでした。

 

『自分の天職が何かは分からないけれど、

好きだと思うことを仕事にしていけば、

天職に辿り着けるかもしれない。

私の一番好きなことは、何だろう。えっと・・・』

 

そこで思い出したのが、「住宅」のこと。

特に夢中になることもなく無趣味な私でしたが、

ただ、子供の頃から「住宅」に関することにとても興味がありました。

住宅の広告や、住宅に関するテレビや雑誌を見るのが好きでした。

家が貧しかったので、素敵な住宅の写真を見ては、現実逃避して

いたのです。子供の頃から大変な夢想家でした。

 

専業主婦時代にハマっていたのは欧米のインテリア雑誌。

それはそれは素敵な、夢のような家がたくさん載っています。

そんな素敵な住宅に自分が住んでいることを想像して、

夢心地になって、時間を忘れてしまうほどでした。

 


『そうだ、インテリアに関する仕事に就いてみよう。

インテリアの仕事ってどんな仕事があるか分からない、

食べていかれるかも分からない。

だけど、好きなことを仕事にしていけば、きっと道が開かれる。

きっと天職に辿り着ける!』

 

人生の節目節目に湧き上がる根拠のない自信が、

この時も湧き上がってきました。

 

飛込みセールスという、自分がもっとも苦手な仕事も克服できた。

だから、今度も絶対になんとかなる!

そう思えました。



決めると直ぐに実行したくなる私は、

翌週に化粧品会社に辞表を出しました。

そして、まったく経験のないインテリアの仕事につくために

「インテリアコーディネーター」の専門学校に通うと決めました。
周りは大反対でした。



・・・無謀な挑戦が始まります。明日もまた読んでくださいね虹

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化粧品の飛込み営業は直行直帰でしたから、
自分で自分にノルマを課さなければ、

『今日は調子が悪いからこのくらいにしておこう』

『ちょっと疲れているから、早めに切り上げよう』

などと自分を甘やかせてしまいます。

 

もともと私は怠け者ですので、

『今日はこれくらいでいいや』と楽をしたくなります。

そこで、

『今日は、このマンション1棟、1階から最上階まで全部訪問する』

などと自分で決めるのです。

『それが終わるまでは止めない』と。



ある日の朝、大きなファミリータイプのマンションの全戸を
訪問することに決めました。


9階建ての大型マンションで200戸ぐらいありました。

1階の端からインターホンを押していきます。

その頃は働く主婦も増えていて、留守のところもあり、
やっと出てくれても
「けっこうです!」ガチャン!。

この日はずっとそれが続きました。


いつもと同じようにやっているのに、なかなかドアを開けてもらえない。

そういうときがあります。

その日がちょうどそれでした。

インターホンを押して、少し緊張しながら出てくれるのを待つ。

しばらく待って、返事がないのでもう一度インターホンを押して待つ。

それでも応対がないので、留守だとあきらめ、隣に行ってインターホンを押す。

これを繰り返します。

 

1階の端から端まで行ってもダメ。
2階もずっとダメ。

インターホン越しに冷たく断られっぱなし。

 

3階まできて、もう止めようかなと思い、

「いや、ダメ。最後まで行くと決めたんだから」

と自身を諫めてまたインターホンを押す。

 

5階まできて、

「今日はきっとだめだ。もう止めようかな」

とまた思う。

そこでも、「やるって決めたでしょ」と自分を叱って、

とうとう最上階の9階まで来ました。

ほぼ全滅状態でした。



9階もインターホンを押し続け、あと残り3軒というところで
奇跡が起きました。


インターホンを鳴らすと

「は~い、ちょっとお待ちくださいね~」

と明るい声が返ってきて、ドアが開きました。

 

