38歳で離婚して、二人の娘を養うために飛込みセールスになって2年後
私は40歳の誕生日を迎えました。
『今日から40歳。人生80年としたら、今日が折り返し地点だな。
もしかしたら残りの人生の方が短いかもしれない。
だったら私、本当に好きなことを仕事にしたい。
天職と思える仕事に出会いたい』
突然、熱い思いが湧き上がりました。
その頃の私は、主婦時代には縁のなかったタイプの友達が
増えていました。
ミュージシャン、カメラマン、デザイナー、占い師、経営者・・・
彼らはみんな、仕事を楽しんでいました。
お金があってもなくても活き活きと輝いて見えました。
「天職」に就いているようで羨ましかった。
『私も天職に出会いたい。
私の天職ってなんだろう・・・
天職ってどうやって見つけるんだろう・・・・』
「天職の見つけ方」なんてこれまで話題にしたこともないし、
教えてくれる人もいませんでした。
『自分の天職が何かは分からないけれど、
好きだと思うことを仕事にしていけば、
天職に辿り着けるかもしれない。
私の一番好きなことは、何だろう。えっと・・・』
そこで思い出したのが、「住宅」のこと。
特に夢中になることもなく無趣味な私でしたが、
ただ、子供の頃から「住宅」に関することにとても興味がありました。
住宅の広告や、住宅に関するテレビや雑誌を見るのが好きでした。
家が貧しかったので、素敵な住宅の写真を見ては、現実逃避して
いたのです。子供の頃から大変な夢想家でした。
専業主婦時代にハマっていたのは欧米のインテリア雑誌。
それはそれは素敵な、夢のような家がたくさん載っています。
そんな素敵な住宅に自分が住んでいることを想像して、
夢心地になって、時間を忘れてしまうほどでした。
『そうだ、インテリアに関する仕事に就いてみよう。
インテリアの仕事ってどんな仕事があるか分からない、
食べていかれるかも分からない。
だけど、好きなことを仕事にしていけば、きっと道が開かれる。
きっと天職に辿り着ける!』
人生の節目節目に湧き上がる根拠のない自信が、
この時も湧き上がってきました。
飛込みセールスという、自分がもっとも苦手な仕事も克服できた。
だから、今度も絶対になんとかなる!
そう思えました。
決めると直ぐに実行したくなる私は、
翌週に化粧品会社に辞表を出しました。
そして、まったく経験のないインテリアの仕事につくために
「インテリアコーディネーター」の専門学校に通うと決めました。
周りは大反対でした。

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