幼い子供をもつ若い奥さんでした。
玄関先で
「私、化粧品大好きなんですよ」

と言ってくれたのです。

「どうぞ」となかに招き入れてくださり、お話をしていると

「これって、私の友達とかに売ってもいいのですよね?」

と売ることに興味を示しました。


私の営業の本来の目的は、化粧品を売ることより、

化粧品を知り合いに売るセールスレディを見つけ育てること。

しかし、化粧品を気にいって購入してくれても、
セールスをしようという気になる方は
なかなかいません。
少しづつその気になるように説得していくのです。

 

なのに、その時は相手の方から「セールスレディになりたい」と

言い出してくださったのです。

 

200軒というノルマを課し、

一軒一軒インターホンを押して訪問し、まったく売れずに

「今日はもうダメかな。頑張ったのにな」

とほとんど諦めかけていたのに、198軒目に大当たりがきた。

 

「頑張れば、必ず天はご褒美を与えてくれるんだな。

誰も人は見ていないけれど、天はやっぱり見ていてくれるんだな」

と強く思いました。

 

それ以来、「頑張れば、必ず何か見えない力が働いてくれるんだ」と

思えるようになりました。

 

小さな成功体験を積み上げることが大事だとはよくいわれますが、

もっとも大事なことは、その体験を自分の胸にしっかりと刻みつけ、

「頑張れば必ず最後にはうまくいく」と信じきることです。

 

「強く願ったことは必ず叶うのよ。
だから、こうなりたいと思ったらそれを強く願いなさい。
必ず叶うからね」
幼い頃に母から教えてもらった言葉を思い出します。

強く願うことは強く信じること。

強く願ったことは必ず叶い、
人は強く信じることができた時に強いパワーが湧き、道が開かれる。
今ではそう確信できるようになりました。


信じる者は強く、疑う者は弱い。
偉大な行動は、強い信念から始まる。

アメリカの聖職者ジェームズ・F・クラークの言葉です。

私はその後にも様々な苦難を経験することになりますが、
「どんなことがあっても、自分は最後には必ずうまくいく」
と強く信じることができたのも、こうした経験の積み重ね
があったから。
この日の経験は私にとって宝物になりました。


飛込みセールスになって2年後、40歳の誕生日に
本当に好きなことを仕事にしようと私は決心します。

 


・・・・・・明日から新しい挑戦が始まります。
また読んでくださいね
虹


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営業に紹介を頼まれても、知人を紹介できない、

そんなお客さまの気持ちは私もよく分かりますので、

気持ちが重くならない軽~いお願いをすることにしました。

 

話すタイミングも、表情も、言葉も、軽く、軽く。

お客さまと談笑する中で、自然な笑顔で伝えます。

 

「今、お使いくださっている商品、とても良い商品なので

もっと多くの方に知っていただきたいんです。

様々なお肌の方に試していただいて、感想を集めたいのですが

試供品を使って感想を聞かせてくださる方いませんか?」

 

買って下さる方ではなく、試供品を試してくださる方を、

とても軽いお願いです。

 

 

商品のことを知ってもらえるだけでもいい、

試供品を使って感想を聞かせていただけるだけでもありがたい。

心からそう思っていました。

 

なにしろ、ドアを開けてもらうことにずっと苦労してきたのですから、

ドアを開けて話を聞いてくれるだけでも大感謝なのです。

 

そして、軽いお願いですから、

一人ではなく、3人以上は紹介してもらうようにしていました。

 

「ご近所のママ友はどうですか?」「お母様は?」

「スイミングスクールのお友達は?」

と、お客さまが友人のことを思い出しやすいようにしながら。

 

気軽なお願いにしているので、私自身も気持ちが軽く

さわやかに話を発展させることができます。

 

そうしてご紹介いただいた方の多くがご近所住まいなので、

その日のうちに何軒も訪問することができます。

無駄な時間がかかりません。

 

ご紹介いただいたお宅でサンプルを渡し、

「一週間後にまた伺います。その時に感想をお聞かせください」

とお願いして帰ります。

 

一週間後に再訪問し、使用の感想をしっかりメモを取って

「貴重なご意見をありがとうございました。これお礼です」

と、化粧品のサンプルなどをプレゼントして、

けっして営業はせずに帰りました。

 

「試供品を使って感想を聞かせてくれる方を紹介してください」

 

とお願いしているので、その約束は必ず守ります。

 

ただ、そんな中から

「この商品とても良かったわ。どうやったら買えるの?」と

聞いてくださる方がいて、その時だけは購入法を説明しました。

 

 

紹介営業に力を入れて3~4ヶ月後、ある日突然上司に

「あなた、ダントツに紹介数が多いけど、どうやってしているの?

やり方を他の社員にも教えてやってちょうだい」

と言われてびっくりしました。

 

私にしてみれば、飛込みセールスが苦手だから、

それをカバーするために苦肉の策でやり出したこと。

営業力のある先輩方に教えるなんてとんでもない!

 

と断りましたが受け入れてもらえません。

 

しかたなく、先輩社員50人ほどの前で緊張しながら

自分の紹介営業法をお話ししました。

 

加えて、

 

・お客様のプラスだけを考える
・けっして売りつけない
・約束したことは必ず守る

 

と自分がもっとも大切にしている考え方も話しました。

 

話し終わると、先輩たちが駆け寄ってきました。

 

「お客さまがお客さまなんて紹介してくれないと思っていたけど、

やり方しだいで紹介がいただけるものなのね」

「あなたの話は目からウロコだったわ」

「大切なことを忘れていたわ」

「私も明日からやってみるわ」

 

そう口々に言ってくれました。

 

『私のやり方が先輩たちにも通用するんだ』

 

驚くと同時に、

何をやっても人並み以下で自信がもてず、

コンプレックスの塊だった自分に「自信」がまた1つ

生まれた瞬間でした。

 


・・・・・・明日もまた読んでくださいね虹

 

 

 

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第11話 紹介営業を増やす方法を見つけた!

売れるようになってからも、飛込みセールスは
気の小さい私にはやっぱり辛く、できればしたくありません。

チャイムを押そうとするドアの向こうで、
病気の人が寝ているかもしれない・・・
その人を起こしてしまうかもしれない。
赤ちゃんがようやく寝ついたばかりのときだったらどうしよう・・・

そう考えてドキドキしてしまうのです。
もちろん、冷たく断られるのも怖い。
断られるのが当たり前の仕事と分かっていても、
傷つきます。

飛込みの回数を減らすにはどうすればいいのか。
もし、予約してから訪問できれば安心です。
飛込みをせずに新規顧客を開拓するにはどうしたらよいか。





私は、飛込み営業から、紹介営業に替えていこうと考えました。
既存のお客さまからお友達やご親戚を紹介していただくというやり方です。

先輩たちにはこう言われました。

「私たちはもう10年、20年やっているけど、そんなこと無理よ。
お客さまがお客さまを紹介してくれたりすることなんかないわよ。
そんなこと、考えても無駄よ」

しかし、自然な流れの中で私には、
お客さまがお客さまを紹介してくださることが増えていました。

それは、次の3つを守っていたからだと思います。

・お客様の役に立つことに徹する
・売上げのために売りつけることはしない
・約束したことは必ず守る


お客さまのためにならないことは絶対にやらないと決めていたので、
お客さまが安心してくださったのだと思います。




紹介営業というのは一般的に、一通り商談が終わり、
契約や支払いが済んだあとに居ずまいを正して、

「あの、どなたか商品に興味を持ちそうな
お知り合いの方をご紹介いただけないでしょうか?」

と、真剣な面持ちで切り出す。


これではお客さまには重過ぎてしまい、負担に感じて
しまうと思うのです。

お客さまは友人に迷惑をかけたくないという思いが働きます。
お金が絡むことですから、何かあったら友達との関係が
ギクシャクしてしまうかもしれない・・・
そう考えて、紹介するのをためらいます。

だから、
「う~~ん・・・考えておきます」
お客さまからはこんな言葉しか返ってこないことも
少なくありません。


お客さまに気軽にお友達を紹介していただくには
どんなお声がけをしたらいいだろう・・・

私は、お客様の気持ちを軽くするやり方を
工夫することにしました。


・・・・・・明日につづきます。また読んでくださいね虹



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売れなかった頃は、先輩のマネをしては撃沈・・・
そのたびに落ち込んでいました。

そもそも自分とはまったくタイプの違う
社交的な先輩のマネをしても無理なのです。





私は、先輩のマネをすっぱりとやめました。

内気でコミュニケーション下手、それならそれでいいじゃないの。
話すのが苦手なら、お客様にたくさん話をしてもらおう。
人見知りなんだから、道行く人に声かけをしなくていい。

私は私らしく個性を活かしてやる!
マネをしない代わりに、自分なりの工夫をしていこう。

そう考えたら肩の力が抜けました。


笑顔が大事、表情が固いとダメ、
声の出し方は優しくにこやかに、
説明するときは間を空けて。

さっきはうまくいった。なんでうまくいったのかな。
そうか、あのときに、ああ言ったからだ。
次も同じようにやってみよう。

などと売れる方法を工夫していきました。




インターホン越しの言い方にも注意を払いました。
明るくはっきりと大き目な声で発声します。

そして、「もしよかったら・・・」
という控えめにお願いするのではなく、

「これを試されないと損ですよ」
というくらいやや強気な感じで、当然試すものだと信じきって、
インターホンに向かって話すのです。
自分の売る商品に自信がないような営業担当から、
ものを買おうとする人はいません。

すると、
「試すだけなら」とドアを開けてくれる方が増え、
開けてくれない方でも
「あ・・・、今のところ間に合ってますので・・・」
と強い拒絶ではなくなりました。

商品に興味を持ってくださったお客さまには、
その方が欲しいもの、
値段の高い安いではなくその方にプラスになると
思うモノだけをおすすめしました。

自分からは「買ってください」とは言わず、
相手の方から「ほしい」と言われたときだけ買っていただきました。


そうしていくうちに、私は思いがけない新たな営業法を
見つけることになります。


・・・・明日もまた読んでくださいね虹



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-売ろうとせずに、お客様の役立つことだけに集中する-

‟こころの営業”をスタートして、1か月ほどが過ぎた頃。
月に1度の出社日に配布された営業成績表を見ました。

私の名前がありません。

これまでは一番下に名前がありました。
37名中37位。
悲しいことに最下位ですから直ぐに見つかる。




『あれ?私の名前がない。どうしたんだろう・・・』

訝しがりながら下から順に見上げていくと、
何と3位のところに自分の名前があります。

びっくりしました。
一瞬何が起こったのか分からないほど。
そして遅れて喜びが沸き上がってきました。


『営業にまったく不向きな自分でも、
お客様の役に立つことだけに集中すれば、
一番苦手な営業という仕事でも結果が出せるんだ。
このやり方をずっと続けていけるんだ。』



お客様の役に立つことだけでも嬉しいけれど、
売上成績が出せれば、誰にも何も言われずに自分のやり方で
営業を続けていくことができる。
売上が上がれば上司も喜んでくれる。
採用してくれた会社にも貢献できる。

『私の営業法はこれでいいんだ!』

そう思うことができてとても嬉しかった。





この時はまだ、‟こころの営業“は自分だけに向いた
営業法だと思っていました。

『私は内気でコミュニケーション下手。
営業力がないから他の人のような営業はできない。
だから、この営業法しかないんだ』


‟こころの営業法“が、
業種業態に関わらず、誰にでも共通する
セールスの基本であることが分かるのは、
先のことです。

それでも、11歳と5歳の子どもを抱えての生活を、
これで続けていくことができると思えて
心から安堵しました。



・・・・・・・・昨日、さらに売れる工夫を書くと約束したのに、
書けずに終わっちゃいました。ごめんなさい。
明日は必ず書きます。
だから、また読んでくださいね虹



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